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登山のサブバックにおすすめ|モンベルのウェストバックをご紹介!

登山のサブザックにおすすめのウエスバッグの中から、モンベルのトレールランバーパック4をご紹介します。

年々進化を続けているバックパック。恐竜的進化を続けている登山道具において、バックパックはその最新技術を具現化してきたアイテムです。

そんなバックパックと並び、収納において欠かせないアイテムがサブバッグです。
バックパックに外付けできるタイプからウエストバッグ、サコッシュなど、収納するものから使用者の相性に合わせて、多くの種類がラインナップされています。

サブバッグとは

(軽量で使いやすいサコッシュ。ポケッタブルで持ち運びも楽なのが魅力)
収納をメインとするバックパックと異なり、荷物の出し入れの効率化、道具をカテゴリーに分けての収納などを目的としたアイテムです。

ウェアやストックなど、比較的大型のアイテムではなく、地図や行動食などの小型のアイテムの収納に適し、バックパックと同様に軽量指向、機能性重視のものなどが展開されています。

サブバックの特徴とメリット

サブバッグは小物を収納することは共通していますが、カメラやスマートフォンなど、ある程度収納するものを絞ったもの、バックパックと同様に使用環境を想定したモデルなど、バックパックに負けずと豊富なラインナップが展開されています。

10L以下のサイズのサイズが適当

(バックパックに取り付けるタイプのポーチ。収納力は低いが行動を妨げないのが利点)
概ね10L以下の物が多く、行動中の体の動きを妨げないように配慮されています。ボディバッグ、ウエストバッグではある程度固定されることで比較的容量が多くても対応できますが、サブバッグとしての目的、体への負担を考慮すると、やはり10L以下のサイズが適当といえるでしょう。

最低限固定力がある

サブバッグは山行中だけでなく、テント場、山頂などでの休憩時にも積極的に使われることが想定されています。そのため縦走向けのバックパックなどに求められるような調整機能はもちろんなく、すぐに使用、もしくは最低限の固定ができるようなモデルが大半です。

意外と高い機能性

防水性が高いもの、ポケットが数ヵ所配置されているもの、ドリンクホルダーといったオプションが追加できるものなど、サブバッグとは思えない高い機能性を有しているものもあります。
また持っていることすら感じさせないほどに軽量化されたモデルもあり、使用範囲を限定して特化した性能を持つ、現代の登山道具のトレンドに合わせたものが流行しているのも特徴です。

選ぶ時の注意点

必要かどうかを考える

(沢登り、渓流釣りをしてからサブバッグの有用性は非常に高まった)
サブバッグはあると大変便利なアイテムではありますが、無くても良いアイテムともいえます。
それはサブバッグの目的である、道具の効率的な収納と使用というものがバックパックでも果たせていれば、サブバッグは重量増という課題を生むことになるので、使わない方が良いでしょう。

経験をしてから考える

私の場合、夏は渓流釣りの仕掛け、冬は山行日数によって、ヘッドライトや行動食など、積極的に使う、もしくはいざという時に即座に取り出せる位置に欲しいものを配置するためにサブバッグを使用しています。

サブバッグに求める機能は、使う本人の経験に委ねる部分も多いため、まずは数回登山を経験し、必要なサブバッグの容量や機能を把握した方が、より自分に合ったモデルを選ぶことが出来るでしょう。

フィッティングも大事

(体に合わないとかえってストレスになりやすい。)
サブバッグもバックパックほどではありませんが、相性の良し悪しがあります。ベルト径が太いものから生地の厚さ、フィッティングの他にも荷物の出し入れのしやすさなど、意外とモデルそれぞれに個性があり、面白いところでもあります。
幾つかモデルを確認してみて、ご自身に合ったものを選びましょう。

モンベル トレールランバーパック 4

日本の登山ブランドにおいて高い品質とコストパフォーマンスを誇るモンベルには、メインのバックパック以外にもサブバッグがラインナップされています。
その中でも、ハイキング、ウォーキング向けに展開されているのがトレールランバーパック4です。

特徴とメリット

ベストな収納力

メインのポケットが2ヶ所、内部にもメッシュポケットが1ヶ所配置されています。容量は4Lで、行動食やヘッドライトなどの小物の収納には丁度良い容量です。

この他にもウェアを始めとしたアイテムを固定できるストラップが付いており、行動中の「とりあえず」といった場面に最適です。

アクティブな動きでもブレない

内側のスポンジで付けた際の違和感はなく、形がいびつで変形しづらいものを入れても、内部の感触が体に伝わる事は少ないです。もちろんベルト調整も可能で、アクティブな動きでもブレることのないフィット感があります。

とにかく軽量

290gと軽量な部類ではなく、収納力とフィッティング性を重視しなければさらに軽いモデルも多数あります。
個人的にはフィット感とストレス軽減は重視したい部分であり、藪漕ぎや岩場など、耐久性とフィッティング性が求められる所に行くことが多いので、290gは許容範囲内です。

トレールランバーパック4の評価

私はこのモデルを3つ所持しており、ひとつは酷使の末に無数の穴が空き引退したもの、現役中のもの、たまたま安く販売されていたものを入手し、ウォーキングや普段使い用にしている3種類です。

使い勝手は良く、これより上の7Lのモデルも展開されていますが、大容量を必要とする場面が少なく、荷物のブレもないので愛用しています。今後もこのモデルが販売されている限り使い続けるでしょう。

また耐用年数について、沢登りやバリエーションルートを主に登るので一般登山道と比較して寿命は短く、私の場合は2年(山行日数にもよりますが目安として)で初代のものは引退しています。障害物の少ないルートであれば、本体に傷が付いたり摩耗することも減ってくるので、耐久力としては申し分ないでしょう。

まとめ

登山にはちょっとしたストレスが続くと、行動自体に支障が出ることがあります。
荷物の出し入れ、手洗い、天候の変化など、ひとつひとつの現象は大きくなくても、
全てが立て続けに起きると、結果としてモチベーションを失い、行動時間の延長、大袈裟かもしれませんが、判断力低下による遭難などにも繋がります。

サブバッグは荷物の出し入れという小さなストレスを解消してくれる便利なアイテムです。
是非活用して、より充実した登山を楽しんでくださいね。

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