キャンプ場での荷物の運搬に役立つアウトドア用キャリーワゴン。利便性も高い上、特にキャンプ場で子供が乗って楽しそうにしているのを見ると親心をくすぐられますよね。
ですが、ちょっと待ってください!一般的なアウトドア用キャリーワゴンと子供が乗せられるキャリーワゴンには違いがあり、実はほとんどのアウトドア用キャリーワゴンは子供を乗せてはいけないのはご存じですか?
今回の記事では親も安心して子供を乗せられるキャリーワゴンを紹介するので、すでに候補を決めている方も子供の安全と笑顔を守るためにこちらの記事を参考にしてくださいね。
アウトドア用キャリーワゴンに子供を乗せると危険?
アウトドア用キャリーワゴンに子供は乗れるのかどうか、その回答としては「基本的にはNG」となります。どのような点で子供を乗せてはいけないのか危険な理由を詳しく紹介しますね。
耐荷重以内でも子供はNG
アウトドア用キャリーワゴンには耐荷重の表記がありますが、それはあくまでも「動かない荷物」を載せた時の数値になります。
動くものや子供を乗せることを想定していないため、いくら耐荷重が100kg前後あったとしても子供が乗って飛んだり跳ねたり、一か所に負荷がかかった場合は当然破損に繋がりますよ。万が一フレームが破損し、そのフレームが刺さるなどすれば大怪我になりますね。
子供が身を乗り出してしまう
アウトドア用キャリーワゴンを使用する時はワゴンの方を向かずに前を向いて操作します。気づかないうちに子供が乗り出して、アウトドア用キャリーワゴンから転落してケガをしてしまう可能性もあります。
子供は親の想定をはるかに超える動きをします。「そんなことにならない」「他の人もやっている」という安易な考えは危険です。
キャリーワゴンに子供を乗せる場合はシートベルトは必須
子供を安全にキャリーワゴンに乗せるためには、シートベルトは必須です。シートベルトがあれば子供が急に動いたり立ち上がろうとするのを防いでくれますし、ワゴンから落下する心配もありません。
子供も乗せることを想定している方は必ずシートベルト付きのキャリーワゴンを選んでくださいね。
子供が乗れるおすすめのキャリーワゴン
子供が乗せられるキャリーワゴンかどうか確認するのは簡単なことで、メーカーが公式に子供を乗せられるとアピールしている商品を選ぶことになります。そこでおすすめなのが公式に「子供が乗せられる」と明記しているラジオフライヤーのキャリーワゴンです。
ラジオフライヤー 3in1イージーフォールドワゴン
サイズ | 幅56 ×奥行き105 ×高さ68cm |
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荷台サイズ | 幅48 ×奥行き83 ×高さ36cm |
重量 | 約8.5kg |
耐荷重 | 約68kg |
対象年齢 | 1歳半以上 |
子供を乗せることを第一に考えられているキャリーワゴンをお探しの方におすすめです。簡単に2つ折りにできるので積載も楽にできますよ。
4つ折りできるタイプと比べるとコンパクトさには欠けるかもしれませんが、折り畳む場所が少ない分フレームの耐久性が高く子供を安心して乗せることができます。背もたれとシートの底面にはクッションが入っているので、身体にかかる負担も軽減してくれますね。
ラジオフライヤー キャノピー付き3in1ワゴン
サイズ | 幅56 ×奥行き105 ×高さ103cm |
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荷台サイズ | 幅48 ×奥行き83 ×高さ39cm |
重量 | 約9.6kg |
耐荷重 | 約68kg |
対象年齢 | 1歳半以上 |
日差しが強い時期や直射日光を避けたい時に便利な3in1イージーフォールドワゴンにキャノピーがついたモデルです。
ラジオフライヤー 3in1オフロードカモワゴン
サイズ | 幅54 ×奥行き101 ×高さ68cm |
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荷台サイズ | 幅48 ×奥行き85 ×高さ37cm |
重量 | 約12kg |
耐荷重 | 約68kg |
対象年齢 | 1歳半以上 |
こちらはアウトドアらしく、ガンガン使いこなせるキャリーワゴンをお探しの方におすすめです。
ワイルドなのは見た目だけでなく、タイヤがオフロード仕様になっているので少し不安定な道でもがたつきを軽減してくれますよ。もちろんシートベルトも付いているので乗っている子供も安心して座っていられます。
ハンドルもしっかり握りやすく、カーブなどの操作も楽にできるので子供でも引っ張ることができますよ。
おすすめのアウトドア用キャリーワゴン
「もう少し他のアウトドア用キャリーワゴンと比較したい」という方に、おすすめのアウトドア用キャリーワゴンをいくつかご紹介します。ですがこちらはあくまでも荷物の運搬用になります。子供が乗ることは禁止されているのでキャンプ場で子供が乗っているのを見たことがあったとしても、決して乗せないでくださいね。
コールマン アウトドアワゴン
サイズ | 幅106 ×奥行き53 ×高さ100cm |
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収納サイズ | 幅18 ×奥行き40 ×高さ77cm |
荷台サイズ | 幅88 ×奥行き42 ×高さ31cm |
重量 | 約11kg |
耐荷重 | 約100kg |
キャンプでのキャリーワゴンといえば真っ先に思い浮かべるのがこちらになりますね。
積載できる容量も大きく、大きめのタイヤと操作しやすいハンドルで荷物の運搬が楽にできますよ。扱いやすい上に天板を置いてテーブルのようにして使えたりと用途も広いので、キャンプ初心者の方におすすめのキャリーワゴンになります。
クイックキャンプ ワイドホイールアウトドアワゴン
サイズ | 幅107 ×奥行き55 ×高さ90cm |
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収納サイズ | 幅23 ×奥行き42 ×高さ77cm |
荷台サイズ | 幅89 ×奥行き43 ×高さ32cm |
重量 | 約11kg |
耐荷重 | 約100kg |
21cm径の大型タイヤが付いているので、砂浜など普通のキャリーワゴンではタイヤがはまってしまいそうな道も楽に移動することができますよ。また、ハンドルが長く改良されているので足にタイヤが当たりにくく、長時間の移動でもストレスがないのも特徴です。
ミリタリーテイストな見た目なので無骨ギアで揃えている方や、悪路もしっかり進めるキャリーワゴンをお探しの方におすすめです。
WAQ アウトドアワゴン
サイズ | 幅49 ×奥行き95 ×高さ90cm |
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収納サイズ | 幅34 ×奥行き23 ×高さ82cm |
荷台サイズ | 幅49 ×奥行き97 ×高さ35cm |
重量 | 約11.2kg |
耐荷重 | 約150kg |
段差も楽に乗り越えられる幅8.5cmのタフな大型タイヤ付きで、キャンプでの荷物の運搬が圧倒的に楽になると人気のキャリーワゴンです。
キャリーワゴンの中ではトップクラスの約106Lの容量と、約150kgの耐荷重により家族やグループキャンプでは大活躍しますよ。収納サイズもコンパクトになるので積載もしやすいです。
お値段も1万円以下とお手頃なので、使い勝手もコスパも重視したい方におすすめです。
DOD フォールディングキャリーワゴン(極太タイヤ)
サイズ | 幅53 ×奥行き95 ×高さ60cm |
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収納サイズ | 幅20 ×奥行き30 ×高さ80cm |
荷台サイズ | – |
重量 | 約14kg |
耐荷重 | 約100kg |
長く愛用できるキャリーワゴンを探している方におすすめなのがこちらのDODのフォールディングキャリーワゴンです。本体生地は簡単に取り外しできるので洗って清潔にできますし、極太タイヤ仕様なので、砂利道や小さな段差など悪路の操作性に優れていますし、タイヤのすり減りが気になってきたら取り換えることができるので、長く使用できますよ。
まとめ
子供だけでなく大人も羽目を外しがちなキャンプは「楽しい」と「危険」が常に隣り合わせです。できるだけ安全に楽しくキャンプを楽しむのに最低限必要なのは規定をしっかり守ることになり、キャリーワゴンもそれに当てはまりますよ。
「耐荷重が大きい=頑丈=子供が乗せられる」と思ってしまいがちですが、安全に子供が乗せられるキャリーワゴンは限られています。子供も楽しませたいという方はぜひ、メーカーが「子供OK」とアピールしているラジオフライヤーのキャリーワゴンを検討してくださいね。