今回は『安い』『簡単』『お洒落』の3拍子揃ったDOD(ディー・オー・ディー)ワンタッチテントのレビューをご紹介したいと思います。ソロキャンプにもってこいのテントなので、ソロ用テントを検討されている方は是非参考にしてみてください。
DODワンタッチテント(T2-629)のスペックや特徴
今回私が使用してみたテントは、DODから販売されている1~2人用テント、『ワンタッチテント』です。まずはDODワンタッチテントのスペックや特徴について詳しく見ていきましょう。
本体サイズ | 230×150×117cm |
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収納サイズ | 70×19×19cm |
重量 | 3kg |
材質 | ポリエチレン、グラスファイバー |
耐水圧 | 1500mm |
付属品 | トップシート、ペグx8、ロープx4、キャリーバッグ、取扱説明書 |
カラー | タン・ベージュ・ブラック |
特徴①安い!
DODワンタッチテントの一番のおすすめポイントはなんといっても値段です。なんと1万円以下で購入することができます!メーカー品のテントが1万円以下で購入できるなんて有難いですよね。キャンプギアを揃える為の初期費用を抑えたい方や、テントを安く購入したい方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
特徴②設営・撤収が簡単!
DODワンタッチテントは設営・撤収作業がとても簡単です。2本のロープをひくだけで簡単に設営することができ、2本のバーを押しさげるだけでスムーズに撤収することができます。キャンプ初心者や女性の方でも、一人で設営・撤収することができるので安心ですね。設営・収納方法については後ほど詳しく紹介します。
特徴③お洒落!
DODワンタッチテントは見た目がとてもお洒落です!カラーバリエーションも豊富で、自分好みの色を選ぶことができます。どの色も落ち着いた色なので、タープやテーブルなど自分の所有するギアにも合うと思いますよ。またサイズがコンパクトでかわいいのも魅力的です。
DODワンタッチテントみんなの口コミや評価は?
気になるのはその評判ですよね。DODのワンタッチテントはどのような評判なのか、みんなの口コミや評価をチェックしてみました。
高評価の口コミ
- 期待以上に大きくてゆったりしていました!
- カンガルーとしての使用も可能なサイズ
- ほんとに設営が簡単
- ポップアップテントと悩みましたが、こちらにして良かったです
- おしゃれでしっかりしてて満足です
- コスパ最高
- メインがこれになるかも!
- 本当にワンタッチです
低評価の口コミ
- ペグを打つ箇所の穴の径が小さく、付属の心許ないペグしか使用できない
- 大きさは大人二人ではギリギリで、荷物を置くスペースがあまり取れない
- 2人で使用しましたが、狭いです
- 結露でビショビショになります
DODワンタッチテントの口コミをまとめると、やはり設営の簡単さとコスパの良さが人気のようです。しかしその反面、スペースの狭さや結露の面での問題が挙げられました。
これらの口コミを踏まえ、DODのワンタッチテントを徹底調査していきましょう。
DODワンタッチテントを徹底レビュー
DODワンタッチテントを外観、室内、付属品に分けてレビューしていきます。
テントの外観をチェック
写真はDODワンタッチテント『ブラック』カラーのものです。
まずは外観から見ていきましょう。
シンプルな構造で落ち着いた印象です。コンパクトなので、タープ内にも収まるサイズです。
側面には『DOD』のロゴがついています。
大きすぎず、主張しすぎないところがいいですね。
背面には大きな窓がついていて、中から開閉することができます。
出入り口ではなく、メッシュ素材の「窓」なので、出入りは正面からしかできません。
テント内をチェック
それでは次に室内を見ていきましょう。
ランタンやライトなどが掛けられるフックがついています。
しかしテント自体が一枚布なので、耐荷重量が気になるところです。
あまり重い物を掛けるのはおすすめできませんが、ランタンやライトなら問題なく掛けることができますよ。
大きな窓は、両サイドのチャックで開閉することができます。
チャックをおろすとメッシュ素材の窓が出てきます。
入口の窓とともに両方開けておくと、涼しい風が通り抜ける構造になっています。
天井もメッシュ素材になっているので、涼しい風が入ります。
そのおかげで、通気性は良い方だと思います。
テントの付属品をチェック
最後にDODワンタッチテントの付属品を見ていきましょう。
付属のフライシートをかけてみました。フライシートの四隅にフックがついているので、簡単にテントポールにとりつけることができます。着脱しやすいのは高ポイントですね。
付属のペグは短く細いです。口コミにもあったようにこのペグ以外は穴に入らないので、これを使用するしかありません。
しかしテント内に荷物を置いておけば風で飛んでいってしまうことはないので、付属ペグでも問題なく使用できます。
自在金具付きのロープ4本と、ペグが8本付属しています。
ペグの先端は尖っていないので、硬い地面にペグダウンするには苦労します。
したがって、付属品のペグはこのテントにしか使い道はなさそうです。
DODワンタッチテントの設営とたたみ方
やはり気になるのはDODワンタッチテントの設営とたたみ方ですよね。実際に設営・撤収してみた様子をご紹介します。
設営方法
①グラウンドシートを広げる
②テント本体をグラウンドシートの上に乗せる
③2本のロープを左右に引く
④設営完了
グラウンドシートを敷いてから設営まで1分程度で完了してしまいます。
ペグダウンの時間を入れても3分程です。誰でも簡単に設営できるのは、ワンタッチテントならではですね。
これなら初心者でもあっという間に設営できてしまうでしょう。
気になる点としては、2本のロープを引くときの力加減です。女性だと相当力を入れないと開き切りません。ポイントは、ロープをくるくると手に巻き付けながら引っ張ることです。慣れればコツがわかってくると思います!
たたみ方
黄色のPush Dounのバーを両手で押します。
両手でバーを下に向かって押す
②脚を折りたたみ、本体を丸める
撤収完了
コンパクトに収納バックに収まります。
グラウンドシートもまとめてしまえば持ち運びやすいです。
設営よりも撤収の方が難易度は高いと感じました。慣れないうちは、テント本体をコンパクトに畳むのは少し難しいかもしれません。ですがケースが大きめに作られているので、ある程度まとめられれば収納できると思います。慣れればスムーズに畳めるようになりますよ。
DODワンタッチテントの気になる耐水性は?
耐水性も気になるところですよね。1500mmの耐水性があるようですが、やはり一枚布なので雨が心配です。
そこで耐水性を確かめるために、テントに水を数分かけてみました。
ホースを使い、多めの水を一か所に当てています。
水を止めて状態を確認してみました。写真で分かるように、撥水していますね。小さな粒になってテントに付着している状態です。浸み込んでいく様子はありません。
手でテントを叩き、水を払い落としてみました。すると水の粒は弾け飛び、下に落ちていきました。触ってみても、染み込んでいることはなく乾いた状態でした。
勿論室内も確認してみましたが、浸み込んではいませんでした。ある程度の雨なら耐え切れそうです。
問題は結露
口コミにもあった通り、やはり朝起きると結露は酷かったです。2人でテントを使用すると、どうしてもシュラフがテントの壁に密着してしまいます。その付着した部分が結露で濡れてしまいました。
しかし朝食を食べ終わる頃にはすっかり乾いていたので、撥水性は良さそうです。結露は我慢するしかなさそうですね。
寒い時期はカンガルースタイルも可能
コンパクトサイズのDODワンタッチテントは、タープやスクリーンテントとの相性も抜群です。
春先や秋口などの肌寒い時期、私はスクリーンテントを用いてカンガルースタイルにすることが多いです。DODワンタッチテントが一枚布なのでどうしても寒さは感じますが、スクリーンテントをフルクローズにすると寒さも少し和らぎます。
DODワンタッチテントはスクリーンテントだけではなく、2ルームテント等でもカンガルースタイルは可能です。所有しているギアと組み合わせてみるのも楽しそうですね!
DODワンタッチテントを使ってみて
『DODワンタッチテント』を実際に使ってみて感じたことを挙げてみます。
良かった点
- ブラックカラーはあまり人とかぶらないので目立って良い
- 設営や撤収が簡単でストレスフリー
- コンパクトで軽量なので、持ち運びしやすい
- 2人でも寝ることができる
- カンガルースタイルができる
残念な点
- 窓が2つしかないので、匂いがこもりがち
- テントを畳むのが少し大変(コツをつかめば簡単)
- 結露が酷い(すぐに乾くが)
DODのワンタッチテントのレビューのまとめ
今回は『DODワンタッチテント』を実際に使った感想をまとめてみました。
簡単に設営・撤収できるソロ用のテントを探しているのであれば、このワンタッチテントはおすすめできますよ。ですが良いところもあれば残念なところもあるので、自分の使用シーンをイメージしながら検討してみて下さい。
自分のお気に入りのテントで、キャンプを楽しんでくださいね!