肌寒い季節のキャンプにちょっとした羽織りやひざ掛けとして活躍するブランケット。なかでも、焚き火用のブランケットは寒空の下での焚き火にはマストアイテムです。
今回は寒さが本格的になってきた今こそゲットしたい焚き火ブランケットについて、一般的なブランケットとの素材の違いやおすすめ商品を紹介します!
ブランケットは焚き火で燃え広がる危険が
焚き火の際、ブランケットに火の粉が付いてヒヤッとするような経験をしたことはありませんか?一般的なブランケットは化学繊維が使われていて火に耐性がないものが多く、火の粉が飛んでくれば穴が開いたり、溶けた部分を触って火傷をしてしまう危険性があります。最悪の場合、一瞬にして燃え広がり取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。
このような事態を避け、安全に温かく焚き火を楽しむためにも火に耐性のある焚き火ブランケットを使うのがおすすめです。「焚き火用をわざわざ買わなくても至近距離でなければ安全では?」と思ってしまいますが、焚き火と距離を置いていたとしても、風が急に強まって思った以上に火の粉が舞ってしまうこともありますし、不測の事態に備えておいて損はありません。
焚き火に強いブランケットの素材は?
では、「焚き火ブランケット」と呼ばれる火に耐性のあるブランケットに使用されている素材には、どのようなものがあるのか解説します。
焚き火ブランケットの定番素材「コットン」
参照元:goldwin
火の粉への耐性が高く、焚き火ブランケットによく用いられているのがコットン素材です。肌触りもよく、オーガニックコットンなど肌に優しいものもあるのでお子さまや敏感肌の方でも安心して使うことができます。速乾性は低いものの気軽に洗うことができるので、焚き火特有の臭いが付着しても気になりませんよ。繰り返して使ったり洗濯をすると摩擦によって毛羽立つので、気になる方はネットに入れて洗うようにしてくださいね。
ミリタリーカラーの「ウール」
ウールも多少の火の粉であれば飛んできても穴が開きにくく、焚き火ブランケットとして使えます。繊維が高密度で絡み合っていて保温性もあるので冬キャンプに重宝される素材ですが、実は吸湿性が高いので、ウール製のブランケットであれば夏の暑い日にも快適に使えますよ。
キャンプで使用するウール製のブランケットは主として、ミリタリーカラーが豊富なので、軍のレプリカなど無骨なキャンプにピッタリな地べたスタイルにも相性抜群の焚き火ブランケットです。ウール素材特有のチクチク感があるものもありますが、最近では肌触りの良いウール素材もあるので気になる方は実際に店舗で肌触りを確認するのがおすすめです。
メーカー独自の難燃加工が施されているものも
コットン素材やウール素材のブランケットは耐火性が高い一方で、かさばりやすく重いというデメリットがあります。ツーリングキャンプやバックパックキャンプではできるだけコンパクトで軽量な素材にしたいものです。
軽量なポリエステルなどの化学繊維でできているブランケットであっても、難燃剤を塗布して燃えにくい素材に加工したり、メーカー独自の難燃加工が施されているブランケットもあります。軽量さやコンパクトさ、肌触りの良さなどをより重視してコットン素材やウール素材以外で検討する場合は、素材に難燃性があるか、何かしらの難燃加工が施されているかをチェックしましょう。
難燃素材は絶対に燃えない素材ではない
難燃性の高い素材をご紹介してきましたが、焚き火ブランケットは火に耐性のある「燃えにくい素材」であって「絶対に燃えない素材」ではありません。焚き火に過剰に近づいて使用すれば燃えてしまうことも十分にあり得ます。特に、お子さまが使用する際には羽織ったまま焚き火に近づいて、裾などが炎に付かないよう、注視してくださいね。
焚き火に最強!ブランケットのおすすめ8選!
ここからは、おすすめの焚き火ブランケットを紹介します。
Grip Swany(グリップスワニー) Fire Proof Blanket
サイズ | 縦100×横120cm | 素材 | <表地>コットン100% <裏地>ポリエステル100% |
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グリップスワニーのオリジナル難燃生地「ブレイズシールド」を使用したブランケットで、自己消火性に優れています。強度は従来の約5倍となり万が一焚き火の炎に当たっても溶けるのではなく炭化するので、火傷などのリスクを大幅に減らすことができますよ。
Oregonian(オレゴニアン)ファイヤープルーフ ブランケット
サイズ | 縦100 ×横140cm | 素材 | ポリエステル100%、マイヤー素材 |
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業界初のマイヤー毛布素材をブランケットに採用しているので着火、延焼はしづらく難燃性は高いままで、ミンク素材のような肌触りの良さも実現しています。生地厚で保温性も高いので包まればとても温かく、冬の焚き火タイムでは重宝しますよ。
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) Bonfire Blanket
サイズ | 縦170 ×横135cm | 素材 | <表地>コットン100% <裏地>リサイクルポリエステル100% |
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表地には肌触りの良いオーガニックコットン、裏地にはリサイクルポリエステルを使っている、生地にこだわりを感じる1枚です。難燃性はもちろん高く、Lサイズは170×135cmと大判なので大柄な方でも体全体に羽織ることができますよ。
Hilander(ハイランダー) 難燃ブランケット
サイズ | 縦140 ×横200cm | 素材 | ポリエステル100%(難燃素材) |
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肌触りの良いポリエステル製ですが難燃加工が施されているので焚き火の傍での使用も安心です。中央部のミニポケットに小物を収納したり、収納袋にブランケットを入れれば枕として使うことができたりと幅広い使い方ができますよ。
シーネット 防炎ブランケット
サイズ | 縦100 ×横150cm | 素材 | ポリエステル100% |
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シンプルな防炎ブランケットで、火の粉が飛んできても燃え上がりなどを防いでくれます。お値段も2,000円以下とお手頃なので、焚き火ブランケットを試してみたいという方や家族分複数枚揃えたい方におすすめです。
Rothco(ロスコ) 米軍ウールレスキューサバイバルブランケット
サイズ | 縦152.4 ×横203.2cm | 素材 | ウール55% 合成繊維45% |
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過酷な環境下でも暖かさがキープできるよう、生地が非常に高密度で火の粉に対しての耐久性も高いです。肌触りに関しては多少のごわつきなどを感じるかもしれませんがその分強度も高く、ブランケットとして以外に敷物としても活躍しますよ。
Rothco(ロスコ) イタリア軍 ウールブランケット
サイズ | 縦157.5 ×横203cm | 素材 | ウール90% 合成繊維10% |
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とても頑丈に作られているため、大きめの火の粉が飛んできてもすぐに払えば穴が開きにくいです。焦げにも強いので焚き火で酷使しても綺麗な状態をキープできますよ。ウールでできていますが洗濯しても縮みにくく、臭いが気になってもすぐに洗うことができます。
Rothco(ロスコ) スイス軍 ウールブランケット
サイズ | 縦157.5 ×横203cm | 素材 | ウール55% 合成繊維45% |
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難燃性が非常に高いうえに大判サイズなので、焚き火の際にブランケットとして身体を保護しても良いですし、火の粉による被害が心配な椅子などに掛けておくのもおすすめです。赤のラインが特徴的で、敷物として使えばアクセントになりますね。
まとめ
いかがでしたか。焚き火をしながら使える焚き火ブランケットは、暖かく過ごすためだけでなく自分自身の身体を守るためにも使いたいアイテムです。
今まで焚き火をする時にも素材などを気にせずブランケットを使っていた方は、ぜひこの機会に焚き火ブランケットを使ってみてください。「もしも」の危険に備えると、より一層安心して焚き火を楽しむことができますよ。