これからの季節、カンカン照りの暑い夏キャンプでキンキンに冷えたビールを飲むのは至福の時間。今回はそんな至福のひと時を可能にする、サーモスの「保冷缶ホルダー」をご紹介します。
モデルによって保冷力、サイズ、重さなど具体的にどのようなポイントが違うのかをレビューしていきますので、「サーモスの保冷力はすごいと聞くけど、どうなの?」と疑問に感じている方はぜひ、参考にしてください。
「汗だくで『設営が終わった!』と思って手にしたビールがぬるかった」、「1口目は美味しさが続けばいいのに」夏キャンプでそのような思いをした方は特に必見ですよ!
THERMOS保冷缶ホルダーRODシリーズの特徴
「サーモス アウトドアシリーズ」から展開されているRODシリーズは、サーモスの優れた保冷力にアウトドアの機能性をプラスした缶ホルダーです。
特徴①無骨なデザイン
メタリックで無骨なデザインは男心をくすぐります。キャンプなどのアウトドアで使用すると傷などが気になってしまいますが、このデザインなら多少の傷も味と思えそうですね。くびれがあり持ちやすくなっています。
特徴②便利な2way仕様
飲み口が付いた2way仕様で、飲み口を付ければタンブラーに早変わり。温かい飲み物も長時間楽しむことができます。
飲み物ごとにコップやタンブラーなど、いろいろ持って行く必要がなくなるので、荷物の軽量化を重視したいソロキャンプやツーリングキャンプにもおすすめです。
特徴③安全性を考慮した内部構造
内側に3つ、ぽちっと丸い突起があり、缶を入れる時にぐっと押し込めば缶が圧迫される構造になっています。
圧迫されることで逆さにしても缶がホルダーから完全に飛び出すことがありません。
キャンプで気分が高揚してひっくり返しても、缶が飛んで行って周りの人や物に中身をかけてしまう心配も減りそうですね。
THERMOS保冷缶ホルダーJCBシリーズの特徴
「サーモスの保冷缶ホルダーといえばこれ!」と言われるほど、根強い人気を誇るモデルのJCBシリーズ。Amazonでもベストセラー1位を獲得しています。
特徴①丸みを帯びたポップなデザイン
丸みを帯びた形と、オレンジやライムグリーンといった鮮やかなカラーリングとラバー部分とのツートーンカラー(ブラック以外)がおしゃれで年齢性別問わず愛されています。キャンプだけでなく家やオフィスで使えるデザインですね。
特徴②圧倒的なコストパフォーマンス
アウトドアシリーズのROD-002モデルと比較して価格が1,000円以上安いですが、本体の材質や真空断熱構造は変わらないため、飲み物の温度を長時間キープすることができます。機能性の高さはそのままに、お求めやすい価格になっているので家族分揃えることもできますね。
特徴③スリムサイズでフィット感◎
缶にぴったりフィットするスリムなサイズなのに、絶妙な隙間が空いていて缶の出し入れは非常にスムーズにできます。スリムサイズなので女性やお子さまでも持ちやすいですよ。
サーモスの350ml缶用保冷缶ホルダーの2wayと安い方を比較レビュー
サーモスの350ml缶用保冷缶ホルダーの2wayタイプと安い方の違いを比較していきます。
サイズ
2way | 高さ13cm |
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安い方 | 高さ11.5cm |
2wayの方がキャップがある分、1.5cm程高さがあります。
2way | 直径7.6cm(実測) |
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安い方 | 直径7cm(実測) |
350ml缶の直径は6.6cmなので、2wayタイプは1cm程度厚みがあるので、保冷効果にも期待が持てそう。
重さ
2way | 194g 蓋無し164g(実測) |
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安い方 | 140g(実測) |
蓋無しの状態でも厚みがある分、2wayタイプの方が重さがあります。
保冷力
そのまま | 2way | 安い方 | |
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スタート | 5.1度 | 3.1度 | 2.5度 |
15分後 | 15.7度 | 6.4度 | 4.1度 |
30分後 | 22.2度 | 9.8度 | 7.2度 |
45分後 | 25.1度 | 12.3度 | 10.7度 |
60分後 | 26.4度 | 14.6度 | 13.3度 | 温度差 | +21.3度 | +11.5度 | +10.8度 |
保冷力は温度差を差し引いても高い2wayタイプより安い方が勝る結果となってしまいましたが、保冷缶無しと比べると保冷力はどちらもすごいです。
500ml缶は入る?
2wayと安い方の保冷缶ホルダーに500mlの缶を挿入してみました。
350ml用の保冷缶ホルダーに500ml缶を使用するのは、正しい使い方ではありません。
それぞれの保冷缶ホルダーに500ml缶でも挿入することは可能で、350mlでの検証に近い保冷力もありますが、保冷缶ホルダーに覆われていない上部の温度は上昇してしまうので、日ごろから500mlのビールを飲まれる方は500ml缶用の購入をおすすめします。
ペットボトルは入る?
サーモスの保冷缶ホルダーにペットボトルを挿入してみました。
※2つの保冷缶ホルダーの内径は一緒です。
サーモスの保冷缶ホルダーにペットボトルを使用するのは、正しい使い方ではありません。
いろはす(もも)は挿入可能。
おーいお茶(ほうじ茶)は挿入可能。
アクエリアス、ファンタグレープは挿入不可。
ペットボトルは形状により挿入できる、できないがあるみたいです。
また、隙間があるので、保冷力の期待はしない方が良さそうです。
番外編でセブンイレブンのアイスコーヒーのカップを挿入しましたが、入りませんでした。
サーモスの保冷缶ホルダーは2wayと安い方どっちがおすすめ?
2つの保冷缶ホルダーを使用してみて、2wayは缶ホルダーとタンブラーとして使用できる利点がありますが、単純に缶ホルダーとして保冷力だけ求めて、使用するなら安い方で十分だという結果となりました。
安い方は保冷力は十分で軽量でコンパクト、なによりうれしいのは1000円ちょっとで買えるので、2wayと比べると約半分の値段で購入できるので、缶ホルダーを初めて購入する方にもおすすめです。
2wayの蓋は360度どこからでも飲める設計になっているので飲みやすいですし、シリコン製のパッキンが付いているので飲み口以外から飲み物がこぼれる心配もありません。
また、キャンプで使うなら虫や砂埃などの混入も防げる蓋付きだと便利な利点もあります。
安い方にも2wayタイプの蓋が綺麗にハマりますが、残念ながら安いJCBのタイプには専用の蓋が販売してないので、蓋付きが欲しい場合には2wayタイプがおすすめです。
人気缶ホルダーの比較記事はこちらの記事
350ml缶用のサーモス保冷缶ホルダーの種類
350ml缶にぴったりなモデルのサーモス保冷缶ホルダーはこちらです。
2wayタイプRODシリーズ
サイズ | φ7.5×高さ13cm |
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重量 | 約0.2kg |
材質 | <本体>ステンレス鋼 (アクリル樹脂塗装) <飲み口>飽和ポリエステル樹脂 <パッキン>シリコン |
2wayタイプRODシリーズのカラーは全6色展開。色展開が増えると家族同士、仲間同士で間違えることも減りますね。1つ持って行けば冷たい飲み物も温かい飲み物も楽しめるのでバックに忍ばせておくと便利です。
JCBシリーズ
サイズ | φ7.5×高さ11.5cm |
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重量 | 約0.1kg |
材質 | <本体>ステンレス鋼 (アクリル樹脂塗装) <ラバーリング>シリコン |
シルバーとブラックの全2色展開。値段、見た目、そして保冷力の面で高い評価を得ているので、根強い人気があるのがこちらのタイプ。キャンプで使う以外にも、オフィスや家でも使いやすいのでプレゼントにもおすすめです。
JDU-350シリーズ
サイズ | 7.5×7.5×11.0cm |
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重量 | 約0.1kg |
材質 | <本体>ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装) <ラバーリングシリコーンゴム> |
サイズ | φ7.5×高さ18cm |
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重量 | 約0.2kg |
材質 | <本体>ステンレス鋼 (アクリル樹脂塗装) <飲み口>飽和ポリエステル樹脂 <パッキン>シリコン |
2wayで使える便利な仕様はそのままなので、ビールはもちろん、温かい飲み物もたっぷりと飲みたい方におすすめです。
JDU-500シリーズ
サイズ | 7.5×7.5×15.5cm |
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重量 | 約0.2kg |
材質 | <本体>ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装) <ラバーリングシリコーンゴム> |
全3色展開で500mlとたっぷりな量が時間を気にせず長時間楽しめます。容量はたっぷりですが、手に馴染みやすいスリムなサイズなのでずっと持っていてもストレスが少ないですよ。
名入れができるサーモスの保冷缶ホルダー
サーモスの保冷缶ホルダーに名前やイニシャルを入れて販売してるお店もあります。名前だけでなくメッセージも入れれるので、父の日や友人へのプレゼントのも良いですね。
サーモス保冷缶ホルダーレビューまとめ
最後にサーモス保冷缶ホルダーについて、まとめていきましょう
- ROD-002は便利な2way仕様
- JCB-352はコスパに優れたベストセラー商品
- それぞれのシリーズに350ml缶用と500ml缶用がある
- 保冷力は安い方でも十分
- アウトドアで使用するなら蓋つきの2way
サーモスの真空断熱構造の技術は過酷な環境の下でこそ実感できる確かな技術とされています。この夏はサーモスの保冷缶ホルダーを使って、キンキンに冷えたビールをキャンプで堪能してはいかがですか。日頃の疲れも忘れる至福のひと時を過ごしましょう!