今回は日本のアウトドアブランド小川テントから販売されているステイシーST-Ⅱサンドベージュのご紹介です。
広い前室がありながらも、比較的コンパクトに収納できる2ルームテントで販売からロングセラー商品となっています。
ステイシーST-Ⅱのスペックを始め、設営方法や季節、気候によっての注意点等詳しくお伝えしていきます。
購入しようか悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。
ogawaステイシーST-Ⅱのスペックや特徴
はじめにステイシーST-Ⅱのスペックや付属のポールやペグの紹介です。
使用サイズ | 幅230×奥行300×高さ130cm |
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収納サイズ | 幅52×奥行19×高さ19cm |
総重量 | 3.9kg(付属品除く) |
使用推奨人数 | 2−3人用 |
サイズ
2-3人用ですが、ソロキャンプで使用する事が多く、コットやローテーブル、バックパックまで余裕で室内に入ります。前室にもキャンプ道具は置くことができますが、室内に置くことで、防犯面からみてより安心して夜を過ごすことができます。
重量
重量は3.9kgとソロテントとしては重量がありますが、ツーリングキャンプでも使用できる範囲の重量です。(バックによっては収納サイズが少し嵩張るので注意しましょう。)
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ポール
![ogawaステイシーST-Ⅱのポール](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image005-59.jpg)
ポールは2種類あり(上2つは同タイプのポール)、素材は7001アルミ合金で、軽量かつ耐久性にも優れており、耐食性もあるため雨の日に使用しても錆びにくくなっています。
ポールが重かったり、固かったりするとコントロール出来ず設営に時間がかかることがあります。このポールは軽量で、ある程度柔軟性を持っているため比較的コントロールしやすく、設営もしやすくなっています。
ペグ
![ogawaステイシーST-Ⅱのペグ](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image007-53.jpg)
アルミ製のペグが入っています。
軽量で持ち運びには良いですが、硬い地面では打ち難く、しっかりペグダウンができない場合もあります。柔らかい地面では、打ちやすいですがあまり長さがないため、強風で抜けそうになる事あります。
別途購入しなくても地面や気候によっては使用できますが、硬い地面でも打てる鍛造ペグや、風が吹いても安心な長めのペグなどの購入をおすすめします。
![長さや種類が違うペグ](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2020/03/DSC_7853-320x180.jpg)
![](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2020/12/ae46b1f460ee46f789c27b264a6cb421-2-320x180.jpg)
カラーはサンドベージュとカーキ
ST-Ⅱのカラー展開は今回使用したサンドベージュとカーキの2種類です。
前室の広さ
![ogawaステイシーST-Ⅱの前室の広さ](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image025-13.jpg)
前室は幅が約220cm、奥行が110cmとかなり広いです。前部分と左右が開くようになっていて、より広くて開放感を感じることができます。
写真のように、隣の区画が気になる場合は片側だけ閉めて過ごすこともできてとても便利です。もちろんフルクローズもできるので、キャンプ道具や、その他荷物もze収納することが可能なため、夜間も安心して寝ることができます。
スタンディングテープ
別売りのスタンディングテープを購入することでポールを最初に組み立てることができます。フライシートのみの設営が簡単にできるため、設営時雨が降っていても雨を避けてインナーテントを設置することができます。
ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image009-51.jpg)
ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法を紹介します。
設営手順
設営は慣れれば1人でもできますが、公式の説明では必ず2人以上で設営するよう注意書きがあるため1人で設営する場合は自己責任で行いましょう。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image011-48.jpg)
①別売りのグランドシートを広げ、その上にインナーテントを広げます。このとき前室用のセルフスタンディングテープも広げます。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image013-45.jpg)
②ポールを1本ずつインナーテント4隅に交差するように刺し、内幕の頭頂部以外のフックをかけていきます。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image015-42.jpg)
③もう1つのポールを前室のセルフスタンディングテープの角2つとテント後方部の輪っか1つに刺します。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image017-30-1.jpg)
④フライシートを被せて、テント自体をペグで固定し、必要であれば張り縄で補強したら完成です。
たたみ方
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image019-26.jpg)
①インナーテント、フライシートはそれぞれ収納袋の幅を目安に畳んでいきます。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image021-20.jpg)
②ポール、インナーテント、フライシートを重ねて巻いていきます。ポールを芯にして巻くことで、テント内の空気が抜けやすく、コンパクトに巻きやすくなります。
![ステイシーST-Ⅱの設営手順や収納方法](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image023-17.jpg)
③付属の収納袋にいれたら完成です。
ステイシーST-Ⅱのたたみ方は比較的簡単ですが、うまく空気を抜きながら行わないと最終的に収納袋に入らなくなってしまいます。それぞれの収納袋のサイズに合わせて折り畳む事と、空気をうまく抜きながら巻く事を意識して畳む事がポイントになります。
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ステイシーST-Ⅱ雨の日の注意点
![ステイシーST-Ⅱ雨の日の注意点](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image027-13.jpg)
強風や雨などの悪天候時は雨水が張り出しに溜まったり、風で飛ばされてしまったりする可能性があるため、前面ファスナーの開口部を閉じましょう。
テント自体には、インナーテントやフライシートにシームテープ加工(防水テープ)が施されており雨の侵入を防いでくれます。小雨程度であれば前室がタープ代わりをしてくれるため、ファスナーを開けて雨を見ながら雨天のキャンプを楽しむこともできます。
サイドドアのすそには、ファスナーの動きと連動するコードが付いていているので、雨の日にドアを開けても裾が地面に垂れてドロドロにならない機能も備わっています。
ステイシーST-Ⅱ冬キャンプの注意点
![ステイシーST-Ⅱ冬キャンプの注意点](https://xn--28j214klr1a.com/wp-content/uploads/2021/09/image029-7.jpg)
冬のキャンプは『寒さ』と『結露』が気になるところです。
寒さ対策
ステイシーST-Ⅱはテント裾からの風を防ぐスカートがありません。
スカートをブルーシート等で自作するか、もしくは厚着して地面からの寒さを遮るマットやコットを使用するなどして、夜の寒さ対策を万全にしておく必要があります。
結露対策
ステイシーST-Ⅱのテント構造はダブルウォールテントでインナーテントとフライシートの間に十分な隙間が設けられており、インナーテントの前後にメッシュ素材が備わっているため、通気性を良くしたりすることで、比較的結露は起こしにくい仕様なっています。
いくら十分な隙間や通気性があっても、冬に使用する場合は、外気とテント内の温度差があるため、ある程度の結露は諦めましょう。
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まとめ
広い前室を持つステイシーST−Ⅱはソロでも、デュオでも快適に過ごせるテントになっています。また、設営も比較的楽な点、タープがなくても日除けの役割をしてくれるため、キャンプを始める方の最初のテントとしてもおすすめになっています。この記事が購入に迷っている方の参考になれば幸いです。
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