薪・燃料・着火剤

アルコールストーブ用おすすめの燃料と持ち運びに便利なボトルも紹介!

今回はアルコールストーブにおすすめの燃料と燃料の持ち運びに便利なボトルを紹介します!

アルコールストーブはアルコールバーナーとも呼ばれ、燃料にエタノールなどのアルコールを使用するコンパクトな加熱道具です。液体燃料なので使う分だけボトルに入れ替えて持ち運びする事ができ、荷物を軽量化することもできます。

アルコールストーブの使い方を簡単に説明

アルコールストーブの使い方

アルコールストーブは構造が非常にシンプルにできているため、滅多に故障やトラブルがおきないというメリットがあります。

使い方を簡単に説明すると、アルコール燃料を必要量入れて火をつけるだけです。アルコールの量によって燃焼時間を調整します。簡単に火はつけられるので、アウトドア慣れしていなくても誰でも使うことができます。ただ、火力調整は基本することができないので、調理をする場合などは慣れていないと難しいです。

燃料の継ぎ足しは危険

アルコールストーブを使用中、燃料が少なくなり燃料を継ぎ足す行為は非常に危険です。アルコール燃料は引火しやすいので、注いでるアルコールに引火して容器ごと爆発します。非常に危険なので継ぎ足し場合は、必ず火を消してからにしましょう。

メーカー別のアルコール燃料の量と燃焼時間

アルコール燃料の量と燃焼時間

アルコールストーブは基本的にアルコール燃料の量で燃焼時間を調節しますが、燃焼時間は各メーカーによって違います。アルコールストーブの購入時や使用前に、燃焼時間を確認しておくと、実際に使う時に必要な燃料量の目安がわかりやすいです。

主なメーカーのアルコールストーブの燃料の燃焼時間をまとめてみました。(気温や高度によりアルコールストーブの燃料消費量は異なりますので、あくまでも公式発表の数値は参考程度がいいです。)

メーカー 燃料と燃焼時間
trangia(トランギア) 70mlのアルコール燃料で約25分間燃焼
EVERNEW(エバニュー) 30mlのアルコール燃料で約5分間燃焼
VARGO(バーゴ) 44mlのアルコール燃料で約20分燃焼

詳しいアルコールストーブの燃焼時間や火力の比較をしてますので、気になる方はこちらの記事。

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アルコールストーブの燃料はどこで買える?選び方は?

アルコールストーブの燃料はどこで買える?

アルコールストーブの燃料を買うのにネット以外でどこで買えばいいか?答えは近くの薬局でも売っています。
薬局で買えるアルコールには燃料用・消毒用・無水と3種類あるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

薬局で売ってる燃料用アルコール

主に燃料用という記載があるアルコールであれば問題なく使えます。燃料用アルコールの成分はメタノールとエタノールを配合したもので、値段も安く手に入る燃料ですがメタノールは毒性が強いため、誤飲などの取り扱いには注意が必要です。

消毒用アルコールは燃料で使える?

消毒用アルコールは主成分がエタノールで、通常時の手指の消毒や緊急時のケガの消毒として使用することができます。消毒用アルコールはアルコールストーブの燃料としても使うことができますが、燃料用アルコールに比べると燃焼効率が悪く多少値段が高くなります。

無水アルコールは燃料で使える?

無水アルコールをアルコールストーブで使用すると、不完全燃焼ですすがでて真っ黒になってしまうので、燃料としての利用はおすすめしません。

ネットで買えるアルコールストーブにおすすめの燃料

ネットで買えるアルコールストーブにおすすめの燃料

ネットで買えるアルコールストーブにおすすめの燃料アルコールを紹介します。

ケンエー 燃料用アルコール

容量 500ml
成分 メタノール:76.6%
エタノール:21.4%
イソプロパノール:0.3%

一般的によく使用されているのがケンエー燃料用アルコールです。薬局などでも安価で手に入りやすく、ススも出ることなく安定した火力でおすすめです。

大洋製薬 燃料用アルコール

容量 500ml
成分 メタノール:95%
エタノール:5%

ケンエーの燃料用アルコールより若干火力は劣るという情報もありますがほとんど大差ありません。キャップがワンタッチで開けるようになっていますが、液漏れ等は不安な部分もあるので、燃料用ボトルに入れ替えて携帯することをおすすめします。

トーヤク アルコK2

容量 500ml
成分 メタノール:95%
エタノール:5%

コーヒー沸しやアルコールランプ用の燃料ですが、アルコールストーブでももちろん使用できます。無臭性の燃料で安価で手に入りお得です。キャップ部分には注ぎ口がついていて便利です。

また、液体漏れ防止に中栓もついているので安心して持ち運びできるため、このまま持参しても大丈夫です。ただ、中栓の取り外しが面倒な場合は、燃料用ボトルに入れ替えると良いと思います。

アルコール燃料ボトルを比較レビュー

アルコール燃料ボトルを比較

人気アルコール燃料の持ち運び容器4種の使い勝手を比較してみました。

LINDEN(リンデン)パウチ容器

持ち運びに便利なアルコール燃料ボトル

パウチ容器なので若干入れにくさを感じますが、厚みもあり丈夫で破れる心配もなく空になった容器は小さく丸めて収納できるので軽くてかさばらないという利点があります。100ccの容量も炊飯1回分とコーヒー1~2杯分なので、ガスバーナーや焚き火料理と併用する方におすすめの容器です。

nalgene(ナルゲン)広口丸形ボトル60ml

持ち運びに便利なアルコール燃料ボトル

60mlのナルゲンボトルはトランギアのメスティン本体にぴったり収まるサイズで、アルコールストーブとメスティンをお持ちの方は、一合の炊飯で使用するアルコール燃料は約60ml(気温によって異なります)なので60mlサイズが使いやすくおすすめです。

VARGO(バーゴ)アルコールフューエルボトル

VARGO(バーゴ)アルコールフューエルボトル

目盛りがmlではなくozで表記されてますが、1ozが約30ml程度なので炊飯時やお湯を沸かすときの目安としても便利です。

VARGO(バーゴ)アルコールフューエルボトル

キャップを開ける手間もなく簡単にアルコールを注げるメリットがあります。

VARGO(バーゴ)アルコールフューエルボトル

注ぎ口が簡易的な作りなのでキャップや注ぎ口部分からの漏れが生じる場合がありますので、収納時には立てて収納するなどの工夫が必要です。

trangia(トランギア)フューエルボトル300ml

trangia(トランギア)フューエルボトル300ml

多人数での使用や縦走で何泊もされる方はもう少し容量が必要ですが、ソロキャンプで使用されるなら300mlで十分です。
使い勝手は300mlと大容量で容器が嵩張る事や注ぐまでの手間がデメリットではありますが、一番アルコールを注ぎやすいです。

trangia(トランギア)フューエルボトルの使い方

ヘッド部分は、ペットボトルのフタのようなボタンがあり、ヘッドを緩めるとボタンを押せるようになります。

trangia(トランギア)フューエルボトルの使い方

押したまま傾けると燃料が注げるしくみになっています。使い終わった後は、ヘッドを閉めなおしておけば燃料がこぼれる心配もありません。

ヘッド部分を取り外すわけではないので、普通のペットボトルのようにキャップをなくしたとか、キャップが汚れて燃料に不純物が混じってしまったなどのようなトラブルもおきないという点でも、おすすめできる持ち運び用の燃料ボトルです。

また、注ぐときも市販のアルコール燃料の容器だと一気に飛び出してくることもあり不便ですが、trangia(トランギア)フューエルボトルは注ぎ口が細くなっているため、周囲にこぼれる心配もなく使いやすいです。

アルコールストーブ燃料の持ち運びに便利なおすすめの燃料ボトル

アルコールストーブ燃料の持ち運びに便利なおすすめの燃料ボトル

市販のアルコール燃料をそのまま持っていくことも出来ますが、注ぎにくく使い勝手が悪いです。持ち運びに便利で注ぎやすいおすすめの燃料ボトルを紹介します。

trangia(トランギア)マルチフューエルボトル

Sサイズ 容量300ml 重さ95g
Mサイズ 容量460ml 重さ115g
Lサイズ 容量930ml 重さ160g

トランギアのアルコール燃料用ボトルで、容量は3種類あります。
ボトルの色は赤とオリーブの2色あります。アルコール燃料用のボトルにしては少々お値段高いのでは?という意見も多いようですが、頻繁に使う方や持ち運びのしやすさを優先させたい方にとっては良い燃料ボトルだと思います。

OPTIMUS(オプティマス)フューエルボトル

Sサイズ 容量300ml 重さ120g
Mサイズ 容量530ml 重さ155g
Lサイズ 容量890ml 重さ235g
XLサイズ 容量1300ml 重さ300g

スウェーデンのストーブメーカー、オプティマスのフューエルボトルです。種類はS~XLまで全部で4種類あります。

アルミ製の燃料ボトルです。特徴としては子どもにも安心なチャイルドセーフキャップが使用されている点です。押して回さないとフタが開かない仕組みになっています。

オプティマスのフューエルボトルはアルコール燃料だけではなく、灯油やガソリンにも使用できる持ち運びに便利な燃料ボトルです。

VARGO(バーゴ)アルコールフューエルボトル

サイズ 5.1×16.5cm
容量 240ml
重さ 29g

ヒロシさんも愛用のVARGOのアルコール燃料専用のフューエルボトル。キャップの一部を持ち上げることによりそのまま注ぎ口になり、アルコールストーブに燃料を注ぐことができる軽量フューエルボトル。

LINDEN(リンデン)パウチ容器

キャップ口径 1.6cm
サイズ 横10cm×高さ14.5cm
容量 100ml

ボトルではありませんがアルコール燃料に対応したパウチです。アルコール燃料以外にも3つセットになっているので、オイルランタンの燃料の持ち運びや、サラダ油やドレッシングなどの液体用にも使えるので、ファミリーキャンプでもあると便利な容器です。

nalgene(ナルゲン)広口丸形ボトル

30ml 直径3.5cm×高さ6.5cm
60ml 直径4cm×高さ8.5cm
125ml 直径5cm×高さ10cm
250ml 直径6.2cm×高さ13.5cm

飲み口が広いボトルで燃料が入れやすいです。4サイズあります。

完全液漏れ防止キャップシステムでしっかりと密封されており、液漏れの心配がありません。高密度ポリエチレン素材のプラスチックボトルで、耐水性・耐薬品性に優れている高品質なボトルです。液漏れなし、軽くて丈夫という利点から幅広い分野で愛用されている持ち運びに便利な燃料ボトルです。

アルコール燃料の代用で灯油は使える?

アルコール燃料の代用で灯油は使える?

「アルコール燃料の代わりに灯油ってどうなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。灯油ならいつでも家にあるという方も多いでしょう。ですが、アルコールストーブの燃料として使用することはやめましょう。

理由は、燃焼するための引火点や酸素量が違うため、灯油だとバーナーなどを使用しないとまず火がつきません。仮にバーナーを使用し火がついたとしても、不完全燃焼で、アルコールストーブがススだらけになってしまいますので、代用で灯油を使用することはできません。

アルコールストーブに残った燃料の処理方法

基本的には燃料を残さないよう、必要量を把握し使用する分だけ入れて使う事をおすすめします。燃料が残ってしまった場合は、全て燃焼させるか完全に冷ましてから蓋ができるアルコールストーブなら蓋をして、蓋がない場合は燃料ボトルに戻して持ち帰りましょう。

アルコールストーブの燃料はボトルで持ち運ぼう!

アルコールストーブの燃料はボトルで持ち運ぼう!

アルコールストーブ用におすすめの燃料と、持ち運びに便利で使い勝手もよい燃料ボトルをご紹介しました。

アルコール燃料は成分的にどれもほとんど変わりないです。燃料用ボトルに詰め替えるのであれば、使い勝手を気にせずコスト面から選ぶ事ができますし、そのまま使いたいという方は注ぎやすいかどうかという使い勝手の面から選ぶと良いかと思います。

最近では100均グッズでもアルコール液対応と記載されたボトルが販売されているので、そういったものを活用するのも良いかもしれませんね。

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