ランタンハンガー(フック)は、テントやタープのポールにランタンを吊り下げる際に使うアイテムです。少し高い位置にランタンを吊るすだけで、キャンプサイト全体が明るくなるのでとても便利なアイテムですよ。
今回はそんな便利なランタンハンガーのおすすめ商品をご紹介します!キャンプで使える便利な技や選び方のポイントなども紹介しますので初めての購入にはもちろん、買い足しの参考にしてくださいね。
ランタンハンガー(フック)はキャンプで便利!
ランタンハンガーと同様に、ランタンを吊り下げるキャンプ道具としてメジャーなのはランタンポールやランタンスタンドですね。ランタンポールやランタンスタンドは自立するので確かに使いやすいのですが、ランタンハンガーよりパーツが多くてかさばりやすく、値段設定の高いものが多いです。ランタン1つだけ使用するならまだしも、ランタンの数だけ買い足したりキャンプに持って行くのは大変ですよね。
軽量コンパクトで低価格
ランタンハンガーは1つ1つがコンパクトなので必要な個数買い揃えても収納に困ることもありませんよ。しっかりとした作りなのに数百円~1,000円ちょっとで購入できるものも多く、低価格なのもポイントです。
好きな場所や好きな高さでランタンを吊るせる
ランタンハンガーはテントやタープのポール、小枝などどこにでも設置が可能で、さらに吊り下げる位置も自在に調整することができます。サイト全体を照らしたい時は高い位置で、手元を照らしたい時には低い位置で設置できたりと、状況に応じて使い方を変えられるのは嬉しいですね。
また、ランタンをランタンハンガーに吊り下げることでお子さまが触って火傷したり、倒してしまうリスクも回避することができます。
ランタンを吊るす以外にも使える
ランタンハンガーという名前ですが、ランタン以外を吊り下げることでより快適なキャンプサイトになりますよ。
例えばドライネットを吊るすと濡れた調理道具やカトラリーの水切りが簡単にできますし、ゴミ袋を吊るしておけば風で飛んで行ってしまう心配も減りますね。ハンガーを吊り下げて帽子や上着をかけておくのもおすすめです。
足元にたくさん荷物を広げてしまうとせっかくのおしゃれサイトも台無しになってしまいます。ランタンハンガーを上手く活用して荷物をすっきり片付けてみましょう!使用の際にはランタンハンガーの耐荷重に気を付けて安全に使用してくださいね。
ランタンハンガー(フック)の選び方①素材
ランタンハンガーというとどれも同じように思いますが、選び方にもコツがあります。購入してからの使い心地を左右しますのでチェックしておきましょう。
ランタンハンガーに使われている素材で多いのが、鉄(アイアン)製、ステンレス製、木製になります。それぞれの素材にメリットとデメリットがありますので、購入前に素材の特徴を知っておきましょう。
鉄(アイアン)製の特徴
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鉄(アイアン)製の特徴は何といってもその強度です。曲げに強い素材なので重さのあるランタンを吊り下げてもランタンハンガーが変形しづらく、どこに設置しても安定して使うことができますよ。重厚で渋い質感となっているのでお気に入りのヴィンテージランタンやアンティークランタンと相性がぴったりです。
注意点としては、鉄(アイアン)製は他素材と比較して少し重さがあり、製品によっては鋭利な箇所やバリ取りがしきれていないがあるので収納袋は厚手のしっかりとした生地のものを選んでくださいね。
ステンレス製の特徴
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ステンレス製の特徴は丈夫で手入れがしやすい点です。汚れやサビにも強いので、天気の悪い日にも気兼ねなく使用することができますよ。鉄(アイアン)製より軽量で持ち運びも楽なので登山キャンプやツーリングキャンプの時にも気軽に持って行くことができます。
デメリットは表面に細かな傷がつきやすいところです。キャンプで使用するものなのでそこまで気にならないかとは思いますが、傷が目立ち始めて買い直すとしてもリーズナブルな価格のものが多いので安心ですよ。
木製の特徴
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ランタンハンガーに限らず、キャンプサイトで木製のものがあると一気におしゃれ感が増しますね。ランタンハンガーを設置するポールも木製であれば自然の中に溶け込むような雰囲気が楽しめます。ナチュラルテイストなキャンプサイトの雰囲気を味わいたい方におすすめの素材ですよ。
木製のランタンハンガーを購入する際の注意点としては、木製のランタンハンガーにはカエデや桜の木といった天然木が使われていて風合いは素敵な一方、雨に濡れるとシミやひび割れなどの劣化をしてしまう恐れがあります。また、耐荷重もあまり期待できませんので使用する前にどんなランタンを吊り下げるか、どんな用途で使うかを考えてから購入するのがおすすめです。
ランタンハンガー(フック)の選び方②取り付け方
ランタンハンガーを設置したい場所にどう取り付けるかも選ぶポイントになります。ランタンハンガーの取り付け方には大きく分けて「巻き付け型」と「クリップ・挟み込み型」がありますよ。
巻き付け型の特徴
ランタンハンガーの片側を設置場所に巻き付ける「巻き付け型」。こちらはランタンをハンガーにかけることでハンガーに重さがかかり、てこの原理で固定される仕組みになっています。ハンガーに重さが加わればその分固定力が高まりますので、ランタンなどのある程度重さがあるのもを吊り下げたい時に向いていますよ。
反対に、軽いものを吊り下げると巻き付け部分に上手く負荷がかからず、衝撃で落ちてしまったり、風が吹いた時にクルクルと回ってしまうこともあるので注意してくださいね。
クリップ・挟み込み型
初めてランタンハンガーを使う方におすすめなのが「クリップ・挟み込み型」です。こちらは設置場所に挟み込むだけなので巻き付け型よりも簡単に設置ができます。固定力が強く、ズレにくいので安心して使用できますよ。
一方で、負荷をかけすぎるとクリップ部分のバネが壊れてしまいます。巻き付け型は歪んでしまっても商品によっては修正することができますが、クリップ・挟み込み型のランタンハンガーは一度バネが壊れてしまうと買い替える必要がありますので過剰な負荷をかけないようにしましょう。
ランタンハンガーが落ちる?使い方の注意点!
ランタンハンガーは火器を吊り下げるものですから、安全に使用するのが大前提です。使用の際にはいくつか注意点がありますのでご紹介します。
ランタンハンガーの使い方
クリップ式のランタンハンガーは挟むだけですが、巻き付け型は慣れれば簡単ですが、間違った使い方をすると落ちてしまう危険もあるので、正しい使い方の手順を解説します。
出典:amazon
①ポールの右側からハンガー部をポールの向こう側に出す。
②フック部を持ち上げハンガー部をポールに巻き付ける様に引っかける。
出典:amazon
③引っかけたハンガー部を支点にフック部を水平に戻す。
④好みの高さに調節したら取り付け完了です。
ポールの直径に注意
ランタンハンガーは商品によってそれぞれ取り付け可能なポールの径が決まっています。サイズの合わないランタンハンガーを使用すると上手く取り付けることができなかったり、取り付けはできても暫くするとランタンが落ちてしまうことが考えられます。思わぬ怪我につながることもありますし、何より大切なランタンを落として壊してしまうのがとてもショックです…購入前に取り付け予定のポールのサイズを事前にしっかり計測してくださいね。
商品によって対応サイズは違いますが、大体直径2cm前後のポールに対応したランタンハンガーが一般的です。太めのタープポールにランタンハンガーを吊るす場合3cm前後でないと対応できないこと多いので、選ぶときには対応範囲の広いランタンハンガーを購入するなどの注意が必要です。
耐荷重に注意
ランタンハンガーの耐荷重にも気を付けましょう。負荷をかけすぎるとランタンハンガーが壊れるだけでなく、ポールの破損にもつながりますし、木の枝に設置する場合には大切な自然を傷つけることにもつながってしまいます。どんなキャンプギアでもそうですが、無理のない範囲で使用するようにしてくださいね。
100均のランタンハンガーは使える?
最近のキャンプブームもあって、ランタンハンガーはキャンプ用品を扱っているところであれば比較的どこでも入手することができますよ。アウトドア用品店はもちろん、ホームセンターなど、最近ではダイソーやセリアなどの100均でも購入できるようになりました。100均のランタンハンガーとなると、耐荷重や使い勝手が気になりますよね。そんな方は、こちらの記事で100均のランタンハンガーの検証を行っているのでぜひ、チェックしてみてください!
100均アイテムで自作もできちゃう
また、オリジナルや既製品とは違うおしゃれなものが欲しいという場合には自作するのもおすすめですよ。鹿の角を使った本格的なDIYをする上級者もいますが、100均で手に入るS字フックを使って手軽に自作する方もいます。インターネット上では様々な自作のランタンハンガーが紹介されているので、参考にしてみるのもおすすめです。
自作のランタンハンガーを使うと、一層キャンプ気分が盛り上がりそうですよね。
ランタンハンガー(フック) おすすめ10選
それでは、ここからはおすすめのランタンハンガー(フック)を紹介していきます。
Snowpeak(スノーピーク) ランタンハンガーL
サイズ | φ6 ×長さ25.5cm |
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重量 | 120g |
耐荷重 | – |
素材 | SUS304 塩化ビニールコーティング |
対応直径 | 2.7〜3.2cm |
直径3.2cmまでのタープポールに対応したシンプルなランタンハンガーです。耐荷重の記載はありませんが、スノーピーク商品ということもあってしっかりとした作りになっているため、重めのランタンを吊り下げても安定しています。
細い径のポールに使用したい場合には小さいサイズの対応直径1.9~2.2cmがおすすめです。
LOGOS(ロゴス) マメフック2pcs
サイズ | 長さ13.5cm |
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重量 | 130g |
耐荷重 | – |
素材 | スチール、PVC |
対応直径 | 1.9~2.5cm |
ショートタイプのランタンハンガーです。ミニタイプなのでバッグの隙間にも収納でき、登山キャンプやツーリングキャンプに持ち運びやすいですよ。2つセットになっていて、2つのマメフックに棒を渡せばランタン以外にも様々なものが吊り下げられます。コンパクトなので小型のLEDランタンと一緒に使えばサイトの見た目もすっきりしますね。
BUNDOK(バンドック) ランタンハンガー
サイズ | φ5 ×長さ28cm |
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重量 | 120g |
耐荷重 | 5kg |
素材 | スチール・ポリ塩化ビニル |
対応直径 | 1.9〜2.2cm、2.5~2.8cm |
両端のリングの径が異なっていて、1.9〜2.2cmと2.5~2.8cmの2種類のポールの太さに対応します。ランタン用と小物吊り下げ用など、用途に応じて使い分けられるのでキャンプでも活躍しますね。耐荷重も5kgとランタンを吊り下げるには十分ですよ。
UJack(ユージャック) ランタンハンガー
サイズ | φ6 ×長さ29cm |
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重量 | 121g |
耐荷重 | 10kg |
素材 | スチール PVCコーティング |
対応直径 | <小>~2.2cm <大>~3.2cm |
こちらのランタンハンガーも両端のリングの径が異なっていて使い分けができますよ。片方の径は3.2cmまで対応しているので、太めのタープポールでも使えます。また、両端のリングに付いている滑り止めのゴムがしっかりポールに引っかかるので滑り落ちたりズレることが少ないです。
ランタンハンガーには珍しく、1つ1つにユージャックのロゴ入り収納ケースが付いているのも嬉しいですね。
LOGOS (ロゴス) 傾斜ハンガー
サイズ | φ5.5 ×長さ14cm (フック部分長さ9cm) |
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重量 | 95g |
耐荷重 | 2kg |
素材 | スチール、PVC、シリコン |
対応直径 | 1.8~2.6cm |
ロゴスの傾斜ハンガーは名前の通り、特に斜めに立てたポールに物を吊り下げるときに活躍しますよ。ダッチオーブンを吊り下げたトライポッドに引っ掛けて調理器具をぶら下げたりなど、便利な使い方ができます。
丸ポール以外に角ポールにも取り付けることができたりと様々なシチュエーションで使えるので、キャンプをしていて気づく「ここにちょっと吊り下げられれば…」といった小さなお悩みも解消しますね。
196(イチ・キュー・ロク) 木製ランタンハンガー
サイズ | φ6 ×長さ22cm |
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重量 | 53g |
耐荷重 | – |
素材 | サクラ材、カエデ材 |
対応直径 | <サクラ>3.3cm<カエデ>2.8cm |
国産のサクラとカエデの無垢材を使った木製のランタンハンガーです。木製なので少し値段はしますが、雰囲気を大切にしたいこだわりキャンパーにおすすめですよ。サクラは直径3.3cm、カエデは直径2.8cmのポールの径に対応しているので使い分けできる他、両面テープ付きのゴムストッパーが付いているので使っているポールに合わせて微調節できます。
木製は傷や汚れが目立ちやすい特徴があるので、気になる方はやすり紙で汚れを落としたり、天然の植物オイルや蜜蝋を塗りこむと長く愛用することができますよ。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ステンレス製ランタンハンガー M-7918
サイズ | φ5.6 ×長さ24 |
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重量 | 180g |
耐荷重 | 1.5kg |
素材 | 18−8ステンレス鋼(ポリエチレンコーティング) |
対応直径 | 1.9〜3cm |
キャプテンスタッグのランタンハンガーは、穴にポールを通して挟み込むことで何も吊るしていない状態でも安定するバランス力が魅力です。初心者の方でも非常に設置しやすいですよ。直径1.9~3cmと幅広い径のポールに対応していますし、ステンレス製で汚れやサビに強いため、これからポールを買い足しても長く使い続けられますね。
耐荷重は1.5kgなので、重いランタンの吊り下げには向いていないので、軽いLEDランタンや衣類、小物メインに使うのがおすすめです。
Coleman (コールマン) ポールランタンハンガー2
サイズ | φ4 ×長さ26cm |
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重量 | 125g |
耐荷重 | 3.5kg |
素材 | アルミニウム、PVC、ステンレス |
対応直径 | 1.9〜3cm |
珍しい形状をしたランタンハンガーですが、ポールをしっかりと挟み込んでくれ固定力も高いですよ。対応するポールの直径が1.9~3cmと幅広いのにプラスして耐荷重が3.5kgあるので少し重さのある大きいランタンを吊り下げることも可能です。力のかかるホールド部分にはPVCコーティングが施されていて、使用しているポールが傷つかない設計となっているのもポイントです。
OMUKY(オムクイ) ランタンフック ランタンクリップ
サイズ | φ2 ×長さ11cm |
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重量 | 19g(1個当たり) |
耐荷重 | – |
素材 | 強化版プラスチック |
対応直径 | フック部分3cmまで |
洗濯ばさみのような形状のランタンフックです。コンパクトな見た目ながら固定力は高く、素材も強化版プラスチックを使っているので強度の心配もありません。テントやタープに直接クリップ部分を挟んで使ったり、フック部分を使えばポールに引っ掛けてランタンなどを吊り下げることもできます。軽量でコンパクトな上、4つセットで600円程度と低価格なので気軽に買い足すこともできますね。
Coleman(コールマン) コンビニハンガー
サイズ | 幅8.5 ×長さ10×高さ4.8cm |
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重量 | 85g(1個当たり) |
耐荷重 | 1kg |
素材 | ポリアセタール、他 |
対応直径 | 2~2.5cmまで |
コールマンらしいレッドとグリーンのカラーが可愛いこちらのコンビニハンガー。ランタンを吊り下げることももちろんできますが、先端が二股になっているのでレジ袋を引っ掛ければあっという間にゴミ箱が完成します。対応するポールの径の範囲は狭いですが、ポール以外にもテーブルの脚や椅子のフレーム部分に挟み込めばちょっとした小物を引っ掛けておけますよ。コンパクトでかさばらないので、いくつかバッグに忍ばせておいても良いですね。
ランタンハンガー(フック)のまとめ
ランタン以外にも使える便利なランタンハンガーは、思わぬところで活躍する万能アイテムです。キャンプ中は物を地面に置きがちですが、ちょっと高い位置にランタンハンガーを使って引っ掛けるだけで、紛失防止にも怪我防止にもなりますし、足回りもすっきりしますよ。
使用の際にはポールの径や耐荷重に注意しながら、無理のない使い方を心掛けてくださいね。