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キャンプ用鉄板のおすすめ8選!ソロ用・BBQ用に分けて選び方もご紹介!

キャンプでは釣りや焚き火などさまざまな楽しみ方がありますが、自然の中で食べる食事も楽しみの一つではないでしょうか。BBQや鉄板料理を楽しみにしているという方も多いと思います。

そこで今回は、キャンプ用におすすめの鉄板をソロ用とBBQ用に分けてご紹介とともに、選び方や肉を美味しく焼くコツも解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キャンプ用鉄板の種類は3種類!

キャンプ用鉄板の種類

キャンプで大活躍の鉄板は主に3つの種類に分かれています。それぞれの特徴を簡単にご紹介していきます。

平型タイプのキャンプ用鉄板

平型タイプのキャンプ用鉄板

定番の平らな鉄板で文字通り「鉄の板」です。平らなため食材を地面に落としやすい構造ではありますが、最も一般的な鉄板で使いやすいタイプです。使用後の手入れが楽というメリットがあります。

深型タイプのキャンプ用鉄板

深型タイプのキャンプ用鉄板

鉄板の深さがあるタイプなので、具材が多い野菜炒めや焼きそばなどが作りやすい利点があります。肉料理だけではなく、アヒージョや汁気の多い料理なども作りたい方向きの鉄板です。

波型タイプのキャンプ用鉄板

深型タイプのキャンプ用鉄板

表面に凹凸があり波状になっているため、焼き色がきれいにつくうえ、余計な脂分が溝に落ちる構造のため肉料理に適している鉄板です。もちろん野菜も美味しく焼けるのでBBQにもおすすめです。

キャンプ用鉄板の選び方のポイント

キャンプ用鉄板は種類だけでなく、素材やサイズなどもさまざまです。用途や好みにあっていないものを選んでしまうと使いにくく、楽しみにしていたキャンプでの鉄板料理が残念なことにもなりかねません。選び方のポイントをおさえて、使いやすい鉄板を選びましょう。

鉄板の素材で選ぶ

キャンプ用鉄板の選び方

鉄板には主に鉄製・アルミ合金製・ステンレス製と3種類の素材があります。一般的なのは鉄製です。

鉄製のキャンプ用鉄板の特徴

鉄製は熱伝導率と蓄熱性に優れていて食材が美味しく焼けるメリットがありますが、他の素材に比べると重いのが難点です。

アルミ合金製のキャンプ用鉄板の特徴

アルミ合金製は軽量で熱伝導率も優れていますが、蓄熱性が弱く温度にムラがでやすいです。

ステンレス製のキャンプ用鉄板の特徴

ステンレス製は鉄やアルミに比べると熱伝導率も蓄熱性も劣りますが、丈夫で錆びにくく手入れが楽というメリットがあります。

それぞれにメリット、デメリットがありますので用途や好みにあったものを選ぶようにしましょう。

鉄板のサイズで選ぶ

鉄板のサイズ

大人数の場合は大きめの鉄板が便利ですが、重さがあり持ち運ぶのが大変です。手持ちの焚き火台やグリル台の大きさも考えて選ぶ必要があります。

あまり大きすぎると使用後の手入れも大変なことが多いので、色々な面を考慮して選ぶようにしましょう。

鉄板の厚さで選ぶ

鉄板の厚さ

また、鉄板の厚さも選ぶ際のポイントになります。薄いものは軽くて持ち運びが楽ですが、蓄熱性が弱くなります。

逆に厚すぎるものは重すぎて鉄板料理が重労働になってしまう可能性があるため、適度な厚さのものを選ぶとよいでしょう。目安は3~4.5mm程度のものがおすすめです。

ソロキャンプにおすすめの鉄板

ここからは、ソロ~少人数キャンプにおすすめの鉄板をご紹介します。

キャプテンスタッグ グリルプレート B6サイズ

サイズ 18×12.5cm
重さ 750g
高さ 2cm
素材 鋳鉄製

コスパ重視の方におすすめなのがキャプテンスタッグのグリルプレートです。カマドスマートグリルB6型用ですが、B5型のハーフサイズとしても利用可能です。平面タイプですがフチがあるのでフライパン代わりとしても使えて便利です。鉄製で火の通りがよくステーキが美味しく焼けると高評価です。

アウトドア野外鉄板

サイズ 15×15cm
重さ 600g
厚み 3.2mm
素材 鉄製

平面タイプのシンプルな鉄板です。ガスストーブに最適なサイズで、ソロや2人分の調理に適しています。縁に付属の取っ手を取り付けられるよう穴があいています。

深さはないので斜めにすると食材が落ちる可能性がありますが、小さいながら厚みが3mm以上あり肉や魚、野菜などまんべんなく美味しく焼けると評判の鉄板です。同じシリーズで厚さが6mmの鉄板もあります(重さ約1kg)。

テンマクデザイン 男前グリルプレート

サイズ 20.7×14.3cm
重さ 875g
厚み 3mm
素材 鋳鉄製

波型タイプの鉄板です。肉にこんがりと焼き目をつけたい方におすすめ。ソロや大人2人で焼肉するのに丁度良いサイズです。附属でハンドルと収納袋がついています。
カマドB6やSOTOバーナーなどと一緒に使用すると使いやすいサイズです。

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STAR(スター)グリルプレート黒船

サイズ 21.7×14.3cm
重さ 450g
高さ 3.5cm
素材 アルミニウム

アルミニウム製のため重さが約450gと軽い波型タイプの鉄板です。テフロン加工済みでシーズニングが不要です。

手軽に美味しく鉄板料理が楽しめるため、ソロキャンパーに大人気の鉄板です。使い終わった後、水につけておくと汚れが落ちやすく手入れも楽で使いやすいという声が多いです。軽量なのでツーリングにもおすすめです。

ファミリーキャンプやBBQにおすすめの鉄板

ここからは、3人以上のファミリーキャンプから大人数でのキャンプにおすすめの鉄板をご紹介します。

キャプテンスタッグ ニューアイガーグリドルL

サイズ 60×40cm
重さ 4.2kg
厚み 2mm
素材 鉄製

コスパ重視の方におすすめ。大人数のキャンプでの焼きそばやBBQに最適です。安価で購入できるため試しに購入する方も多いです。Lサイズは10人くらいまでの調理に対応しています。4~5人くらいのファミリーキャンプにはMサイズがおすすめです。

ZEOOR(ゼオール)極厚鉄板(厚さ6mm)

サイズ 51×35cm
重さ 7.8kg
厚み 6mm
素材 鉄製

本格的に鉄板料理を楽しみたい方におすすめです。厚さが6mmと分厚く、その分重さもかなりあります。蓄熱性・保温性は抜群で専門店並みに美味しく焼きあがるという声が多いです。

厚さが薄めの鉄板は軽量で持ち運びやすいですが、火にかけると反りやすい難点がありますが、極厚バーベキュー鉄板は反りもなく本格的な鉄板料理にも挑戦できます。

スノーピーク グリルプレート黒皮鉄板

サイズ 33×50cm
重さ 3.6kg
厚み 2.5mm
素材 黒皮鉄板

スノーピークの焚き火台LやグリルブリッジLなどで使用できる3~4人用サイズの鉄板です。油馴染みの良い黒皮鉄板製。コールマンやユニフレームのツーバーナーにもピッタリなサイズで使っている方も多いです。火力が強すぎると若干の反りがでる場合がありますが、定番タイプで使いやすいです。

SOTOアルミグリドル

サイズ 50.6×25.5cm
重さ 1.7kg
高さ 4.35cm
素材 アルミダイカスト(表面フッ素加工)

SOTOのツーバーナーに対応しているアルミ製の鉄板です。4~5人用と大型サイズですが、重さは約1.7kgと軽量です。鉄製に比べると保温性は落ちますが、熱伝導率は高いため焼肉から炒め物までなんでもOKです。表面にフッ素加工が施されているため、手入れが楽な点も人気の理由になっています。

キャンプで鉄板で肉を美味しく焼くコツは?

キャンプの楽しみの一つでもある鉄板料理ですから、美味しく作りたいですよね。ここからは肉を美味しく焼くコツについて解説していきます。

鉄板で肉を美味しく焼く手順

  1. 肉は常温に戻しておく(手で触って冷たさを感じない程度)
    ※厚みのない肉の場合は常温に戻さなくてもいいです
  2. スジ切りをする(フォークで全体をまんべんなく刺してもいいです)
  3. 塩こしょうは焼く直前にふる
  4. 鉄板はしっかりと加熱し油を入れてなじませる
  5. 鉄製やアルミ製は熱伝導率が高いので焼きすぎないように気をつける

キャンプ用の鉄板の手入れ方法

鉄板を購入したら、キャンプに行く前の儀式シーズニングと使用後の手入れが必要です。

鉄板を購入したらキャンプ前にシーズニングをしよう!

まずは、焼く前の準備です。鉄製のものは使い始める前の儀式としてシーズニングが必要です。

  1. 空焼き後、冷めたら中性洗剤で汚れを洗い流し、火にかけて水分をとばします。
  2. 食用油を塗って空焼き(くず野菜があれば炒める)、自然に冷めるまで待って水洗い。
  3. 鉄板をよく乾燥させたら再度薄く食用油を塗ってシーズニング完了です。

※鉄板の種類によってはシーズニングの必要はありません。

使用後の鉄板の手入れ方法

使用後は熱いうちに鉄板についた汚れをヘラやブラシなどを使用して取り除きます。鉄板が冷めたら水洗いします。できれば加熱させて水分をとばし乾燥させた後、食用油を薄く塗っておくと次回も使いやすいです。アルミ製やステンレス製は水洗いで汚れを落としたら、ふき取るだけでいいです。

鉄板でキャンプ料理のレシピが広がる!

網で調理する焼肉やBBQももちろん美味しいですが、鉄板は肉を焼くかたわらで焼きそばや野菜炒め、チャーハンなども作れるので調理の幅も広がります。

素材や形、サイズなど使い勝手の違うさまざまなタイプの鉄板がありますので、用途や自分が求める条件をふまえて使いやすいものを選んでみてください。

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