鈴鹿セブンマウンテン

藤原岳|登山初心者におすすめの大貝戸ルート!アクセス情報まとめ

藤原岳は鈴鹿山脈にある「鈴鹿セブンマウンテン」の一つです。

今回は大貝戸コースのコースタイムの説明から、アクセス、駐車場、トイレなどの基本的情報と藤原岳に存在する裏登山道についても説明して参ります。

鈴鹿セブンマウンテンの登竜門!藤原岳の大貝戸ルートを解説!

日本百名山などに比べて、鈴鹿セブンマウンテンは認知度で言えば落ちるかもしれません。
しかし、標高1000m弱の山ということもあり、登山を始めたいと感じている人には入門編として、おススメの山です。

今回は

  • 藤原岳の基本情報とアクセス
  • 藤原岳・大貝戸ルートの特徴とトイレの場所などを解説!
  • 藤原岳登山に掛かるコースタイム
  • 藤原岳登山で準備しておきたいこと
  • 藤原岳にある裏登山道:聖宝寺ルートを解説

についてお話をしていきます。

「初めての山登りに不安がある」

「藤原岳を事前に調査しておきたい」

そんな方は、必見です。

藤原岳の基本情報とアクセス

まずは、藤原岳の基本情報とアクセスについて解説していきます。

藤原岳の基本情報

所在地:三重県いなべ市・滋賀県東近江市標高:1140m

登山可能時期:1年通して可能

コースの距離:往復7.6Km

登山時間(目安):登り:3時間 下り:2時間半

アクセスと駐車場情報

大貝戸コースの駐車場のアクセスは、ナビで「西藤原小学校」で検索します。

駐車場の場所は「西藤原小学校」の手前に駐車料金300円で利用可能です。
この駐車場は、登りと下りで違うルートを使う場合はおすすめです。

駐車場から西藤原小学校に向かうと、大貝戸ルートと聖宝寺ルートの分岐を示す看板がありますので、登るコースがある方面に向かいましょう。

登山口までは少し歩きますが、途中に看板などもありますので、迷うことはありません。
大貝戸ルートの視点は、大きな小屋と鳥居が目印となり、小屋に隣接している駐車場は20台ほどですが無料で駐車することが可能です。

この駐車場は登りと下り共に大貝戸ルートを使う方におすすめです。

藤原岳・大貝戸ルートの特徴とトイレの場所などを解説!

難易度は?初心者にはおすすめのコースだが、体力的には中級者向け!

急な勾配や、道が分かりづらい場所もない大貝戸ルートは、登りやすい山に分類されます。

初めて山登りをする方、体力的に大変な山を登る前の練習としてはおススメです。
しかし、実際の登山距離は8.0Kmと長めである為、登山時間や距離などを加味した体力的な面では、中級者向きです。

「初心者向けだから大丈夫」と思っていると、実際に登った後に体力の消耗の大きさを感じることがありますので、万全の準備をしておくことが大切です。

大貝戸ルートのトイレの場所は?

大貝戸ルートには2箇所のトイレ(登山口、9合目)があります。
実際の距離に対してトイレの数は少ない為、携帯トイレなども備えとして持っておきましょう。

大貝戸ルート登山口から9合目までは早い人で2時間、遅くても2時間半で到着出来ます。
トイレ施設のある場所までの距離感などは事前に知っておくと、実際に登る際に困りません。

藤原岳には売店はなし!事前準備をしておこう!

藤原岳には売店などの食料を購入出来る場所がありません。
大貝戸ルート登山口の山小屋には自動販売機はありますが、事前に準備しておくことをおススメします。

特に、藤原岳は初めて山登りをする人が挑戦しやすい山である為、体力的な負担も大きく感じます。
短時間で栄養が取れるものがあると、とても重宝します。

藤原岳登山に掛かるコースタイム

藤原岳登山に掛かる時間は、登りが平均で3時間、下りが2時間半です。

藤原岳は2つのコースを選ぶことが出来る為、登りと下りでコースを変えた場合は、時間はこの限りではありません。この時間はあくまで目安です。
登山初心者の方は、適度に休憩を入れながら登っていきましょう。

藤原岳登山での服装や持ち物は?

今まで解説してきたように、藤原岳は初心者向けの山ではありますが、体力的には中級者向けの山です。

周りの人が「簡単に登れる」と言って、初めての登山の場合は、体が動かなくなる位の疲労を蓄積することになります。
その点を踏まえて、準備しておくものをまとめます。

服装はどんな格好が良い?

1年中登山を楽しめる藤原岳ですが、体力を温存する点でおすすめなのがコンプレッションインナーです。
これは体に密着して、全体に圧を掛けることで筋肉疲労を極限まで抑える効果があります。
登山に関しては、「いかに体力を長く持続出来るか」が大きな課題になります。
コンプレッションインナーやタイツなどは、体力を持続する上で持っておきたいです。

休憩場所はあるの?

藤原岳の正式な休憩所は9合目の藤原山荘しかありません。

トイレなどは常設されていますが、売店などはない為、事前に買っておくことが大切です。
休憩所はなくても、他の登山客に邪魔にならないことを前提に登山道で休憩することも可能です。
適度な休憩を挟みながら登りましょう。

水分はどれくらい必要?

藤原岳は水を汲む場所や自動販売機がありません。
その為、荷物の負担にならない程度で持てるだけ持った方が良いでしょう。

ちなみに私は、500mlペットボトルのミネラルウォーターを2本だけ持参しましたが、下山を開始して30分後には全て無くなりました。
多めに持って行ったとしても、最終的には水分補給の過程で荷物は軽くなっていきます。

登山中に水分がなくなってしまうことを想定すると、水分は多めに持つことがベストです。

持って行って良かったもの

お湯の入った水筒はとても重宝します。
お湯があれば暖かいスープも作れますし、カップラーメンも作成出来るメリットがあります。
暖かい食べ物を食べられるのは登山中にとってはとても大きいです。

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どんな登山靴を選べば良い?

登山初心者を対象にすると、足を怪我してしまった場合は登山自体に大きな支障をきたしてしまいます。
その為、出来る限り足首を保護してくれる、ハイカットタイプの登山靴がおすすめです。
くるぶしまでをしっかりとホールドしてくれる為、歩行の際の疲労が大きく軽減されます。

「まずは登り切ることを目標」とする場合は、ハイカットタイプが一番良いでしょう。

藤原岳にある裏登山道 聖宝寺ルートを解説

藤原岳には、大貝戸ルートとは別に、少し足場が悪く難易度が上がる「聖宝寺ルート」があります。こちらのコースについても少し解説します。

大貝戸に比べて正規ルートが分かりづらい

聖宝寺ルートは、大貝戸に比べて登山道が分かりづらいです。
場所によっては道が流されたり、岩場の間を登ったりすることもあり、正規ルートを見失ってしまう可能性が高いです。

道についてもジグザグに進む場所が多いために、迷子にならないように注意が必要です。

ゴツゴツした岩場と、整備されていない道の連続

大貝戸コースに比べて、ゴツゴツした岩場を歩いたり、登山道とは思えないような木々が生い茂った場所を通り抜けたりします。

その分、歩く時の負担は大きくなってしまう為、登山をする際の体力のケアが重要になります。

登山経験によってコースを選ぼう!山頂から見下ろす景色は絶景!

いかかでしたでしょうか?
今回は藤原岳登山について必要なことについて説明して参りました。

初心者向けの山ではありますが、コースによって難易度が大きく変わる為、多くの登山ファンに親しまれる山です。
まとめると、

初心者向けだが、体力面では中級コース

体力消耗を極限に抑えるための対策が必須

トイレは9合目にしかない為、事前に対策しておくことが大切

でした。
この記事が、藤原岳への挑戦をきっかけに、いろんな山を登ってみたいと思う方のきっかけになれば嬉しいです。