キャンプの時にあると便利なランタンハンガー。テントポールやタープポールにランタンを掛けて使用することで、頭上から明るい光を届けてくれます。
そんなランタンハンガーが、ダイソーやセリアなど100円ショップからも販売されていることをご存知ですか?安く手に入ればそれに越したことはありませんが、気になるのはその安全性や使い勝手。今回はそんな疑問にお答えすべく、100均ランタンハンガーの徹底比較をしてみました。
ランタンハンガーとは?
キャンプなどでは暗くなるとランタンやライトを使用します。そのランタンやライトを掛けるために使われるアイテムが『ランタンハンガー』です。『ランプ掛け』や、『ランタンフック』とも呼ばれます。タープポールに巻き付けて使われることが多いですが、中には木に巻き付けて使うキャンパーもいるようです。
キャンプでランタンハンガーがあれば便利
ランタンハンガーにランタンをかけることで、あたり一面をまんべんなく照らすことができます。また、地面に置かずに済むので蹴ったり倒してしまったりするリスクもなくなります。小さいお子様の手が届かないということも大事なポイントですね。
そんなランタンハンガーが100円で買えてしまうなんてお得ですよね。それでは気になる100均ランタンハンガーをご紹介したいと思います。
ダイソーで買えるランタンハンガー
ダイソーからは、なんと2種類のランタンハンガーが販売されています。それぞれのスペックや特徴を見ていきましょう。
ランタンハンガー
【スペック】
- 耐荷重量:約5kg
- 対応ポールサイズ:約20~25mm
- サイズ:全長14cm
- 材質:塩化ビニール樹脂、鉄
【特徴】
- 全長が14cmと短い分、5kgまで耐えることができる
- 本体が鉄素材なのでとても丈夫だが、その分重さがある
ランプ掛け(キャンピング用)
【スペック】
- 耐荷重量:約3kg
- 対応ポールサイズ:約18~32mm
- サイズ:全長26cm
- 重量:約65g
- 材質:塩化ビニール樹脂、スチール
【特徴】
- 先ほど紹介したランタンハンガーよりも長め(その分耐荷重量は下がる)
- 両端どちらでも巻き付け可能なので、対応ポールサイズが幅広い
- スチール製で触った感じはとても頑丈
同じランタンハンガーでも、それぞれ違いがありますね。自分の用途に合わせて選んでみるといいと思います。
セリアで買えるランタンハンガー
一方セリアからは1種類のみ販売されています。それではこちらのスペックや特徴も見ていきましょう。
ランタンフック
【スペック】
- 耐荷重量:1kg
- 対応ポールサイズ:約19~22mm
- サイズ:全長20cm
- 材質:塩化ビニール樹脂
【特徴】
- 耐荷重量は1kgと少な目
- 対応ポールサイズの幅も少ない
- カラーはカーキで見た目はお洒落
ダイソーのブラックカラーに比べて、セリアの商品はカーキでお洒落ですね。女性はこちらの商品の方が魅力的に感じるのではないでしょうか?
3つの100均ランタンハンガーを実際に使って比較検証してみた
それぞれのスペックや特徴を紹介してきましたが、重要なのはその使い勝手。キャンプで問題なく使用できるかが気になるところですよね。そこで3つのランタンハンガーを実際に使用してみました。
使用したポール
一般的にメインポールとして使用されるサイズが約25~35mmなので、今回は25mmのもので試してみます。
写真はフィールドアから販売されている25mmのタープポールです。
使用したランタン
フィールドアから販売されている重さ700gのLEDランタンです。
それでは実際に使用した様子をご覧ください。
ダイソーのランタンハンガー
25mmのポールにしっかりフィットしました。ちょうどいいサイズ感で、ずれ落ちる心配はなさそうです。
ランタンをかけてみても、安定しています。本体が短いのでランタンがポールに当たってしまうのではないかと心配でしたが、その点は心配ありませんでした。
ダイソーのランプ掛け
こちらの商品はポールの太さに合わせて両サイド使用することができます。小さい方では25mmのポールには巻き付けることができなかったので、大きい方で巻き付けてみました。すると写真のように巻き付けることができました。ですが少し緩いように感じます。角度によってはずり落ちてしまいそうです。
ランタンもかけることはできますが、やはり少し緩いようです。落ちることはありませんでしたが、少し不安が残る結果となりました。
セリアのランタンフック
25mmのポールには少しきついようです。引っ掛ける部分が上を向いてしまい、平行に巻き付けることができませんでした。見た目は少し悪いですね。
巻き付けるにはきついものの、ランタンは問題なくかけることができました。逆に、きついので落ちる心配がありません。これはこれで良いのかもしれません。
100均のランタンハンガーを使ってみた感想
実際に3つのランタンハンガーを使ってみて感じたことを挙げてみたいと思います。購入の参考にしてみてください。
ダイソーのランタンハンガー
短いと使い勝手が悪いように感じますが、まったくそんなことはありません!短い分耐荷重量も5kgあり、とても安定しています。25mmのポールにジャストフィットするので、今回の実験では一番使いやすかったです。
ダイソーのランプ掛け
両サイド巻き付けることができるのがとても便利です。許容範囲が広いので、お持ちのポールに合わせて使用することが可能です。ですが巻き付け部分がクルクルした形状なので、私のように手先が不器用な人には扱いにくいかもしれません。
セリアのランタンフック
巻き付け部分が狭い分使用できるポールは限られてしまいます。今回使用した25mmポールではきつく、平行にまきつけることができませんでした。ですがきつい分とても安定していて、安心して使うことができました。
それぞれ異なる特徴があるので、お持ちのポールに合ったランタンハンガーを選んでみてはいかがでしょうか?
キャンプでランタンハンガーの活用法
ランタンハンガーは、ランタンを吊るすだけが使い道ではありません。基本的に、『吊るせるもの』なら何にでも使うことができます!
例えば写真のような『ティッシュボックス』。紐がついているので引っ掛けて吊るすことができます。ティッシュは意外と場所をとるので、吊るしておくとスペースが確保されて便利です。そのほかに『ケトル』や『ライト』、『食器ネット』や『ゴミ袋』などにも活用することができます。テーブルまわりが綺麗に片付きそうですね!
使い勝手がいいランタンハンガーは、自分好みにアレンジして使ってみるのもいいと思います。
100均ランタンハンガー比較検証のまとめ
ダイソーとセリア、それぞれのランタンハンガーはいかがでしたか?
実際に使用してみると、100円でも十分に役立つ商品だということが分かりました。メーカー品のものも勿論いいですが、100円で同じ機能が手に入るなら選択肢の一つに加えてみてもいいかもしれませんね。
またランタンハンガーはランタン掛け以外にも使い道があるので、キャンプで役立つこと間違いなしです。是非1本購入してみてはいかがですか?