クーラーボックス

クーラーショックを比較レビュー!サイズや量はどれくらい必要?

クーラーショック 比較レビュー

アメリカで爆発的な人気を誇る「Cooler Shock(クーラーショック)」は、日本のキャンプシーンでも注目されつつある高性能な保冷剤です。
クーラーボックスを使っていて「少しでも冷えていれば」「時間が経ってぬるくなるのはしょうがない」と諦めている方も、クーラーショックを使えばその圧倒的な保冷力と持続時間に驚きますよ。
今回はクーラーショックについて、その性能や作り方などを解説します!
他社の保冷剤との比較レビューもしますので「保冷剤の効果なんて大体一緒」と思っている方もぜひ読んでみてくださいね。

クーラーショックとは

クーラーショックを初めて聞いたという方もいますよね。
ここでは人気の理由や圧倒的な保冷力を発揮する仕組みについてご紹介します。

人気の理由

クーラーショックは保冷力、持続時間の他に見た目や形でも高い評価を得ています。
保冷剤は色々な場所で売っていますが、たとえアウトドアブランドから出ている保冷剤だとしてもその見た目はどれも同じに見えますよね。
クーラーショックはまるで宇宙食のようなパッケージで、そのアメリカンなデザインは他の保冷剤と一線を画しています。
バケツに水とクーラーショックを入れてビールを冷やせば、見た目も様になりますよ。
そして、高い保冷力からは想像できないその薄さも人気の理由です。
食材の隙間にスッと入れられる薄さなので「クーラーボックスが保冷剤だらけで食材が入らない!」なんてことも減りますし、効率よく食材を冷やすことができます。

中身や仕組みは?

クーラーショック 中身 顆粒
クーラーショックの中身は「シリカ、塩化ナトリウム」です。
未使用時に振るとサラサラと粉状のものが入っているのが分かります。
氷は冷凍庫から出した瞬間に溶け始め徐々に温度が上がってしまいますが、クーラーショックは血液輸送など医療場面で用いられる保冷技術を応用していて、長時間-7~8℃の保冷力をキープすることができる仕組みになっています。
また、パッケージは約0.2mmと薄いながら、熱伝導率に優れたアルミニウムと剛性に優れたナイロンとポリエチレンの三層構造になっていて、これによりクーラーボックス内が長時間冷えるような構造になっています。

繰り返し使える?

クーラーショックは他の保冷剤同様、使い終わったら冷凍庫に戻すだけで繰り返し使うことが可能です。
長時間持続する保冷剤は他にもありますが、それらと比較して予冷時間(保冷剤が凍る時間)が短いのもクーラーショックの特徴です。

クーラーショックのサイズは3種類

クーラーショック サイズ
クーラーショックのサイズにはS、M、Lの3種類あります。

サイズ

  • Sサイズ・・・縦16.5 ×横 19.0 × 厚さ2.5cm
  • Mサイズ・・・縦22.5 ×横 25.5 × 厚さ2.5cm
  • Lサイズ・・・縦25.5 ×横 35.5 × 厚さ3.8cm

厚さは水が入った状態での厚さになります。
大きなLサイズにプラスして小さめなSサイズやMサイズを食材の間に挟んで使えるので、効率よく、かつピンポイントに中身を冷やすことができますよ。

クーラーショックの作り方

クーラーショックは一般的な保冷剤と違い使用前に準備が必要になります。
作り方はとても簡単です。

➀必要な水の量を用意する

クーラーショック 作り方
クーラーショックサイズ別の水の量
  • Sサイズ・・・355ml
  • Mサイズ・・・830ml
  • Lサイズ・・・1660ml

②キャップを外して漏斗を挿し、水を入れる

クーラーショック 作り方

クーラーショック本体の白いキャップを外して漏斗を挿し込みます。
白いキャップは最後に使うので捨てないようにしましょう。

③中の空気を抜く

クーラーショック 作り方
パックを机の上など安定しているところに横倒しながら折り曲げていくと、中の空気が抜きやすいですよ。

④コルクとキャップを装着する

クーラーショック 作り方 空気
空気が抜けたら青いシリコンコルクを入れ、最初に外した白いキャップを根元までしっかりと締め込めば完成です。

クーラーショックとロゴスの比較レビュー

ロゴス クーラーショック 比較
保冷効果が高いロゴスの-16氷点下パックや倍速氷点下パックですが比較するとクーラショックの保冷力の高さがわかりました。
クーラーショック 保冷テスト
それぞれ同じクーラーバックに同じ条件でクーラーバックの上部(蓋の裏あたり)と底の部分の温度変化を計測したところ常に低い温度を維持したのがクーラーショックでした。

8時間計測した結果はこちらです。

底部分の温度変化

クーラーショックの保冷力の高さが一目瞭然です。

クーラーショック保冷時間比較
こちらは一時間おきの温度変化のグラフです。

上部(蓋の裏あたり)の温度変化

冷気は下に下がっているので上部はあまり冷えてないですが、それでもロゴスと比べると保冷効果は高いです。

AOクーラー12に入れて屋外で保冷テスト

AOクーラー クーラーショック
また、AOクーラー12に保冷剤クーラーショックLと冷蔵庫で冷やしたペットボトル(500ml)の水10本を入れてクーラーバッグの中の温度を計測しました。
クーラーショック 屋外温度変化 AOクーラー
計測場所は屋外(ベランダで外気温度30度~40度)で行い真夏のキャンプやアウトドアで使うイメージに近い環境で行いました。
AOクーラー比較
こちらのテストでもやはり保冷時間は想像よりも長く保冷力を実感する結果となりました。

クーラーショックのサイズ選びや量はいくつ必要?

クーラーショック サイズ
保冷剤は沢山入れれば保冷力がアップしますが沢山入れすぎると食材や飲み物が入りません。
保冷力の高いコンパクトな保冷剤を使うことでクーラーボックスを有効に使うことができます。
クーラーショックLサイズ
ハードクーラー20QT(イエティのクーラーボックス)の横幅にピッタリと入ります。
クーラーショックは薄いのでドリンクや食材の間に収めやすいです。

ロゴスクーラーバック
ロゴスのハイパー氷点下クーラーLにクーラーショックを入れるとこのようなサイズ感です!

AOクーラー クーラーショック
AOクーラー12にもピッタリ収まります。

クーラーショックはいくつ買えばいい?

クーラショックのどのサイズをいくつ買えばよいかそれぞれのサイズを組み合わせて何度まで温度が下がるかテストしてみました。

イエティ20QT(約18リットル)の庫内の側面(高さは真ん中あたり)に温度センサーを取り付けて検証

それぞれ1つづつ計測


まずは一つづつ計測してみました。


次にそれぞれを組み合わせて計測してみました。


最後に3種類すべて入れてテストしてみました。

以上の結果を参考にしていただきサイズや量を検討していただければと思います。

動画でも詳しくまとめていますのでチェックしてみてください。

クーラーショックにはハードタイプも


クーラーショックはクーラーボックスの隙間に入るソフトタイプが主流でしたが、ユーザーからの要望を受け、高強度のハードタイプも発売されています。
ソフトタイプの熱伝導率はそのままに、プレート型になることでクーラーボックスの底に敷いても安定性が損なわれず、重さのあるものを入れても安心して運べますね。
凍るくらいキンキンに冷やしたいビールなどには嬉しい高い保冷力を発揮しますが、食材などと長時間密接していると凍ってしまう可能性があるので注意してください。
また、ハードタイプのクーラーショックは使用までに最低でも48時間の冷凍が必要になります。
思い出してキャンプ前日の夜に冷凍庫へ入れても間に合いませんので、冷凍時間には余裕を持ちましょう。

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まとめ

性能の良いクーラーボックスを買うとなると何万としますが、お手頃価格な保冷剤ならすぐにでも買い替えができそうですね。
クーラーボックスを使っていて「飲み物がキンキンに冷えていると思ったらぬるかった」「食材が悪くなっていた」、これほど残念なことはありません。今まで「しょうがない」と思っていたことも、クーラーショックを使えばきっと改善されますよ。

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