温度計は家だけでなく、キャンプでも役に立つアイテムです。最近はデジタルのもの、カラー表示ができるもの、ワイヤレスのものなど多種多様な温度計が販売されています。
今回はキャンプ用品のおすすめの温度計を10個ご紹介するとともに、温度計がキャンプでどのように役に立つのかなどを解説します。数ある温度計の中からデザインにおいても機能においても満足できる温度計をピックアップしています。
キャンプに温度計を持っていったらこんなにも便利!
温度計を使うことでキャンプで便利で役立つ事を3つ紹介します。
温度計があると熱中症や低体温症予防になる!
キャンプ中に温度を知ることができると、熱中症や低体温症の予防になります。キャンプを楽しむあまり自身の体調管理がおろそかになり、段々と意識がもうろうとしてきた、ということもあり得ない話ではありません。
自分は大丈夫だと思い込まずに温度計で正確な温度を知ることにより、適切な判断と行動ができるようになります。
温度計をキャンプで使うと服装選びに迷わない!
さらにキャンプのたびにその時の気温を知っておくことで、次からのキャンプの服装を決めるのに役立ちます。自分にとってどのくらいの気温だと薄着で大丈夫だとか、何度を下回ったらダウンジャケットが必要だなどと、その時の気温に適した装備を迷うことなく揃えることができます。
湿度が測れる温度計なら肌の乾燥予防にもなる!
温度のほかに湿度が測れるものも便利です。湿度を適切に管理することで、喉の痛みや肌の乾燥を防ぐことができます。そのほか時計付き、天気予報付きなどキャンプで役立つ便利な機能が備わっている温度計もあります。
時計付きの温度計も便利
時計付きの温度計なら、わざわざスマホをだして時間の確認をする必要がありません。
薪ストーブにも温度計が必要?
テントの中で薪ストーブを使用する場合は、薪ストーブ用の温度計がかならず必要になります。灯油ストーブやガスストーブほど簡単に温度調整できないので、温度計を見ながら常に適切な量の薪を入れる必要があるからです。
薪ストーブには専用温度計を使う
薪ストーブの表面温度は200℃〜300℃ほどが適温とされているので、普通の温度計は使用することができません。500℃くらいまで測れるような薪ストーブ専用の温度計が必要です。
冬キャンプでは薪ストーブ用の温度計と気温を測る温度計を2つ必要!
冬キャンプでは薪ストーブの表面温度を測るための温度計と、気温を測るための温度計の2つを用意することをおすすめします。これはテント内の温度を測りながら、薪ストーブにいれる薪の量を調整するためです。
おしゃれな温度計ならキャンプサイトも写真映えする!
便利な機能がついている温度計もいいですが、せっかくなら見た目がおしゃれな温度計がほしいという方も多いはず。せっかくキャンプ用品は見た目がおしゃれないいものをそろえているのに、その雰囲気を壊すようなものは置きたくないという気持ちもわかります。
しかし今では、雰囲気を壊すどころか置いておくと写真映えするような、カッコいい温度計や可愛らしい温度計もたくさんあります。便利で見た目もおしゃれなら、もう使わない理由はありません。
【キャンプ用品】おすすめの温度計6選
ここからはキャンプ用品のおすすめの温度計をご紹介します。機能的にもデザイン的にもすぐれ、そして評判のいい温度計を厳選しました。
Kungix デジタル湿度計 温・湿度計
<商品スペック>
- サイズ:15.5×9.5×2.5cm
- 重量:ー
- 温度測定範囲:0 °C〜50 °C
- 湿度測定範囲:20%〜99%
- 電源:単四電池×3本
カラフルな表示が目を引くデジタルの温度計です。毎日自動で最高・最低気温と最高・最低湿度を記録してくれます。そのほか時間ごとの温度の変化をチャートで表示したり、手を叩くなどして音を出すとバックライトが光ってくれたりと、低価格にも関わらず機能が満載です。
また、温度計としてはめずらしく天気予報の機能も備わっています。そのためいちいちスマートフォンを出すことなく今後の天気の変化を知ることが可能です。雨に備えて荷物をテントの中に入れたりと、先手を打った行動ができるようになります。
クレセル(Crecer) デジタル温度計
<商品スペック>
- サイズ:6.0×12.5×1.9cm
- 重量:100g
- 屋内温度 測定範囲:-10.0~50.0℃
- 屋外温度 測定範囲:-20.0~70.0℃
- 電源:単4乾電池×1本
温度計本体で屋内の温度を、本体から伸びている外部センサーで屋外の温度を同時に測ることができる温度計です。外部センサーは防水となっているため、水槽に入れて水温を測ったり、冷蔵庫の中の温度を測ったりと様々な使い方ができます。
キャンプでは温度計本体をテントの中に入れておき、外部センサーをテント入り口や換気窓の隙間から出しておくことで、テントから出ることなく外の気温を知ることができます。
エンペックス(EMPEX) スーパーEX 高品質 温・湿度計
<商品スペック>
- サイズ:13.2×12.1×5.0cm
- 重量:260g
- 温度 測定範囲:-30〜50℃
- 湿度 測定範囲:10〜90%
- 電源:なし
高い技術力を持つ日本企業、エンペックス気象計株式会社が手がける高精度な温度計です。スーパーEXセンサーという高い精度と信頼性を持つ機構を採用していることにより、抜群の正確さを誇ります。
シンプルでありながら洗練されているデザインには上品さも感じられ、どこに置いても違和感がありません。デジタルの温度計と違い温度と湿度を測る以外の機能はありませんが、その分電池が必要ないというメリットもあります。
サーモプロ(ThermoPro) ワイヤレス室内・室外温湿度計 TP63
<商品スペック>
- 親機サイズ:8.5cm×7cm×2.3cm
- 子機サイズ:6.3cm×7.4cm×2.0cm
- 重量:ー
- 屋内温度 測定範囲:-20.0~70.0℃
- 屋外温度 測定範囲:-50.0~70.0℃
- 湿度:10%〜99%
- 電源:単4電池×4本
親機と子機をワイヤレス接続することができ、最大で60m離れた場所の温度を表示することが可能な温度計です。あとから子機を買い足すことで、最大で4か所の温度を同時に計測することができるようになります。
卓上スタンド・壁掛けフック・マグネットの3つが備わっていることにより、場所を選ばず設置することができるうえ、温度の表示が大きくとても見やすくなっています。タッチパネルで作動するバックライト搭載で、明かりの少ないキャンプ場の夜でも使いにくさを感じることがありません。
ラドウェザー(LAD WEATHER)センサーマスターIV
<商品スペック>
- サイズ:5.6×4.4×2.3cm
- 重量:47g
- 温度 測定範囲:-10〜60℃
- 湿度 測定範囲:20〜99%
- 高度:-999~9999m
- 気圧:800~1099.9hPa
- 電源:リチウム電池 CR2032×1個
キャンプや登山などのアウトドアで使用するために生まれたガジェットです。温度・湿度のほかに、時刻・高度・気圧・方位・天気予測などの機能が手のひらサイズのボディに詰め込まれています。
カラビナつきなのでズボンのベルトループやリュックなど、好きな場所に取り付け可能なうえ、このカラビナを利用して立てて置くこともできます。多機能なのでいろんな場所に持っていって使いたくなる、ガジェット付きの方におすすめの一品です。
ドリテック(dretec) ポータブル温湿度計 ブライン
<商品スペック>
- サイズ:7.0×3.6×1.6cm
- 重量:25g
- 温度 測定範囲:-9.9~50.0℃
- 湿度 測定範囲:10~99%
- 電源:リチウム電池 CR2032×1個
こちらもリュックなどに装着するのに便利な温度計です。ラドウェザーのものほど機能は多くありませんが、そのかわり表示が大きく見やすいので、温度と湿度だけ見ることができればいいという方にはとてもおすすめです。
温度・湿度を表示するほか、熱中症やインフルエンザの危険がある場合には表示で知らせてくれます。熱中症は4段階、インフルエンザは3段階に細かく危険度を教えてくれるので、より正確なリスク管理をするのに役立ちます。
【キャンプ用品】薪ストーブにおすすめの温度計4選
つづいて、薪ストーブの温度を測るための温度計のおすすめをご紹介します。薪ストーブを使用したい方は、かならず温度計も一緒に持っておくようにしましょう。
ファイヤーサイド(FIRESIDE) ストーブ サーモメーター
<商品スペック>
- サイズ:直径6.3cm
- 重量:40g
- 温度 測定範囲:0℃~500℃
- 電源:なし
見た目のカッコよさがなによりの魅力の、薪ストーブ用の温度計です。製作しているのは、薪ストーブ関連の商品を専門的に取り扱っているファイヤーサイド。黒を基調としたシックでクラシカルなデザインにより、無骨な薪ストーブの雰囲気を壊すことがありません。
メモリは細かく刻まれていませんが、そもそも薪ストーブ用の温度計はだいたいの温度を知るためのものなので、問題ありません。大きく刻印されたロゴがただ者ではない雰囲気を放っている、見た目にこだわりたい方にとくにおすすめしたい温度計です。
Tomerry マグネット式 ストーブ温度計
<商品スペック>
- サイズ:直径6.0×厚さ0.9cm
- 重量:ー
- 温度 測定範囲:0~500℃
- 電源:なし
非常に安い価格で買うことができる、コストパフォーマンス抜群の薪ストーブ用温度計です。白と黒のシンプルな文字盤に赤色の針という組み合わせのため、視認性に優れています。細かくメモリが刻まれているため、温度の上昇・下降の様子がひと目でわかります。
マグネットで薪ストーブに貼り付け、取り外すときはアームをひっぱるだけと、使い方は超簡単。とにかく安くすませたい方には、こちらの薪ストーブ用温度計をおすすめします。
Mt.SUMI(マウント・スミ)薪ストーブ用 温度計
<商品スペック>
- サイズ:直径6×厚さ1cm
- 重量:30g
- 温度 測定範囲:0~500℃
- 電源:なし
木の年輪のような模様がおしゃれな薪ストーブ用温度計です。販売しているマウント・スミは京都府宇治市にて、キャンプ用品やアウトドア用品を中心に取り扱っているメーカー。温度計には大きくメーカーロゴがプリントされています。
薪ストーブ用の温度計は、どの商品も薪ストーブに貼り付けて大まかな温度を測るという機能は一緒です。そのためデザインの好みで選ぶといいでしょう。この薪ストーブ用温度計であれば、シンプルな薪ストーブにワンポイントを加えて、おしゃれ度をアップしてくれるはずです。
Autsmal 薪ストーブ用温度計
<商品スペック>
- サイズ:直径6.3×厚さ1.0cm
- 重量:70g
- 温度 測定範囲:0〜400℃
- 電源:なし
黒い文字盤の中で金色の針がきらりと光っており、すでにご紹介した薪ストーブ用温度計とはまた違ったおしゃれさを持っています。薪ストーブだけでなく金属製のピザ窯や燻製器など、キャンプにおいて幅広く使えるアイテムです。
適温の部分が赤く塗られているので視認性に優ており、少し離れた場所からでも薪ストーブの温度の変化を読み取ることができます。デザインのよさもさることながら、使い勝手に置いても優秀な薪ストーブ用温度計です。
冬キャンプには温度計だけじゃなく一酸化炭素チェッカーもあったら安心!
寒い時期の冬キャンプを快適にしてくれる薪ストーブ。テントの中でも使える素晴らしいアイテムですが、使い方を間違えると一酸化炭素中毒になるリスクがあります。
無色・無臭の一酸化炭素の発生は、なかなか気づくことができません。そのため、一酸化炭素の発生をブザーで知らせてくれる一酸化炭素チェッカーが必要です。一酸化炭素チェッカーについてはほかの記事で詳しく解説しています。薪ストーブを使用している方、興味のある方はそちらもご覧ください。
温度計で快適キャンプを!
今回は、キャンプで温度計がどのように役に立つのかなどを解説したうえで、おすすめの温度計をご紹介しました。ひと口に温度計といっても機能性に優れいているものや、おしゃれなデザインが魅力的なものなど、様々な温度計があるということをお分かりいただけたかと思います。
お気に入りの温度計をキャンプ用品に取り入れて、体調管理や薪ストーブの温度管理に役立てましょう。