ガラス製のホヤによってロウソクの炎が守られているため、台風のような強風でなければ炎が消えるということはありません。ホヤの部分を下へスライドさせることでコンパクトに収納でき、即座に消火もできるようになっていますので、初心者の方でも安心して扱うことができるようになっています。
アルミは軽くて持ち運び易い
アルミは軽量ということもあり、汎用性が高いのでアウトドアで移動する場面が多くても気軽に炎を持ち運べるというイメージです。
重量が180gと持ち運び安いだけでなく、吊るしやすいという特徴もありますので、場所にランタンを合わせる必要がなく初心者向きです。ブラス製よりも価格帯が安価なので、初めてキャンドルランタンを選ぶという方はまずはアルミ製を選ぶと良いでしょう。
日常のインテリアや災害時にも活用できるので、どちらを購入されるか迷っている方はまずはアルミ素材のUCOキャンドルランタンをオススメします。
UCOキャンドルランタンを買って良かった点
UCOキャンドルランタンの一番の良さはキャンプのムードを盛り上げてくれるという点です。ロウソクの灯りは食事を囲むテーブルを優しく照らしてくれるので、キャンプ本来のみんなで楽しむという空気を作ってくれます。
また、アウトドア以外でも自宅で楽しむバーベキュー時も使用できるだけでなく、日常生活のインテリアとしても庭や玄関に置いておくことも可能です。ロウソクの炎もホヤの部分を下へスライドすることで、簡単に消火できるため小さなお子さんが利用する際でも安全性が高いことも良い要素。
様々なシーンで使えて安全性も高いという部分だけを見ても、他のメーカーから販売されているキャンドルランタンより優れていると言っても良いのではないでしょうか。
また、別売りとなっていますが、シトロネラスペアキャンドルを使用することで柑橘系のさわやかな香りを楽しむこともできますし、虫よけの効果にも期待できます。ほかにも蜂蜜の甘い香りのキャンドルであったり、アロマキャンドルのような楽しみ方ができるのも嬉しい要素です。照明器具としての目的だけでなく様々な用途があることが、UCOキャンドルランタンの良さとなっています。
UCOキャンドルランタンの残念な点
UCOキャンドルランタンの唯一のデメリットと言えるのが、掃除が大変という点です。
使用後の掃除が大変
ロウソクを使用する以上、ホヤや本体にロウが残ってしまいこびりついてしまうことは仕方のないことなのかもしれませんが、特に傾いて吊るしてしまったり、ランタン当たってしまった時の掃除は大変です。
キャンドルランタン本体に溶けたロウが付着するので、取り除く必要があります。汚れやキズが残ってしまうことは味が出るとも言えますが、抵抗がある方は必ずを掃除をおこないましょう。
替えのろうそくが高い
純正キャンドルの値段は一本約240円程度します。燃焼時間は約9時間なので、1回のキャンプでほとんど使用しきってしまいます。年に数回のキャンプなら問題ないですが、頻繁にいかれる方はオイル化をおすすめします。
また、純正キャンドル以外を使用すると本来に汚れが付きやすくなったり、溶けたロウがそのまま残ったりしてしまうので注意が必要です。ろうそくを使用する場合、よほどの理由がない限り安全面も考慮して、UCOキャンドルランタンに最適な純正のキャンドルを利用することをおすすめします。
純正以外のキャンドルを使って故障させてしまった場合、本来受けられるはずの保証や修理を受けられなくなってしまう可能性があります。
UCOキャンドルランタンの掃除の仕方
UCOキャンドルランタンの掃除の仕方をご紹介します。
お湯では綺麗に掃除しにくい
ボールの表面に溶けたロウが浮いています。
見えにくいので、指をつけてみたらべっとりとロウが付きました。
ランタン本体やろうそくケースについたロウは、洗面器等にお湯を入れ、ロウを溶かして掃除をするという方法もありますが、溶けたロウは水に浮くので、本体をお湯から取り出すときにも、付着してしまいます。また、あまり綺麗に掃除しにくいです。
ドライヤーの熱でロウを溶かし掃除する
ドライヤーを使ってのUCOキャンドルランタンの掃除が一番綺麗に掃除ができます。注意点として、UCOキャンドルランタンをドライヤーに近づけすぎ高温にしたり、長い時間熱をあて続けると、アルミ、ブロスとも変形や変色の恐れがあるので、注意しましょう。
ロウの融点は低いので、ドライヤーの熱を少しあてるだけで、溶けていきます。ロウが少し溶けたら、キッチンペーパーやティッシュでロウを拭き取ります。
綺麗になりました。
焚き火の熱でも掃除ができる
帰ってからの片づけや掃除はなるべく少なくしたいとキャンパーなら思うはず。使用した現地でもUCOキャンドルランタンの掃除ができます。
焚き火の火に直接当てなくても、熱でロウが溶けるので、ロウが少し溶けたら、ティッシュでロウを拭き取ります。
UCOキャンドルランタンのオイル化の方法
UCO純正のろうそくは高いので、頻繁に使用する方は結構な出費になりますし、本体がろうで汚れて掃除が大変です。
UCOキャンドルランタンは簡単にオイルインサートができるので、ろうそく代や掃除が面倒だなと思う方は、ぜひ挑戦してみてください。
それでは、キャンドルランタンのオイル化をブラス、アルミに適したオイル化の方法をご紹介します。
UCOキャンドルランタン【ブラス】に最適なオイル化
真鍮製(ブラス)のUCOキャンドルランタンを選ぶ方は、少し重いけど真鍮の雰囲気が好きな方なので、真鍮の素材を生かしたオイル化をご紹介します。
用意するもの
- S&B山椒の粉
- オイルランタンの替えの芯
- ムラエMGT4(オイルランプ)の口金
S&B山椒の粉
S&B山椒の粉の瓶
S&B山椒の粉の瓶のフィルムを剥がして、中を洗い乾燥させた物
左がハウス、右がS&B
ハウスの山椒の粉では、口が大きくムラエMGT4(オイルランプ)の蓋と合いません。少し高いですが必ずS&Bの山椒の粉を使用しましょう。
オイルランタンの替えの芯
グラスファイバー芯
ムラエMGT4(オイルランプ)純正の芯では短い
ムラエMGT4(オイルランプ)に純正でついている芯では、短く使用できないのでグラスファイバー芯が必要になります。グラスファイバー芯は、芯材にガラス繊維、芯材を保護する綿を使った2重構造のものが、綿素材の芯より消耗しにくく耐久性があります。
芯の太さは3mmの物を使用します。ムラエMGT4の口金に合う太さなので、間違えないようにしましょう。
ムラエMGT4(オイルランプ)の口金
ムラエMGT4(オイルランプ)の口金は真鍮でできており、ブロスにも合います。こちらの口金がS&Bの山椒の粉の瓶とシンデレラフィットします。
ブラスのオイル化の手順
①口金にグラスファイバー芯を通す
グラスファイバー芯の先端をセロテープを巻き通します。なかなか通しづらいので、ねじりながら通すと入れやすいです。
グラスファイバー芯の先端を適当な長さにカットします。
②オイルを入れ20分程待つ
オイルを芯が吸い上げるまで、20分程度待ちます。
③着火
問題なく着火できました。
④収納
オイルインサートはろうそくと同じぐらいの大きさなので、問題なく収納することができます。ただし完全密閉でない為、横に倒したりするとオイルがこぼれるので注意が必要です。
UCO純正キャンドルとオイルインサートの炎を比較
UCO純正キャンドルと炎と比べて少し細長くはなりますが、さほど変わりはなくと思います。
UCO純正キャンドルとオイルインサートの重さを比較
UCO純正キャンドルをいれた重さ(252g)より少し重たくなりましたが、燃焼時間はオイルは燃費が良いので、ろうそくと変わらないぐらい持ちます。
ブラスのオイルインサートで気になる点
オイルインサートの蓋をしてもオイルがこぼれる
蓋をしても、山椒の瓶が液体使用でない為、横に倒すとオイルが漏れますので、パッキンなどの工夫が必要です。
オイルインサートの口金がろうそくケースより少しはみ出る
2020年4月現在の山椒の瓶では、オイルインサートの口金がろうそくケースより、少しはみ出てしまいます。使用上問題ないので私は使いますが、気になる方は参考までに。
UCOキャンドルランタン【アルミ】オイル化
アルミ製のUCOキャンドルランタンを選ぶ方は、軽いものを選んだ方なので、軽量で簡単なオイル化をご紹介します。
用意するもの
アマゾンで売ってる格安のオイルインサートですが、ものすごく軽量なのでお気に入りです。
アルミのオイル化の手順
手順はいたって簡単で、オイルインサートにオイルをいれ、10分程放置したらオイル化の完成です。
UCO純正キャンドルとオイルインサートの炎を比較
UCO純正キャンドルと炎と比べて少し弱い感じがしますが、さほど変わりはないと思います。
UCO純正キャンドルとオイルインサートの重さを比較
UCO純正キャンドルをいれた重さ(176g)より25g軽くなりました。
アルミのオイルインサートで気になる点
オイルインサートをUCOキャンドルランタンに装着するときオイルがこぼれやすい
オイルをいっぱいに入れすぎると装着時に空気口からオイルがこぼれやすくなります。脱脂綿等を装着することである程度の改善はできますが、やはりこぼれやすいです。
燃焼時間が短い
軽量な分、燃焼時間が短くなります。いっぱいにオイルを入れて約2時間程度なので、途中でオイルの継ぎ足しが必要となります。
スノーピークのノクターン使い方レビュー!リトルランプつかない時の対処法も紹介!キャンプの時の灯りにはLEDランタンをはじめ、ガスランタン、ガソリンランタン、オイルランタンなどたくさんの種類がありますよね。
キ...
UCO(ユーコ)キャンドルランタン(ブラス・アルミ)を比較レビュー!【オイル化の方法も】UCO(ユーコ)キャンドルランタンは、アウトドアで明かりを灯すためのアイテムに限らず、インテリアとしても楽しむことができるキャンドルラン...
UCOのキャンドルランタンのレビューのまとめ
UCOのキャンドルランタンについて紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
「優しく温かく照らすロウソクの代名詞」のコンセプトがあるように、自然な灯りを提供してくれるのが一番の良さです。
また、アウトドア以外の使い道としても日常のインテリアであったり、自宅の庭で簡易的に利用するというシーンにも向いています。
重厚感があり使えば使うほど味が出るのがブラス製、軽くて持ち運びしやすいのがアルミ製となっていますので、用途に合わせて選択するのが良いです。
UCOのキャンドルランタンで最も人気の高いものはアルミ製となっていますので、今回が初めての購入という方についてはまずはアルミ製を選ぶことをオススメします。ロウソクの炎が演出する、自然で優しい灯りを体感できるのがUCOのキャンドルランタンの良さです。
キャンプの夜を優しく灯す!キャンドルランタンのおすすめ11選!キャンドルランタンは、キャンプの夜にやすらぎをもたらしてくれるアイテムです。ガスランタンほど明るくはありませんし、LEDランタンのように...
【比較レビュー】ルミエールランタンとスノピのノクターンを徹底比較!近頃のキャンプブームで様々な種類のランタンが注目されています。主な灯りとしてはLEDランタンを使う人が多いかもしれませんが、テーブルの上...