キャンプチェアの代名詞ともいえるヘリノックスチェア。軽量コンパクトが魅力であり、誰もが納得するその座り心地に絶大な人気を誇ります。しかしそんなヘリノックスはお値段が高く、お財布事情に厳しい方にとっては高嶺の花・・・
そこで今回は、ヘリノックスチェアに負けず劣らずの機能性を備えながら圧倒的低価格の「MoonLence(ムーンレンス)」チェアをご紹介。「ムーンレンスチェアの評判」や「ヘリノックスチェアとの比較」などなど、お財布事情に厳しく泣く泣くヘリノックスチェアを見送っていたという方に有益な内容となっていますので、ぜひ最後までご覧になってください。
ムーンレンス(MoonLence)チェアは安い
ムーンレンスとは、中国発アウトドアブランド。Amazonなどのネットショッピングサイトで格安なアウトドア用品を展開しており、その圧倒的な低価格とレビュー数で今話題のアウトドアブランドです。
そんなムーンレンスのラインナップには、ヘリノックスとデザインがそっくりながらも負けず劣らずの機能を備えたチェアを複数展開。ヘリノックスチェアと同機能を備えながら約1/3〜1/4の超格安プライスで購入することが可能です。
ヘリノックスチェアに憧れを抱きながらお財布事情で泣く泣く購入を躊躇っていた方や、コスパの高いアウトドアチェアをお探しの方にとっては神的ブランドといえるでしょう。
ムーンレンス(MoonLence)チェア みんなの評判は?
格安アウトドア用品が魅力のムーンレンスですが、「果たしてその品質は・・・?」といったところが一番気になるポイントでは?。そこでムーンレンスチェアの気になる評判を、「よい評価」と「いまいちな評価」に分けてまとめてみました。
- 包み込まれるような安定感があり座り心地最高
- なによりコンパクトに収納でき車載スペース削減に大いに貢献
- サイドポケットがスマホなど小物の収納に便利
- 半年経たずに布の縫い目がほつれてきた
- 組み立てに苦戦した
ヘリノックスチェアに負けず劣らずの座り心地や軽量コンパクト性によい評価が集中。その反面、縫製のほつれや組み立てに難ありといった評価が多いのも事実。安かろう悪かろうと割り切った使い方をするか、あくまで品質や耐久性を重視するかで評価が分かれそうです。
ムーンレンスチェアの種類
ムーンレンスチェアには、ヘリノックス「チェアワン」のようにキャンプや登山に最適な軽量コンパクトタイプや脚の高さが調整できるタイプ、またゆったり寛げるハイバックタイプなどさまざまなチェアが展開されています。
チェアワンタイプ3種類
モデル | スタンダード | 軽量モデル | デザイン柄 |
---|---|---|---|
商品 | |||
サイズ | 56x61x66cm | 55x61x67cm | 55x61x67cm |
重量 | 910g | 890g | 930g |
amazon | amazon | amazon |
軽量コンパクトが特徴の「チェアワン」タイプには、
- 両サイドにポケットを搭載した背面メッシュ仕様
- ポケット未搭載だが890gのシリーズ最軽量モデル
- 両サイドにポケットを搭載しシートがデザイン柄
この3種類がラインナップ。
本家ヘリノックス「チェアワン」には付いていないポケットが搭載されていたり、3タイプすべてが3,000円を切る超格安プライスが魅力的。持ち運びが便利でコスパの高いチェアをお探しの方におすすめです。
2wayタイプ(ハイ・ロー)
ムーンレンスチェアには、脚の高さが調整できる2WAYタイプもラインナップ。脚を折りたたむことでヘリノックス「グランドチェア」のようにロースタイルチェアへと早変わりします。通常使用の座面高さから、あぐらをかいたり脚を伸ばしてリラックスできるロースタイルなど一台二役としてマルチに使用できるのがポイントです。
グランドチェアタイプ
サイズ | 52x50x51cm |
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重量 | 920g |
ムーンレンスチェアには、ロースタイル向けのグランドチェアもラインナップ。背の低いテントの空間を上手に使うことができ、地べたスタイルに近い位置で、座ったまま調理などの作業を行うことができます。
ハイバックタイプ
サイズ | 45x87x103cm |
---|---|
重量 | 1600g |
ムーンレンスチェアには、背面高さが103cmあるハイバックタイプもラインナップ。耐荷重180kgに対応しており、高い背もたれに安心して体重を預けることができるためリラックスしながら寛ぐことが可能です。
ムーンレンスチェアがヘリノックスより使い勝手が良い機能
比較の前に、ムーレンスのチェアがヘリノックスのチェアより使い勝手が良い機能を紹介します。
- 組み立てやすいフック紐
- 左右のポケット
- 収納に便利なベルクロ
組み立てやすいフック紐
ヘリノックスのチェアはフレームにシートを差し込む時に少し力がいりますが、ムーンレンスのチェアはフック紐を引っ張りながら組み立てると、楽にフレームにシートを差し込むことができるので、ヘリノックスより組み立てやすい印象です。
左右のポケット
ヘリノックスのチェアの場合、カップホルダーを別途用意する必要がありますが、ムーンレンスのチェアは左右にポケットが付属してるので、ペットボトルやスマホなどの収納に便利で、使い勝手のいい機能です。
収納に便利なベルクロ
ヘリノックスのチェアの場合、収納時にフレームがコンパクトにまとまらずに苦戦する場面もありますが、ムーンレンスのチェアはベルクロが備わっているので、収納がスムーズに行え、別途用意する必要もありません。
ムーンレンスとヘリノックスのチェア比較【チェアワンタイプ】
ブランド | 展開サイズ | 収納サイズ | 重量 |
---|---|---|---|
Moon Lence | 56×61×66cm | 35.5×8.9×12.7cm | 930g |
Helinox | 52x50x66cm | 35×10×12cm | 960g |
チェアワンタイプのムーンレンスとヘリノックスのチェアを比べてみました。
収納サイズや重量
収納サイズや重量に、ほとんど違いはありません。
収納袋にはヘリノックスと同じようにデイジーチェーンがついているので、置き場所に困る収納袋を足元のフレームに吊るすことも可能です。
ムーンレンスの収納袋の素材やファスナー部分に少し安っぽさを感じますが、ファスナーの開け閉めなど使い勝手にもほとんど違いはありません。
座り心地
ムーンレンスの方が少しサイズが大きいので、165cmの男性が座った感じでは、横幅に少しゆとりがあるのでフィット感では劣りますが、背もたれにもたれやすいのでリラックスして座れる印象です。
ヘリノックスの肌触りの良いシートに比べ、ムーレンスは少しゴワつく感じがありますが、座った状態ではそこまで違いはなく本家と同じように包まれるような座り心地です。
座面高
ムーンレンスの2種類のアルミテーブルとのサイズ感です。どちらのテーブルの高さでも快適に使用でき、立ち上がのしやすさも変わらないので、スッと立ち上がる事ができます。
耐久性
ヘリノックスに比べ、縫製が甘い部分が多少ありますが、力がかかる部分にはしっかりとした縫製をしており、すぐに破けそうな印象はありません。
フレームの直径も同じぐらいで、無理な体制で使用しない限り、簡単に破損するようなことはない頑丈な作りです。
ムーンレンスとヘリノックスのチェア比較【グランドチェアタイプ】
ブランド | 展開サイズ | 収納サイズ | 重量 |
---|---|---|---|
Moon Lence | 52x50x51cm | 13×11×35cm | 920g |
Helinox | 52×44×50cm | 11×11×30cm | 640g |
収納サイズや重量
ヘリノックスの方がサイズもコンパクトに収納でき、重量も280g程度軽量ですが、ムーンレンスも1kg未満の重量なので、超軽量キャンプを目指す方以外では、そこまで気にすることはない重量です。
座り心地
ムーンレンスのシートは硬くゴワついていて、背もたれが少し高いのでしっかりと座れる感じですが、ヘリノックスはシートが柔らかく沈み込みが大きいので、優しく包まれてる感があります。
どちらが良いというわけではないですが、好みで分かれる部分です。
ムーンレンスはヘリノックスに比べ安定感が劣るので、前かがみに座りすぎると、後方のフレームが浮いてしまい前方のフレームに荷重が集中しまいます。破損の原因にもなるので、注意しましょう。
座面高
座面高はムーンレンスが低いですが、ヘリノックスの方が大きく沈み込んでしまうため、どちらも立ち上がりのしづらさがあります。
ムーンレンスの2種類のアルミテーブルの使用感ですが、どちらの高さのテーブルでも快適に使用できる座面高です。
まとめ
今回は、格安のムーンレンスアウトドアチェアについてご紹介してみました。キャンプチェアの定番「ヘリノックス」に負けず劣らずのデザインや機能を備えながら圧倒的な低価格が魅力です。今回ご紹介した「ヘリノックスチェアとの比較」を参考に、ムーンレンスチェアで快適なキャンプライフを過ごしてみてくださいね。