メバルは一年中狙える魚として、初心者から上級者まで幅広い釣り人に人気です。釣れた時のロッドを引っ張る力は、可愛い姿から想像以上に強く病みつきになる人が沢山います。
そんなメバルを狙った釣りメバリング。
メバリングは想像よりも難しく、釣れなくて悩んでいる方も多いと思います。今回はそんな悩んでいる人に初心者向けメバリングで釣るための情報をお伝えします。
この記事を読むことで、
- メバリングにおすすめの時期
- メバルの季節ごとの釣り方
- メバルの釣れる時間
- メバリングで狙うポイント
- デイゲームでメバルを釣る方法
これらのメバリングの事が分かり、メバルが釣れる近道になるので、ぜひ最後までご覧ください。
メバリングで釣れない理由は?おすすめの時期は?
結論からお話ししますと、メバリングは釣れます。ただし簡単に釣れるかといったらそうではありません。時期や場所によって釣り方や狙い方が変わってくるからです。
メバルの適水温は12〜16℃といわれていて、適水温であれば活性が高く釣れやすくなります。この適水温になる3〜5月頃や9〜10月頃が、一般的にハイシーズンでおすすめの時期となります。
初心者がメバルを釣れない理由として多いのが、この季節ごとの狙い方を間違えてるため自ら難しい釣りにしてしまうことです。季節によってメバルの行動が変わってくるため、季節ごとに狙い方を変える事で釣れる確率が上がりますよ。
季節ごとのメバリングの狙い方や攻略方法
釣果を上げるために必要な季節ごとのメバリングの狙い方や攻略方法を解説していきます。
春メバル攻略
ハイシーズンといわれる春はメバルが釣りやすい時期になります。冬の産卵時期を終えたメバルが、体力回復でエサを求めるため活性が高くなるからです。
春初めは体力が少ないため、メバルの目の前にワームやルアーを通す事で釣りやすくなります。春初めのおすすめの釣り方は、ワームで弱いベイトを演出する釣り方です。ただ巻きでレンジキープしながら弱いアクションで誘ったり、リフト&フォールでメバルの隠れている場所を探しましょう。
春中旬から5月あたりになると、ベイトも動き回りメバルは積極的に動かないといけなくなる時期になります。プラグメインで動きを強めにアピールする事で、活性が上がったメバルを狙うことができますよ。
夏メバル攻略
梅雨時期であれば雨で水温が下がるため、メバルが沖に移動する前のことが多く狙い目でもありますが、夏は水温が20℃くらいまで上がるため、メバルには水温が高く沖の方へ移動してしまいます。そのため夏は釣るのが非常に難しい時期になります。
難易度が高いというより、メバルが釣れる範囲にいないということが多いです。メバルがいなければどんなに釣りが上手でも釣れませんからね。
どうしても夏に釣りたい!という方は、朝マズメや夕マズメの回遊してきたメバルを狙いましょう。回遊してくるメバルは活性が高く、朝マズメと夕マズメは活性が全体的に高くなるためより釣りやすくなります。
潮通りの良いポイントや岩や海藻の影のポイントを狙い、回遊してくるメバルだけでなく、隠れているメバルも同時に狙っていきましょう。プラグを使い表層をアクションでアピールしたり、深場やボトム付近をレンジキープしながら巻いていくのがおすすめです。
秋メバル攻略
夏が終わり気温が下がり適水温に近くなるため、沖からメバルが戻ってきます。冬の産卵に向けて体力をつけるため、活性が高く釣れやすい時期になります。ナイトゲームの気温も釣り人にとって過ごしやすいためおすすめの時期です。
ただし地域によっては秋でも気温差がかなり違うため、見極めが難しい時期でもあります。秋初めの海中は夏の状態を引っ張ることが多く釣れないことも多いです。
秋の季節はメバルだけでなく他の魚も過ごしやすい時期となるため、アジやシーバスなど他の魚も釣れてしまうことがあります。ワームだと他の魚も釣れやすいため、メバルのみを狙うためにはプラグを使いましょう。
冬メバル攻略
冬になると水温も徐々に低くなり産卵時期に入ってくるため、釣果が下がってきます。冬初めであれば暖かいことも多く、むしろ沢山釣れるなんてこともありますが基本的に難しい時期です。
産卵の見極めが難しい時期ですが、産卵のための体力をつけきれていないメバルや小型メバルが狙い目です。ボトムや深場付近にいることが多いため、ワームやプラグをボトムレンジキープしながら巻いていきましょう。
この時期に釣れるメバルは産卵でお腹がパンパンになっているため、引きの強いファイトができますよ。冬時期は気温が低く釣り人自身が寒さで悲鳴を上げてしまうことが多いため、しっかりと寒さ対策をしましょう。
メバリングで釣れる時間は?
メバルは警戒心が強いため、基本的に深場や岩などの影に隠れていることが多いです。
暗くなると警戒心を解きやすく物陰から出てきますし、ワームやプラグが見切られにくいため、メバリングで狙うには夜が圧倒的に釣りやすいです。
また朝マズメや夕マズメもよく釣れる時間帯で、メバルは薄暗くなる時が一番よく釣れます。ですが潮止まりで流れが悪い時は、ベイトの活性が低いため釣れにくくなります。その場合はメバルの口を使わせる必要があり、メバルの目の前にルアーを流していきましょう。
メバリングで狙うポイントは?
常夜灯付近
常夜灯付近は一番メバルが狙えるポイントになります。常夜灯付近はメバルにとって隠れる場所が沢山あり、プランクトンを求めたベイトが沢山集まってくるからです。
常夜灯付近の光が薄暗くなる境目や堤防の足元が狙い目になります。
常夜灯付近ではボトムはもちろん、ベイトを食べるために表層にもいることが多いです。ボトムだけでなく表層にワームやプラグでリアクションで食わせましょう。おすすめのアクションはリフト&フォールになります。
係留船の付近
係留船の付近もメバリングのポイントです。
係留船の付近では、常夜灯と同じように表層に投げていても反応がないことが多く、基本ボトム付近にメバルはいるためボトムを狙いましょう。
ボトム付近をふわふわと巻いてくることで、メバルの警戒心を解きやすく釣れやすいですよ。係留船の紐などにルアーが絡まないように注意しましょう。
テトラや小磯周り
テトラや小磯周りもメバルにとって隠れる場所が多いため、メバリングのポイントの一つです。
テトラや小磯周りでは岩や磯など障害物が沢山あるため、根掛かりする確率が高いのがデメリットですが、根掛かりを回避しつつメバリングで狙う方法として、プラグのアクションでメバルを誘い出す方法がおすすめです。
メバルがスレる可能性も高いですが、アクション多めにしてメバルを障害物から誘き寄せましょう。
デイゲームにメバリングで釣るには?
デイゲームはメバリングにおいて非常に難しいシチュエーションになります。ルアーが見切られやすく、警戒心が強いためボトムや物陰に隠れて出てこないためです。
ですがデイゲームでもメバリングで釣れないわけではありません。デイゲームでは明るいため水中の地形や岩や海藻を見れるので、メバルが隠れていそうな所にルアーを流していきましょう。
ボトムにいるメバルを狙うには、ボトルレンジをキープしながらアクションを加えてリアクションで食わせる方法も活用しましょう。
またジグ単を使うことで確実にボトムを攻める事ができるのでジグ単もオススメです。
まとめ
今回は初心者向けメバリングで釣るための情報をお伝えしました。
まとめるとこちら!
- 3〜5月 9〜10月がハイシーズン
- 春初めはワームで誘う
- 春中旬はプラグアクションで誘う
- 夏は厳しいが回遊系や梅雨時期で狙いチャンス
- 秋は地域差があるが釣りやすい時期
- 冬は難しいが小型メバルが狙い目
- デイゲームは物陰やボトムを狙いまくる事
最初の一匹を釣るためには長い道のりになるかもしれませんが、釣れた時の喜びはすごく嬉しいですよ。地域によって様々な環境になってくるため、自分が釣る場所の水中をよく観察してメバルがどこにいるか探りましょう。