キャンプの楽しみと言ったらキャンプ飯づくりですよね!美味しいキャンプ飯を作ってみんなで食べるのは、キャンプの醍醐味といってもいいでしょう。
ところで皆さんはどんな調理器具を使用していますか?アウトドアメーカーのクッカー?それともホームセンターなどで売られているフライパン?その選択肢は様々!どの調理器具を使うかは人それぞれですよね。
今回紹介する商品は、メーカー品でもなければ、ホームセンターのものでもありません。その調理器具はどこで買えると思いますか?実は…なんと100円ショップ『ダイソー』で買えるのです!
キャンプで使えるダイソーのフライパンは?
ダイソーには様々な調理器具が販売されています。キャンパーの間で有名なのは、『200スキ(200円スキレット)』や『300スキ(300円スキレット)』ですよね。ですが家庭で頻繁に使うフライパンも、ダイソーでは多種類販売されています。
数あるフライパンの中でも、フッ素樹脂コーティングフライパンが3種類展開されています。キャンプに使えそうなのは、このフライパンでしょう。200円、300円、400円と、サイズによって値段も変わります。
14cmのフライパン(200円)
目玉焼きが2つ焼けるか焼けないかくらいの、手のひらサイズです。ソロキャンプにはいいかもしれませんが、複数人いるキャンプでは使い道はあまりなさそうです。
20cmのフライパン(300円)
家庭で使うには少し小さいサイズで、ご飯を炒めるくらいの容量もありそうです。また家族分の目玉焼きを焼けそうなサイズ感です。
22cmのフライパン(400円)
一般的な家庭用フライパンのサイズです。22cmと大きいので、どんな料理もこのフライパンひとつでできてしまいそうです。
キャンプに使えそうなフライパンは何㎝?
この3サイズから今回選んだのは、300円で買える20cmのフライパンです。真ん中のサイズで、大きすぎず小さすぎずキャンプで使うにはちょうどいいサイズだと思ったからです。
それではこの商品について詳しく見ていきましょう。
ダイソーの300円フライパンのスペックと特徴
商品スペック
- 商品名:ガスコンロ用フッ素樹脂コーティングフライパン20cm
- サイズ:幅35cm×奥行20cm×高さ4.2cm
- 重量:305g
特徴や注意点
実際にフライパンを持ってみると、持ち手は太すぎず握りやすい太さで、根元には滑り止めクリップもついています。重量も約300gなので、女性や子どもでも軽々持てそうです。フライパンとしては今のところ問題なさそうな商品です。
【注意事項】
- たわし、クレンザーは使用しない
- IHクッキングヒーターは使用しない
- 空焚きはしない
- 揚げ物に使用しない
- 金属製ヘラなどの調理器具は使用しない
それではここで、アウトドアメーカーから販売されているフライパンと違いがあるのか、比較してみましょう。
キャプテンスタッグのたためるミニパンとダイソーのフライパンを比較
ダイソーフライパンと比較する商品はこちら。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)から販売されている『たためるミニパン16cm』というフライパンです。
キャプテンスタッグたためるミニパン16cm
- 使用時サイズ:170mm×265mm×35mm
- 収納時サイズ:外径170mm×高さ38mm
- 重量:140g
今回ダイソーで購入したフライパンは20cmなので、たためるミニパンはひと回り小さいですが、折りたたみができるのでスタッキングもでき、まさにキャンプ仕様になっています。
フライパンのサイズ感を比較
それでは2つのフライパンのサイズ感を比較してみましょう。
【上から】
【横から】
【裏面から】
サイズだけ見ると、ダイソーのフライパンは取っ手が折りたためないのでかさばりそうですね。収納のしやすさはやはりメーカー品には劣ってしまいそうです。
ですが肝心なのは料理のしやすさではないでしょうか?
キャプテンスタッグのフライパンは、フッ素樹脂塗膜加工されているので焦げ付きなどは一切ありません。使用後はクッキングペーパーで拭くだけで綺麗になります。気になるのはダイソーのフライパンの焦げ付き加減です。どこまで焦げ付きなく調理することができるのか、実際に試してみたいと思います!
ダイソーの300円フライパンを使ってみた
キャンプで使えるかどうか実証するため、実際にダイソーのフライパンを使って調理してみました。『目玉焼き』『焼きおにぎり』『ベーコン炒め』など、キャンプで作ることがありそうなメニューで試してみました。
目玉焼き
目玉焼きの周りに若干の焦げ付きは見られました。ですがクッキングペーパーで拭くだけで綺麗に落ち、焦げ付きが残ることはありませんでした。
焼きおにぎり
焦げ付きやすい味噌を使った料理ですが、フライパンに味噌が焦げ付くことはありませんでした。こちらもクッキングペーパーで拭くだけで綺麗になります。
ベーコン
写真のように、ベーコンはこんがり良い色に焼けています。ですがフライパンに焦げ付くことはなく、使用後は油をクッキングペーパーで拭くだけで済みました。
ダイソーのフライパンで調理してみて
実際に使用してみた結果、ダイソーのフライパンでも焦げ付かず、美味しく料理を完成させることができました!お手入れも簡単で、クッキングペーパーで拭くだけで綺麗になります。その後洗剤で洗い流せば完璧です。メーカー品のフライパンに負けない性能のように感じました。
ダイソーの300円フライパンの良かった点
実際に調理してみましたが、問題なく使用することができたダイソーのフライパン。使用してみて良かった点を挙げてみるので、購入の参考にしてみてください。
- 300円なのでメーカー品のフライパンを買うよりもコストを抑えることができる
- 油をひかなくても焦げ付きにくい
- 使用後はクッキングペーパーで拭くだけで綺麗になる
- 色が2色(グレー・ベージュ)あるので、好きな色を選べる
- 20cmはキャンプで使用するのにちょうどいいサイズ
ダイソーのフライパンは300円とは思えないほどのパフォーマンスを見せてくれました!
ダイソーの300円フライパンの残念な点
良いところばかり紹介してきましたが、ダイソーのフライパンに欠点はあるのでしょうか?私が実際に使ってみて感じた残念な点を挙げたいと思います。
- 厚みがありコンパクトではないので、収納に困る
- 他のキャンプギアとスタッキングができない
- 取っ手の取り外しが素手ではできない
残念に感じた点は、やはり持ち運びに関してです。調理をする分には問題は感じませんでしたが、キャンプに持っていくとなると持ち運びづらさは否めません。車で持ち運びできる場合などは問題ないかもしれませんが、ツーリングキャンプになどに持っていくには不向きかもしれません。
ダイソーのフライパンのまとめ
今回はダイソーの300円フライパンについてご紹介しました。ダイソーのフライパンはフッ素樹脂コーティングされているので、焦げ付きを心配することなく料理することができます。調理をするにはコスパの良い商品だということが分かりました。持ち運びの問題点はありますが、うまく工夫すればスタメンギアになれると思いますよ。中にはその都度取っ手を取り外して持ち運びやすくしているキャンパーもいるようです。
ダイソーのフライパンを使って、キャンプ飯づくりを楽しんでくださいね。