トレイルランニングや登山用にソフトフラスクの購入を検討している方も多いと思います。しかし、いざ買おうとした時、種類が多すぎて「一体どれをを選べばいいの」と疑問をもたれることもあるかと。
サイズや形状、価格など、各メーカーから色々なものが発売されていますからね。そこで今回は、トレイルランニングや登山に最適なサイズと、価格帯、おすすめのソフトフラスクを350mlと500mlで五つ紹介しますので、この記事を読んでいただければ、選んでいただくべきソフトフラスクがきっと見つかるかと思います。
最後に、「100均で手に入るものでソフトフラスクの代用は可能か?」という番外編もやってみましたので、「なんとか安く済ませる手は無いものか」と考えている私と同じ様な人も最後までご覧ください。
ソフトフラスクの最適なサイズと使い方
ソフトフラスクを使用するシチュエーションとして、一般的にトレイルランニングと登山が挙げられます。まず、それぞれで最適だと思うサイズと使い方を簡単に解説します。
トレイルランニングで最適なサイズと使い方
トレイルランニングでは、ソフトフラスクをザックのチェストポケットに装備して走りながら使用することがほとんどです。
ソフトフラスクのサイズは150ml〜600mlぐらいまでありますが、トレイルランニングで使用する場合は350ml〜500mlのサイズがいいでしょう。
500mlを超えると、重いし嵩張ってバランスも悪くなってしまうので”走る”というシチュエーションには不向きです。
350mlと500mlはどちらがおすすめかは一概にはいえませんが、小さいほうが軽くて走りやすいけど当然持ち運べる水分は少なくなります。季節や距離に応じて選ぶべきですが、汎用性が高いのは500mlでしょう。
登山で最適なサイズと使い方
登山に使用する場合は、トレイルランニングの場合ほどサイズに留意する必要はありません。登山の場合は、使用するザックのサイズも大きいですし、何より走りながら使用することはないからです。少しばかり嵩張るサイズでも問題はありません。
ただ、登山の場合はザックのメインの荷室にリッター単位で予備の水を担いでいることが多いので、ソフトフラスクはザックの外ポケットに入れて歩行中の補給に使うことがメインになるかとおもいます。したがって、登山の場合でも350ml〜500mlの容量があれば十分でしょう。
ソフトフラスクの価格帯の選び方
出典:salomon
ソフトフラスクをネットで検索してみると下は500円代から上は6000円オーバーまで様々な価格帯のものがヒットします。
初めてソフトフラスクを購入する人には適正価格がわかりにくい。
安いに越したことはないけれど、「安すぎてはすぐ壊れるのでは?」「やっぱり一番高いの買っとくのがいいのかな?」
などなど疑問が湧いてくると思いますが、初めて購入する場合は2000円〜3000円の定価のフラスクを購入するのが無難です。
この価格帯の商品は、各メーカーのスタンダードモデルが多くラインナップされていて種類も充実しています。プロトレイルランナー達もこの辺りの価格帯のフラスクを使用していることが多いですね。
私の周りのかなりやり込んでいる人たちも、この辺りの価格帯を使用しています。ですので、この価格帯のフラスクから選んでいただければあまり失敗はしないかと思います。
6000円を超えるようなモデルは、サロモンのバクテリア除去機能付きモデルのように付加価値のついたものになります。最初はそこまでは必要ないでしょう。
1000円を切るような格安モデルも検索すればでてきますが、最初は購入しないほうがいいでしょう。私は使用したことがありませんが、水漏れしたり、本体が敗れやすかったりするみたいです 。ソフトフラスクに慣れてきたら、安いなりのリスクを納得して利用してみるのもいいかもしれません。
ソフトフラスク(350ml)のおすすめ
350mlは最近は各メーカーからあまりラインナップされていないようです。そんな中から紹介するのはハイドラパックの350ml。
Hydrapak(ハイドラパック) ソフトフラスク350ml
このフラスクの特徴はフィンガーストラップが付いていること。これによって、ザックからフラスクを取り出すのが容易です。また、底の部分のみ少し硬い素材となっているため、フラスクの中身が少ない場合でもザックに収納しやすくなっています。
ソフトフラスク(500ml)のおすすめ4選
500mlはソフトフラスクのスタンダードサイズと言えるでしょう。そのため各メーカーから豊富なラインナップが展開されています。その中からおすすめを4つ選んでみました。
SALOMON(サロモン)ソフトフラスク
まずは定番のサロモンのソフトフラスク。サロモンのものは形状が細身でどのザックのチェストポケットにもすんなりおさまり、視認性もよく水分の残量も一目でわかります。最も汎用性の高いモデルなので、持っておいて損はないフラスクのひとつです。
THE NORTH FACE(ノースフェイス)ランニングソフトボトル500
ザ・ノースフェイスのソフトフラスク。ザックに収納しやすいようにちょっと平べったい感じの薄型の作り。自立しやすいように底面がフラットになっているのが特徴。この自立する特徴はリザーブの水筒などから水を補給する際、地面に置いても比較的安定しやすいので重宝します。
ネイサン(Nathan) ハイドレーションパック
ネイサンのソフトフラスク。容量は少々オーバー532mlですが500mlのカテゴリーとして取り上げました。このフラスクの特徴は、スパインとよばれるフレームのようなものが内側に取り付けてあり、中身が減ってもフラスクの形が崩れにくくなっています。したがって、ザックのポケットへの出し入れが中身が少ない状態でもスムーズに行えます。
SALOMON(サロモン)ソフトフラスク
最後は再びサロモンから。こちらのモデルは、水分中のバクテリアを99%除去できるフィルターを搭載した優れもの。トレイルランニングのトレーニングでは山中での水の確保が非常に重要です。
山の中には沢や湧水があるところも多いですが、そのまま飲んでしまうと危険な場合もあります。このフラスクであれば、そんな心配もなく山中の自然水を補給に使用できます。トレイルランニングの補給の理想形ですが、値段は少々高め。
ソフトフラスクは100均で代用は可能か?
前述したように、使用に耐えるソフトフラスクの価格帯は2000円~3000円くらいで、私も含めて一般庶民には決して安くはない金額。なんとか安く代用できる手は無いものか・・。
私を含め多くの人が一度は考えたことがあるかもしれません。節約代用品といえば100均。そこで今回は「100均の商品でソフトフラスクの代用は可能かどうか」検証してみました。
近所のダイソーにでかけてみて色々物色。画像のドレッシングボトルを購入してみました。
容量は340ml。
ザックのチェストポケットに装備してみました。納まりは悪くありません。
キャップをきちんを閉めていれば、水漏れも心配なさそう。
給水はキャップを外さなければなりませんが、ザックに装備したままでもなんとか可能です。しかしキャップを締め直さないとならないのはかなり面倒。で走りながら行うと多少中身がこぼれそうですしね。
あとキャップを落とさないように気をつけないといけません。キャップがなくなると中身がこぼれ放題です。
装備した際の体への当たりはソフトフラスクより少々固め。長時間の走行だと途中で気になり出すかもしれません。短い時間なら問題なし。
弱点はソフトフラスクほど当然頑丈ではありませんから、転倒などで衝撃を直にうけたら壊れる確率が高いと思われます(実際転倒してみてはないですが)。
以上100均のドレッシングボトルでソフトフラスクの代用が可能かと試してみましたが、結論としては、「できないこともない」というところです。
ただ、当然ソフトフラスクに比べ格段に扱いにくいですし、何より見た目があんまりカッコよくない・・。
あくまで遊びでやってみるのはいいでしょうが、やはりきちんとしたソフトフラスクを購入することをおすすめします。そのほうがモチベーションが上がりますので。
トレランや登山用ソフトフラスクおすすめのまとめ
トレイルランニングや登山用にソフトフラスクの購入を検討している方向けに、解説をしてみました。
この記事が数多くのソフトフラスクの中から、どれを購入しようかと迷われている方の選択の一助になれば幸いです。