ダッチオーブン

コンボダッチデュオ(スノーピーク)のレビュー!炊飯の仕方や調理法も。

スノーピークのコンボダッチデュオ(CS-550)

スノーピークのキャンプギアと言えば、テントやタープが真っ先に思い浮かびますが、実はクッキング用品も充実しています。その中でも今回はダッチオーブンでありながら、ダッチオーブン以上に使えるかもしれない不思議なギア、コンボダッチデュオをレビューします。

コンボダッチデュオ(CS-550)のスペックと特徴

ダッチオーブンと言えば、一般的には直径24~26cmくらいの大きな蓋付きの鉄鍋をイメージされる方が多いと思います。コンボダッチデュオはそんな一般的なダッチオーブンとはちょっと異なっており、複数の鉄鍋がセットになったものです。

コンボダッチデュオのスペック

下からスキレット、ポット、プレート✕2、リッドです(詳細は後述)。他にスキレットやプレートを持ち上げるのに使うハンドルがあります。(ビールはスケールです・・・たぶん)

コンボダッチデュオの収納袋

収納袋も付属しています。

コンボダッチデュオ(CS-550)のスペック

  • セット内容:リッドx1、スキレットx1、ポットx1、プレートx2、ハンドルx2、収納ケース
  • 材質:本体/ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)、ツル/ステンレス、収納ケース/10号帆布
  • 総重量:3.9㎏

まずは、全ての鍋に共通するスペックですが、大きさは直径約18cmと家庭用としてもやや小ぶりです。ダッチオーブンは鋳物のため肉厚が必要で一般的に重い物が多いですが、スノーピークのダッチオーブンは素材や製法を工夫するなどして2~3mmの厚さしかなく鍋がたくさんある割には軽い方ではないかと思います。といっても重さは全部で4kgほどあります。一方で鋳物の特徴である蓄熱性もあるため、料理が冷めにくい特徴はそのままです。

IH対応だから便利

またどの鍋もIHに対応しているので、ご家庭がガスコンロでなくても使えるのも料理が好きな方にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。次にそれぞれの鍋をみていきましょう。

ポットの特徴

まず、深鍋に相当する「ポット」です。深さは約10cmあり、容量は約1.6Lあります。

コンボダッチデュオのポットの特徴

少しわかりにくいですが、つる(取手)がポットの下方に接してしまわないようストッパーがついています。それでも煮炊きしているときは熱いので、鍋つかみや軍手などがあるといいと思います。

スキレットの特徴

次に、「スキレット」です。馴染みの言葉でいうとフライパンです。深さは5cm弱あり、壁の部分も垂直になっているので、大きさからは意外な約0.8Lの容量があります。

コンボダッチデュオのスキレットの特徴

スキレットはポットの蓋としても使えるよう、縁に段があります。

プレートの特徴

皿としても使える「プレート」は2枚あります。深さは3cmくらいですが、スキレットと異なり、壁の部分が斜めになっているので、容量は少なめです。

コンボダッチデュオのプレートの特徴

プレートもポットやスキレットの蓋として使えるように、縁に段が設けられています。

リッドの特徴

蓋は「リッド」といいます。一般的なダッチオーブンでは取手があってリフター等で引っ掛けるように持てますが、このリッドはつまむようにして持ち上げる必要があります。ですので、やけどにはくれぐれも注意して下さい。厚手の鍋つかみや革手袋を使うのがベストだと思います。

コンボダッチデュオのリッドの特徴

リッドです。スノーピークのロゴが渋く刻印されています。

ハンドルの特徴

スキレットやプレートを持ち上げる際に使う「ハンドル」が2つついています。ハンドルも本体と同じ鋳鉄製で質感があります。ただし、セットしたまま調理すると非常に熱くなってしまうので、調理中は外しておき必要なときだけセットするようにして下さい。

コンボダッチデュオのハンドルの特徴

ハンドルも鋳鉄で作られています。

コンボダッチデュオのハンドルのつけ方

プレートの取手に引っ掛けるようにセットして使います。両側にセットすると意外なほど安定します。

コンボダッチデュオのレビュー

コンボダッチデュオの得意料理は、一般的なダッチオーブンと同じです。ポットでは煮込み系や燻製など、スキレットやプレートでは焼く系、炒め系などかと思います。

ただサイズが18cmと小さいので、作れる量は2~3人前になります。調子よく材料を切っていると入り切らない、、、なんてことにならないように最初は自制心が必要かもしれません。

ソロやツインであれば十分な量の献立が2,3品できますが、グループキャンプでは少し力不足だと思います。そのため、グループキャンプではメイン料理を10インチのダッチオーブンにお任せして、ポットが炊飯器となることもしばしばあります。でも小回りがきくので、下茹でしたり、ちょっと一品追加したりするときには結構重宝します。

細かいところでは、ポットの縁の立ち上がりがほとんどないので、リッドに炭をおいて上から加熱するときは、炭が転がり落ちないように注意が必要です。

シーズニングは不要だが手入れは必要

なお、初めて使うときにはシーズニングが必要なダッチオーブンも多いですが、コンボダッチデュオはメーカー的には不要です。ただ使い終わったあとの手入れは、たわしで水洗い(洗剤は不要です)した後、水気を飛ばして油を薄く塗っておくというメンテナンスは同じです。

コンボダッチデュオに合った料理と調理法

ポットに合った料理と調理法

ベタですが、やはりカレーなど煮込み系料理が一番のおすすめです。素材をまるごと調理する料理、例えば丸焼きや塩釜はサイズが必要なので、少し作りにくいかもしれません。(作れないということではありません)

ポットに合った料理や調理法

夏野菜煮込みラタトゥイユ風を作りました。

ナス中1個(輪切り)、ズッキーニ1本(輪切り)、玉ねぎ大1/2(くし切り)、ホールトマト缶1個、ショルダーベーコン(6cm✕12cm、厚さ1cmくらいを一口サイズに)、水100mlでこのくらいの量になります。

最初にオリーブオイルとにんにくを炒めて香り出しした後、ベーコンを炒めてから野菜を全部投入、味付けは塩コショウとコンソメキューブのみです。(水は入れなくても野菜から出ますが、焦げそうであれば入れる程度で十分です)

スキレットに合った料理と調理法

深さがあるので、それを活かしたパエリアやスパニッシュオムレツなどの料理が作りやすいです。パエリアでは蓋が要りますが、リッドが1つしか無いので、ポットで煮込みを作っている場合などはプレートを裏返して蓋に使うという手があります。

スキレットに合った料理や調理法

スパニッシュオムレツを作りました。

じゃがいも大1/2(一口サイズに乱切り)、玉ねぎ大1/4(千切り)、ほうれん草1束、卵2個でちょうどくらいの分量です。
プレヒートしたスキレットにオリーブオイルを多めに投入(大さじ4くらい)し、中火でじゃがいもと玉ねぎを、少し強めに塩を振って軽く混ぜ炒めます。蓋をして2分ほど蒸し焼きにしたら、再度混ぜ炒めて蓋をして2分ほど待ちます。火が通ったら卵とほうれん草(下茹ではしてもしなくても大丈夫です)を混ぜ合わせたものを流し込んで蓋をして、卵がおおよそ固まれば完成です。上からお皿を被せてひっくり返すと取れる・・・はずです。

プレートはスキレットのリットの代わりになる

スパニッシュオムレツをスキレット(下)で調理中のものですが、プレートをリッド(蓋)の代わりに使いました。縁の段で引っかかっており、ただ載せているだけではなく安定しています。

プレートに合った料理と調理法

浅いので、アヒージョや餃子、ソーセージを炒めるなど、ちょっとした1品料理を作るときに特に便利です。他には、熱しておいて小ぶりのステーキなどを焼くなんて使い方も可能です。そのままステーキハウスのように熱した鉄板のまま食べられますよ。

プレートに合った料理や調理法

スーパーで数百円くらいで売られている餃子です。誰が入れるのかキャンプの買い出しのときに入っていることが多いのですが、6個でほぼ限界です。
普通に餃子を焼くのと同じように、油を引いて餃子を置いて約1分焼いてから、水(6個だと50ccくらい)を入れて蓋をして2,3分。蓋をとって水分が残っていれば飛ばしたら完成です。

コンボダッチデュオの炊飯方法

コンボダッチデュオで炊飯

先にも触れたように、コンボダッチデュオは炊飯器としても重宝します。炊き方は土鍋と同じでいいと思います。(ガス火での調理例ですが、キャンプでも同様です)

①米を研ぎ、ザル等に上げて水を吸わせます。

②ポットに研いだ米と、分量の水を入れて蓋をして中火で火にかけます。水を十分吸っているときは、加える水は気持ち少なめでいいと思います。水は炊きあがりの好みで調節して下さい。

ポットには炊飯時にありがたい目盛り付き

ご飯を炊くときに重宝する目盛りも付いています。正面左側が米の容量、右側が水の深さです。1合~3合まで対応しています。

コンボダッチデュオの炊飯時の水分量

正面右側の目盛りで1合(一番下)のところまで水を入れます。お米は1合ずつビニール袋に小分けして持っていくと、キャンプ中に計量する手間が省けます。

③5分くらいで沸騰し始めますので、そのままごく弱火にして15分程待ちます。(沸騰までの時間は分量にもよるので目安です)

コンボダッチデュオの炊飯時に沸騰した目安

沸騰したらこのように吹くのですぐにわかります。

コンボダッチデュオの炊飯時に沸騰した後の火加減

吹いたらごく弱火(ガス火だとぎりぎり消えないくらい)に弱めます。

コンボダッチデュオの炊飯時の湯気

炊飯器から湯気が出るイメージで、微かに湯気が出る程度の弱火で大丈夫です。わかりにくいですが、蓋の右側から湯気が出ています。

④15分くらいしてから、パチパチという音がし始めたら、火からおろします。自信がなければ蓋をとってみて、まだお米の表面で水分がグツグツ沸騰しているようであればもう少し火にかけたまま蓋をして待ちます。表面でグツグツしなくなれば、パチパチという音がしてくると思います。

コンボダッチデュオの炊飯時の蒸らしの目安

15分経過したので一瞬だけ蓋を開けてみました。まだ全体的に表面に水が残っているのがわかります。さらにしばらく弱火にかけます。

この状態からはできるだけ音を注意深く聞いてください。パチパチという音がしてくるはずです。

⑤蓋をしたまま火からおろして、10分ほど蒸らします。蓄熱性があるので、余熱で十分蒸らせます。蒸らしたら全体を混ぜて完成です。

コンボダッチデュオの炊飯時の炊きあがり

炊きあがりです。水分が飛んでお米の一粒一粒が見えるようになっています。

スノーピークのコンボダッチデュオを買ってよかった点

ポット、スキレット、プレートと揃っているので、2人分であればこれだけで十分な料理が作れます。実際に上のラタトゥイユ風夏野菜煮込みとスパニッシュオムレツで2人お腹いっぱいになりました(ご飯と餃子は別日に作りました)。複数の鍋がセットになっているので、いろいろ鍋を持っていかなくてもこれだけで同時進行で何品か調理できるのも嬉しいですね。また収納時のサイズも小さくて済むので、バイクでのツーリングでも気軽に持っていけます。

スノーピークのコンボダッチデュオの残念な点

良かった点の裏返しになってしまいますが、サイズが小さいのでグループキャンプでは炊飯器になってしまうことが多いです。いや、コンボダッチデュオで焚いたご飯はすごく美味しいので、贅沢な悩みであることに間違いはありません。

コンボダッチデュオ(スノーピーク)のレビューまとめ

ソロやツインでキャンプすることが多い方、料理には凝りたいけど荷物は少なくしたい方などには最適だと思います。
また初めてダッチオーブンを買う方や、量は多くなくても品数を多く作りたい方にも向いていると思います。炊飯器をお探しの方にもぜひ(笑)。メインクッカーとしてもサブクッカーとしても活躍できるオールマイティなダッチオーブン、それがコンボダッチデュオだと思います。あなたも素敵なダッチオーブンライフを!

キンコグローブ50がキャンプで万能!サイズ選びやサイズ感もレビュー!キャンプに最適な革手袋である「キンコグローブ50」についてサイズ選びやサイズ感のレビューも解説していきます。是非キャンプでの革手袋選びの...
ABOUT ME
BANBAN
BANBAN
学生時代にバイクのキャンプツーリングにはまり、全国各地を周りました。それから20年経った今も、車やバイクで、ソロでもツインでもグループでもキャンプを楽しんでいます。アウトドアで食べるご飯とお酒、そして焚き火が大好き。
こんな記事もおすすめ