キャンプやバーベキューをした後、火のついた炭の処理に困ったことはありませんか?「灰捨て場が近くにない」「火がなかなか消えなくて撤収できない」などの悩みには火消し壺が活躍しますよ!さらにこの火消し壺を使えば炭の再利用にも役立つんです。
今回はそんな便利な火消し壺を厳選して紹介します。そもそも使ったことがないという方も、この記事を読めば火消し壺の魅力に気付けるはず。身近な代用品として使用できる100均アイテムとも比較してますので、参考にしてくださいね。
おすすめの火消し壺
早速ですがおすすめの火消し壺を紹介します。購入しやすい手頃な価格のものから長く使えるこだわりの詰まったものまで人気の商品を厳選して紹介します。
UNIFLAME(ユニフレーム) 火消し壺
サイズ | φ18×高さ18cm |
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重量 | 約1.7kg |
容量 | – |
素材 | <本体・蓋・網>ステンレス鋼 <パッキン>シリコンゴム |
パッと見た目はこれまで紹介してきた火消し壺と似ていますが、作りの精巧さが違います。まずは蓋の密閉性、蓋の内側にはパッキンが付いていて外側からロックをすると灰も水もこぼれない構造となっています。-60℃~200℃まで耐えられる頑丈なステンレス製が使われているので長く安心して使えますよ。ザル付きで炭の出し入れもしやすいです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)大型火消し壺 火おこし器セット
サイズ | 幅21.5 ×奥行き20×高さ29cm |
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重量 | 約1.7kg |
容量 | – |
素材 | <火消しつぼ本体・ふた>アルスター鋼板 |
簡単に火が起こせる火起こし器と簡単に炭の後片付けができる火消し壺がセットになっているので、バーベキュー時のプチストレスから解放されますよ。火起こしの際には付属のスタンドを使えば地面にダメージを与える心配もありません。火起こし器と火消し壺を両方持って行くとなると大変ですが、こちらは火消し壺の中に火起こし器が収納できるのでコンパクトになり持ち運びも楽にできます。
GREEN LIFE(グリーンライフ)火おこし兼用火消つぼHOT-150
サイズ | φ15×高さ25cm |
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重量 | 約1kg |
容量 | – |
素材 | スチール |
スマートな見た目の火起こし兼用火消し壺です。火起こし時には煙突効果で効率よく火を起こせますし、後片付けの時には上下の蓋がしっかり密閉してくれるので簡単に火を消火できますよ。スチール製はステンレス製より耐久性の心配がありますが、使い続けていると多少の歪みは出るものの蓋はしっかりしまってくれますし、固定フックも付いているので安心です。
LOGOS(ロゴス) ポータブル火消し壷
サイズ | φ17×高さ21.8cm |
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重量 | 約1.5kg |
容量 | – |
素材 | アルミ |
ファミリーキャンプでも使える大きめの火消し壺です。蓋はロック式なので、運搬時に万が一倒れてしまっても中身がこぼれる心配がありません。ハンドル付きで持ち運びも楽にできますよ。アルミ製ですが熱々の炭を入れても変形することなく、頑丈に作られているので長く使い続けることができますよ。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)アルスター 火消しつぼM
サイズ | φ17.5×高さ16.5cm |
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重量 | 約640g |
容量 | – |
素材 | <本体・ふた>アルスター鋼板 |
クッカーのようなコンパクトな見た目で重量もわずか640gと軽量なのでソロキャンプにおすすめです。スタンドが付いているのでテーブルの上や地面の上にも安心しておくことができます。蓋はロックができるので中身が飛び出る心配をすることなく持ち帰ることができますし、次回使う時までに炭の粉などが漏れることなく保管できますよ。
BUNDOK(バンドック) チャコール缶 BD-440
サイズ | 幅25.5 ×奥行き18.5×高さ27cm |
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重量 | 約940g |
容量 | – |
素材 | 表面処理鋼板・フェノール樹脂 |
–
蓋に適度な余裕があるため、熱い炭を入れた後でも熱膨張で開け閉めできなくなる心配がありません。もちろん、炭はしっかり消火されますよ。大きさの割に重量が1kg切る軽さの薄い金属製でできているため、持ち運びには便利ですが炭を入れた直後は注意が必要です。底には2㎝ほどの突起がありますが、念のため可燃性のあるものを近くに置くのは避けましょう。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)火消しつぼUG-3245
サイズ | φ19×高さ24cm |
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重量 | 約1.5kg |
容量 | – |
素材 | <火消しつぼ本体・ふた>亜鉛めっき鋼板 |
火起こし、火消し、再利用時にも便利なセットです。火起こし器の下側面には着火口が付いているのでより効率よく火起こしができますし、火消し壺の蓋はロックをしてしっかり密閉してくれるので素早く消火してくれます。セットでamazonでは3,000円ちょっとと、手ごろな価格なのも魅力です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー 和膳亭MK-1474
サイズ | φ16×高さ13cm |
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重量 | 約1.0kg |
容量 | – |
素材 | 陶器 |
コンパクトなサイズ感でソロキャンプにぴったりです。陶器でできた趣のある和な見た目が特徴で、キャンプサイトに置くと目を引きます。蓋のロックがなかったり、陶器なので持ち運びに少し頭を悩ましてしまいそうですが、火消しとしての機能は十分で他と一線を画すデザインをお探しの方にはおすすめの商品です。
OUTBEAR 火消しつぼ
サイズ | φ20×高さ20cm |
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重量 | 約917g |
容量 | 約5.5L |
素材 | ステンレス鋼 |
水消火と繰り返し使える酸欠消火の2通りで消火ができます。蓋は4ヶ所でロックができるので密閉性も抜群ですし、取っ手や収納袋付きで持ち運びも簡単にできますね。収納袋は灰汚れを気にせず収納できる帆布製でデザインもおしゃれです。耐久性の高いステンレス製なので錆びや変形を気にせず使い続けられますよ。
武田コーポレーション 火消つぼ FK16-18
サイズ | 幅22 ×奥行き18.5×高さ27.5cm |
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重量 | 約940g |
容量 | – |
素材 | スチール |
ソロやデュオキャンプにちょうどいい、2kg弱の炭を入れるのにぴったりな火消し壺です。シンプルな見た目ですが火を早く消火できるよう蓋には密閉度を高めるロックが3箇所ついていますよ。ロックそのものは飛び出ていないので、収納な積載もしやすいです。価格が2,000円ちょっとと手軽なので試しに使ってみたい方にもおすすめです。
SUKU 火消し壺
サイズ | φ20×高さ20cm |
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重量 | 約785g |
容量 | 約6L |
素材 | ステンレス鋼 |
錆びにくくひび割れのしないオールステンレス製となっているのでキャンプでタフに活躍します。オールステンレスで5,000円以下と手頃ですが、蓋の裏側にはフックが付いていて本体側面に掛けられたり、収納袋が付いていたりと快適に使用できる設計となっています。きれいに溶接されていて灰の粉が出てくることもありません。
火消し壺はいる?いらない?必要な理由は?
火消し壺自体使ったことがない方にも魅力が伝わるよう、火消し壺がキャンプやBBQで必要な理由をお伝えします。単に火を消すだけではなく、より効率的にキャンプが楽しめる理由がありますよ。
消火が早い
火消し壺の一番のメリットは消火の時間が早いことです。
バーベキューの経験がある方はご存じかと思いますが、使用後に炭の火が完全に消えるのを待っているとかなりの時間がかかります。少量であれば1時間程度で消火しますが、ファミリーキャンプで使うような量になると1時間経っても消えないことが多いです。火消し壺を使えば消火の時間を短縮できますし、消火の仕方も基本は放置のみなので様子を逐一確認する手間もありませんよ。
灰捨て場が無くてもいい
火消し壺は灰捨て場の設置がないキャンプ場ではもちろん処理の際に役立ちます。ですが、灰捨て場が設置されているキャンプ場でも活躍しますよ。
例えばキャンプ場が広いと近くに灰捨て場がないことも多いですが、火消し壺があれば灰捨て場近くにテントを設置する必要もなくなり、場所を選ばずキャンプを楽しむことができます。
また、灰捨て場に捨てに行くときでも、火消し壺の中に入れて運搬すれば、灰が舞い散ることや火傷の心配もありません。
炭が再利用できる
一度火をつけた炭は「消し炭」と呼ばれ、水分が抜けていることもあり二度目の着火が簡単にできます。火消し壺があれば炭の再利用ができ、コストの削減にもつながりますね。
火消し壺の使い方
火消し壺の使い方は簡単ですが、より安全に使用していただくために注意点も合わせて解説します。
- 高温になるためグローブを必ず着用
- 火消し壺の下は高温になるので耐熱テーブルや焚き火シートの上に配置
- 炭火を火バサミで一つずつ火消し壺に移す
- 炭を入れ終わったらフタをして粗熱が取れるまで放置
火消し壺のサイズの目安は?
サイズも火消し壺によって様々です。バーベキューで使う炭の量は一般的に大人1人、もしくは1時間で約1kgとされていています。火消し壺には使用後の炭を入れるのでかさが減るようになるので、ホームセンターで販売されてる一般的な1kgで2時間燃焼したら、どれぐらいの量になるか試してみました。
環境によって数値の誤差はありますが、1kgの炭が2時間で1/4の250g程度にカサが減ったので、使用する炭の量の約1/4程度を目安に容量を選びましょう。
BBQを焚き火台でする場合は、残った灰を火消し壺に移す必要がありますが、大きな焚き火台に対して直径が小さい火消し壺では灰が入れにくくなってしまいます。スノーピークの焚き火台Mのサイズで15cm程度の直径があれば、灰をストレスなく灰を移すことができますよ。
火消し壺の選び方
サイズ以外にも用途が同じ火消し壺でもそれぞれの商品に特徴があるので、その中から自分のキャンプスタイルに合っているものを選ぶのはなかなか大変です。ポイントを抑えておくと選びやすくなりますよ。
素材の特徴
火消し壺に使われている素材は主に金属で、金属の中でもアルミ、スチール、ステンレスの3種類が使われていることが多いです。それぞれの特徴を知ったうえで選びましょう。
アルミ製 | 軽量なので持ち運びを重視する方におすすめ |
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ステンレス製 | 少し重量があるが、耐久性が高く錆びにくいので長く使いたい方におすすめ |
スチール製 | 手頃な価格で購入できるので、使う頻度が少ないという方や初めての方におすすめ |
陶器製 | 耐久性は高いですが、重く持ち運びの際にも割れる心配があるので、自宅用に使用する方におすすめ |
使われている素材によって重量や耐久性が変わってくるので、自分のキャンプスタイルに一番使い勝手の良いものを選んでくださいね。
蓋にロックがあると持ち運びやすい
火消し壺の蓋にロックがあれば、運搬中に万が一に火消し壺が倒れてしまっても中に入れた炭や細かい粉が散らばる心配がありません。火消し壺の中にはロック機能が付いておらず上に被せるだけのものもあるので、ロック機能が付いていたり蓋の密閉性が高いかどうかも確認しましょう。
火起こし機能があると便利
火消し壺と同じくバーベキューに便利とされているのが「火起こし器」。これがあると着火がスムーズにできます。
火消し壺の中にはこの火起こし器の機能が搭載されているものもあるので、より利便性を求める方は火起こし機能があるかどうかチェックしてみましょう。両方の機能を備えていれば別々で購入するより安くすみ、持ち運びもかさばりませんよ。
火消し壺の効果を比較検証してみた
炭が冷める時間を検証
状況によって多少の違いはありますが、炭が自然に冷めるには1時間以上の時間がかかるので、片付けをスムーズに行う事ができません。火消し壺を使用することでどれぐらいの時間短縮ができるか?同量の炭を入れて100均アイテムとの違いも合わせて検証してみました。
GREEN LIFE火消し壺 | 15分放置で触れる温度 |
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100均オイルポット | 15分放置で触れる温度 |
厚手のアルミホイル | 13分放置で触れる温度 |
アルミホイルは炭と密着させるので、空気に触れる量が少なく一番早く冷める結果となりました。GREEN LIFEの火消し壺に比べ小さいオイルポットは、空気の密閉度が低いため、火消し壺内の空間が広いGREEN LIFEの火消し壺とあまり変わらない時間結果となりました。
火消し壺内の空間と空気の密閉度によって炭の消化に影響があるので、少しの量の炭に対して大きな火消し壺を使用したり、密閉度が低い代用品だと消化に時間がかかるようです。
熱い炭を入れると火消し壺内は高温になって空気が膨張しています。冷めた時に内圧が下がりフタが開けにくくなったり変形するトラブルが発生する可能性があるので、密閉度が高い火消し壺や代用品の場合は、炭が熱いうちは緩めに、炭が少し冷めてからしっかりとフタをすると安心です。
消し炭の形状
アルミホイルは包むときに力が加わり、炭が破損してボロボロになってしまいました。消し炭として次回の使用も考えるのなら形がしっかりとした火消し壺を使用しましょう。
火消し壺の代用に100均アイテムを使う時の注意点
自己責任になりますが、100均で販売されている厚みのあるアルミホイルやオイルポットが、火消し壺としての効果は十分ですが、使用上の注意点がいくつかあるので紹介します。
オイルポットは取っ手が熱くなるので注意
炭を入れると取っ手は非常に熱くなるので、素手で持つことはやめ耐熱グローブを使用しましょう。また、サイズが小さいので、次回使用できそうな炭でも細かく砕かないと入れることができない点も注意しましょう。
アルミホイルは包むとき高温なので注意
炭を包むときアルミホイルに熱が伝わりかなりの高温です。グローブをハメた状態でも熱いので、安全の為に耐熱グローブの使用が必須になります。
炭の火消しは、メーカーとして推奨している使い方ではありませんので、使用は自己責任となります。100均アイテムは常用として、というよりも万が一の代用品として使う方が良さそうです。
火消し壺のスペック比較表
ブランド名 | UNIFLAME | CAPTAIN STAG |
GREEN LIFE | LOGOS | CAPTAIN STAG |
BUNDOK | CAPTAIN STAG |
CAPTAIN STAG |
武田 コーポレーション |
OUTBEAR | SUKU |
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商品 | |||||||||||
サイズ | φ18×18cm | 21.5×20×29cm | φ15×25cm | φ17×21.8cm | φ17.5×16.5cm | 25.5×18.5×27cm | φ19×24cm | φ16×13cm | φ20×20cm | 22×18.5×27.5cm | φ20×20cm |
重量 | 約1.7kg | 約1.7kg | 約1kg | 約1.5kg | 約640g | 約940g | 約1.5kg | 約1.0kg | 約917g | 約940g | 約785g |
素材 | ステンレス | アルスター鋼板 | スチール | アルミ | アルスター鋼板 | 表面処理鋼板 | 約1.5kg | 陶器 | ステンレス鋼 | スチール | ステンレス鋼 |
火起こし兼用 | × | 〇 | 〇 | × | × | × | 〇 | × | 〇 | × | |
amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | amazon | |
参考価格 | ¥12,500 | ¥3,318 | ¥2,191 | ¥6,200 | ¥2,602 | ¥1,773 | ¥3,878 | ¥1,860 | ¥3,780 | ¥2,404 | ¥3,980 |
まとめ
「火消し壺」といわれると持ち運びに不便なイメージが先行してしまいますが、現在はキャンプに気軽に持って行けるものも多く、手ごろな価格のものもあるのですぐに導入できますよ。
近年、灰をそのまま放置するマナーの悪いキャンパーが増えていて閉鎖するキャンプ場も多く、安全に適切に灰を処理できる火消し壺はキャンパーのマナー、必需品として欠かせないアイテムになりつつあります。環境にも優しく、炭の再利用でお財布にも優しい火消し壺をぜひ、使ってみてくださいね。