スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットが人気の理由として、鍋・フライパン・飯盒の代わりになってくれて、アウトドアでも様々な料理を作れることができます。ここではそんなアルミパーソナルクッカーのサイズ感や使い勝手のレビューを伝えていきます。また、焚火での炊飯方法も紹介してますので、参考になれば幸いです。
スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセットSCS-020のスペック
まずはスペックを説明します。スノーピークのアルミパーソナルクッカーは、名前の通りアルミ製でLとSの2つの浅型クッカーです。
Lサイズ
- サイズ:直径148mmx高さ75mm
- フタ:直径157mmx高さ33mm
- 容量:1000ml
Sサイズ
- サイズ:直径128mmx高さ69mm
- フタ:直径137mmx高さ30mm
- 容量:780ml
収納サイズと重量
- サイズ:直径157mmx高さ100mm
- 重量:485g
素材
- 本体:アルミアルマイト加工
- ハンドル:ステンレススチール
アルミパーソナルクッカーセットの特徴
アルミパーソナルクッカーは名前の通りアルミ製のクッカーなので、熱伝導率が良く炊飯にも向いており、浅型クッカーですが、スタッキングもしやすくLS合わせてもコンパクトに収まり非常に使い勝手がいいのが特徴です。
アルミパーソナルクッカーにシーズニングは必要?
アルミと言えば熱伝導率が良い反面、強度が低く耐久性に問題がありましたが、アルミパーソナルクッカーの場合、アルマイト加工を施すことでアルミの良さを残しつつ、弱点である耐久性を克服しています。なので、アルミパーソナルクッカーにはシーズニングが必要ありません。
アルミパーソナルクッカーセット(スノーピーク)をレビュー
ここからはスノーピークのアルミパーソナルクッカーセットの使い勝手をレビューします。
アルマイト加工で錆びにくい
アルミパーソナルクッカーの特徴と言えば、クッカー内壁に施されたアルマイト加工です。コーティングとは違い、人工的に酸化皮膜を作るアルマイト加工はアルミとの密着が良いので、錆びにくく耐久性も高い加工方法なので長く使うことができます。
OD缶がスタッキングできる
アルミパーソナルクッカーは、LSのクッカーでスタッキングできるのは、もちろんのこと浅型クッカーでありながら、250のOD缶がスタッキングできます。間口が広いので折りたたみのシェラカップでもスタッキングできます。
目盛り付きで炊飯しやすい
LS両方共のクッカーの内側に目盛りが付いており、炊飯時の水分量や料理の際には、他の軽量器具が必要ないです。
間口が広いので食材が入れやすい
間口が狭い深型のクッカーでは、入れにくく食材や米をこぼしてしまうことがあります。アルミパーソナルクッカーは間口が広いのでそんな心配もありません。
凹みやすいので注意が必要
軽量で熱伝導率が高いアルミパーソナルクッカーですが、難点としてアルミ製なので凹みやすいです。味がでて良いと思いますが、気になる方はステンレス製のクッカーが重いですが凹みにくいです。
アルミパーソナルクッカーセットとスタッキングしてみた
アルミパーソナルクッカーと同じスノーピークのギアをスタッキングしてみました。
シェラカップをスタッキング
スノーピークのシェラカップをスタッキングしてみました。
シェラカップの持ち手が出てしまいます。このままでも専用の袋に入れることができますが、折りたたみシェラカップの方がアルミパーソナルクッカーとスタッキングしやすいです。
エバニューの折りたたみシェラカップならチタンなので軽量で使いやすく綺麗にスタッキングできます。
マグカップとスタッキング
スノーピークのマグカップ450mlと300mlをアルミパーソナルクッカーとスタッキングしてみました。
450mlの場合、アルミパーソナルクッカーより高さがあります。
蓋にも深さがあるので、スタッキングできます。
300mlの場合は、横にしてスタッキングする事ができます。少し隙間があるので、袋のコーヒーを入れても良さそうです。
ケトルとスタッキング
スノーピークのケトルno1とスタッキングしてみました。
残念ながら、sサイズとケトルno1の直径がほぼ同じサイズなので、スタッキングする事はできませんでした。ソロキャンプでアルミパーソナルクッカーがあれば、お湯を沸かすことはできるのでケトルを使うことはほぼないですが、参考までに。
アルミパーソナルクッカーセット焚き火での炊飯方法
アルミパーソナルクッカーSサイズを使って、焚き火での炊飯方法をご紹介します。
水分量を合わせる
目盛りがあるので、先に水を入れると正確な水分を量れます。
米1合炊きの場合、水は200cc~220ccです、スタッキングする事はできませんでした。
アルミパーソナルクッカーセット焚き火での炊飯方法
アルミパーソナルクッカーSサイズを使って、焚き火での炊飯方法をご紹介します。
水分量を合わせる
目盛りがあるので、先に水を入れると正確な水分を量れます。
米1合炊きの場合、水は200cc~220ccです。
米を入れた状態で測るなら1ozのメモリに合わせたらちょうどいい水加減です。
前日にお米を洗い、浸水したお米を使用すれば、アウトドアで炊飯する場合に便利です。
米を洗ってない場合は、米を洗い浸水の目安は夏場で30分冬場では1時間、これをしないと芯が残るご飯が炊けてしまうので、必ず浸水しましょう。
火にかけて炊飯
最初は沸騰するまで強火で炊きます。
沸騰したら、一度混ぜて重しを置き、徐々に弱火へ
一度混ぜることで焦げ付きにくくなります。
目安として、蓋の隙間から泡が出なくなって少ししたら、炊き上がりです。基本的に炊飯時には蓋を開けないのが鉄則ですが、このタイミングが一番難しいと思いますので、慣れるまでは蓋をあけて水の量を確認するのが、一番の失敗しないコツです。
蒸らす
火から降ろし10分程蒸らします。寒い時期には、100均の保冷バックなどにいれて蒸らすと、温度が下がらずに上手に蒸らすことができます。炊飯が上手くいかないときは、試してみてください。
炊き上がり
炊き上がりです。ご飯の上にカレーをかけることもできるので、そのまま食べることができます。浅型のクッカーは食器代わりにも使えるので便利です。
焚き火での炊飯は、火力、外気温、風などの要素で、失敗しやすいものですが、慣れれば意外と簡単に炊飯できますので、失敗を恐れずにチャレンジしてみてください。
アルミパーソナルクッカーで炊飯や料理をしてみて
アルミパーソナルクッカーで料理や炊飯をしてみて感じたのは、他のクッカーより炊飯や料理がしやすい点です。そちらをまとめてみました。
炊飯がしやすい
アルミパーソナルクッカーはアルマイト加工で焦げ付きにくく、目盛りがあるので水加減の失敗もしづらく、熱伝導率が高いアルミ製なのでメスティンと同じぐらい炊飯がしやすいです。
調理がしやすい
アルミパーソナルクッカーは、間口が広い浅型クッカーなので、食材を入れる時もかき混ぜるのもストレスなくでき、とても調理がしやすいです。クッカーLなら内容量が1000mlなので、冬キャンプで定番の鍋料理も十分に作れます。
炒めものには不向き
蓋がフライパン代わりになるというレビューを見たりしますが、できなくはないですがアルミクッカーの性質上くっつきやすいです。キャンプでは、蓋は取り皿に使うとか鉄板料理で蒸らす事に使用することの方が多いです。
アルミパーソナルクッカーセットのレビューのまとめ
いろんなクッカーを使った中で、アルミパーソナルクッカーセットのお気に入りポイントをまとめると
- 間口が広いので食材が入れやすくこぼれにくい
- 使用後に洗いやすい
- 炊飯がしやすい
- なにより軽い
以上、アルミパーソナルクッカーセットのレビューでした。クッカー選びの参考になれば幸いです。