さまざまな釣りで役立つ水汲みバケツ。釣った魚の活かしバケツとしての役割はもちろん、手を洗ったり釣り場を掃除したりする際にも役立つ便利なアイテムです。
各メーカーからさまざまなバケツが販売されているため、「どれを選んだら良いか分からない」「おすすめの水汲みバケツを知りたい」と考える方は多いはず。
今回はダイワの活かし水汲みバケツのレビューをしながら、水汲みバケツの選び方やおすすめを紹介します。初めて水汲みバケツの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
釣りの水汲みバケツは折りたたみが使いやすい
折りたたみ式の水汲みバケツは、小さくコンパクトになるため、持ち運びに大変便利です。道具や荷物が多い釣りでも、コンパクトに収納できるため、クーラーボックスやバッカン等にも簡単にしまっておけ、商品によってはより折りたたみやすいように工夫された構造のバケツもあります。
また、折りたたむことでシワになりやすいバケツもあるため、選ぶ際は注意が必要です。万が一バケツにシワができてしまった際は、60度程度のお湯を入れることできれいに直すことができます。
ダイワの活かし水汲みバケツのレビュー
同じ水汲みバケツでもメーカーによって特徴やデザインはさまざまです。ダイワの活かし水汲みバケツのレビューをしながら水汲みバケツを選ぶ際のポイントを解説していきます。
水汲みバケツを選ぶ際のポイントとして以下の点があげられます。
- サイズ
- 持ち手の有無
- ロープの種類
- コンパクトさ
- バケツの色
- 耐久性
選ぶ際の大切なポイントとなるため、順番に詳しく解説します。
サイズ選び
ダイワの水汲みバケツのサイズは21×21×23cm。
容量の8割程度の海水をくみ上げると重さが6.2kg。
サイズは、水汲みバケツを使用するうえで重要なポイントで、小さすぎると数匹釣ると魚を活かしておくことができなかったり、汲める水量が少なすぎたりするので、おすすめのサイズは、20cm前後の幅のバケツです。
サイズが大きすぎると、使い勝手が悪くなってしまう恐れがあり、「たくさん荷物が入り、水量も多く汲めるから」という理由で大きなバケツを選んだことで、重すぎて水を汲み上げることができないこともあります。
そのため、サイズ選びには注意が必要で、20cm前後の幅で容量が10リットル以下のバケツを選ぶことをおすすめします。
持ち手があると持ち運びしやすい
ダイワの水汲みバケツの持ち手は握り込みやすく、滑りにくい加工があるので持ち運びがしやすく、ポイント移動の際にも大変便利です。持ち手にロープが繋がっているので、海水をくみ上げる際には斜めにならずに安定して海水をくみ上げることができます。また、持ち手があることで、釣り場を掃除する際にも使い勝手が良く簡単に扱うことができます。
水を入れたバケツは重量が重くなり、持ち運びにくくなるので、持ち手があるバケツを選ぶことをおすすめします。
ただし、持ち手が細い安価なバケツは手を痛めやすくなるので、バケツを選ぶ際は持ち手の有無はもちろん、クッション性の高い持ち手が付いたバケツを選ぶことをおすすめします。
ロープは太くてコブがあると持ち上げやすい
ダイワの水汲みバケツのロープは8mの長さがあるので、だいたいの釣り場のシュチュエーションに対応できます。ナイロンのような素材ですが太さがあり表面が滑りにくいので、高さがあっても海水入りの重くなったバケツもしっかりと握ってたぐり寄せることができます。
水汲みバケツで使用されるロープは、素材によっては滑りやすいものがあるため注意が必要です。特に安価なナイロン性のロープは滑りやすいですが、対策として結び目を作りコブを付けることで滑りにくくなります。コブの作り方は後で解説するのでそちらを参考にして下さい。
プラスチック製のコブ付きのロープは、水を汲み上げる際はたぐり寄せやすいですが、収納の際にかさばりやすくなります。
コンパクトに折りたためると持ち運びに便利
ダイワの水汲みバケツは、収納時はひねるように折りたたむことができるので、厚さが4.5cmぐらいまでコンパクト化が可能です。素材は柔らかく折りたたみがしやすいように、耐久性と柔軟性を兼ね備えたEVA素材が採用されているので、一般的な水汲みバケツのように「硬すぎて折りたたみにくい」なんてこともありません。
長方形や丸い形をしたものが多い水汲みバケツは、幅を取り荷物になることがあるので、折りたためる水汲みバケツはコンパクトに収納でき、持ち運びに大変便利です。
水汲みバケツは、釣りで使用する荷物や道具を入れておくことで、収納ボックスとしても活用できます。折りたたみ式のバケツであれば、収納性と携行性の両面に優れているため、大変おすすめです。
メッシュのフタがあると活かしバケツとして使える
ダイワの水汲みバケツにはダブルファスナータイプのメッシュフタが備わっており海水をくみ上げる時のゴミの侵入を防いだり、活かしバケツとして使用する時もフタがついていることで、魚が跳ねても安心です。
メッシュの蓋付きバケツは、海水の中に入れてもバケツの魚が逃げないため、スカリとしても活用できます。スカリとして使用することで、海水の汲み替えの必要がなく、長時間の釣りでも魚を弱らせることなく管理できます。
擦れに強い素材を選ぶ
ダイワの水汲みバケツは柔軟で弾力のあるEVA素材でできており、底面は厚く丸底ボトム形状なので磯場や岸壁での擦れに強いです。
水汲みバケツの多くは、使用を重ねることで傷つきやすいので、できるだけ丈夫なバケツを選ぶようにしましょう。
持ち上げる際には波止では岸壁で擦れたり、テトラや岩場では岩などにあたることがあり、特に潮の流れや波がある場所での使用は、思うようにバケツを扱うことが難しいため注意が必要です。水汲みバケツを選ぶ際は、必ず壊れにくい素材を使ったバケツや頑丈な構造のものを選ぶようにしましょう。
透明だと魚が見える
ダイワの水汲みバケツは透明ではありませんが、透明の水汲みバケツの利点は、活かしバケツとして使用する場合には、水の濁りや魚が弱ってないかなどバケツ内の状況が一目でわかったり、収納バックとして使用する場合にも中身が一目瞭然なので簡単に取り出すことができるのでとても使い勝手が良いです。
また、子供と釣りに行く際は、バケツ内の魚がよく見えることで側面から観察ができるので、透明の水汲みバケツは、親子で釣りを楽しむ方にもおすすめです。
水汲みバケツのコブの作り方
水汲みバケツに付属のロープにコブがついていない場合は、自分で作ることができます。
主な結び方の種類は、以下の通りです。
- 玉結び
- 止め結び
- 固め止め結び
- 8の字結び
- 投げ縄結び
- 仲仕結び
水汲みバケツのロープのコブにおすすめの結び方は、手軽に結べてコブの大きさを自由に調整できる固め止め結びです。
結び方によっては、複雑になったり結び目が小さかったりと、コブとして使いにくくなりますが、固め止め結びであれば、ロープに巻きつける回数によってコブの大きさを簡単に調整できるため、自分好みのサイズでコブを作れます。
コブの作り方
固め止め結びでロープにコブを作るやり方の手順です。
ロープをクロスさせて輪っかを作り、ロープの端を2回輪っかにくぐらせる
輪っかにロープの端を2度くぐらせた状態
ロープの端を引っ張ればコブの完成です。
輪っかにくぐらせる回数を増やせばコブも大きくなるので、手に合った大きさのコブを作る事ができます。コブを作るのが手間だと感じる方は、コブなしのロープが付いたバケツを購入した場合でも、別売りのコブ付きロープの付け替えが可能です。
折りたたみ水汲みバケツのおすす9選!
各メーカーから、性能にこだわった水汲みバケツが販売されています。安心して使用できてコンパクトに折りたたみができる水汲みバケツ9選をご紹介します。
ダイワ(DAIWA)水汲みバケツ
サイズ | 21×21×23cm |
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ロープの長さ | 8m |
容量 | – |
ダイワの水汲みバケツは、細かな部分にまでこだわって作られた、性能に優れています。バケツには、8mのロープが付属しているため、足場の高い堤防などでも安心して水を汲むことが可能です。また、バケツの上部にネットが付いているため、釣った魚を活かしておく際に、スカリとしても利用できます。
ダイワ(DAIWA) 透明バケツ
サイズ | 17×17×19cm |
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ロープの長さ | 8m |
容量 | – |
ダイワの透明バケツは、クリアカラーの素材を使っています。そのため、バケツの中を確認しやすく、魚の状態や水の色などをすぐに確認できます。また、水汲みバケツ以外にも、荷物や道具を入れる収納バックとしても使用可能です。
収納バックとして使用する際にも、クリアカラーはバックの中身をすぐに確認できるため、必要な道具を取り出す際にも大変便利です。
シマノ(SHIMANO) 釣り用バケツBK-053Q
サイズ | 19×22×18cm |
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ロープの長さ | 8m |
容量 | – |
大手釣りメーカーのシマノのバケツは、作りやデザインがとてもシンプルで、性能に優れています。サイズは3種類から選ぶことができ、使用用途に合わせて使い分けができます。バケツの形は丸型で、四角いバケツに比べて狭い場所での使用に最適です。そのため、テトラの隙間や岩場の多い狭い場所で使用する方におすすめな水汲みバケツです。
TICT(ティクト) マイクロバケツ
サイズ | 12×12×14cm |
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ロープの長さ | 5m |
容量 | – |
TICTのマイクロバケツは、折りたたみ式でコンパクトに収納できる点が魅力です。幅は12cmと小さく、持ち運びに便利な水汲みバケツです。折りたたみ式でコンパクトなサイズのため、カバンの中に収納しても邪魔にならず携行性に優れています。釣った魚を活かすバケツとしては小さいですが、海水を汲みたいときにとても重宝します。例えば、クーラーボックスに冷海水を作る際など、すぐに海水を汲めるため大変便利なアイテムです。
SEAVER(シーバー)水汲みバケツ
サイズ | 35x22x22cm |
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ロープの長さ | 6m |
容量 | 9L |
シーバーのバケツは、コブ付きのロープが付いているため、水を汲みやすい点が特徴です。バケツは水を入れると重量も増え、持ち上げる際にロープが滑りやすいです。コブ付きのロープであれば、より少ない力で水を汲み上げられます。また、バケツの上部にネットがついているため、スカリとしての使用はもちろん、水を汲む際に海面に浮く枯葉などのごみが入らない点も魅力です。
そのほかにも、バケツの持ち手や素材など、細部にまでこだわった性能の高い水汲みバケツです。
M.O.F 活かし泳がせバッカン
サイズ | 21x21x22.5cm |
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ロープの長さ | 4m |
容量 | 8L |
M.O.Fのバケツは、強度が高く耐久性に優れています。バケツの素材は、防水素材、ポリエステル、ゴムコーティングの三層構造となっているため、とても頑丈に設計されています。そのため、岩場やテトラ周りなど、バケツが痛みやすい場所でも安です。また、コンパクトなエアーポンプが付いているため、バケツの中の魚を長時間活かしておくことができます。
そのほかにも、泳がせ釣りの生き餌を保管したり、釣った魚を新鮮な状態で保ったりすることが可能です。
WATA CHAMP 活かし水くみバケツ
サイズ | 18x18x20cm |
---|---|
ロープの長さ | 8m |
容量 | 6.5L |
WATA CHAMPの水汲みバケツは、バケツの側面に三角のプロテクターが付いています。三角プロテクターは、バケツの側面を保護する役割があり、傷つけやすい岩場等での使用も安心です。また、三角のプロテクターにより折り畳みが容易にできる点も魅力です。サイズは18cmと、大きすぎず小さすぎないちょうど良い大きさで、アジングやメバリングなどのライトゲームでも大変重宝する水汲みバケツに仕上がっています。
オルルド釣具 折りたたみバケツ
サイズ | 20×20×20cm |
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ロープの長さ | 5m |
容量 | 7L |
オルルド釣具から販売されている水汲みバケツは、透明なデザインで中身がすぐに確認できる点が特徴です。釣った魚の状態や数などを一目で確認できるため、大変便利です。2サイズ展開となっているため、用途に合わせて選べます。足場の高い堤防等で使用する場合は、20cmサイズがおすすめです。20cmサイズなら水を汲んで重量が増えても、大人であれば一人で持ち上げられます。また、上部のネットが斜めに開閉できることで、魚を入れやすくとても使いやすいバケツとなっています。
DRESS 活かし水汲みバケツ
サイズ | 21×21×21cm |
---|---|
ロープの長さ | 7m |
容量 | – |
DRESSの水汲みバケツは、金具素材を使用していないデザインとなっています。そのため、海で使用しても錆びる心配がありません。また、バケツと取手の接続部分は頑丈に作られているため、海水が入った重いバケツでも、壊れることなく安心して持ち運びできます。バケツの色はクリアカラーですが、通常の透明なバケツとは異なり、少し暗いカラーになっています。そのため、直射日光による魚への影響も少なく、魚に優しい水汲みバケツです。
折りたたみ水汲みバケツの比較表
ブランド | DAIWA | DAIWA | SHIMANO | TICT | SEAVER | M.O.F | WATA CHAMP | オルルド釣具 | DRESS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品 | |||||||||
サイズ | 21×21×23cm | 17×17×19cm | 19×22×18cm | 12×12×14cm | 35x22x22cm | 21x21x22.5cm | 18x18x20cm | 20×20×20cm | 21×21×21cm |
ロープの長さ | 8m | 8m | 8m | 5m | 6m | 4m | 8m | 5m | 7m |
容量 | – | – | – | – | 9L | 8L | 6.5L | 7L | – |
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折りたたみの水汲みバケツには後付けのロッドホルダーを付けると便利
水汲みバケツに後付けできるロッドホルダーを使用することで、より快適に釣りを楽しめます。水汲みバケツと合わせてロッドホルダーを使うメリットについて、ご紹介します。
釣竿を傷つけずにおける
釣りに夢中になっていると気づかないうちに、釣り竿やリールなどを傷つけてしまうことがあります。ロッドホルダーを使用することで、釣り竿を立てておくことができるため、大切な道具を傷つけずに釣りを楽しめます。
ルアーチェンジが簡単にできる
釣り竿をロッドホルダーに固定することで、ルアーチェンジが簡単にできます。そのため、ルアーチェンジがスムーズになり、より効率的に釣りを楽しめます。
また、ルアーチェンジがしやすくなるロッドホルダーは、釣りを始めたばかりの初心者の方にもおすすめです。より効率的な釣りを楽しみたい方や初心者の方は、取り付け可能なロッドホルダーを試してみてはいかがでしょうか。
バケツに付けたまま持ち運べる
ロッドホルダーを使ってバケツにロッドを固定することで、ちょっとした移動の際にも大変便利です。特に、アジングやメバリングなど、ポイント移動が多い釣りには特におすすめです。移動の際に手で持つ道具や荷物を減らせるため、より効率的に釣りを楽しめます。
おすすめのロッドホルダー
メリットが多いロッドホルダーの中でも特におすすめなのは、タカ産業の「がっちりロッドホルダーT-168」です。
ガッチリロッドホルダーT-168は、幅広い水汲みバケツに対応している後付けのロッドホルダーです。
設置方法は簡単で、バケツに引っ掛けるだけで取り付けられます。
また、バケツに穴を空ける手間もなく、バケツを傷つけずに使用できる点もおすすめです。
デメリット
ロッドホルダーを使用することにより快適な釣りができる一方で、重量が増して重くなる恐れがあります。特に大きめのバケツにロッドホルダーを取り付けると、重量のあるバケツがさらに重くなり、持ち運びが大変です。
また、ロッドホルダーがバケツに合わないと、不安定になりやすく安心して釣り竿をおくことができません。そのため、必ずバケツに合ったロッドホルダーを選択することをおすすめします。
まとめ
ブランド | DAIWA | DAIWA | SHIMANO | TICT | SEAVER | M.O.F | WATA CHAMP | オルルド釣具 | DRESS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品 | |||||||||
サイズ | 21×21×23cm | 17×17×19cm | 19×22×18cm | 12×12×14cm | 35x22x22cm | 21x21x22.5cm | 18x18x20cm | 20×20×20cm | 21×21×21cm |
ロープの長さ | 8m | 8m | 8m | 5m | 6m | 4m | 8m | 5m | 7m |
容量 | – | – | – | – | 9L | 8L | 6.5L | 7L | – |
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釣りを楽しむうえで便利なアイテムの水汲みバケツ。水汲みバケツの特徴を理解し、釣り場の環境や使用用途に合ったものを選ぶことで、より快適に釣りを楽しめます。本記事で紹介した選び方のポイントやおすすめなどを参考に、自分に合った水汲みバケツを選びましょう。