トライポッド

トライポッドはキャンプに不要?便利な使い方やおすすめも紹介!

トライポッドはキャンプに不要?便利な使い方やおすすめも紹介!

トライポッドはキャンプなどアウトドアで活躍する三脚です。ダッチオーブンを使用して焚き火の上で調理するときに使用します。

キャンプ場で見かけたことはあっても、実際の使い心地や便利な使い方について知らない方も多いはず。見た目の問題だけで実はキャンプには不要なのでは?と疑問に思ってしまいますよね。

そこで、今回はトライポッドの便利な使い方をご紹介します!不要では?と思っている方も思わずほしくなるような使い方やおすすめ商品も紹介しますので、参考にしてくださいね。

トライポッドとは?

トライポッドとは?

出典:amazon

トライポッドはキャンプで焚き火をしながら料理をするための道具です。
名前の通り、3本(商品によっては4本)の支柱の中心部にケトルやダッチオーブンなどの調理器具を吊るすことで、焚き火をしながらお湯を沸かしたり料理をすることができます。吊るす高さを調節することで、強火でしっかり料理したり、遠火にして料理を保温状態にしたりと、簡単に絶妙な火加減の調整ができるため、キャンプ飯には便利な道具になります。

トライポッドはキャンプに不要?キャンプで使うメリットは?

トライポッドはキャンプに不要?キャンプで使うメリットは?

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キャンプの醍醐味である焚き火、その焚き火を使っての料理は最高のキャンプ飯ですよね。しかし、焚き火で料理するだけなら焚き火台に焼き網をセットすれば良いだけで、トライポッドは不要ではと思ってしまいます。

ですが、キャンプで料理をするときに安定した場所を確保したり、火加減を調整したりするのはなかなか難しく、料理中に薪や炭などの燃料を追加する度にダッチオーブンなどを移動させるのは大変です。そんな時に、トライポッドは活躍しますよ。

ダッチオーブンなどの重さのある鍋をトライポッドに吊り下げると、自重で脚が地面に食い込んで安定してくれますし、高さ調整することによって近火や遠火などの火加減の調整も簡単にできてしまいます。吊り下げることで焚き火台との距離が空いているので、調理器具を移動させる手間なく薪や炭を追加できるのもポイントです。

トライポッドはキャンプでの必需品ではありませんし、不要と思われがちですが、このように実はメリットがたくさんあるんです。

トライポッドの便利な使い方と活用法

トライポッドの便利な使い方と活用法

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ダッチオーブン料理だけの使用ならわざわざ持って行く道具を増やす必要はないかもしれませんが、他にもトライポッドには便利な使い方がありますよ。

ダッチオーブン料理以外に焼網も使える

トライポッドは火力調整が簡単なため、ダッチオーブン料理以外の料理も楽しめます。

例えば、焼き網を吊るして肉や魚を焼くこともできますし、塩漬けのブロック肉をそのまま吊るせばベーコンを作ることができます。サーモンなどを吊るして遠火で炙ってもいいですね。桜の木などを燃料に、焚き火をしながら焼き網でプロセスチーズなどを吊るして香りづけすれば、燻製料理も楽しめます。

遠火で料理している下で、焼き網をセットしてBBQをしたり、この時期活躍する湯たんぽ用のお湯を沸かしておくこともできますよ。

ランタンを吊るしてより明るく安全に

ランタンは地面に直に置くよりも、高い場所においてあげることで広い範囲を明るくすることができます。サイトを全体的に明るくしたい場合には、ランタンをトライポッドに吊り下げると効率よく周囲を照らせますよ。

また、トライポッドにランタンを吊り下げて目に付く位置にランタンを置くことで、うっかり触れてしまうリスクも減らせます。ガスやガソリンランタンはとても高温になるため、地面に置いてお子さまがぶつかってしまったりすると大怪我につながる可能性があります。
トライポッドでランタンを吊るして、より明るく安全にキャンプが楽しめますね。

小物置き場としても使える

焚き火の時はグローブやトングなどの小物類はできるだけ近くに置いておきたいですよね。トライポッドのフレーム部分にクリップで留めておいたり、針金などで引っかけておける場所を作っておくととても便利ですよ。

また、トライポッドに食器などを乾かすネットを吊るしておけば、乾かす場所に困らなくて済みますね。燻製前後に食材を乾かしておく場所としても有効活用することができます。夏場の虫の多い時期には蚊取り線香を吊るすこともおすすめです。

トライポッドは“吊るすだけ”で、より快適なキャンプライフをサポートしてくれる汎用性の高いアイテムです。不要だと思っていた人はもったいないですよ!

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トライポッドを使う際の注意点

トライポッドは便利な道具ですが、使用の際には注意が必要です。
焚き火台に合うサイズを選ぶことはもちろんですが、特に注意していただきたいのは耐荷重です。ダッチオーブンやストウブなどのキャンプ料理に人気の鉄製鍋は本体の重量が重いですし、さらにそこに食材を入れるとかなりの重さとなります。トライポッドで重さのあるものを吊るす際には、耐荷重に余裕をもって使用しましょう。

また、吊るすのにカラビナやS字フックを使うと便利ではありますが、その場合にはトライポッド自体の耐荷重に加えフックの耐荷重の確認も忘れないようにしてくださいね。

トライポッドの選び方

トライポッドの選び方

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種類豊富なトライポッドから、ご自分に合ったトライポッドを見つけるのは大変です。そこで、トライポッドを選ぶポイントとして、以下を押さえておくと選びやすくなりますよ。

素材で選ぶ

トライポッドの素材には鉄、ステンレス、アルミ、スチール製などがあります。鉄やスチール製のトライポッドは頑丈で長く使うことができますが重みがあります。他のステンレス、アルミは軽量のものが多く、持ち運びや設置の手軽さを重視したい人におすすめですが、耐久性や耐荷重は鉄やスチール製に劣ってしまいます。

どの素材でもメリット、デメリットはありますので、ご自身のキャンプスタイルに合った素材を選ぶようにしましょう。

他キャンプギアとの相性で選ぶ

トライポッドは焚き火テーブルや焚き火台、ダッチオーブンなどの調理道具と一緒に使うことが多いアイテムです。そのため、サイズ感が合っているかや、よく使うダッチオーブンの重さに耐えられるかなどの相性をしっかり確認しましょう。

組み合わせて使いたいものと同じメーカーのトライポッドがあれば、その組み合わせで使ってあげると使い勝手が良くなりますよ。

持ち運びやすさで選ぶ

トライポッドには折りたたみができるタイプと、折りたたみができないタイプがあります。登山キャンプやツーリングキャンプで使用を考えている方、ソロキャンプでできるだけコンパクトに道具をまとめたい方は折りたたみができるタイプをおすすめします。

積載や持ち運びに困らないコンパクトさを重視するあまり、耐荷重のチェックを忘れないようにしてくださいね。

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トライポッドのおすすめ7選

トライポッドは色々なキャンプメーカーから出ています。その中からおすすめ商品を厳選しましたのでご紹介します!

Solo Stove(ソロストーブ)トライポッド

使用サイズ 幅67.3 × 高さ110cm
収納サイズ φ 8.9 ×高さ-cm
重量 538g
耐荷重
素材 アルミニウム

高さが110㎝を超えるトライポッドの多くは、重量が2㎏以上のものになってしまいますが、ソロストーブのトライポッドは十分な高さを保ちつつ、重さが約538gと軽量な作りになっています。
支柱は4つに分解することができるので、収納時にもコンパクトになり、少しでも荷物を減らしたいキャンパーの方におすすめです。軽量なため使い勝手が心配になってしまいますが、アルコールランプなどの小型のキャンプ道具を多く扱っているブランドなので、安心して使用ができますよ。
とはいえ、重すぎるものは吊り下げが難しいので、軽量なケトルや鍋と一緒に使用してくださいね。

CAMPING MOON(キャンピングムーン) トライポッド L

使用サイズ 幅67.5 × 高さ105cm
収納サイズ 幅4 × 縦6× 高さ40cm
重量 620g
耐荷重 15kg
素材 アルミ、ステンレス

こちらも4つに分解して収納ができる、軽量なアルミ製のトライポッドです。収納バッグにはしっかりとした厚手のキャンバス地が使われていますので、破れなどの心配が少なく、長持ちしますよ。

キャンピングムーンのトライポッドのおすすめポイントは何といっても価格です。2,000円程度で購入できますので、試しにトライポッドを使ってみたい方にぴったりですね。設置も簡単にできるねじ込み式になってて、女性でも簡単に設置と撤収ができますし、珍しいブロンズカラーがあるのは男性にはもちろん、女性キャンパーの心もくすぐりますね。

DOD(ディーオーディー) ライダーズファイアクレードル

使用サイズ 幅68 × 奥行55 × 高さ108cm
収納サイズ φ 6 × 縦29cm
重量 715g
耐荷重 <メッシュシート>3kg
<フック部分>8kg
素材 <メッシュシート>ステンレス
<スタンド>アルミ

こちらはトライポッドと焚き火台がセットになった、画期的なキャンプギアです。組み合わせの相性も忘れ物の心配も不要ですね。付属のメッシュ地の上に薪を置いて、トライポッドに鍋などを吊り下げれば手間なくアウトドア料理が楽しめます。

非常に便利ではありますが、焚き火台としてはコンパクトなサイズになり、風防などもありませんので、風で燃えカスや灰が飛びやすいです。使用の際には焚き火シートなどを下に敷いて、地面へのダメージがないようにしましょう。

Tent Factory(テントファクトリー) トライポッド

使用サイズ 幅74 × 高さ138cm
収納サイズ 幅10 × 縦14.5× 高さ52cm
重量 2.5kg
耐荷重
素材 クロームメッキ

使用時には高さが十分にあって収納時には3つに分解ができ、価格が5,000円ちょっとと、ちょうどいいサイズ感と価格帯のトライポッドになります。耐荷重の記載はありませんが、ダッチオーブンやランタンなども吊り下げて使用することは問題なくできますので、コンパクトだけどそれなりに色々な用途で使いたい方にはおすすめですよ。

Coleman(コールマン) ファイアープレイススタンド

使用サイズ 幅78 × 高さ140cm
収納サイズ φ 13 × 高さ58cm
重量 3.2kg
耐荷重 20kg
素材 スチール

こちらのトライポッドは支柱が4本で、クワトロポッドとも呼ばれています。小石など不安定な場所には3本支柱のトライポッドの方が安定性は保てますが、整地された平らなキャンプ場での使用では、こちらの4本支柱のトライポッドの方が安定しますよ。支柱下にはペグ打ちができる穴が開いているので、付属のペグを打ち付ければより安定した状態で使うことができます。転倒防止にはもってこいの作りですね。
普段行くキャンプ場が比較的整地されたところが多い方は、安定感抜群のこちらのトライポッドがおすすめですよ。

LODGE(ロッジ)トライポッド 3TP2

使用サイズ 高さ110.5cm
収納サイズ
重量 3.8kg
耐荷重
素材 鉄製

鉄製にこだわり続けて100年以上の歴史を誇るロッジ。ダッチオーブンで有名なメーカーですので、ダッチオーブンとの相性はとても良いです。支柱を分解できないのでコンパクトに収納することは難しいですが、その分強度の高さがあり、大きくて重さのあるダッチオーブンにも安定して使用することができますよ。カラーはダッチオーブンと同じブラックですので、ぜひダッチオーブンと一緒に使って、より一層カッコいいキャンプサイトにしてくださいね。

PETROMAX(ペトロマックス) クッキングトライポッド

使用サイズ 88~114cm
収納サイズ φ12 × 高さ98㎝
重量 4.1kg
耐荷重 40kg
素材 スチール亜鉛メッキ

重量は約4.1㎏と、今回紹介しているトライポッドの中では一番重さが感じられますが、最大40㎏まで耐えられる屈強な作りとなっているのがこちらのトライポッドの魅力ポイントです。グループキャンプでの豪快料理では大活躍しますよ。重さがあるものの、持ち運びの際にはコンパクトに収納することができるので積載の場所に困ることはなさそうですね。とにかく耐荷重を重視したい方にはぴったりなトライポッドになります。

トライポッドのまとめ

いかがでしたか?トライポッドは不要と決めつけず、キャンプライフをより快適に、キャンプ料理をより美味しくするアイテムとしてぜひ使ってみてください。組み立てや構造はシンプルですが汎用性がとても高いので、ご自分のキャンプスタイルに合った独自の使い方もあみだせそうですね。

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ひきこもりから、キャンプ歴8年。 キャンプ道具が自宅に入りきらなくなってきたので、都内から引っ越し。長期休暇があれば夫婦2人で長期キャンプ旅へ出かけています。 愛車はジムニーとランクル80ですが、ペーパーゴールド免許。田舎道で練習中。
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