御在所岳ってどんな山?

御在所岳は三重県菰野町と滋賀県東近江市にまたがる山で、標高は1,212mです。
日本二百名山、関西百名山でもあります、また鈴鹿山脈を縦走する登山大会で有名なスズカセブンマウンテンの一つでもあります。

立地的には愛知県、岐阜県、三重県からのアクセスもよく初心者のハイカーをはじめファミリー登山のハイカーもいます。

頂上付近ではロープウェイ利用の観光客も見かける上に、裏道からアプローチできる岩場には藤内壁などのロッククライミングの名所があり、多種多様な人々を見ることのできる山でもあります。

山の性質としては、クライミングの名所であることからもわかるように、御在所岳には花崗岩質の岩が多く、登山ルートによっては随所に巨岩や。奇岩とも言いたくなるような風景を目にします。

この地形を利用している生き物として昆虫のアキアカネがおり、シーズンになると頂上付近ではアキアカネが群れをなして飛んでいるのを見ることができます。

近隣には登山道付近から山裾にかけて湯の山温泉のホテルや民宿があり、登山後の休養にももってこいです。
では早速、御在所岳の具体的なルートについて詳しく見ていきましょう。

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御在所岳おすすめのモデルコース

中道(行き)と裏通(帰り)ルート
ー難易度 ★★
ー距離 約7.6m
ーコースタイム 6時間30分(途中休憩1時間)
ー標高差 約800m
ー日程 日帰り

▲行き(中道)
湯の山温泉ロープウェイ乗り場付近→一ノ谷御在所山の家→山上公園→御在所岳山頂

▼帰り(裏道)
御在所岳山頂→山上公園→国見峠→藤内小屋→蒼滝→湯の山温泉ロープウェイ乗り場付近

というコースになります。
出発点は湯の山温泉ロープウェイ乗り場付近としているのには訳があって、このコースプランだと、行きの登山道(中道)の登山口と帰りの登山口(裏道)が結構離れているため、本格的な登山道に入っていく前に一般の舗装路を歩くことになります。

当然一般道ですので車の往来も結構ある上、歩道も特別なかったので、なかなか緊張感を持って進むことになります。

その点だけを除けば御在所の全てのルートを通ったことがある身からも、今回ご紹介するコースはオススメできるモデルコースなのではと思っています。では早速その訳を簡単にご説明します。

御在所岳の3つのルート

御在所岳には全部で3つの代表的な登山ルートがあります。それは表道、中道、裏道と呼ばれており、それぞれ特徴があります。

表登山道 (初級)

表道を通ったことは一度しかありませんが、このルートは他のと比べると結構な急登になる上、登山道があまり整備されていなかった印象です。
また眺望もあまり変化がなかったように思います。ただ、ほとんど人とすれ違うことなく通れたので、その点は場合によってはいいのかなとも思います。

中登山道 (初級〜中級)

3つの中では裏道が一番人気らしいですが、個人的にはこの道からの登山者が一番多いと思います。
ルート内には奇岩や巨岩の見所のほか、絶景ポイントや、ロープウェイを見渡せるポイントなどもあり、鎖場や、両手をついて登るクライムライクなポイントもあり高度感も感じられるコースです。

裏登山道 (初級)

途中の藤内小屋までは一般的な登山道、そこから岩の間を通って登っていくルートです。
途中クライマーたちが登る、兎の耳と呼ばれる岩や、藤内壁と呼ばれるクライミングの名所を望むことができます。ルート内には途中丸太渡りのポイントなどもありますが、危険ポイントもなく初級者にもオススメできるコースになります。

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御在所岳登山おすすめの時期

御在所登山に適しているのは春は桜やつつじ、夏は赤とんぼ、秋には紅葉、冬には樹氷やアイスクライミングと年中オールシーズンオススメすることができます。

特にオススメなのは冬です。
降雪のタイミングを見計らっていけば頂上付近の木々に樹氷を見ることができ、なかなか見ごたえがあります。

また頂上付近には、トイレ、レストラン、ベンチ、屋根付きのベンチなどもあって、鈴鹿山脈の峰々を眺めながら昼食休憩を取るのもオススメです。

初心者におすすめの服装は?

服装については一般的な登山の服装が良いと思います。
ただ少し注意が必要なのは中道を通る時です。
中道は初・中級のルートではありますが、岩場をよじ登ったり、鎖を使って横ばいに渡る箇所があります。そういう箇所ではトレッキングポールは邪魔でしかないので、歩行や膝に特別不安のない方は最初から持っていかないか、適時片付けて邪魔にならないようにしましょう。

衣類に関しても同様に、ある程度擦れたりしても大丈夫なもの、トレッキングパンツやトレキング用のアウターで望むのが良いと思います。

また、雨の後だと岩肌が濡れていることがあります。滑りにくい靴、登山用グローブや滑り止めのついた軍手などを持っていくと良いでしょう。

また岩場周辺はそれなりに風も吹いています。
ハットやキャップをしっかりかぶるか、飛ばされても大丈夫なようにコードをつけておくのも良いかもしれません。

冬山に登る際には事前に山レコなどで確認して、山頂の状況を目で確認することをオススメします。雪が溶けてドロドロになっていそうならゲイターを、地面が凍りついていそうなら、軽アイゼンやトレッキングポールを持っていくと良いと思います。

登山前に知っておく事!

登山前の心得

各地方から、各都市から、比較的容易に登山口までアクセスできるのでその点は非常に便利です。

また、もしも途中で体調が崩れたりして登山続行が困難になるような不測の事態でも、頂上近辺からはロープウェイが出ていますし、裏道であれば登山道に山小屋もある上、トータルで考えてもそれほど高低差もないという点は安心ができると思います。

ただし、そういう山だからこそきよつけなければいけないのが、他の登山者への配慮になるかと思います。特に中道の岩場登りや鎖場周辺では、しばしば通行止め状態になっているのを経験します。

焦らせない、焦らない、ゆっくりやることが何においても大事になってくるので、忍耐力に自信がない方は、朝一を狙って登られるとスムーズに登れると思います。

登山後の楽しみ

登山後にはやっぱり湯の山温泉ですね。
御在所岳の麓にかけてたくさんのお宿や、ホテルが並んでおり、ほとんど日帰り入浴が可能なところばっかりだったと記憶しております。湯質もまずまずで、ホテルですと入浴後のくつろぎスペースもなかなかのもので予想以上に満足した思い出があります。

また麓まで降りてからも、アクアイグニスという宿泊・温泉・レストラン・体験などができる総合リゾート施設があり、その中にはあのスイーツで有名な辻口シェフがプロデュースされているケーキ屋さんもあります。

登山でかいた汗をお風呂で気持ちよく洗い流して、スイーツに舌鼓を打つなんていうのも、オススメのコースです。

まとめ

御在所岳の登山ルートについて書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

年中登ることができたり、麓に温泉施設が充実していたりと、登山するのにハードルが低い初心者や、カップル、高齢者の方でも比較的チャレンジしやすい山と言えると思います。

ただそれ故に3,000mを超えるような高山登山とは違った、登っている最中にきよつけなければいけないポイントがあるとも言えると思います。

また登山ルートとしては、最初は裏道からのピストンから初めて、慣れてきたら中道、さらには今回ご紹介した中道と裏道の往復ルートなんて言うように徐々にバリエーションを加えてコース設定していくとより一層楽しめることと思います。

上級者には冒頭に少し触れたスズカセブンマウンテン一筆書きの縦走登山もいいかもしれませんね。
北は藤原岳から始まって、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳と途中でテン泊や山小屋に止まりながら峰々を回るのはロングトレッキングを志している方には是非ともチャレンジしていただきたいコースになります。

最後に長々とかいてきましたが、この記事をきっかけに少しでも登山への興味を持っていただけたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

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