冬キャンプにぴったりの防寒アイテムである電気毛布。「電源なしサイトだから使えない…」と思っている方もいるのでは?ですが、ポータブル電源やモバイルバッテリーがあれば電源の有無に関係なくキャンプや車中泊でも電気毛布が使えるんです。
今回はポータブル電源やモバイルバッテリーを活用して車中泊やキャンプ用として使えるおすすめの電気毛布をご紹介します!AC電源タイプとUSB電源タイプで分けて紹介しますのでご自身のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
車中泊やキャンプ用の防寒アイテムは電気毛布がおすすめ!

冬キャンプの寒さ対策といえば、薪ストーブや石油ストーブ、電源が確保できれば電気ヒーターやホットカーペットなどが思いつきますね。その中でも電気毛布は車中泊やキャンプに非常におすすめの防寒アイテムです。
とてもコンパクトに収納できる

まずはそのコンパクトさ。冬キャンプは夏キャンプよりも荷物や衣類が多くなりがちで積載に悩む方も多いのではないでしょうか。
ファミリーキャンプとなるとさらに荷物が増えてしまいますよね。その中で薪ストーブや石油ストーブ、ヒーターといった大きな物を積むのは難しいですし、同じ布製品といってもホットカーペットは折り畳むとかなりかさばってしまいます。電気毛布なら薄手でコンパクトなので荷物の隙間にスッと入れることができますよ。小さい分、他のキャンプギアにぶつかって熱線が断熱してしまう心配も少ないですね。
消費電力量が低い

また、電気毛布は消費電力量が小さいのも魅力です。ホットカーペットや電気ヒーターは消費電力量が500~1000Wとかなりの電力を使いますが、電気毛布は5~50W前後の消費電力量となります。
消費電力量が高いと電源サイトが必須条件になってしまいますが、電気毛布であればポータブル電源やUSB給電であればモバイルバッテリーでも使用ができます。
リスクが低い
石油ストーブや薪ストーブも冬キャンプの醍醐味ではありますが、一酸化炭素中毒やうっかり触って大火傷してしまうといったリスクも十分考えられます。電気毛布であればそのリスクも低いので小さいお子さまがいても安心して使えるのもポイントです。
コンパクトさ、コスト、リスクなどを考えると、電気毛布は車中泊やキャンプで手軽に暖がとれる優秀なアイテムですね。
車中泊やキャンプでの電気毛布の使い方

電気毛布というと膝にかけたりマントのように羽織ったりする使い方が真っ先に浮かびますが、車中泊やキャンプではそれ以外のおすすめの使い方もあります。
底冷えを防ぐ
電気毛布は冬キャンプの天敵である底冷えを防ぐのにも活躍します。普段お座敷形式でキャンプを楽しんでいる方におすすめの使い方ですよ。
いつも通りテントを設営した後に厚手の銀マット→インナーマットを敷いて、その上に電気毛布を敷きます。数人で使う場合は1枚では狭いので2枚くらい敷くのがおすすめです。電気毛布の上に更にラグを敷くと冬キャンプでも暖かく過ごせるスペースの完成です。
底冷え対策で電気毛布を使う場合には温度は一番大きい「強」にしてくださいね。また一番上のラグは毛足の長いものにすると肌触りも良く快適に過ごせます。
就寝時はシュラフの中に忍ばせる
寝る時にはシュラフの中に電気毛布をインしましょう。シュラフは保温性の高いダウンを使用したものだとより暖かく寝ることができます。
寝る時には温度設定を「弱」にしたり、タイマー機能があるものはタイマーを使用しましょう。「強」にしたままずっと使用していると、温度によっては低温火傷の恐れがあるので注意してくださいね。
車中泊やキャンプ用電気毛布の選び方

電気毛布にも種類がたくさんあります。選ぶポイントはこちらです。
消費電力量で選ぶ
電源式の電気毛布をキャンプ用に買うときには消費電力量の計算が必要になります。消費電力量がポータブル電源や電源サイトの上限を超えてしまうことがないようにしましょう。
計算の仕方はとても簡単で、例えば費電力20Wの電気毛布を6時間使用した場合、電気毛布だけで20W×6h=120Whの容量を消費することが分かります。電気毛布だけを使う場合は、この「120Wh」をカバーする容量のポータブル電源であれば使用ができるということです。
消費電力量やポータブル電源についての詳細は別記事に記載がありますので、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
使い方やサイズで選ぶ
先ほど紹介したおすすめの使い方のように、電気毛布はキャンプで様々な使い方ができます。
下に敷くのか、上に掛けるのか、ブランケットや羽織として使用するのかなど、使い方で必要な大きさも変わってきますが、基本的に車中泊やキャンプ用として電気毛布を使用するなら、140×80cm程度のサイズで十分です。
大きいサイズは電気消費量が増えるので、モバイルバッテリーでの使用は避けた方が良さそうです。
丸洗いできてタイマー付きが使いやすい

電気毛布によって搭載されている機能も様々です。コントローラーで好みの温度に設定できるもの、ダニ退治機能が付いているもの、就寝時の消し忘れも防げるタイマー付きのものなど、どのような機能がある電気毛布かチェックするのがおすすめです。
また、コード部分が外せて洗濯ができるものもあります。車中泊やキャンプで使用すると汚れや臭いも気になるので、丸洗いが可能だと嬉しいですね。
ポータブル電源・USBモバイルバッテリー給電の電気毛布の違い

電気毛布には主にAC電源を必要とするものとUSB給電のものがあります。
ポータブル電源用電気毛布のメリット・デメリット
AC電源を必要とするものは消費電力量が少し大きくなる分、大判でしっかりと暖かさを感じることができるものが多いです。お子さまと一緒に暖まりたいなど、ファミリーキャンプでも使い勝手が良いですよ。
機能性は高いですが大判な分かさばりやすく重量もあります。また、使用の際には電源サイトや容量の大きいポータブル電源を購入する必要があるなど、AC電源の確保が必要なのも手間と感じるかもしれません。
USBモバイルバッテリー用電気毛布のメリット・デメリット
USBタイプのものは薄手のものが多くAC電源タイプと比較すると暖かさや大きさは足りませんが、モバイルバッテリーなどコンパクトな充電器で手軽に使用ができるのが魅力的ですね。
ソロキャンプや空間が限られる車中泊でも場所を取らず使用することができます。ファミリーキャンプでも1枚1枚がコンパクトな分、家族分揃えることもできますね。
電源の種類でメリットデメリットが変わってきますので、使いやすさで選んでみましょう。
電源ありサイト・ポータブル電源で使えるキャンプ用におすすめの電気毛布5選

それでは、ここからはおすすめの電気毛布を紹介します。まずは電源ありサイト、ポータブル電源で使えるAC電源タイプのものを紹介します。
Sugiyama 電気敷き毛布
サイズ | 幅80 ×長さ140cm |
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重量 | 0.7kg |
素材 | ポリエステル70%、アクリル30% |
消費電力量 | (強)約31Wh、(中)約18Wh、(弱)約3Wh |
仕様 | ダニ退治、室温センサー、頭寒足熱、丸洗いOK |
コスパの良い電気毛布をお探しの方にはこちらの電気毛布がおすすめです。3,000円ちょっとと安価でありながら機能性も十分ですよ。ダニ退治、丸洗いもでるのでいつでも清潔な状態をキープできますし、周辺温度が23度以下になると自動的に設定温度を3℃高く設定してくる室温センサーが付いているので「気付いたら気温が下がっていて電気毛布が温かく感じない…」ということがありません。
消費電力が強で31Wh、中で18Wh、弱で3Whと分かりやすく表示されているので容量が超えないよう計算して使う時にも便利ですね。
ライフジョイ 電気毛布
サイズ | 幅130 ×長さ188cm |
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重量 | 2.1kg |
素材 | ポリエステル |
定格消費電力 | 80W |
仕様 | ダニ退治、室温センサー、丸洗いOK |
なめらかな肌触りが気持ちのいいフランネル毛布のこちらは、敷き毛布としても掛け毛布としても使えますよ。フランネルは電源が入っていなくてもほんのり温かく感じるくらいふんわりと柔らかい素材ですので、普通の毛布としても使えます。サイズが幅130×長さ188㎝と十分な大きさがあるので、2人で使いたい時にもぴったりの大きさですよ。
ダニ退治機能を使うと99.9%のダニを退治できますので、小さなお子さまに使いたい時も安心ですね。
Sugiyama 電気ひざ掛け毛布
サイズ | 幅82 ×長さ140cm |
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重量 | 0.85kg |
素材 | アクリル100% |
定格消費電力 | 55W |
仕様 | ダニ退治、室温センサー、丸洗いOK |
ストールのようなフリンジとチェック柄がとても可愛らしい電気毛布です。デザインもこだわりたい方におすすめですよ。
キャンプで使う時には椅子やコットに掛けておくだけでもおしゃれですね。
山善ふわふわもこもこ電気掛・敷毛布
サイズ | 幅130 ×長さ188cm |
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重量 | 0.76kg |
素材 | ポリエステル100% |
消費電力量 | (強)約57Wh、(中)約30Wh、(弱)約13Wh |
仕様 | ダニ退治、室温センサー、丸洗いOK |
2種類の気持ちいい柔らか生地を使用したこちらは、表面はふんわりとしたフランネル素材を使用していて肌触りが良く、裏面はプードルのようなもこもこの生地になっていて保温性に優れています。
保温性が高いので、電気を切った後でも優しい暖かさに包まれますよ。1人で包まるには十分な大きさがあるので、肩や足の先が出て寒いということもありませんね。温度は無段階で調節できるので、環境や自分の体感温度に合わせて微調整できるのもポイントです。
ニトリ電気掛け敷き毛布Nウォーム

出典:nitori-net
サイズ | 幅130 ×長さ188×高さ3cm |
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重量 | 2.5kg |
素材 | ポリエステル、レーヨン |
定格消費電力 | – |
仕様 | ダニ退治、室温センサー、丸洗いOK(手洗い推奨) |
CMなどでもよく目にする、ニトリの大人気吸湿発熱素材「Nウォーム」にも電気毛布があります。敷き・掛けどちらにも使えますし、毛布自体が暖かく肌触りがとてもいいのでとにかく寒いのが苦手な方、車中泊やキャンプでも暖かく過ごしたい方におすすめですよ。
スイッチを入れるとすぐに暖まってくれるので、寝る直前にスイッチを入れるのを忘れたことに気付いてもすぐに暖かな寝床をつくることができますし、毛布自体が特殊な素材を使っていて暖かいので普通の毛布としても使えますよ。
ネット限定の大人気商品なため完売状態が続いてしまっていますが、車中泊やキャンプにぴったりのとても暖かい電気毛布なので、見つけたらぜひ購入してみてくださいね。
USBモバイルバッテリーで使えるキャンプ用におすすめの電気毛布5選

続いては、モバイルバッテリーで手軽に使えるUSBタイプの電気毛布を紹介します。
ロゴス(LOGOS)ヒートユニット・アンダーシュラフマット
サイズ | 幅72 ×長さ118cm |
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重量 | 580g |
素材 | ポリエステル |
電源 | USB(5V 2A) |
消費電力量 | 4,400mAhで高温2時間、中温3時間、低温6時間 |
仕様 | 裏面防水、自動電源OFFタイマー機能、収納袋付き |
キャンプ用品を取り扱うロゴスからも電気毛布が出ています。キャンプ用で使うことを想定されているので、暖かさはもちろん、裏面は防水加工が施されていたりと安全性にも配慮がされています。
USB式のモバイルバッテリーで手軽に使えるのでキャンプ以外のレジャーでも気軽に使うことができますね。安全タイマー機能も搭載されていて、低温モードで約6時間、中温モードでは約3時間、高温モードだと約2時間使用することができますよ。寝る前の消し忘れも防げますね。
RAVAcoco 電気毛布
サイズ | 幅98 ×長さ120cm |
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重量 | 443g |
素材 | ナイロン、ポリエステル |
電源 | USB(5V 2A) |
消費電力量 | – |
仕様 | 丸洗いOK |
こちらの電気毛布は敷きものとしてはもちろん、ひざ掛け、巻きスカート、肩掛け、ベストなど5つの使い方ができる電気毛布です。ボタンでしっかり留められるようになっているので、身に付けたまま動き回れますよ。
たくさん使ってもナイロン素材なため毛玉や脱毛の心配もありません。キャンプなどで使った後は丸洗いもできるので清潔さも保てますよ。
暖かさは3段階で調節でき、高温モードだと赤、中温モードだと白、低温モードだと青色に電源部分が光りますので、どのモードになっているか一目瞭然ですね。
Fenvella 電気ブランケット
サイズ | 幅100 ×長さ140cm |
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重量 | 970g |
素材 | ポリエステル |
電源 | USB |
消費電力量 | – |
仕様 | 丸洗いOK |
ふわふわの手触りが心地いいこちらの電気毛布は、電源を入れると急速発熱によりすぐに暖を取ることができます。大きめのサイズなので下半身や肩を優しく包み込んでくれますよ。固定ボタンも付いているので風などが吹いてもずり落ちる心配がありません。
表面は柔らかいポリエステル素材が使われていて、毛が落ちにくいので洋服などに付着することも少ないです。また裏地にはシープボアが採用されているので暖まった空気をしっかりと閉じ込めてくれます。
ヒーター部分には厚手の生地の手袋が付いているので、キャンプなどで手がかじかんだと気に重宝しそうですね。
LECDDL USB電気毛布
<商品スペック>
サイズ | 幅80 ×長さ140cm |
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重量 | 800g |
素材 | – |
電源 | USB |
消費電力量 | – |
仕様 | 抗菌防ダニ、丸洗いOK |
こちらの電気毛布は通常の電気毛布に比べ厚みがることで保温効果が高まり、ふんわり起毛の生地も相まって、より暖かさを感じることができますよ。加熱モードは3段階で調節でき、高温モードにすると55℃まで上がります。温度はライトの色で目視できますよ。
RAKIN(ラキン)電気ブランケット
サイズ | 幅95 ×長さ140cm |
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重量 | 390g |
素材 | DWR ポリエステルリップストップ |
電源 | USB(5V 2.2A) |
定格消費電力 | 11W |
仕様 | 丸洗いOK |
こちらは韓国のアウトドアメーカーRadiance社が開発した電気毛布です。屋外で使用することを前提に考えられているので防水性に優れていますし、安全設計をうたっているので感電や火災の心配もありません。汚れたり臭いが付着した場合には丸洗いできるので屋外でハードに使えますね。
安全性や防水性が高い上にコンパクトで軽量な電気毛布なのでリュックなどにも収納しやすく、ツーリングキャンプや登山キャンプでも使えますよ。
中温モードでは7時間、低出力のローパワーモードでは9時間稼働できるので1晩であれば十分暖かい寝床を確保することができますね。
車中泊やキャンプ用電気毛布のまとめ

消費電力が低く、手軽に暖の取れる電気毛布。最近では「冬の車中泊とキャンプ=寒い、寝られない」というイメージを払拭するような優秀な電気毛布がたくさんありますし、そんな電気毛布が冬キャンプや車中泊で1枚あれば心強いですね。
AC電源タイプとUSB電源タイプとでは仕様の違いや携行性の違いなども出てきますので、ご自身の車中泊やキャンプスタイルで確保しやすい電源タイプを選んでみてくださいね。
