100均キャンプ道具

ダイソーの保冷剤氷点下のサイズ選びと通常モデルとの違いを比較検証!

ダイソーの保冷剤氷点下のサイズ選びと通常モデルとの違いを比較検証!

夏のキャンプを快適に過ごすために必要な保冷剤。今回は、保冷剤の中でも110円から手に入れる事ができる、ダイソーの保冷剤のご紹介です。

今や色々なキャンプグッズが販売されており、コスパが良いことで知られているダイソーブランド。2021年に発売開始のダイソーの氷点下保冷剤をご紹介するとともに、サイズ選びのポイントや、旧モデルとの違いもお伝えしていきます。

通常モデルやソフトタイプとの保冷力の検証もしていきますので、ダイソーの保冷剤が気になっている方は是非参考にしてみてください。

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤

2021年ダイソーから販売されている氷点下タイプの保冷剤にはハードタイプとソフトタイプがあります。

ソフトタイプ『ハイパワー保冷剤』(ワンサイズ)

ソフトタイプ『ハイパワー保冷剤』(ワンサイズ)
サイズ 横23×縦14.5×厚さ1cm(実測)
重量 413g(実測)
価格 110円
凍結時間目安 約12時間
保冷時間目安 約3時間

ソフトタイプの氷点下保冷剤は厚さ1cmとかなりの薄型で、形を変えて凍らすことができるので、クーラーバックスやバックに合わせて使用することができる特徴があります。

ハードタイプ『氷点下保冷剤』

ハードタイプの氷点下保冷剤にはS.M.Lの3種類のサイズがあるため、収納する保冷バッグやボックスに合わせたサイズを選んで使用しましょう。ここからは、ハードタイプのサイズ別スペックや特徴、選び方を紹介していきます。

Sサイズ

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤
サイズ 横9.7×縦14.7×厚さ2cm(実測)
重量 229g(実測)
価格 110円
凍結時間目安 約12時間
保冷時間目安 約4時間

100均本来の値段で購入可能です。凍結時間、保冷時間目安はMサイズと同じなので、2つ購入して食材の隙間に差し込んだり、飲み物用の小さな保冷バックで使用する時に便利なサイズ感です。

Mサイズ

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤
サイズ 横10.2×縦19×厚さ2.2cm(実測)
重量 381g(実測)
価格 220円
凍結時間目安 約12時間
保冷時間目安 約4時間

MサイズはLサイズと同じ価格で保冷時間は短くなっていますが、クーラーボックスやバッグのサイズによってはLサイズだと食材等が入れづらくなる場合があるので、安易に『同じ価格ならL』という選び方ではなく、クーラーボックスやバッグのサイズにあったものを選びましょう。

Lサイズ

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤
サイズ 横14×縦19×厚さ2.4cm(実測)
重量 524(実測)
価格 220円
凍結時間目安 約12時間
保冷時間目安 約6時間

Lサイズの凍結時間目安は12時間とSサイズ、Mサイズと同様ですが、保冷時間目安が市販の保冷剤と同じ約6時間となっています。保冷時間の長さを重視して購入する場合はLサイズをおすすめします。

氷点下タイプの保冷剤のサイズ感

2021年ダイソー発売開始の氷点下タイプの保冷剤

氷点下タイプの保冷剤のサイズ感は、Sサイズはコンパクトですが、M、Lサイズは500mlのペットボトルと変わらないぐらいのサイズ感です。

ダイソーの保冷剤は安全?成分は?

ダイソーの保冷剤は安全?成分は?

ダイソーの保冷剤の成分についてですが、過去に保冷剤の成分で毒性のある『エチレングリコール』が含有された保冷剤が出回ったことがあり、ネット上ではその情報が多く残っています。現在ではダイソーの保冷剤含め、その有毒成分の『エチレングリコール』は使用されていないため、比較的安全な保冷剤が大半を占めています。

成分は?

ダイソーの保冷剤の成分は、半部以上が水で出来ています。その他保冷性を保つためにソフトタイプでは、高吸水性樹脂。ハードタイプでは、プロピレングリコール(PG)やカルボキシメチルセルロース(CMC)が入っています。

高吸水性樹脂は肌に触れても、安全性が確認されていますが、水分を吸収して膨張するため、誤飲すると体内で膨張する恐れがあるため、注意が必要です。

ハードタイプに含まれている2つの成分については、食品添加物としても使用できるため安全性が高くなっています。いくら安全性が高いとはいえ、万が一破損した場合使用を中止し、中の液体が流出して手で触ってしまった場合もすぐに洗い流すようにしましょう。

ダイソー氷点下保冷剤と通常保冷剤のスペック比較

ここからはダイソーの「氷点下保冷剤」と通常モデルの「保冷剤ハードタイプ」の違いをお伝えしていきます。

サイズ展開

氷点下保冷剤 通常タイプ
サイズ展開 S(220g)・M(370g)・L(520g) 350g・500g・800g・1100g

氷点下保冷剤ではSサイズ(220g)があるため小さな保冷バックでは重宝されますが、通常タイプでは800g・1100gと大きいものが販売されています。

保冷時間目安

氷点下保冷剤 通常保冷剤
S(220g):4時間 350g:4時間
M(370g):4時間 500g:5時間
L(520g):6時間 800g:6時間
適応サイズ無し 1100g:8時間

保冷目安時間はクーラーボックスやバッグの大きさによりますが、大体4〜6時間になっています。最大で通常タイプの1100gの保冷時間が8時間です。なお、氷点下タイプは-10℃表記がありますが、通常タイプは温度表記がありません。

凍結時間目安

氷点下保冷剤 通常保冷剤
S(220g):12時間 350g:5時間
M(370g):12時間 500g・800g:6時間
L(520g):12時間 1100g:8時間

氷点下シリーズは大きさ関係なく12時間の凍結時間がかかるため、最低でも使用する前日から冷やしておかないといけません。一方通常タイプの方は350gのものはわずか5時間で使用が可能となっています。

価格

氷点下保冷剤 通常保冷剤
S(220g):110円 350g・500g:110円
M(370g):220円 800g:220円
L(520g):220円 1100g:220円

どちらも110円、220円で購入できるリーズナブルな商品になっています。

ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証

ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証

氷点下保冷剤のサイズ別の保冷力やソフトタイプ・通常モデルの保冷剤との保冷力の違いを検証していきます。温度計は保冷剤に密着した状態で表面温度を計測して、冷蔵庫で冷やしてあったペットボトルの水の温度で6時間後の庫内温度の違いを検証してます。

サイズ別の保冷力比較

ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
スタート 1時間後 2時間後 3時間後 4時間後 5時間後 6時間後
Sサイズ -5.6℃ -2.9℃ 1.7℃ 10.7℃ 16.9℃ 21.2℃ 23.8℃
Mサイズ -1.9℃ 0.9℃ 2.3℃ 7.4℃ 11.3℃ 16.3℃ 20.4℃
Lサイズ -4.2℃ -3.4℃ -1.4℃ -0.1℃ 2.5℃ 6.8℃ 11.6℃
ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
6時間後 Sサイズ Mサイズ Lサイズ
水の温度 21.1℃ 20.4℃ 13.1℃

今回5L程度の保冷バックを使用して、Mサイズは個体差があるのか、氷点下の温度が続きませんでしたが、保冷時間に関しては10℃以下を保てるのは、Sサイズで3時間、Mサイズで4時間、Lサイズで6時間程度という結果となりました。

飲み物の温度に関しては、Lサイズであれば屋外で冷たさを感じれる15℃以下を6時間はキープできそうです。

今回の検証ではペットボトルと保冷剤のみ保冷バックに入れて検証したため、庫内の空間がかなり大きい状態なので、保冷バックに詰めた状態で使用すると、もう少し保冷力に期待が持てる結果となります。

氷点下を維持できる保冷力がある保冷剤を使用する場合、凍ってしまうので野菜などは接触しないような工夫が必要です。

ソフトタイプの保冷力比較

ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
1時間後 2時間後 3時間後 4時間後 5時間後 6時間後
ソフトタイプ -2.5℃ -1.2℃ 1.2℃ 4.5℃ 12.6℃ 17.8℃
Mサイズ 0.9℃ 2.3℃ 7.4℃ 11.3℃ 16.3℃ 20.4℃
ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
6時間後 ソフトタイプ Mサイズ
水の温度 19.2℃ 20.4℃

Mサイズと氷点下ソフトの場合、グラム数はソフトタイプの方が30g多いですが、数値的には10℃以下をキープできる時間に変わりはない結果となったので、形状を変化できるソフトか、破損の恐れが少ないハードでの好みで選べばいいと思います。

※Mサイズが氷点下にならないのは、恐らく個体差によるものです。

通常タイプの保冷力比較

ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
1時間後 2時間後 3時間後 4時間後 5時間後 6時間後
通常タイプ 1.8℃ 3.1℃ 4.4℃ 5.4℃ 6.8℃ 10.6℃
Mサイズ 0.9℃ 2.3℃ 7.4℃ 11.3℃ 16.3℃ 20.4℃
ダイソーの氷点下保冷剤の保冷力検証
6時間後 通常タイプ Mサイズ
水の温度 16.5℃ 20.4℃

通常タイプ(350g)が氷点下にはなりませんが、10℃以下を6時間キープできる予想外の結果となり、数値的にはLサイズと変わらない保冷時間です。Mサイズとの値段差や数値を比較すると同じサイズでは通常タイプ(350g)を選ぶ方が良さそうです。

まとめ

ダイソーの氷点下保冷剤の紹介、旧保冷剤との比較や保冷力の検証をしてきました。
110円や220円というリーズナブルな価格でしっかりとした保冷力を誇るダイソーブランド。
コスパの良さはさすがダイソーです。保冷剤の購入を迷っている方は是非購入してみてはいかがでしょうか。
そして、夏の暑い時期でも快適なキャンプライフを送りましょう。

クーラーショック 比較レビュー
クーラーショックを比較レビュー!サイズや量はどれくらい必要?アメリカで爆発的な人気を誇る「Cooler Shock(クーラーショック)」は、日本のキャンプシーンでも注目されつつある高性能な保冷剤で...
ABOUT ME
yamaico編集部
Yamaico運営&記事編集担当のマッキーです。               ●編集者の資格                               ①NCAJ公認キャンプインストラクター                   (公益社団法人 日本キャンプ協会https://camping.or.jp/leader)                   ②JAC公認キャンプインストラクター                    (一般社団法人 日本オートキャンプ協会 https://www.autocamp.or.jp/)                    ③JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー                  (Japan Bushcraft School https://bushcraft.jp/)
こんな記事もおすすめ