ロープワーク

正しいもやい結び【図解】引き解け・覚え方【ボーラインノット】

もやい結び 結び方 図解

キャンプでテントやタープを設営する時、必要になってくるのがロープワーク。
しっかりとした結び方をしていないと、風で倒れたり、落下したりしてしまいます。
そこで今回は定番のロープワークの一つ「もやい結び」をご紹介します。

もやい結びの特徴!

サブポール タープ もやい結び
もやい結びの特徴は、自由な大きさで輪っかを作ることができて、その作った輪っかに強い力がかかっても、大きさが変わらないことです。
例えばテントやタープ、キャンプ道具等をロープと結ぶ時に、力がかかっても輪っかが閉まらないので、道具を傷めず安心して結ぶことができます。

強い力がかかった後でも簡単に解くことができる、アウトドアシーンでよく使う代表的なロープワークの一つです。

また、本格的な登山で慣れた人は片手で結んだりと活躍の場面は非常に多い結び方です。

もやい結びの意味

もやい結びですが、本来は船と係留杭をつなぐための結び方で「舫う(もやう)」が語源になっています。
船の重さにも耐えられる強い結び方から英語では「ボーラインノット」と呼ばれています。
そして、結びやすく、ほどきやすいことから「キング・オブ・ノット(結びの王様)」とも呼ばれています。

もやい結びのやり方を図解

もやい結びのやり方を図解で解説します。
もやい結びには手順(やり方)がいくつかあるようですがここでは一般的な2種類をご紹介いたします。
人によって覚え方が違うので覚えやすいやり方でやってみましょう。

ロープワーク全般の覚え方のポイントとして右手に先端・左手に元紐(利き手によっては逆でもOK)を決めておくと覚えやすいです。
ロープワークを始めるときの基本をご自身で決めておけば迷いにくくなります。

最初に輪っかを作るもやい結びのやり方

手順5ステップ

  1. 元側のロープに輪っかを作る
  2. 先端を元側のロープの輪に下から通す
  3. 先端側のロープを元側のロープの下を通す
  4. 先端側のロープを元側ロープの輪っかに通す
  5. 結び目を整えながら先端側ロープと元側ロープを引っ張る

もやい図解
輪っかは先端ロープがある方向に作り、ロープの元側が下に来るように輪を作る。
もやい結び図解2-2
下側を通すように注意する。
もやい結び図解2-3
元側のロープの下から通す。
もやい結び図解2-4
最初の輪っかに先端を通す。
もやい結び図解2-5

最初に輪っかを作らないやり方

もやい結び図解1-1
ロープの先端を元側の上にクロスします。
もやい結び図解1-2
元側のロープの下を通し輪っかを作ります。
ひと結びの状態となります。
もやい結び図解
先端側を手前に強く引っ張ると輪っかが元側への移ります。
少しコツがいります。わからない場合はこの後の動画で確認してみてください。
もやい結び図解1-4
先端を元側ロープの下に通します。
もやい結び図解1-5
先端を輪っかに通します。
もやい結び図解1-6
先端と元側のロープを互いに引っ張れば完成です。

もやい結び動画

もやい結びの解き方

もやい結び 引き解け
もやい結びは使用する場面によっては引き解け結びにしておくと解くのが早くて手間がかかりません。
引き解けにしないもやい結びの場合はきつく締めつけてしまうと解きにくい場合がありますので状況に応じて引き解けを使用すると良いと思いまいます。
ただ、引き解けはロープが緩んでほどける場合もありますのであくまでも仮止め程度にとどめておいて重要なシーンでは本来のもやい結びを使用しましょう。

もやい結びの引き解けの手順【図解】

もやい結びの引き解けの手順は最後の輪っかに通す手順までは通常のもやい結びと変わりません。
もやい結び 引き解け
最後に穴に通すときに先端ロープを2つに折って通すことで引き解けにします。
もやい結び 引き解け
引き解けの場合は結びを始める前に先端を少し長めにしておくことをお勧めします。

キャンプやブッシュクラフトで便利なもやい結び

もやい結び タープ
キャンプやブッシュクラフトの時にも、もやい結びは色々な場面で活躍します。
テントやタープを張る時に、素早く結ぶことができるので設営が簡単に。
使用後は簡単に解くこともできるので撤収が楽になります。
もやい結び ループ
どんなに強風で力が加わっても倒れにくく、作った輪の大きさが変わらないので、テントやタープのループを締め付けることがありません。
また大きな荷重にも耐えられる結び方なので、水の入ったバケツやランタン・食器等のキャンプ道具を吊るす時にも。
ハンモックを樹木に固定する時にも落下の心配がなく、安心して使える結び方です。
もやい結び ハトメ
タープでハトメがある場合は直接結んでも良いですが写真のようにもやい結びの輪っかを利用して木の枝などで止めた方がハトメへの偏った負担が少なくハトメ全体に力がかかることでハトメ自体や付近の生地の損傷をやわらげます。

キャンプでのもやい結び
キャンプではもやい結びの他にも覚えておくと便利なロープワークがあります!

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もやい結びの覚え方

もやい結びは船舶や山岳・消防・軍隊などでは基本的なロープワークとなりネットや動画・書籍等、多く紹介されています。
強固な結び目で使うシーンが多い反面覚えにくい結び目でもあります。

正しい結び方を覚えるのであれば船舶・山岳・消防などそれぞれの教本を参考に習うのが良いと思います。

キャンプなどの趣味で利用する場合には自身が覚えやすい覚え方で慣れていかれることをお勧めします。

まとめ

もやい結びはキャンプのロープワークの中でも使えるシーンが多くありますので少し難しい点もありますがチャレンジしていただければと思います。
最初は手や指の動きはぎこちなくなりますが慣れてくると手元を見なくても結べるようになりキャンプでも自然と使えるようになります。

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