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アジング&メバリングにおすすめのリール12選!兼用できる番手は?ダイワ・シマノから厳選して紹介。

アジング&メバリングにおすすめのリール選!兼用できる番手

手軽に始められることで多くのアングラーから人気の高いソルトライトゲーム。ライトゲームの代表ともいえるアジングやメバリングで使用するリールは、メーカーや価格帯によって特徴や性能が様々です。

そこで今回はアジングとメバリングで兼用することができるリールについて、選び方やおすすめ商品などをご紹介します。
この記事を読むと以下の内容がわかります。

この記事でわかる事
  • アジングとメバリングの兼用リールの番手や選び方のポイント
  • アジングとメバリングで兼用できるおすすめのリール

リールの性能は釣果に大きく影響したり快適な釣りをサポートしたりする重要なポイントです。アジングやメバリングで兼用できるリールをお探しの方は、今回の内容を参考にしてみてください。

アジングとメバリングで兼用できるリールの番手は?

アジングとメバリングで兼用できるリールの番手

アジングやメバリングは小さく軽量なリグを扱うことが多い釣りのため、1000~2500番のスピニングリールを使用することが一般的です。

その中でもアジングとメバリング兼用におすすめなリールは幅広いリグに対応した2000番のリールです。

2000番リールであれば1g前後の軽量のジグヘッドの釣りから、キャロライナリグなどの少し重量のあるリグまで快適に使用することができます。そのため、アジングやメバリングを楽しむ多くのアングラーに選ばれている番手が2000番リールです。

尺クラスの大物のアジやメバルにはパワー不足を感じることがありますが、1000番リールは1g以下のジグヘッドなど、超軽量リグに特化したタックルを揃えたいという方は、1000番リールを選ぶことでより繊細な釣りが楽しめます。

20cm以下のアジやメバルには繊細にかける部分がありますが、大物のメバルや沖を狙ったフロートリグなどに特化したい方は、2500番リールを選んでもよいでしょう。

アジング&メバリング兼用リールの選び方

アジング&メバリング兼用リール

アジングやメバリングに関わらず、リールの性能は釣果や釣りの快適さに大きく影響します。リールを選ぶ際のポイントとして、番手以外にも以下の5つの要素も重要です。

アジング・メバリング兼用リールを選ぶポイント
  1. ギア比
  2. ドラグ
  3. 重量
  4. 巻き心地
  5. 価格

各メーカーや価格帯によって特徴が様々なため、それぞれ詳しく解説していきます。

ギア比

リールのギア比はハンドル一回転に対してスプールが回転する回数の比率のことを表します。そのため狙うターゲットの特徴や釣り方に応じて、適したギア比を使用することが重要です。リールのギア比は主に3つのタイプに分かれます。

  • ローギア(パワーギア)
  • ノーマルギア
  • ハイギア

アジングやメバリングでは、ジグヘッドをゆっくりアクションさせたり一定のスピードで巻いたりすることが多いため、ローギアまたはノーマルギアがおすすめです。

メーカーによって多少前後しますが、ギア比が5未満のリールをローギア(パワーギア)、5〜5.4のリールがノーマルギア、5.5以上のリールをハイギアとするのが一般的です。

それぞれのギアの特徴や向いている釣り方については以下の通りです。

ギア比 ローギア ノーマルギア ハイギア
特徴 ・ゆっくり巻ける
・魚を寄せるパワーが強い
・ラインの回収が遅い
・全体的なバランスがよい ・はやく巻くことができる
・ラインの回収が速い
・魚の引き上げが速い
向いている
釣り方
・ボトムずる引き
・スローな巻き
・幅広い釣りに対応 ・高速巻き
・テンポの良い釣り
・障害物周辺の釣り

メインに行う釣り方に適したギア比を選ぶことをおすすめしますが、どれを選んだらよいか悩んでいる方は汎用性の高いノーマルギアをおすすめします。ノーマルギアであれば、幅広い釣り方に対応することができるため選んで損はないでしょう。

ドラグ性能

ドラグ性能は、魚をかけてから取り込むまでのランディングの際に大きく影響する機能です。比較的細いラインを使用するアジングやメバリングでは、スピニングリールのドラグ機能は重要です。

ドラグがきつく設定されていると魚がかかった瞬間にラインに強い負荷がかかります。その結果、ラインブレイクなどのトラブルに繋がることがあります。

反対に緩すぎてしまうと魚の口にフックがかかりにくく、魚をバラしやすくなります。そのため、ドラグ性能の高いリールを選んだり適度なドラグ設定をしたりすることが重要です。リールによってスムーズなドラグ性能を搭載したモデルもあるため、選ぶ際には重要なポイントとして考えることをおすすめします。

重量

リールは一般的には軽い方が扱いやすく感度もよいとされていますが、リールの軽さ以上に重要なポイントが一緒に使用するロッドとのバランスです。

アジングやメバリングでは比較的軽くて小さいリグを扱うことが多いため、ロッドも軽量に作られていることが多いです。そのため、軽いリールを合わせることがおすすめです。

軽量ロッドと軽量リールの組み合わせはタックル全体が軽くなり、感度や扱いやすさに繋がります。リールはできるだけ軽いものをおすすめしますが、一方で重いリールの方が適している場合もあります。長いロッドにはある程度の重量があるリールを合わせることをおすすめします。

沖を狙ったフロートリグや重めのキャロライナリグで使用するロッドは比較的長さのあるものが多いです。そのため重量のあるリールと合わせることで長いロッドでも支点ができ扱いやすくなります。リールを選ぶ際は一緒に使用するロッドの特徴についても理解し、バランスの良いリールを組み合わせましょう。

巻き心地

リールの巻き心地と聞くとなめらかに巻くことができるリールをイメージする方が多いと思います。しかし、巻き心地にはリールによって細かな違いがあり、釣り方によって快適な巻き心地が異なります。

アジングやメバリングでは軽量リグをゆっくり動かしたり巻いたりすることが多いため、巻き始めが軽くて滑らかな巻き心地のリールがおすすめです。

巻き心地が軽いリールは魚のアタリやちょっとした変化を感じやすく、より繊細な釣りに向いています。巻き心地が重いリールの場合、たとえ軽量で高性能なロッドを使用していても感度が極端に悪くなり快適な釣りができません。特にアタリが小さい繊細な釣りが特徴のアジングやメバリングでは、リールの巻き心地はとても重要なポイントです。

価格

リールの価格帯は様々で、価格に応じて性能も大きく異なります。そのため、アングラーの経験やロッドに求める性能によって選び方も様々です。アジングやメバリングで使用するリールの価格帯とおおよその釣り人のレベルについては以下の通りです。

価格 アングラーのレベル
1万円以下 入門モデル、釣りを始めたい方向け
1万円台 エントリーモデル(初心者)
2~3万円 中級者~上級者
3万以上 上級者~エキスパート

価格帯の差は主に、採用されている技術や性能の違いですが、最近では各メーカーから1万円台でもコスパに優れたリールが多く販売されています。

また、2~3万円台のリールは上位機種に引けを取らない性能のリールに仕上がっていることが多く、リールを選ぶ際には価格を考慮し自分のレベルに合った性能のリールを選ぶことがおすすめです。

アジング&メバリングで兼用できるダイワ・シマノの2000番リールのおすすめ

アジング&メバリングで兼用できるダイワ・シマノの2000番リール

メーカーや価格帯によってリールの特徴は様々です。そのため、初心者の方におすすめするエントリーモデルから上級者の方に向けた上位機種モデルまで幅広く販売されています。今回はアジングやメバリングの兼用リールに適した2000番のおすすめリールをご紹介します。

番手に記載のアルファベットの意味については、ダイワ・シマノによって若干異なりますので以下の表を参考にしてみてください。

ダイワ シマノ
糸巻量 D=深溝
S=浅溝
SS=超浅溝
M=ミディアムスプール
S=シャロースプール
SS=スーパーシャロースプール
サイズ C=コンパクトボディ C=コンパクトボディ
ギア比 P=パワーギア
記載なし=ノーマルギア
H=ハイギア
 XH=エクストラハイギア 
PG=パワーギア
HG=ハイギア
XG=エクストラハイギア
ハンドル DH=ダブルハンドル DH=ダブルハンドル

ダイワ(DAIWA)エアリティ

DAIWAの最新技術をふんだんに盛り込んだハイエンドモデルのスピニングリールです。

エアリティの特徴は軽さと強さです。リールの自重は2000番でわずか145gと他のブランドの同価格帯リールと比較しても軽量に仕上がっています。また、DAIWA独自の一体成型構造のモノコックボディが採用されていることで、剛性も高く安心して使用することができます。

シマノ(SHIMANO)ヴァンキッシュ

 
ヴァンキッシュは、シマノのリールの中でも圧倒的な人気を誇る大人気モデルです。2023年に新たにフルモデルチェンジされることで注目を集めています。ヴァンキッシュもDAIWAエアリティ同様に軽量化に優れたハイエンドモデルです。

リールの重量に加えて巻き心地の良さにもこだわっています。特に巻き始めのしなやかさは他のリールでは再現できない快適さとなっています。

ダイワ(Daiwa)月下美人 MX

月下美人MXは赤と黒を基調としたシンプルなデザインで、多くのアングラーから支持されているDAIWAの人気リールです。月下美人はリールだけではなくロッドやルアーなどもリリースされているため、タックルを月下美人で揃えるアングラーも多くいます。

特徴は肉薄アルミスプールを採用している点で、できる限りアルミを薄く削ることで軽量化を実現しています。オートマチックドラグシステムも採用されており、メバリングやアジングで特に使いやすいリールとなっています。

シマノ(SHIMANO)ヴァンフォード

ヴァンフォードはシマノの上位機種モデルのヴァンキッシュの性能を継承したスピニングリールです。ヴァンキッシュの一番の特徴でもある軽量化を引き継いでいるため、他メーカーの同価格帯のリールの中でも軽量で感度が良いのが特徴の一つです。

また、マグナムライトローラーが搭載されているため、スプールの回転がなめらかで巻き始めにストレスがない仕上がりとなっています。価格も2万円台に設定されており、エントリーモデルのリールよりもさらに繊細なアジングやメバリングを楽しみたいという方におすすめの一台です。

ダイワ(DAIWA)ルビアス LT

ルビアスは2万円台後半で購入することができる中・上級者向けのリールです。この価格帯になると各メーカーの最新技術を搭載しているモデルが多く、性能に優れたハイスペックなリールとなっています。

ルビアスは、超精密なタフデジギアが搭載されているため、巻き心地は最上位機種にも引けを取らない仕上がりとなっています。もちろんその他の性能も申し分なく、より繊細なアジングやメバリングを楽しむ経験豊富なアングラーにおすすめの一台です。

シマノ(SHIMANO) ソアレXR

ソアレXRは2万円台で購入できる中上級者向けの高機能リールです。特徴は、ドラグがハイレスポンスドラグになっている点です。一般的なシマノリールのドラグは、ドラグ機能を支えるワッシャーという部品がフェルトワッシャーを採用していますが、一方でソアレXRはカーボンワッシャーを採用しています。

カーボンワッシャーを採用することでドラグの出だしに粘りがありより掛け重視のドラグ性能となっています。そのためアタリが小さく掛ける釣りがメインのアジングとの相性が良いでしょう。また、一定の重さがかかることでスムーズにラインを放出させてくれるため大型の魚とのファイトにも対応することができます。

ダイワ(DAIWA)カルディアLT

DAIWAのカルディアはシマノのストラディックと同価格帯のライバル機種です。カルディアの特徴は、ザイオンVという新しい素材が採用されたことです。ザインオンVがボディとローターに採用されたことで、より軽量化が図られています。

また、DAIWA独自の一体成型構造のモノコックボディと合わさったことで、剛性と軽量のバランスの取れたリールとなっています。エントリーモデルの機種に比べて全体的な使用感や性能が高くなっているため、今よりもワンランク上の釣りを楽しみたいという初心者の方におすすめできるリールです。

シマノ(SHIMANO)ストラディック

ストラディックは、ライトゲームに関わらず様々な釣りで使用されている人気のリールです。その人気の秘密は価格帯と性能のバランスの良さです。特に上位機種のステラにも採用されているシマノ独自の技術マイクロモジュールギアが搭載されている点はとても驚きです。

マイクロモジュールギアはギアの歯をより細かくすることでよりなめらかな巻き心地を実現させています。それに加えて、巻き上げ時のギア音も静かになり、手元で感じる感度も高い仕様となっています。上位機種にも引けを取らない巻き心地や感度を低価格で体感したい方におすすめです。

ダイワ(DAIWA)月下美人X

DAIWAの大人気シリーズ月下美人のリールです。月下美人Xは1万円台で購入することができるハイコストパフォーマンスリールです。リールの細部にまで軽量化がされたLIGHT TOUGHはもちろん、マグシールドやオートマチックドラグシステム、エアローターなど、1万円台とは思えない性能を兼ね備えた一台です。

特にエアローターはリールの巻き心地に大きく影響する性能で、スプールの回転性を高めることでよりスムーズな巻き心地となっています。そのためライトゲーム初心者に最適な一台となっています。

シマノ(SHIMANO)ソアレBB

2022年にリニューアルしたシマノのライト向けリールのソアレBB。アジングやメバリングなどのライトゲーム専用の入門リールとして幅広い層から人気があります。

価格は1万円台後半とライトゲームに特化したリールとしてはリーズナブルな価格設定です。全モデルに比べて軽量化したことはもちろん、マイクロモジュールギアⅡやロングストロークスプールなどシマノの最新機能も採用されています。そのため、アジングやメバリングの兼用リールとしても十分な性能を兼ね備えたハイコストパフォーマンスリールです。

ダイワ(DAIWA) レブロス LT

1万円以下で購入できることで初心者の方から人気の高いDAIWAレブロス。低価格帯ながらDAIWA独自の基準「LIGHT TOUGH」コンセプトの対象にもなっているモデルです。

LIGHT TOUGHはボディやスプール、ハンドルなど細部にまで軽量化にこだわったDAIWA独自の新基準です。1万円以下の低価格帯のリールがここまでの軽量化を実現していることは本当に驚きです。レブロスは、アジングやメバリングで使用する軽量化されたロッドとの相性も良いため、初心者でも使いやすいリールに仕上がっています。

シマノ(SHIMANO) ナスキー

ナスキーは1万円以下で購入できるコスパの高いシマノのリールです。低価格帯にしてシマノの最新技術がいくつも搭載されているため、コスパにも優れています。

また、現モデルのナスキーからサイレントドライブという技術が初搭載されています。サイレントドライブが搭載されたことでスプールの動きがよりスムーズになり、巻心地が格段に向上しています。1万円以下でここまでの使い心地を兼ね備えているリールはほかにないと言っても過言ではありません。アジングやメバリングを始めてみたい初心者の方の最初の一台におすすめのリールです。

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まとめ

釣りを楽しむ上でロッドと同様に重要な役割を担うリールは、メーカーや価格帯によって性能や特徴が様々です。特にアジングやメバリングではロッドとのバランスや相性が重要なため、釣り方に適したリール選びが大切です。

使用するリールによって釣りの快適さや釣果に大きく関係してくるため、今回の内容を参考に自分の釣りに適したリールを選んでアジングやメバリングを楽しみましょう。

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Higashi
趣味である釣りやサーフィンの経験を活かし、ライターとして活動中。 釣り歴は20年。 ブラックバスやライトゲームなど主にルアーフィッシングをこよなく愛し、週に3〜5日は釣り場へ足を運ぶ釣りバカ。
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