「ジグヘッドが増えてしまって保管方法に困っている」「ケースの中のジグヘッドをすっきり整理したい」「使いやすいおすすめの薄いジグヘッドケースが知りたい」そんな悩みをもった方に向けて今回は、アジングやメバリングなどのライトゲームで多用するジグヘッドの収納ケースについてご紹介します。
その他にもジグヘッド収納ケースを使うメリット・デメリットについても解説していきますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
ジグヘッドケースとは
ジグヘッド収納ケースは、アジングやメバリングで使用するジグヘッドを一つにまとめることができる便利な収納アイテムです。
フックを固定することができるマット付きのタイプや、仕切りを使って細かく分かれているものなどがあります。ジグヘッドケースは、小さなジグヘッドを使う機会が多いアジングやメバリングでは、ジグヘッドを綺麗に整理したりコンパクトに持ち運んだりする際にもとても重宝するアイテムです。
ジグヘッド収納ケースの種類や特徴
ジグヘッド収納ケースと一言にまとめてもケースの種類や特性は様々です。
アジングやメバリングで主に使用されるジグヘッド収納ケースは、主に薄型タイプと一体型タイプがあります。メリットデメリットを踏まえてそれぞれの特徴について確認していきましょう。
薄型タイプ
薄型タイプのジグヘッドケースは、ジグヘッドのみを収納するため薄く作られているという特徴があります。
また、ジグヘッドだけであればワームの大きさ等を気にすることなく、フックサイズや重さに応じてより綺麗に整理することが可能です。
一方でリグを交換する際はジグヘッドとワームをそれぞれのケースから取り出す必要があるため、手間がかかってしまうというデメリットがあります。
一体型タイプ
一体型のジグヘッドケースは、一つのケースでジグヘッドやワームを収納することが可能です。そのため持ち運びが楽になり、より少ない荷物で身軽に釣りを楽しむことができます。
一方ですべてひとまとめにすることでケースに厚さが出てしまったり、収納できる容量が制限されたりすることがあります。
薄型タイプと一体型タイプのメリットとデメリットは以下の通りです。
薄型タイプ | 一体型タイプ | |
---|---|---|
メリット | ・薄い ・より綺麗に収納できる |
・一つで完結する ・荷物が少なく身軽になる |
デメリット | ・リグの交換に手間がかかる ・荷物が増える |
・厚みがある ・容量に制限がある |
ジグヘッド収納ケースの選び方
数多くのジグヘッド収納ケースの中から自分の釣りに合ったケースを選ぶ際のポイントとして、以下の4点が重要です。
- 使いやすいサイズ
- マット有無
- ケースのカラー
- 防水性能
それぞれのポイントについて順番に確認していきましょう。
使いやすいサイズを選ぶ
回遊魚がターゲットのアジングやメバリングでは、ポイントを頻繁に移動するランガンスタイルが主流です。そのため持ち運びやすいコンパクトなケースを選ぶことをおすすめします。
また、リグを変える際に手のひらサイズの収納ケースであれば、交換もスムーズでさらにテンポよく釣りを展開することができます。
サイズの目安としては、幅が15〜20cm程度のコンパクトサイズがおすすめです。
マット付きを選ぶ
ジグヘッドを収納するケースを選ぶ際のポイントとして、ケースにマットが付いているかどうかを確認することが大切です。マット付きケースはマットのスリットにジグヘッドを固定することができるため、ケースの中でフックが動いてしまうことを防ぎます。
また、マットの形状や硬さ、スリットの幅や深さによって使用感が異なります。アジングやメバリングなど軽量のジグヘッドを使用する場合は、ホールド力が強くスリットの幅が狭い硬めのマットがおすすめです。
マットが付いていないケースは、未使用のジグヘッドや使用済みのものに関わらず自由に収納することができる点がメリットです。一方でランガンスタイルが主流のアジングやメバリングでは、ジグヘッドを固定していないと移動中にリグがケースの中で動いてしまうというデメリットがあります。その結果、リグ同士が絡まってしまう等のトラブルの原因となります。
マットの有無によるそれぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
マットあり | マットなし | |
---|---|---|
メリット | ・しっかり固定できる ・フック形状に応じて収納可 |
・自由に収納できる ・使用済みのリグも収納可 |
デメリット | ・スリットの形状や幅が決まってしまう ・使用済みのジグヘッドの収納には不向き |
・ケース内で動いてしまう ・移動時にガチャガチャと音が鳴る |
ケースの中身が見えるカラーを選ぶ
ジグヘッド収納ケースを選ぶ上で意外と重要なポイントが、ケースのカラーです。ジグヘッドケースのカラーはシンプルな色からカラフルなものまで様々ですが、おすすめはケースの中身が見える透明系のカラーです。
中身が見えるケースを選ぶことで持ち合わせているジグヘッドやワームを瞬時に判断したり、ケースを開ける前に取り出すリグを確認したりすることができます。透明のケースを選ぶことはスムーズな釣りに繋がる意外と重要な要素です。
防水性能
ジグヘッドを収納するケースは防水性能が備わったものを選ぶことをおすすめします。
防水性能に優れたケースは、雨や海水によってジグヘッドのフックが錆びてしまうことを防ぐことができます。直接雨に濡れていなくても知らない間にケースに水が染み込み、錆びてしまうということはよくあることです。
また、防水性能の優れた収納ケースは耐久性にも優れているものが多いため、長く愛用する上でも大切なポイントです。
アジング&メバリングにおすすめの薄いジグヘッド収納ケース
各メーカーから使い勝手の良いジグヘッド収納ケースがリリースされています。
その中でも特に薄くデザインされたおすすめのジグヘッド収納ケースを紹介します。
34(サーティーフォー)FREELYスリムジグヘッドケース
ジグヘッドのケースの中でも薄さに特化したもので、特にアジングを楽しむアングラーから人気です。
ケースの蓋がクリアになっているため、ジグヘッドを収納したまま中身を確認することができます。
そのため今よりもさらに快適な釣りを目指す方におすすめです。
メイホウ(MEIHO)スリットフォームケースJ
釣具収納ケースの定番ブランドのメイホウのジグヘッド収納ケースです。
機動力を重視した作りになっているため、ランガンスタイルの釣りを楽しむ方におすすめです。
片手でも持ちやすいサイズ感で使い勝手も良く、快適な釣りをサポートしてくれます。
メイホウ(MEIHO)ライトゲームケースJ
ライトゲームケースJは厚さ18mmの超薄型ジグヘッド収納ケースです。
ワームのサイズに応じて細かくケース内を分けることができるため、複数の種類のワームを一つのケースにまとめて持ち運ぶことができます。
薄型のケースですが使用するリグに応じたセッティングが可能で、収納力にも優れたジグヘッドケースです。
がまかつ(Gamakatsu)LUXXE 宵姫スリムスリットボックス
宵姫スリムスリットボックスは、スリットにジグヘッドを固定することができる収納ケースです。
アジングやメバリングなどのライトゲーム専用にデザインされているため、ライトゲームを楽しむ多くのアングラーから高い支持を得ています。
また、完全防水性能が完備されているためジグヘッドの錆びを防ぐことができるため、安心して使用できます。
レイン(Reins)アジリンガーBOXⅢ スリムM
レインの中でも人気の高いアジリンガーBOXがスリムにデザインされたジグヘッド収納ケースです。
複数のスリットが入っているため、大きさの異なるジグヘッドを収納することができます。
また、ワームが接触しても溶けない素材のマットを使用しているため、ワームをセットした状態のジグヘッドも安心して保管することができます。
第一精工 タックルケース MCケース
第一精工のMCケースは、サイズや収納タイプの種類が豊富なジグヘッド収納ケースです。
サイズは138mmと195mmの2サイズ展開です。
また、スリットが入った特殊フォームタイプや仕切り板なしのフリータイプ、仕切り板付きタイプの3種類があります。
カラーもブラックやフォリッジグリーンなどシンプルな透明カラーを採用しているため、デザインもカッコよく人気の高い収納ケースです。
コアマン(COREMAN)コンパクトフォームケース
COREMANはアングラーの視点に立ったより釣れる釣り道具の製造を目指したメーカーです。
コンパクトフォームケースは11列のスリットが入った収納ケースで、ジグヘッドだけではなくワームをセットした状態のリグや小型プラグまで収納することができます。
そのため、アジングやメバリングだけでなくその他の釣りのケースとしても併用可能です。
アブガルシア(Abu Garcia) ルアーケース スリム VS-3010NS
アブガルシアのVS-3010シリーズをベースにした浅型タイプの収納ケースです。
仕切りの幅を調整することができる可変仕切りが12枚付いているため、ジグヘッドやワームの大きさに合わせてカスタムが可能です。
また、ウォータープルーフ対応のためケースの中でワームが溶けてしまう心配もありません。
マルシン漁具 MJHケース
マルシン漁具のMJHケースは、マグネットの磁力を利用したジグヘッド収納ケースです。
特徴は、フックが磁力によってくっつくことでケースの中で暴れずに保管できる点です。
そのため、移動時にジグヘッドとケースが干渉して音が鳴るトラブルも回避することができます。
特にポイント移動の多いアジングやメバリングでも安心して使用することができるため、大変おすすめです。
アジング&メバリングにおすすめの一体型ジグヘッド収納ケース
一体型は1つで完結する持ち運びに便利なジグヘッド収納ケースです。
できる限り荷物を増やしたくない方やリグ交換をスムーズにしたい方におすすめの一体型収納ケースをご紹介します。
メイホウ(MEIHO)ランガンケース1010-1
メイホウのランガンケース1010は、コスパに優れた一体型の収納ケースです。
蓋の裏側はザラザラする素材になっているため、ワームをセットしたまま収納しても蓋にくっついてしまうことを防ぎます。
また、防水性能はありませんが耐久性も高く、安心して使用することができます。
同じ性能の他社メーカーの収納ケースに比べて価格もお手頃でコスパの良いケースです。
メイホウ(MEIHO) 防水ケースWG-2
防水ケースWGは名前の通り防水性能に特化した収納ケースです。
そのため、急な雨にも対応するため安心して使用することができます。
また、両面収納ができる点もおすすめのポイントです。
収納できる量が多いことはもちろん、タイプの異なるジグヘッドやワームなどを収納する際にとても重宝します。
ダイワ(DAIWA)月下美人ランガンケース175
大人気DAIWAの月下美人シリーズの収納ケースです。
月下美人ランガンケース175は両面スリット、スリット・仕切り、両面仕切りの3タイプから選ぶことができます。
そのためよく使用するフックやリグに合わせてアングラーオリジナルのカスタムが可能です。
ワームが蓋につきにくいワームスリップ加工やウォータープルーフなどの機能も備わっている高性能な収納ケースです。
34フリーリースリム RUN2ケース
フリーリースリムRUN2ケースは、ジグヘッドとその他のリグを1つのケースで保管することができる仕様になっています。
右側はジグヘッドの収納に便利なスリット入りマット、左側はワームやジグなどを自由に収納できるフリースペースになっているため大変便利です。
様々なリグを収納できる上にポケットに入れられるコンパクトサイズなため、ランガンスタイルが主流のアングラーにおすすめです。
レイン(reins) レインズ ランガンケース
ランガンスタイルには必須性能のワームスリップ加工が施されている、レインのランガンケースです。
両面開きになっているため収納力も十分に兼ね備えています。
仕切りもワームのサイズに合わせて自由自在にカスタムすることができるため、汎用性の高い収納ケースです。
ティクト(TICT) スタメンケース
TICTのスタメンケースは名前の通り「これ1つでスタメンが揃う」をコンセプトに作られた収納ケースです。
特徴は小物リグを入れることができるパーツケースがケース内に付いていることです。
その他にも仕切りで区切られたスペースやスリット入りマットも採用されています。
ケース1つで完結させるための工夫が盛りだくさんのケースで、一度使ったら手放せなくなる便利なアイテムです。
ハリミツ(HARIMITSU) MBT01W-M
HARIMITSUは釣りの仕掛けや針を専門に扱う釣具メーカーです。
MBT01W-Mはジグヘッドを固定することができるマット付きの収納ケースです。
マットのスリットが細めに作られているため、よりホールド力が高くなっています。
また、細めのフックも安心して固定できるため、軽量のジグヘッドを使用することが多いアジングやメバリングにも適した収納ケースです。
アジング&メバリングにおすすめのコンパクトなジグヘッド収納ケース
ランガンスタイルがメインのアジングやメバリングは、手のひらサイズのコンパクト収納ケースも使い勝手が良く大変おすすめです。釣行中も邪魔にならない便利なアイテムのため、ぜひ参考にしてみてください。
メイホウ(MEIHO) VERSUS VS-388SD
メイホウのVERSUSはサイズごとに区切られた収納力の高いケースです。
特徴は小分けになったスペースごとに蓋も分かれている点です。
蓋が独立しているため必要なジグヘッドやシンカーをピンポイントで取り出すことができます。
そのため、リグ交換がよりスムーズになる収納ケースです。
メイホウ(MEIHO) 防滴ケース WG-9
防滴ケースWGは、ケース内側に取り外し可能なトレイを採用しています。
そのため、使用するリグの大きさや使い方に応じてトレイごと変えることができます。
また、トレイを使用しない場合はフリーススペースとなり、ジグヘッド以外にもちょっとした小物を収納することが可能です。
アブガルシア(Abu Garcia) フック&シンカーケース
フック&シンカーケースは、ケースを広げた際に両面に収納することができます。
片面にはジグヘッドやフック、シンカーなど小物を収納できるように様々なサイズに別れています。
反対の面は好みに合わせて仕切りで調整することができ、最大4インチまでのワームを入れることも可能です。
また、ウォータープルーフ仕様のため安心してワームを収納することができます。
ダイワ(DAIWA)月下美人 ローテーションケース
ローテーションケースは、ルアー交換をスムーズに行えるように設計された収納ケースです。
大きさはコンパクトな手のひらサイズで、首からかけたりピンオンリールに付けたりして使用することができます。
少ないリグで持ち物を最小限にしたい方や、釣り場でケース内の状況を気にせず素早くリグを交換したい方におすすめのケースです。
シマノ(SHIMANO) スタッフケース 1コマ/2コマ
スタッフケースは、ジグヘッドやシンカーなどの小物の収納に優れたコンパクトケースです。
ケース内は3つに分かれているため、リグの種類に応じて収納することができます。
また防水性のあるシリコンパッキンを採用しているため、雨の日も安心です。
裏側には同じケースを合体することができるジョイントが付いているため、必要に応じて収納スペースを増やすこともできます。
ジグヘッド収納ケースの使い方や整理できる入れ方
マット付きのジグヘッド収納ケースは、スリット部分にフックを挟むことで簡単に固定することができます。フックの先はスリット内に隠れるため、フック同士が絡まったり誤って指に刺さったりするトラブルを防ぎます。
ジグヘッドの入れ方は、重量ごとに横方向に収納する方法が整理整頓しやすく、ジグヘッドを選ぶ際はウエイトを基準に選択することが多いため、同じ重さが一目でわかる並べ方が良いでしょう。
また、グラム表記がわかるウエイトフラグスを使用することもおすすめです。ウエイトフラグスは、グラム数が記載されたタグをマットに差し込むだけで、ジグヘッドの重さが一目でわかる大変便利なアイテムです。
100均でジグヘッド収納ケースは自作できる?代用として使える?
ジグヘッド収納ケースは100均のケースを使って自作することが可能です。
必要なものは以下の通りです。
- ケース(お薬入れや小物収納ケース)
- カラーボード(スポンジボード)
- カッター
厚さ5mm程度のカラーボードをケースの大きさに合わせてカットし、スリットとなる切れ込みを入れるだけで簡単に自作することができます。
自作する場合は以下の点に注意しましょう。
- ケースのサイズぴったりにスポンジを切ること
- ケースを閉じた際に蓋がジグヘッドにあたらないケースを選ぶこと
自作したケースはケース内のスポンジが動いてしまったり、ジグヘッドに蓋が干渉してケースが閉じなかったりすることがあるため注意が必要です。
まとめ
ジグヘッドを多用するアジングやメバリングなどのライトゲームを楽しむ上で、快適な釣りをサポートしてくれるジグヘッド収納ケース。
使い勝手の良い薄く作られたケースから収納に便利なコンパクトなものまで、各メーカーによってケースの種類は様々です。
自分に合ったジグヘッドの収納ケースを手に入れて、今よりももっと快適な釣りをぜひ体感してみてはいかがでしょうか。