燻製

燻製器のおすすめ10選!キャンプや自宅で初心者に使いやすいものを厳選!

燻製器

燻製器はどなたでも美味しい燻製を作ることができる便利な道具。肉や魚、チーズにナッツなどの様々なものが、燻製器ひとつでやみつきになるスモーキーな風味に変わります。使い方も簡単で、燻製を始めたらあとは待つだけという手軽さも魅力です。

今回は燻製の種類とそれぞれの特徴を解説するとともに、キャンプや自宅で役に立つ燻製器のおすすめを10個ご紹介します。

燻製の食品は買うとちょっと高いですが、自分で作ればかなり安くたくさん食べることができます。ぜひ燻製作りに挑戦してみてください。

燻製器があればキャンプや自宅で簡単に燻製ができる

燻製器

出典:amazon

燻製器ひとつあるだけで、キャンプでの楽しみが増えます。キャンプ場に行く前の食材選びも楽しいですし、燻製ができるまでの時間もとてもワクワクします。そしてちょうど良い具合に茶色く色づいた燻製が出来上がるとテンションは最高潮。

燻製器はとてもシンプルな道具ですが、これほどまでに使って楽しいキャンプ用品はそうそうないでしょう。これからキャンプを始める、もしくは始めたばかりの初心者の方にもおすすめですし、キャンプに慣れてきてマンネリ化を感じている方にも最適なアイテムです。

自宅でも手軽に楽しめる

また、燻製器はキャンプだけでなく自宅でも手軽に使用できるのがいいところです。休日に自宅の庭にイスとテーブルを出し、燻製を作りながらのんびりと過ごす。そうすると家にいながらキャンプ気分を味わえます。平日の仕事終わりに楽しむのもリフレッシュになるのでおすすめです。

燻製の種類

燻製の出来上がり

燻製の方法には「熱燻」・「温燻」・「冷燻」の3つの種類があります。それぞれの特徴と向いている食材をしっかり押さえておきましょう。

熱燻の特徴と向いている食材

熱燻は80℃以上の高温でおこなう燻製の方法です。燻製の風味をつけながら加熱調理することができます。熱燻の良いところは1時間以内の短い時間で燻製が完成すること。とにかく早く食べたいときにおすすめの燻製法です。

熱燻に向いている食材は肉・魚・ナッツなどです。チーズなどの熱で溶けるものを熱燻すると、ドロドロに溶けてしまうので注意!

温燻の特徴と向いている食材

温燻は30〜80℃の温度でおこなう燻製の方法で、もっとも一般的なものです。数時間燻製を続ける必要がありますが、短時間で終わる熱燻よりも食材の水分が少なくなるので1週間程度であれば保存が可能です。

温燻に向いている食材は、ゆで卵・ベーコン・ウインナー・チーズなど。幅広い食材が温燻で美味しく作れます。手軽にできるので、燻製の初心者には一番おすすめの燻製法です。

冷燻の特徴と向いている食材

冷燻は30℃以下の低温で燻製する方法です。大型の燻製器が必要なうえに気温が低い時期でなければむずかしい方法ですが、燻製に慣れてきた頃に挑戦してみるのもいいでしょう。長時間冷燻にした食材は、水分がほとんど抜けているので保存食になります。

冷燻に向いている食材は生ハム・生サーモンなどです。これらの食材であれば1時間ほどで完成します。燻製の風味を感じながら生の柔らかい食感が楽しめ、どれだけ食べても食べ飽きることのないご馳走になります。

燻製器の使い方

出典:soto公式

失敗することなく美味しい燻製を作るためには、燻製器の正しい使い方を知っておく必要があります。燻製器の使い方に関しては別の記事で詳しく解説しているので、これから燻製にチャレンジする初心者の方はぜひそちらをご覧ください。

燻製チップは種類で香りが変わる

燻製チップ

出典:amazon

燻製を作るためには燻製チップというものが必要です。燻製チップとは木を細かく砕いたもので、これを加熱することにより煙が発生して食材に色と香りがつきます。そして燻製チップに使用される木にはサクラやリンゴなどいくつかの種類があり、それぞれが違った風味づけをしてくれます。

燻製チップに関しても別の記事でより詳しく解説しているので、こだわった燻製づくりをしたい方はそちらも参考にしてください。燻製のバリエーションを増やすことができます。

キャンプにおすすめの燻製器

燻製器

出典:amazon

それではここからキャンプ用品を販売しているメーカーのものを中心に、おすすめの燻製器をご紹介します。

手軽で持ち運びに便利なコンパクトな燻製器から、大きめでたくさんの燻製を一度に作れる本格的なものまで様々なタイプの燻製器をピックアップしました。

キャメロンズ (Camerons) ミニスモーカー

  • 使用時サイズ:42.5×17.5×7cm
  • 収納時サイズ:30×17.5×7cm
  • 重量:1.2kg
  • 素材:ステンレス

トランギアのラージメスティンのような見た目が特徴的な燻製器です。この燻製器を販売しているキャメロンズは、燻製関連の製品を専門的に取り扱っているアメリカの企業。燻製のことを知り尽くしたメーカーによって作られた、手軽に燻製を楽しめるアイテムです。

この燻製器の良いところは、ガスコンロ・オーブン・炭火・IHといった様々な方法で使用できること。とくにIH調理器で使用できるのがポイントで、自宅での使用にとても便利です。シンプルな構造なので洗いやすいのも素晴らしいところ。

スノーピーク(snow peak) コンパクトスモーカー

  • 使用時サイズ:31.5×22×16.5cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:1.5kg
  • 素材:ステンレス、天然木

大きな持ち手がついていることにより持ち運びがしやすいスノーピークの燻製器。スノーピークの製品らしく、シンプルでありながらオシャレなデザインが特徴です。フタにあしらわれた天然木のつまみが、ステンレスのボディによく映えています。

使い勝手においても優れており、アミが2段になっているのでコンパクトなサイズの割にはたくさんの食材が入ります。付属している汁受け皿が食材から落ちる水分をキャッチし、燻製チップがぬれるのを防ぎます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ミニ燻製鍋

  • 使用時サイズ:26.5×20×16cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:480g
  • 素材:アルスター鋼板、鉄、天然木

ソロキャンプにも最適なサイズ感と丸い形が可愛らしい、キャプテンスタッグの燻製器です。燻製器の中のアミには大きな持ち手がついており、フタを乗せたまま持ち上げることが可能。そのため煙を無駄にすることなく、燻製チップの追加ができます。

燻製器本体の素材として使用されているアルスター鋼板は、鉄が持つ頑丈さにアルミの錆びづらさが備わったもの。燻製器としては軽量でありながらも、キャンプで使用するのに十分な耐久性を持っています。気軽に買える価格も魅力です。

コールマン (Coleman) キャンピングオープンスモーカー

  • 使用時サイズ:30.5×30.5×30cm
  • 収納時サイズ:30.5×30.5×8.5cm
  • 重量:3.5kg
  • 素材:スチール

金庫のようなデザインが目を引くコールマンの製品です。用途の幅が広く、オーブンとしても燻製器としても使用できます。燻製のほかにもピザや鳥の丸焼きなど、これひとつで幅広い料理に対応可能。見た目の良さだけでなく、使い勝手においても非常に優秀です。

正面の扉に温度計が組み込まれているので、適切な温度管理をしながら本格的な燻製をすることができます。さらに使用時はサイコロのような立方体ですが、折りたたむと厚さわずか8.5cmというコンパクトさで持ち運びも容易です。

ソト(SOTO) いぶし処 お手軽香房

  • 使用時サイズ:22.2×19.4×41.5cm
  • 収納時サイズ:23×44×4cm
  • 重量:2.0kg
  • 素材:スチール、天然木

燻製器としてもはや定番となっているSOTOの人気商品。食材の取り出しのしやすさ、収納時のコンパクトさ、洗いやすさなど、かゆいところに手がとどく使い勝手の良さがこの燻製器の大きな魅力です。

縦長の形状なので大きなチキンやバラブロックなどをフックで吊り下げておくこともでき、一度に大量の燻製を作ることが可能。価格が手頃で多くの人に認められているヒット商品なので、燻製器選びに迷っている方や初心者の方は、これを選んでおけばまず後悔することはありません。

ロゴス(LOGOS) LOGOSの森林 スモークタワー

  • 使用時サイズ:26×25×42cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:3.1kg
  • 素材:ステンレス、スチール

光沢のあるステンレスのボディが美しい本格的な燻製器。実用性とデザイン性を高いレベルで両立している、こだわり派のための製品です。燻製器の前面がガバッと開くので食材の出し入れがしやすく、燻製チップを入れるトレーは燻製器の外側から取り出せる仕組みとなっています。

アミの高さは4段回に調節でき、食材をフックで吊り下げて燻製にすることも可能。さらに空気の流れを微調整することができる空気孔も装備。燻製器本体を折りたたむことができないので少々かさばりますが、それでもキャンプへ持って行きたくなる魅力にあふれている逸品です。

コールマン(Coleman) ステンレススモーカーⅡ

  • 使用時サイズ:25×26.5×40cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:2.1kg
  • 素材:ステンレス

こちらもピカピカのステンレス製で円筒型のボディが美しい、コールマンの燻製器です。ロゴスの円筒型の燻製器よりかなり安い価格で買えるので、お手頃価格で見た目がカッコいい燻製器が欲しい方にはこちらがおすすめです。燻製器本体のサイズもよく似ています。

しかしロゴスの燻製器とちがい、食材の出し入れが上からしかできません。その点に関しては少々不便さを感じるかもしれませんが、一方で燻製チップは燻製器正面に設けられている小窓から追加できるという便利なところもあります。

ユニフレーム (UNIFLAME) フォールディングスモーカー

  • 使用時サイズ:26×25×60cm
  • 収納時サイズ:25×60×8cm
  • 重量:8.5kg
  • 素材:ステンレス

ほかの燻製器を圧倒するほどの優れた機能性を備えている本格的な燻製器。ユニフレームの製品らしくシンプルで無骨な雰囲気、長く使える堅牢さ、そして高い品質を誇っています。高さが60cmもあるので一度に大量の食材を入れることが可能です。

燻製器本体は大型でありながら折りたたむことができるので、収納時は意外なほどコンパクト。60cmの長さはそのままですが、厚さが8cmとなるので車に積んでも邪魔になりません。

地面から離して使用するためのスタンドも付属しており、これがあることによりシングルバーナーでの使用が可能となっています。そのほかにも燻製チップに酸素を供給するためのメッシュのロストルがついていたりと、価格が高めなだけにほかの燻製器にはない便利な機能が満載です。

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初心者におすすめの燻製器

続いて、燻製に関してまったく知識がない方でも、手軽に燻製が始められる燻製器をご紹介します。燻製に必要なものがひと通りそろっているセットなので、キャンプにそのまま持っていくだけで燻製が楽しめます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 燻製 ビギナーセット

  • 使用時サイズ:外径26×29.5cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:1.2kg
  • 素材:スチール、天然木 その他

燻製器本体・温度計・軍手・クイックチャッカー・スモークウッド・レシピ本がセットになった、燻製初心者向けのセット商品。あとは食材があればすぐに燻製を始めることができます。初心者向けとはいえ、温度計でしっかり温度管理をしたこだわりの燻製を作ることも可能です。

燻製器自体はとくに便利な機能などは備わっていないシンプルな作りですが、そのぶん使い方がわかりやすいのはむしろいいところ。ファミリーキャンプでお子様と一緒に燻製を楽しむのにも最適です。

ソト(SOTO) 燻家スモークハウス

  • 使用時サイズ:23×23×52cm
  • 収納時サイズ:ー
  • 重量:ー
  • 素材:ダンボール、スチール その他

さらにお手軽に燻製を始められるのがこちらのセット。価格が1000円ほどなので、とりあえず一度、燻製を試してみたいという方に最適です。燻製器本体がダンボールでできているので一度きりの使い捨てと思われがちですが、実は何度も使用できます。

値段相応に非常に簡素な作りですが、正面に燻製チップの出し入れができる扉が設けられていたりと、意外なほど使いやすい燻製器。さすがは燻製関連の商品に強いSOTOの製品といったところです。

なお、こちらのセットにはライターは付属していません。キャンプに持っていく際には、スモークウッドに着火するライターやバーナーを忘れずに用意してください。

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燻製器で作った燻製

今回は燻製の知識ゼロでも気軽に始められるセットから、見た目がカッコいい燻製器、高品質かつ本格的な燻製器まで様々な燻製器をご紹介しました。どれもキャンプをさらに楽しくしてくれるものばかりです。

まだ燻製をしたことがない方のなかには、燻製が難しいと感じている方もいることでしょう。しかし燻製は実際にやってみると意外なほど簡単です。興味がある方は、まず試しに挑戦してみましょう。趣味を探している方にも、燻製作りはおすすめです。

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