固形燃料は安価で手に入るコスパ抜群な燃料ですよね。そんな固形燃料と相性がいいのは、やはり『ポケットストーブ』ではないでしょうか。コンパクトで使い勝手が良いポケットストーブは愛用者も多いように感じます。
ところが、そんなポケットストーブに負けないキャンプギアがセリアから発売されています。それはセリアで買える五徳『クッカースタンド』です。
今回はセリアの大人気商品、クッカースタンドをご紹介します。
クッカースタンド(五徳)とは?
クッカースタンドを一言で説明すると、『調理をする為の台』です。シングルバーナーは勿論、アルコールストーブなどとセットで使用します。シングルバーナー類は五徳が狭いのですが、クッカースタンドを利用するとクッカーを安定して置くことができます。また、焚き火使用も可能なので、幅広い調理が可能になります。
問題はその値段
様々なタイプがあるクッカースタンドですが、気になるのはその値段ですよね。有名メーカー【UNIFLAME(ユニフレーム)】から販売されているクッカースタンドを例に挙げてみると、その値段は安い物でも3300円程度。意外と値が張りますよね。購入費用を抑えたい人にとって、3000円越えは頭を抱えてしまう値段です。そんなクッカースタンドが100円で手に入るとしたら、お買い得だと思いませんか?
クッカースタンドが100均で手に入る!?
実はセリアのアウトドア用品コーナーでは、クッカースタンドが100円で発売されています。3000円以上するクッカースタンドが100円で手に入るなら、それに越したことはありませんよね。早速セリアのクッカースタンドについて見ていきましょう!
セリアのクッカースタンドは入手困難?
セリアのクッカースタンドは春先に発売されてから売り切れが続出し、入荷待ちの状態が長く続いていました。5月頃に店員さんにクッカースタンドの入荷を訪ねたところ「未定」との答えが返ってきたほどです。SNSでもクッカースタンドは話題になっており、その人気ぶりがうかがえました。
今なら簡単に手に入るかも!?
長らく入手困難だったクッカースタンドですが、最近になりようやく再入荷されたようです。6月頃から販売されている店舗が多くなり、手に入りやすくなってきました。今ならお近くの店舗に販売されているかもしれませんよ!
セリアのクッカースタンドのスペックや特徴
それでは早速セリアのクッカースタンドを徹底調査していきたいと思います。
スペック
- 材質:鉄(亜鉛メッキ)
- サイズ:15×7.5×3.5cm(3枚組)
使用上の注意点
- 鋭利な部分があるので、使用及び洗浄の際は注意する
- 火の取り扱いには十分注意する
- 使用中や直後は熱くなっているので絶対に素手で触れない
- 平らな場所で使用する
- 不安定な場所や高いところでは使用しない
- 使用前にガタつきがないか確認する
使用できる燃料
- 固形燃料
- アルコールストーブ
アルコールストーブの五徳としても使えます。
組み立て方法
本体は写真のように、3枚組になっています。
両端にある溝にはめ込んで組み立てていきます。
3か所すべてを組み立てたら完成です。
写真のように、正三角形になります。
特徴①移動は要注意!
両端の溝にはめ込んであるだけなので、安易に持ち上げると崩れてしまいます。
移動させたいときは、2枚の端を一緒に掴むように持ちます。
すると、崩れずに持ち上げることができます。
このように持ち上げると崩れないので、移動させる際はスタンドがバラバラになってしまわないよう注意してください。
特徴②鋭利な部分がある
使用上の注意にもありましたが、このスタンドは少し鋭利な部分があります。
必要に応じて『バリ取り』を行う必要があります。鋭利な部分で怪我をしないよう、十分気をつけて使用してください。
特徴③薄い!軽い!コンパクト!
コンパクトで持ち運びのしやすい五徳というと『ポケットストーブ』が思い出されます。そこでポケットストーブと大きさを比較してみました。
全体的な大きさはポケットストーブの方がコンパクトですが、薄さは断然クッカースタンドの方が勝っています。
組み立ててみると、その大きさはひと回り程差がでます。クッカースタンドの方が、大きい調理器具でも安定して乗せることができそうですね。
クッカースタンドは五徳で使えるか?
それでは実用性を調査してみましょう。組み立てたクッカースタンドに、キャンプで使用する調理器具を乗せてみました。五徳としての耐荷性や安定具合を確認してみます。
メスティン(ダイソー)
まずはダイソーから販売されているメスティンを乗せてみました。本家のメスティンよりもひと回り小さいダイソーメスティンですが、安定して乗せられるのでしょうか。
写真のように安定して乗せることができました。ですが、メスティンとクッカースタンドがこすれると鈍い金属音がします。置き場所を微調整する際はその音に注意してください。
キャプテンスタッグのケトル
次にキャプテンスタッグのケトルを置いてみました。
ちょうどいいサイズ感です。中に水を入れて置いても、スタンドが曲がることはありません。
キャプテンスタッグのフライパン
次にキャプテンスタッグのたためるミニパンを置いてみました。16cmと少し大きさのあるフライパンですが、どうなるでしょう。
こちらも十分安定していることがわかります。
アマゾンの格安クッカー
大きいサイズのクッカーはどうでしょうか。
問題ありません。中に目いっぱいの水を入れても安定しています。
100均のステンレスクッカー(小)
次は、小さめのステンレスクッカーを置いてみます。
小さいクッカーはスタンドの上に置くことができず、斜めになってしまいました。これでは危なくて使用することはできません。
100均のシェラカップ
最後にシェラカップを乗せてみました。
こちらもステンレスクッカー同様斜めになってしまいました。シェラカップも使えなさそうですね。
小さい調理器具には網を利用
ステンレスクッカーやシェラカップは安定せず置くことができませんでしたが、『網』を利用してみたらどうでしょう。
同じくセリアから販売されている網を購入してみました。
網は16cmなので、クッカースタンドにちょうどいいサイズでした。
それではステンレスクッカーとシェラカップを乗せてみましょう。
写真のように、シェラカップもステンレスクッカーも安定して置くことができるようになりました。これは使えそうですね!
様々な調理器具を乗せてみましたが、工夫次第でたいていのものは使用することができそうです。
クッカースタンドと固形燃料との相性を調査
セリアのクッカースタンドは固形燃料で使用することができます。今回は同じく100円で手に入る固形燃料との相性を確認してみましょう。
受け皿もセリアで購入したものを使用します。
それでは早速固形燃料を置いてみましょう。
30gの固形燃料
25gの固形燃料
ここで一つ不安な点が。
固形燃料と調理器具までの距離が遠いですね。特に25gの小さい固形燃料だと、調理器具まで炎がきちんと届くか気になります。試しにシェラカップでお湯を沸かしてみることにしました。
固形燃料でお湯を沸かしてみた
25gの固形燃料でも勢いよく炎があがり、シェラカップを熱することができました。ですが、シェラカップ半分の水(150cc)を沸騰させるのに約5分かかりました。沸騰までのスピードはやはり遅いですね。
固形燃料の高さを調整
そこで受け皿をより高さのあるものに変えてみました。
これもセリアで見つけたものです。セットしてお湯を沸かしてみましょう。
固形燃料とシェラカップとの距離が短くなったため、約3分でお湯が沸きました。やはり距離が短ければ短い程沸騰時間も短縮できますね。固形燃料を使う際は、受け皿の工夫が必要かもしれません。
クッカースタンドとアルコールストーブの相性を調査
セリアのクッカースタンドはアルコールストーブの五徳として使用できます。トランギアのアルコールストーブとの相性を調査していきます。
アルコールストーブとのサイズ
クッカースタンドを組み立てた上からアルコールストーブを入れるとギリギリ入る感じです。アルコールストーブの上からクッカースタンドを置く方が起きやすいです。
アルコールストーブでお湯を沸かしてみた
アルコールストーブで150ccの水を沸かして、五徳として使えるか試してみました。
3分程度で150ccの水が沸騰したので、アルコールストーブの五徳として十分使えます。
アルコールストーブを使う注意点
今回、アルコールストーブの五徳としてクッカースタンドを使用しましたが、1回使用しただけで熱で変色しました。気にならない方はいいですが、アルコールストーブの五徳として使用する場合は、変色は避けれないと思った方が良さそうです。
セリアのクッカースタンドのまとめ
今回はセリアで購入できるクッカースタンドについてご紹介しました。コンパクトで持ち運びもしやすいので、キャンプでも活躍しそうですね!固形燃料との相性も良いので炊飯や調理にも使用でき、重宝すると思いますよ。
再入荷された今が手に入れるチャンスです!気になった方は、是非購入してみてはいかがですか?