可愛いウサギのマークがポイントのDOD。以前はドッペルギャンガーアウトドアの名前で知られていましたが、そのDODのバックインベッドが人気です。
キャンプ場での睡眠を快適にしてくれるバックインベッドですが、実際に使ってみた感想をご紹介したいと思います。
アイキャッチ出典:dod
DODバックインベッド(CB1-510K)のスペック
使用時サイズ | 縦183cm×横72cm×高さ15.5cm |
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収納サイズ | 縦51cm×横16cm×高さ12cm |
荷荷重 | 120kg |
重量 | 2.6kg |
カラー | タン・ベージュ・カーキ |
バックインベッドはその名の通り、バッグに折りたたんでしまっておけるベッドのことです。キャンプなど、アウトドアで使われることが一般的です。
折りたたんでしまえることから、フォールディングベッドと呼ばれることもあります。また、単にコット(Cot)と呼ばれることもあります。
持ち運びに便利
テント泊の際にベッドがあると、とても楽なのですが、ネックとなるのが持ち運びの不便さです。オートキャンプならいざ知らず、駐車場からキャンプサイトまでの距離が長いと、ベッドの重さが背中にのしかかってきますよね。
その点、DODのバックインベッドはおよそ2.3kgという軽さなので、男性はもちろんのこと、女性やお子さんでも楽々持ち運びが可能となっています。
また、折りたたんでバッグにしまうと全長およそ50㎝と非常にコンパクトで、荷物を積み込む際にも邪魔になりません。
リーズナブル
初心者がアウトドアを始めるときに、ネックとなることの1つがズバリ「お金がかかる」ということです。
コットもピンからキリまでで、「やっぱりヘリノックスでなければ」などとこだわってしまうと、コットだけで4万円~5万円もかかってしまいます。
DODのバックインベッドは、他のメーカーと比べると、断然リーズナブルです。なぜなら、DODのバックインベッドが初心者向けに作られており、無駄な広告費をかけていないからです。
軽量なのに頑丈
DODのバックインベッドに用いられているフレームはすべてアルミ製で、軽量にも関わらず頑丈なのが特徴です。耐荷重は120kgとなっているため、たいていの人は利用可能といえるのではないでしょうか。
DODのバックインベッドの特徴
出典:dod
これまでいろいろなコットやエアーマットなどを利用してきましたが、DODのバックインベッドには、たくさんの魅力があります。
寝心地がよい
DODのバックインベッドの魅力としては、なんといっても寝心地のよいことがあげられます。地面にマットを敷いて寝ている方には、ぜひ、段違いの寝心地の良さを味わっていただきたいくらいです。
確かにヘリノックスのコットと比べると、生地のたるみが気になる人もいるでしょう。ただ、あちらのコットは4、5万円もするのに対し、DODのバックインベッドは6,000円程度です。
個人的な感想ですが、あまり生地がピンと張りすぎているよりも、少し沈んだ方が、身体が包み込まれるようで快適に感じます。
コットの長さは183㎝ですが幅が70㎝ちょっとあり、一般的なコットよりも幅広になっています。そのため、寝相が悪い方でも安心です。
色がよい
DODのバックインベッドは、これぞDODというナチュラルカラーがウリです。ベージュ、タン、ブラックの3色が用意されていますが、いずれも目に心地よい色合いとなっています。
組み立てや分解が簡単
キャンプやアウトドアの際に、テントやバックインベッド(コット)の組み立てに時間がかかると、その分、遊んだり食事を楽しんだりする時間が少なくなってしまいますよね。
また、撤収に時間がかかると、チェックアウ時間が気になってしまい、帰り際にバタバタすることとなりかねません。
その点、DODのバックインベッドはとても組み立てやすく、分解するのも簡単です。さっと組み立てて遊んだりのんびりしたりする時間をたくさん取れるのも、このバックインベッドの魅力といえます。
DODバックインベッドの組み立て方
それでは、実際にDODのバックインベッドの組み立て方から撤収方法まで、詳しくみていきたいと思います。
組み立て方
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DODのバックインベッドは、大きく分けると本体生地、メインフレーム、支柱3つに分類されます。
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組み立てる際にはまずメインフレームを組み立てます。メインフレームは3つのパーツから成っており、支柱を通すための穴が開いています。穴の向きをそろえて組み立てましょう。
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メインフレームが組み立てられたら、本体生地の両サイドにある穴へと通していきます。両サイドにメインフレームを通し終わったら、メインフレームの穴の部分に支柱を差し込んでいきます。
どのコットやバックインベッドにも言えることなのですが、最初の支柱を差し込むときには少し力が必要となります。
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バックインベッドを裏返したまま支柱を差し込むのはなかなか大変なので、コットを横向きに立てて、足で片側を抑えながら、上から体重をかけて支柱を押し込むと簡単に組み立てられます。支柱を4本とも差し込んだら完成です。
撤収の仕方
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バックインベッドを片付ける際には、組み立てるときとは反対に、最初に支柱を取り外していきます。次にメインフレームを両サイドから抜き取り、3つのパーツに分けます。
支柱とメインフレームをそろえて専用バッグにしまうのですが、本体生地に巻いてしまうと、次に取り出すときバラバラにならないので便利です。
DODのバックインベッドを使う際の注意点
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DODのバックインベッドは、組み立てがとても簡単でリーズナブルなので、アウトドア初心者にはおすすめと言えます。ただ、使う際にはいくつかの注意点があります。
テントの形状やサイズに気を付ける
DODのバックインベッドは、一般的なコットのサイズ(190㎝)に比べると、若干、全長が短くなっています(183㎝)。そのため、どんなテントにも対応しやすいのがウリです。
ただ、ソロキャンプの場合など、テントの形状やサイズによっては、テントに入らなかったり、組み立てが困難となったりする可能性もあります。
実際に筆者はソロキャンプの際にDODのバックインベッドを使ったのですが、組み立てる際に苦労した経験があります。
テントのサイズは200㎝と、バックインベッドを入れるには十分な長さだったのですが、入り口が横向きについていたため、組み立ててから入れようとすると入らないという事態に。
そのため、メインフレームを2本だけ先に通しておき、後はテント内で組み立てるという方法で何とかしのぎました。
これに関しては、バックインベッドには何の非もないのですが、テントの形状やサイズを考慮しておかないと、思わぬ困難が生じることがあります。
筆者のような無様な事態に陥らないためにも、出かける前に一度テントを組み立て、バックインベッドが入るかどうか、確認しておくことをおすすめします。
支柱を差し込むときにケガをしないように
DODのバックインベッドに限ったことではないのですが、最初の支柱を差し込むときには、それなりに力が要ります。
そのため、支柱で手などをケガしないよう、気を付けるようにしてください。力任せに支柱を差し込むのではなく、ベッドを横向きに起こして、体重を利用して支柱を差し込むとよいでしょう。
DODバックインベットのレビューのまとめ
DODのバックインベッドはリーズナブルでありながら、本格的なコットに負けない耐久性と快適さを兼ね備えています。ここ数年の間でさらに改良が加わっているようなので、以前は満足できなかったという方も、もう1度見直してみるとよいのではないでしょうか。
バックインベッドがあると、キャンプ泊がとても快適に楽しくなります。今度のキャンプに備えて、DODのバックインベッドを検討してみてはいかがでしょう。