ワンポールテントで少し変わったものをお探しなら小川のタッソをおすすめします。たくさんのメーカーからワンポールテントが販売されていますが、小川のタッソほど異次元のテントはないでしょう。小川のタッソ愛用者の筆者がサイズ感や設営方法などを詳しくレビューしますので、ぜひ参考にしてください。
小川のワンポールテント「タッソ」とは?
タッソは老舗キャンプ用品メーカーのogawaが販売しているソロからデュオ向けのワンポールテントです。1914年に創業したogawaは確かな品質で100年以上の歴史があります。そんなogawaが販売しているタッソは他メーカーのワンポールテントとはまったく異なるテントと言っても過言ではありません。
小川のタッソが他のワンポールテントと違うのは角形を変えて設営できることです。角形は六、七、八と3つから選ぶことができ、その日の気分で変えることができます。小川のタッソは、まさに変幻自在という言葉が相応しいワンポールテントです。
小川タッソのサイズ感
小川のタッソのサイズは角形によって変わり、以下の通りです。
角形数 | サイズ(cm) |
---|---|
六角形 | W370×H250 |
七角形 | W430×H220 |
八角形 | W480×H195 |
小川のタッソのサイズは、角形が増えるほど横幅は広くなりますが高さは低くなり、六角形と八角形では最大で横幅は110cm、高さは55cmも変わります。
高さのサイズ感
横幅が1番狭くなる六角形でもソロでも十分の広さがあり、高さも2mを超えているので屈むことなくテントに入ることができます。1番高さが低い八角形でも195cmありますので、よっぽどの高身長でないかぎりテントの出入りは快適な高さのサイズ感です。
広さのサイズ感
テント内の広さは七、八角形はデュオでも十分の広さがあります。六角形はデュオでは少し狭いですが、ソロでの使用には問題ない居住空間です。1番使いやすいのが真ん中の七角形で、広さと高さのバランスがベストです。コットをふたつ置いても十分なスペースがあり、デュオでも贅沢に空間を使用できるサイズ感です。
小川タッソのレビュー
小川タッソを使用して分かった良い点がたくさんありますので紹介します。
設営が簡単
小川タッソにはガイドシートがありますのでとにかく設営が簡単です。初めてのときは30分以上かかるかもしれませんが、慣れると20分ほどで設営できるでしょう。小川タッソはポールが1本だけなので構造が単純なのでスピーディーに設営できるのが特徴です。
とにかく軽い
小川タッソはポール数が少なくアルミ製なので他のテントに比べると総重量が軽くなります。テント本体もポリエステル素材なのでTCに比べると軽く、総重量が約4.1kgとなっています。
スカートが収納可能なのでオールシーズン対応
ogawaタッソには冬キャンプに欠かせないスカートが装備されていますが、巻き上げることも可能です。夏の暑い日でも空気の通りをよくしてくれますし、オールシーズン使用できるワンポールテントです。
小川タッソの気になる点
設営後に角形の変形はできない
小川タッソは七角形で設営した後に気が変わって、途中で八角形にしたくなっても1から設営をする必要があります。全ての工程を最初からするのでとても面倒ですので気をつけてください。
結露
小川タッソの本体は、ポリエステル素材なので仕方ありませんが、結露がすごいです。ベンチレーションを解放していても結構します。結露が嫌な人はTC素材のタッソがあるのでそちらにしたほうがいいでしょう。
小川タッソの設営方法
最初に小川タッソの付属パーツを確認します。写真の左からフライ、ガイドシートとガイドロープ、ポール1本、ペグと張り綱が入った収納袋です。
設置する場所を決めてから、テントの中心になる場所にガイドシートを置きます。Tassoのロゴがある位置がテントの入口の場所になります。ガイドシートの真ん中に固定するための穴があるのでペグダウンして固定してください。
ガイドシートに角形の数字が明記された線があるので、張りたい角形の数字に沿ってガイドロープを張ります。
ガイドロープの先端に3つの穴があります。真ん中の穴が七角形で、手前が六角形、最も先端にあるのが八角形で、張りたい角形のハトメの真横にペグダウン。このときのペグダウンは位置を決めるだけなので軽めにしておきましょう。
全ての角形の数にペグダウンして、ガイドロープを外します。このときはまだガイドシートを外さずに置いてください。
ペグダウンした箇所にフライの裾のラダーロックコードを全てのペグにかけていきます。
次はボールを設置して幕を立ち上げます。ポールは角形によって接続する箇所が違いますが、ポールに数字が表記されているのでその通りに接続するだけです。幕頂上部にポールをセットして立ち上げます。
立ち上げ後にペグ打ちした角にあるラダーロックコードを絞って調整します。
最後に張り綱を付けてペグダウンして完成です。
ベンチレーションを調整しておきましょう。
まとめ
小川タッソは他のワンポールにはない個性が強いテントです。張り方のバリエーションは豊富ですが、設営は簡単。スカートを巻き上げることができるなど細かい機能があったりと、ogawaの性能の高さを実感できるテントです。
ソロ、デュオでワンポールテントを探しているなら、今回紹介したことを参考にしていただき、ぜひ小川タッソを選んでみてください。間違いなくあなたのヘビローテーションテントになるでしょう。