3年前、私が初心者キャンパーだった時に購入したのがユニフレームの「ファイアグリル」で、今でも愛用しています。数ある焚き火台の中で選んだ理由は、「1台で何役もこなすこと」と「コスパの良さ」です。
初心者の私でも簡単に焚き火ができるし、片付けも楽だし、収納も簡単だし言うことなしです。
今回は、3年使って良い味が出ているマイ「ファイアグリル」の画像と共にレビューを書かせて頂きたいと思います。
ユニフレーム「ファイアグリル」のサイズや特徴
使用時サイズ | 430×430×330mm |
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収納時サイズ | 380×380×70mm |
重量 | 2.7kg |
耐荷重 | 20kg |
素材 | 焼網:鉄/クロームメッキ 本体:ステンレス 脚:スチールパイプ |
ユニフレームの「ファイアグリル」は基本的に焚き火台ですが、オプションを買うことなくバーベキューもダッチオーブン料理もできます。
焚き火台として楽しむ
出典:uniflame公式
焚き火台としての使い方はとてもシンプル。初心者でも簡単に焚き火を楽しむことができます。なぜなら、炭の下に敷く穴の開いたロストル(底板)が空気を取り込んでくれるので、火をともしやすく長持ちさせてくれるからです。
焼網でBBQを楽しむ
出典:uniflame公式
焼き網を乗せればバーベキューもできます。焼き網を持ち上げることなく炭火を調節できる構造なので調理も簡単。鉄板を乗せれば焼き肉や焼きそばなどができるので、本格的なバーベキューが楽しめます。
ダッチオーブンも使える
出典:uniflame公式
耐荷重が20kgなのでダッチオーブン料理も可能です。炭の上に直接乗せてもいいですが、専用のヘビーロストルやポットハンガーを使えばもっと便利でしょう。後で紹介しますが、ユニフレームには専用のオプションアイテムもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ユニフレーム「ファイアグリル」の組み立て方
オールマイティーに活躍するユニフレームの「ファイアグリル」ですが、組み立てるのは至って簡単。それでは、気になる点を詳しく解説しながら組み立て方を説明します。
1.脚を捻りながらスタンドを開く
直感的に組み立てることができる「ファイアグリル」ですが、スタンドの開く方向が決まっているので、そこだけ少し注意です。矢印ガイドに従って、ツメ金具がある上部を動かします。
間違った方向に開いても逆に戻せばいいだけなので、壊れることはありません。ゆっくり開く構造なので、ブラブラしたり指を挟んだりすることもないです。
2.ツメ金具を上に向けて開く
4本すべて、しっかりと開きます。しっかり開かないと炉が安定しません。また、ツメ金具がきちんと正しい方向で上を向いているか確認しましょう。スタンドを開く方向が間違ったままツメ金具を開いてしまうと、炉がきちんと乗せられず大変危険です。
3.炉を乗せる
炉をツメ金具にしっかりと乗せます。この時、ハンドルは広げてツメ金具の外に出します。きちんと乗せないままで使用するのは大変危険です。炉がグラグラしないか確認してください。
4.ロストル(底板)を入れる
焚き火をする場合は、これで完成です。
5.焼き網を乗せる
バーベキューをする場合は、炉に対して45°の角度を付けて焼き網を乗せます。乗せるだけですが、ツメ金具と焼き網がしっかりと噛むので滑ることはありません。
ユニフレーム「ファイアグリル」6つの良い点
初心者でも使いやすい
説明書を読まなくても直感的に組み立てられ、初心者でも簡単に火を起こすことができます。穴の開いたロストル(底板)の工夫だけではなく、炉の四隅に切り込みを入れているので空気を取り込めるようになっているからです。「ファイアグリル」ならコツを知らなくても焚き火を楽しむことができます。
安定感が抜群なので焚き火も安心
太い4本脚のスタンドに炉をセットすれば、しっかりした焚き火台の完成です。薪を乗せるとますます安定します。焚き火をしている途中、大きな薪をくべてもグラグラしません。子供が近くに寄っても安心感があります。
炉のサイズがちょうど良い
炉のサイズは縦横38cm、対角線53cmで大人4~6人が囲めるサイズです。また、地面から炉までの高さが28cmで、ちょうど膝のあたり。足を冷やすことなく上半身を暖めながら顔は熱すぎないという、大人にはちょうど良いサイズです。
焼き網のサイズがBBQにちょうど良い
焼き網のサイズは縦横35cmで、一般的なバーベキューグリルと違って、一度に具材を焼きすぎて余ったり焦げたりすることがないのでちょうど良いサイズです。網と焚き火台本体との隙間があるので、いちいち網を避けなくても薪や炭の追加投入も簡単にすることができます。
網の4隅でケトルの保温もしやすいので、「ファイアグリル」の周りでまったりとおしゃべりをしながらバーベキューや食後のコーヒータイムも楽しむことができますよ。
耐久性があるので長く使える
ファイアグリルを3年間、特に手入れもせず使っていますが、全く不満に思うところがありません。
クロームメッキの鉄製スタンドは、錆もなく少しの汚れを除いて新品のようです。炉も変色はあるものの錆や変形はなし。網は多少使用感はありますが、使用するたびに捨てることになる100均の網と違い耐久性もありまだまだ十分使え、今のところ劣化の兆しは見えません。
別売りのケースがあれば収納・持ち運びが簡単
ファイヤグリルには残念ながら付属のケースがついていません。追加の金額が要りますが、ファイヤグリル使用時にはあると便利なアイテムの一つです。
ケースがあれば炉の中に、ロストル(底板)、スタンド、網が収納でき、ケースに入れれば終了です。収納サイズは、縦横38cmx高さ7cm。ハンドルも内側に引っ込めることができるので余計な出っ張りもなく、飛び出し防止のバックルも装備されてるので持ち運びにも便利です。
ユニフレーム「ファイアグリル」2つの残念な点
収納サイズが大きい
ファイアグリル使用時はファミリーキャンプやグループキャンプには適したサイズですが、収納時は畳めてコンパクトになる焚き火台には敵いません。車を横づけできるキャンプサイトなら問題ないですが、荷物が多くなりがちなファミリーキャンプでは大きな問題です。
対策としてキャンプサイトが駐車場から離れてて、何往復もしたくない時、我が家ではアウトドアワゴンを使用してます。
また、ファイアグリルはソロキャンプやキャンプツーリングには大きすぎるで、2020年にソロでも使える「ファイアグリルsolo」が発売されました。収納サイズが縦横21cmx高さ6cmとコンパクトなので、ソロキャンプやキャンプツーリングで使用するならこちらを検討してみるのもいかがでしょうか?
ロストル(底板)が歪む
ロストルは炭火の下に敷いているので、多少の歪みは想定内です
ただ使用している時には全く問題ありませんが、収納する時にスタンドが炉にきちんと収まらず網もぴったりハマらなくなるので、元の収納サイズより高さが少しだけ盛り上がってしまいます。
それでも、収納ケースは余裕を持って作られているので入らなくなるという心配はありません。
あまりひどく歪んでしまったのであれば、ロストル(底板)だけ購入することができます。
ファイアグリルはオプションが豊富でアフターの対応もしっかりしてるので、安心して長く使用することができるのもうれしいポイントの一つですね。
ファイアグリル専用オプション
ヘビーロストル
ダッチオーブンを使用することは付属の網での使用はできないので、頑丈なヘビーロストルがおすすめです。網と違い一方向の形状なので、洗いやすくメンテナンスや耐久性にも優れています。
難点として頑丈な分重量があることと、小さい肉では隙間から落ちてしまうので、網との使い分けが必要です。
収納ケース
収納ケースの裏地は防水加工されてるから汚れ物を入れるのには適していて、ファイアグリル2台分入る収納スペースがあるので、焚き火周りの小物も一緒に収納できるので、一緒に持ちたいオプションです。
FGポットハンガー
10インチまでのダッチオーブン使用可能で、重たいものでも横転する心配もないので、焚き火料理を楽しみたい方にはあると便利なオプションです。
ケースに一緒に収納できないポイントは残念ですが、一般的なトライポットを使用するより軽量コンパクトで持ち運びにも便利なのはありがたいポイントです。
FGハンガー
ファイアグリルで焚き火や料理を楽しむとき、火ばさみなら地面でもいいですが、食材を扱うトングはそうはいきません。置いた場所がわからなり見つからなくて困ることもあり、火ばさみやトングの置き場所に困ります
FGハンガーはファイアグリル本体に接続できるので、そんな心配もなく焚き火周りをすっきりできます。
ユニフレーム「ファイアグリル」レビューのまとめ
出典:amazon
3年経って私もキャンプ慣れしてきましたが、新しい焚き火台が欲しいと思ったことは全くありません。「ファイアグリル」がシンプルで安心感のある焚き火台だからです。
準備や火おこしに手間がかからないため、何も考えず焚き火をぼんやり眺めながら至福の時間を過ごせます。
ゆらゆらと踊る炎に、ときどき爆ぜる音、たまに薪をくべる作業を心行くまで楽しみたいならユニフレームの「ファイアグリル」は最適です。
初心者の私がした買い物は大正解でした。これからも使い続けること間違いなしです。みなさんも、最初の焚き火台としてユレームの「ファイアグリル」はいかがでしょうか?