着火剤はキャンプの火起こしやBBQの炭起こしを簡単にしてくれる便利なアイテムです。ですがこの着火剤の選び方、「火がつけばいい」だけではなく、形状や素材、燃焼時間などによっても使い勝手が大きく変わってきます。
今回はおすすめの着火剤を比較紹介するだけでなく、選び方のポイントや火おこしのコツも紹介します!この記事が読み終わった時にはきっと、自分にとって最適な着火剤が選べるようになっていますよ。
おすすめの着火剤
それではさっそく、ここからは火おこしにおすすめの着火剤をご紹介します。
UCO(ユーコ)ストームプルーフ スィートファイヤーストライカブル ファイヤースターター
サイズ | 幅11.5 ×奥行き6.5×高さ3cm(パッケージ) |
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内容量 | 20本 |
燃焼時間 | 約7分 |
素材 | バガス |
バガスと呼ばれるサトウキビの搾りカスから作られたエコナ着火剤です。1つ1つがとても小さいので一見頼りなく感じてしまいますが、風や水濡れに強いので天候の悪い日でも活躍する優れものです。つけ方はマッチのように擦るだけ、火力も強くしっかり着火してくれますよ。
Weber(ウェーバー)点火キューブ
サイズ | – |
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内容量 | 48個 |
燃焼時間 | – |
素材 | ヨーロッパ産おがくず |
1度のバーベキューに2個入れれば20分ほどで着火してくれます。48個入りなので1つ購入すれば24回使うことができますね。化学成分を一切使用していないので嫌な臭いや変な煙が立たず、お子さまと一緒のキャンプでも安全です。
LOGOS(ロゴス) 防水ファイアーライター
サイズ | 幅4 ×奥行き2.5×高さ2.5cm(1個当たり) |
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内容量 | 21個 |
燃焼時間 | 約13~17分 |
素材 | n-アルカン |
ロゴスの着火剤は水に濡れていても一発着火が可能で、着火した後は水がかかっても消えない完全防水仕様になっています。そのため、長期保管してもしけないと評判です。燃焼時間が約13~17分と長く、1kgの木炭に1~2個入れるとしっかり着火しますよ。
SOLSTICKAN(ソルスティックカン)FIRE LIGHTERS
サイズ | 幅6.7 ×奥行き3×高さ12cm(パッケージ) |
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内容量 | 20個 |
燃焼時間 | 約8~12分 |
素材 | 圧縮木材繊維、植物性ワックス |
箱の中にはマッチ上の着火剤が20本入っていて、必要な本数を折って使えます。マッチのように簡単に火がつけられますし、1本1本が小さいのに8~12分燃焼してくれるので徒歩キャンプなど荷物を最小限にしたい方にもおすすめです。TVでも紹介される話題の着火剤です。
文化たきつけ
サイズ | – |
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内容量 | 18個 |
燃焼時間 | – |
素材 | 木材繊維質・灯油 |
こちらは昔ながらの着火剤で、低価格で使い勝手がいいと人気です。1本1本が柔らかく、手で簡単に細かくできるため自由に量を調節することができます。灯油が染みこませてあるため着火スピードは速いですが、灯油独特の臭いがするため気になる方は調理中の焚き火での使用などは控えましょう。
Bush Craft(ブッシュクラフト) ファイヤーキャンディ
サイズ | 幅9.3 ×奥行き2.3×高さ10.2cm(パッケージ) |
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内容量 | 20個 |
燃焼時間 | 約10分 |
素材 | – |
4色の鮮やかなカラーがまるでキャンディのような、ポップで可愛らしい着火剤です。それぞれの色に香りが付いていて特にオレンジ色に付いた香りは虫除け効果がありますよ。中に芯があり、燃焼時間は約10分と着火剤としての役割も文句ありません。見た目と臭いでお子さまは誤飲する可能性があるので、保管や管理は大人がしてくださいね。
NITINEN(ニチネン) アウトドア着火剤 チャッカネン
サイズ | φ4.8×高さ21cm |
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内容量 | 約240g |
燃焼時間 | – |
素材 | メチルアルコール、増粘剤 |
着火剤は形や素材によってはカスが出たりべたついたりと持ち運びが大変ですが、ニチネンの着火剤はチューブ式で持ち運びがしやすいです。ジェルタイプなので薪や炭にしっかりついてくれ、効率よく着火させることができますよ。ジェルには程良く硬さがあるので出すぎてしまうこともありません。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) バーベキュー ファイアブロック
サイズ | 幅3 ×奥行き1×高さ4cm(1個当たり) |
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内容量 | 約360g(30個) |
燃焼時間 | 約10分 |
素材 | 圧縮木材繊維(ワックス含有) |
使う分だけ割って使えるので、無駄がありません。薄くて軽いので持ち運びもしやすく、普段は着火剤を使わないという方も備えとしてコンテナに忍ばせておくのもおすすめ。ワックスを含有した繊維を使っていますが臭いも少なく保管もしやすいです。amazonでは30片入りで300円以下とコスパが良いのも人気の理由です。
FIRE SIDE(ファイヤーサイド)ドラゴン着火剤
サイズ | – |
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内容量 | 約350g(24個) |
燃焼時間 | 約15分 |
素材 | パラフィン、他 |
薪ストーブで有名なファイアヤーサイドの着火剤は1個で約15分も燃焼してくれるので、火をつけて放置しておけば自然と着火させることができます。風が吹いているときでも使える、十分な火力がありますよ。化学的な臭いや煙も少なく、ファミリーキャンプでは安心して使うことができますね。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ファイアブリッツ チューブ携帯用燃料
サイズ | 幅7 ×奥行き5×高さ19cm |
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内容量 | 約240g(重量:約287g) |
燃焼時間 | – |
素材 | メタノール、エチレングリコール |
燃えカスの残らないジェルタイプの着火剤です。揮発性が高いので容器内には逆止弁が設けられ、揮発性混合ガスが容器内に溜まりにくく設計されている他、飛散防止剤を使用しているので着火剤が飛び散るリスクも低く、安全性が考えられていますよ。ですが、燃えているときにビニールが燃えるような特有の臭いがあるため、気になる方は注意しましょう。
着火剤の種類別のメリット・デメリット
着火剤には「固形タイプ」「ジェルタイプ」「マッチタイプ」の3つの種類があります。それぞれに特徴(デメリット・メリット)があるので1つずつ解説します。
固形型の特徴
着火剤で多いのがこの固形タイプです。固形といっても天然素材のものやオイルが染みこんでいるもの、固いものや柔らかくほぐせるものまでさまざまで、一番自分にとって使いやすいものが選べますよ。固形なので使う分だけ持って行くことができ、価格も安価なので初心者におすすめの着火剤です。。
扱いやすいですが素材によっては火付きが悪かったり燃えカスが多く出たり、煙や臭いが出るものもあるので注意が必要です。
ジェル型の特徴
ジェルタイプは基本的にチューブに入って売られています。固形タイプと比べて気化しやすい燃料なので火が付きやすいメリットがあります。絞り具合で量を簡単に調節できますし、固形タイプと違っておがくずやべたつき、臭いを気にしなくていいので持ち運びもしやすいです。
ジェルタイプは火がついていても見えにくく、引火性が強いので燃料の継ぎ足しは厳禁です。
マッチ型の特徴
見た目がマッチのような着火剤もあります。箱に入っていて箱の側面で擦ることで簡単に発火してくれ、そのまま炭や薪に投下するだけで着火剤として燃焼してくれます。ライターといった他の道具が不要なので徒歩キャンプなど、極限まで荷物を減らしたい方におすすめです。
1本がとても小さいため、固形タイプやジェルタイプと比較して燃焼時間が短いものが多いのがデメリットです。ソロキャンプで使う分には十分ですが、ファミリーキャンプやグループキャンプで使う炭や薪の量に着火しようとするとかなりの本数を消費する可能性があるので少々割高感がありますね。
おすすめの着火剤と100均着火剤を比較
着火剤の種類によるメリットデメリットを紹介しましたが、火おこしを行う際に燃焼時間と火力も重要です。キャンパーに人気の着火剤と手軽で便利な100均の着火剤も比較してみたので、選ぶ際の参考にして下さい。
- LOGOS(ロゴス) 防水ファイアーライター
- SOLSTICKAN(ソルスティックカン)FIRE LIGHTERS
- Weber(ウェーバー)点火キューブ
- 固形タイプ
- ジェルタイプ
- 木屑タイプ
火の付きやすさ
LOGOS | |
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FIRE LIGHTERS | |
Weber | |
固形タイプ | |
ジェルタイプ | |
木屑タイプ |
マッチ型の着火剤を除くと、LOGOSは火を近づけるだけで簡単に着火します。
火力を比較
LOGOS | |
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FIRE LIGHTERS | |
Weber | |
固形タイプ | |
ジェルタイプ | |
木屑タイプ |
100均の着火剤は風の影響を受けやすく、特にジェルタイプは消えてしまいました。
燃焼時間を比較
LOGOS | 10分30秒 |
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FIRE LIGHTERS | 6分15秒 |
Weber | 9分20秒 |
固形タイプ | 6分50秒 |
ジェルタイプ | 6分30秒 |
木屑タイプ(4個入り) | 3分50秒 |
それぞれの着火剤で良し悪しはありますが、燃焼時間が長く火力が高いLOGOS・Weberあたりの着火剤が安定して火おこしがしやすいです。
コスパ比較
商品名 | 価格 | 使用量 | 単価 | g単価 |
---|---|---|---|---|
LOGOS (21個入り) |
798円 | 15g | 38円 | 2.5円 |
FIRE LIGHTERS (20本入り) |
772円 | 6g | 38.6円 | 6.4円 |
Weber (48個入り) |
890円 | 12g | 18.5円 | 1.5円 |
100均固形 (24個入り) |
110円 | 8g | 4.6円 | 0.6円 |
100均ジェル (100g入り) |
110円 | 10g | 11円 | 1.1円 |
100均木屑 (4個入り) |
110円 | 8g | 27.5円 | 3.4円 |
ロゴスの着火剤の防水性能は?
実際にロゴスの着火剤を水につけて着火してますが、問題なく燃焼しています。
キャンプにつきものなのが突然の雨。防水性のない着火剤だと、濡れてしまえばただの荷物になってしまいます。防水性があれば天候に左右されることなく使うことができますね。また、防水性が高いと長期間保管した際にも、着火剤が湿気で燃えにくくなってしまうのを防いでくれます。
ただし、水につかってる部分は燃焼しないので、5分30秒程度と燃焼時間は短くなってします、雨に濡れたらキッチンペーパーで余分な水気は取り除いてから使用しましょう。
着火剤の使い方
着火剤を初めて使う方は、どういう手順でどのように使うのがいいか分かりませんよね。ここでは着火剤を使っての火起こしの手順とコツを簡単に紹介します。
着火剤を置く
炭の上に置くのではなく、一番最初に着火剤を置く。(ジェルタイプの着火剤の場合は2~3本の炭にかけて中心に配置する)
着火剤を中心に炭を煙突状に組む
炭を高く組むことで煙突効果で上昇気流が生まれ、より効率よく火が付きやすくなります。(炭の間に空間を開けておくと着火剤に着火しやすい)
着火したら15分程度放置
うちわで扇いだり、炭を移動させると、こもった熱が拡散されて温度が下がるので放置する。
炭が白くなったら広げる
炭を広げることで安定した火力でBBQを楽しめます。
着火剤の代用に牛乳パックや新聞紙は使える?
着火剤の代用に牛乳パックや新聞紙は使えるのか?実際に燃やしてみました。
牛乳パックは、表面にパラフィンワックスというコーティングが施されているので簡単に火が付き、新聞紙もあっという間に燃え広がるので、着火剤としては優秀ですが、風で飛びやすい灰が多く残ってしまうなどデメリットがあります。
煙が大量に出てしまう事もあり、キャンプ場や周囲で楽しく過ごしている方たちの迷惑になります。周りの方への配慮として着火剤を使用するようにしましょう。
着火剤+火起こし器があると簡単
ここまで火付けをサポートする着火剤について紹介してきましたが、風が吹いていたりなど、状況によっては着火剤を使っていても上手く火が付かないことがあります。そんな時は、火起こし器を使いましょう!着火剤と併せて使うとより簡単に、効率的に火を起こすことができますよ。
今回紹介したおすすめの着火剤一覧
ブランド名 | UCO | Weber | LOGOS | FIRE LIGHTERS |
富士屋 | Bush Craft | NITINEN | CAPTAIN STAG | FIRESIDE | CAPTAIN STAG |
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商品 | ||||||||||
内容量 | 8本入り | 48個入 | 21個入 | 20本入り | 18本入 | 100g | 240g | 30片入 | 24個入り | 240g |
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参考価格 | ¥1,980 | ¥890 | ¥798 | ¥772 | ¥520 | ¥1,078 | ¥464 | ¥622 | ¥855 | ¥1,066 |
※価格は参考価格です。
まとめ
着火剤を使ってスムーズに火起こしができれば、作業時間が短縮できて自然を堪能する時間も増えますし、バーベキューの準備にもすぐに取りかかれます。絶対に必要なものではありませんが、あるとキャンプ時間をより有意義に使うことができるのは間違いありません。
紹介してきたように同じ火付きを良くするための道具でも、商品によって様々な特徴があります。一番楽に、そして安全に使えそうなものを選んでみてくださいね。