コロンビアモントレイル史上最軽量シューズ『モントレイルF.K.Tライト』は革新的シューズなのか?実際に山を50㎞歩いて分かったこと全部伝えます。
山を走る爽快感と自然との一体感を楽しめるスポーツとして、巷で人気になっているトレイルランニング(以後トレラン)。
1982年にアメリカ・シアトルで生まれたブランド「モントレイル」はそんなトレランの世界を牽引するシューズブランドです。
今回はモントレイルの2020春夏の新商品、「モントレイルF.K.Tライト」についてレビューしていきます!
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」の基本情報

名称 | モントレイルF.K.Tライト |
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ブランド | コロンビア モントレイル |
サイズ展開/メンズ | 25~29,30cm(29.5cmなし) |
サイズ展開/レディース | 22.5~26cm |
重さ(目安)/メンズ | 234g |
重さ(目安)/レディース | 184g |
アウトドアショップで「モントレイルF.K.Tライト」を購入しました。価格は14850円(税込)でした。
トレランシューズは、スポーツブランドのランニングシューズに比べるとかなりお高め。
「F.K.T」とは?
ちなみに名前にある「F.K.T」は「Fastest・Known・Time (ファステスト・ノウン・タイム)」の略称で、速さを求めるトレランスタイルのことです。
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」のデザインや特徴
「モントレイルF.K.Tライト」のデザインや特徴を見ていきましょう。
カラー


今回購入した色はブラック。
カラーは、メンズがブラックとリーフグリーン(紺とグレーのアッパーに黄色のアウトソール)。
レディースがホワイトとブラックのそれぞれ2色展開のようです。
軽量で高いフィット感

シューズに足を通して、まず最初に思ったことが「軽いっ!」ということ
300gで軽いと言われるトレランシューズの世界で234gはやはり凄いです。
そしてもう一つ気になったのが、内側にソックスのような布(パワーメッシュ)が付いていること
この構造によって、シューズ内での足のブレが抑えられ、高いフィット感を生み出してくれます。
高いグリップ力のアウトソール

アウトソールも見てビックリ!
こんなに凹凸無くて、グリップが効くのか不安になるほどシンプル。
新開発のラバーソールが濡れた岩場や砂利道でも高いグリップ力を発揮するようになっています。
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」のサイズ感

私が普段履いている靴の大きさは25㎝。
登山靴はいつも25.5cmか26cmを選んでいます。
そんな私は今回25cmがぴったりでした。
ただし、このシューズは内側がソックス形状で細くなっているので、足幅がある人は、+0.5~1cmの間で選ぶと良いと思います。
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」3つの満足ポイント
ここからは、実用性に関して、実際の山で50㎞以上歩いてみて分かったことをレビューしていきます。
①足さばきが軽い
最近のシューズのトレンドとしては、厚底のクッションを効かせたタイプが主流ですが、
F.K.Tライトは他のトレランシューズに比べて、フォルムが細く、靴底が薄くなっています。
靴底が薄いと、走っていて足裏が痛いんじゃないかと心配していましたが、ミッドソールが地面の衝撃を吸収してくれているのか、着地が痛いという感覚はなかったです。
F.K.TライトのミッドソールにはA.T.R(Adaptive Terrain Response)というシステムが使われているようです。
A.T.Rの特徴として
- 硬さの異なる2種類のミッドソールが重なる構造
- 上層のミッドソールは軽量かつ硬い
- 仮想のミッドソールは柔らかく高反発
このミッドソールが地面の凹凸に合わせて変形し、かつ地面の衝撃をしっかりと吸収してくれるようです!
地面の感触は厚底のシューズより確実に感じることができるので、細かい足さばきが必要な下りは、快適に走ることが出来ました。
②足が蒸れにくく速乾性がある

F.K.Tライトのアッパー(表面)には摩擦に強いジャカード材を使用し、薄くても破れにくい仕様になっています。

〇で囲んだ部分は、目の細かいメッシュになっていて、走っているとどんどん蒸れが出ていく感覚がありました!
防水仕様にはなっていませんが、少し水たまりに入って中が濡れてしまった時も、比較的早く乾いた印象です。
③使用後の手入れが簡単
山で使用した後のアウトソール(靴裏)はこんな感じ

溝が浅い分、土が全然こびりついておらず掃除がすごい楽!
ウェットコンディションに強いラバーソールになっているおかげで泥はけが良いです。
登山靴を履く人は、使用後に溝に詰まった石やら土を落とす作業がどれだけ大変かわかるはず
これは地味に感動しました。
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」2つの残念なポイント
①白のミッドソールが汚くなる

普通のスニーカーでもそうですが、白はやはり汚れますね。
こすり洗いである程度は落とせますが、気になる方は違うカラーを買うことをお勧めします
私は汚れも勲章の一つだと思うので、気にせず使ってます。
②長時間歩くと足裏が疲れる
ミッドソールが地面の衝撃を吸収してくれますが、長時間歩く(走る)となると話は変わってくるかもしれません
F.K.Tライトを履いて、5時間以上歩いた日がありましたが、アウトソールが薄くて柔らかい分、歩いている際に足裏が少し疲れました。

インソールもこの薄さ
軽量化故のものだと思いますが。足裏が普段疲れやすいという方は別のインソールを入れてカスタマイズするのもありです。
私も、最近は別で購入した少し厚みのあるインソールをF.K.Tライトへ入れています。
これだけで疲れず、より快適に歩けるようになりました。
コロンビア「モントレイルF.K.Tライト」のまとめ
「モントレイルF.K.Tライト」のレビューをまとめると
- 驚きの軽さ
- 蒸れしらずの通気性
- 汚れが目立ちやすい
- 長時間のトレラン・登山には不向き
F.K.Tライトの一番の強みはやはり軽さだなと思います。
トレランのレースでタイムを狙うスピード志向の熟練者にはもちろん、一度履いて頂きたいですが、履いた時の感覚はどちらかというとランニングシューズに近いので、普段ロードランニングをやっていて、これからトレランを始めるというランナーにもオススメできる一足です。
このレビューが参考になれば幸いです。



