キャンパー大注目の「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」。毎年アウトドア業界の話題をさらう新作が発表されますが、2021年新作のシェルター「ゼクーL」もその1つ。未だに入手困難な人気のシェルター「ゼクーM」のサイズアップ版となりますが、サイズ以外にもキャンパーがより快適に過ごしやすいよう工夫が施されています。
今回の記事では「ゼクーL」の基本スペックや特徴、そして気になる購入方法について紹介します。まだ発売日前ということもあり情報が少ない「ゼクーL」ですが、可能な限りの情報をお伝えしていきますので、初めて聞いたという方も、すでに目を付けている方も必見です!
ゼインアーツ「ゼクーL」の購入方法は?
ゼクーLをはじめとする2021年の新作は当初、6月の発売とされていましたが、コロナ禍による需要の拡大、流通の遅延から発売日が延期となっています。ですが、つい先日同じく2021年新作の「オキトマ2」が発売されたことでゼクーLの発売も近く情報が開示されるのではないかと多くのキャンパーが目を見張っています。
他商品同様、ゼクーLも機会を逃せば手に入りづらいシェルターとなることが予想されますので、購入方法をチェックしてチャンスを逃さないようにしましょう!
発売日はいつ?
ゼクーLとインナーテントの発売日は、2021年7月30日(金)と7月19日のゼインアーツ公式で発表されました。
予約購入はできる?
予約できれば確実ですが、残念ながら2021年7月現在ゼインアーツの商品は予約して購入することはできません。予約を受け付けると問い合わせが殺到してしまいますし、人気ゆえに予約ができないのは仕方がないのかもしれませんね。
予約抽選販売なら購入可能
ゼインアーツのシェルター(テント)とタープの商品数には限りがあるため、多くの店舗が取っている販売方法が「予約抽選」というものになります。ゼクーLも同じく予約抽選販売となっていて、あらかじめオンラインショップで登録をすることで抽選に応募することができます。
YAMAP STORE | ゼクーLの販売・予約ページはこちら |
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GREEN HOUSE | ゼクーLの販売・予約ページはこちら |
SUNDAY MOUNTAIN | ゼクーLの販売・予約ページはこちら |
など上記の販売店によっては予約抽選の受付を終了しています。
また、店頭販売のみとしている店舗もあるので、取り扱い店舗の今後の予約抽選や販売スケジュールなどはチェックしておきましょう。販売店によってはメルマガなどの登録をすると、入荷情報などを配信してくれますよ。
アマゾンなどの通販サイトでも購入可能?
予約抽選はできるものの、すでに抽選が終わっていたり、当選しなかった場合にはオンラインショップでの購入となります。ですが、ゼクーLに限らずゼインアーツ商品のオンラインショップでの購入は正直、ハードルが高く、販売の事前告知があれば一瞬で売り切れてしまう可能性があります。
もし、ゼクーLの在庫のあるサイトを見つけた場合でも、購入前に必ず定価かどうか公式HPをチェックするようにしましょう。注目度の高い商品なので定価以上の価格となっていることが予想されます。実際、つい先日発売されたオキトマ2はamazonで3倍近くの価格がついています。
ネガティブな情報ばかり続いてしまいましたが、販売店によっては告知なくオンラインショップで販売を行ったり、再販を行うことがあります。
一例ですが北海道の「秀岳荘」は事前予告なくAmazonでゼインアーツのテントを販売していたり、「Orange」では2021年6月にオンラインショップ限定でゼインアーツ商品の再販を行っていました。タイミングがよければあっさり買えることも十分にありますよ!
ZANE ARTS(ゼインアーツ)ZEKU-Lのスペック
気になるゼクーLのスペックはこちらになります。
商品名 | ZEKU-L(ゼクーL)PS-004 |
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使用サイズ | 幅540×奥行470×高さ285cm |
収納サイズ | φ30×幅80cm |
総重量 | 約14kg |
耐水圧 | 1,500mm |
付属品 | 本体×1、リビングシート×1、センターポール×1、エクステンションフレーム×3、トライアングルハンガー×1、Yペグ×12、3.5mロープ×15、2mロープ×3 キャリーバッグ/ポールケース/ペグ・ロープケース×各1 |
「ゼクーをツールームテントとして使いたい!」というキャンパーの要望に応えて作られたのがゼクーLになります。
ゼクーMと比べて直径が1mも大きくなり、インナーテントをセットすれば家族4人でゆっくりと過ごせるツールームテントとして活躍する仕様になっています。
ファミリーキャンプ向けのツールームテントとなると他社製品では10万円以上することも珍しくはありませんが、ゼクーLは10万円以下に抑えられているのも、多くのキャンパーが注目している理由の1つです。
ZANE ARTS(ゼインアーツ)ゼクーLの特徴
ここからは具体的にゼクーLの特徴を見ていきましょう。
ゼクーMより実用性が向上したラージサイズのシェルター
ゼクーLはゼクーMの機能性、デザイン性の高さはそのままに、大人10人程度でも余裕をもって使える大型シェルターになっています。ワンポールテントは端にいくにつれて天井高が低くなるためデッドスペースが多くなってしまうのが難点ですが、ゼクーLはエクステンションフレームを採用し、空間を最大限活用できますよ。
直径は1m大きくなっていて、さらにエクステンションフレームのサイズも長くなっているので、Mと比較して空間だけでなく出入り口の実用性が高くなっているのも魅力的です。
初心者でも簡単設営
ゼクーLの設営はサイズが大きいため一見難しそうですが、4コーナーをペグダウンした後にセンターポールを入れると自立してくれるので実際はとても簡単です。初心者でも迷うことなく、かっこいいシルエットで設営することができますよ。
パネルを開口すれば通気性も抜群
ゼクーLは6面のパネルで構成されていますが、そのうちの1面を大胆に開口することができます。さらに出入り口を開ければ風の通りが良くなり、熱がこもってしまうのを防げますよ。
また、生地の裏面には着色されたポリウレタンが塗布されていて日差しの透過を軽減してくれます。通気性の良さと遮光性の高さで、夏のキャンプでも暑さをやわらげてくれます。
別売りのインナーテントを使ってツールーム仕様に
別売りのインナーテントを吊るすことで、ツールームテントとして使用することができます。ゼクーMにも別売りのインナーテントはありましたが、サイズはフロアシートと同じでツールームテントとして使うことはできませんでした。
ですが、ゼクーLのインナーテントは大人4人がゆったりと就寝できるほど大きい作りになっていながら、シェルター内に設置しても家族4人分の椅子やテーブルを置けるリビングスペースを確保することができますよ。吊り下げ式となっているので、雨でも濡らさずに簡単に設置や撤収ができます。
また、広範囲にメッシュパネルが備わっているので夏でも快適に使用できますよ。
リビングシート(グランドシート)が付属
ゼクーLには五角形のリビングシートが付属しています。シェルター本体の床の形は六角形なので土間として使える空間ができる構造になっています。土間があると靴の置き場として便利ですし、雨が降ってきたときには土間で雨具の脱ぎ着をすればリビングシート上に汚れなどを持ち込む心配も減りますね。
テープハンガーでランタンの吊るし場所に困らない
ランタンを吊るすのに便利なテープハンガーも付属しています。3本のテープには上から下にかけて3箇所のハンギングポイントがあるので、シェルター内のレイアウトに応じた位置にランタンを吊るすことができますよ。
軽量でコンパクト
ゼインアーツのテントやシェルター、タープといえば軽量でコンパクトに収納できるものが多く、ゼクーLも同様に積載時のストレスを軽減してくれるコンパクトさになっています。同クラスの大型シェルターと比べても非常に軽いので、オートサイトでないときも楽に持ち運びすることができますね。
ZANE ARTS(ゼインアーツ)ゼクーLの使用上の注意点
最後にゼクーLを使用するにあたっての注意点をご紹介します。せっかく手に入れた人気のシェルターですので、注意点に気を付け、大切に、安全に使いましょう。
真冬や雨でも使える?
ゼクーLにはスカートが全パネルに付属してるので、真冬や悪天候時でもしっかりと雨風を防いでくれるので、安心して使用できます。
ただし、雨天時はキャノピー部分を跳ね上げても雨の侵入は防げないので、出入口を締め切るかタープとの併用をおすすめします。ゼクーLと色合いや風合いがあうタープと言えばZANE ARTSのタープ「GEU(ゲウ」です。
区画サイトの大きさに注意が必要
ゼクーLは非自立式のテントなので、ガイロープの使用は必須となります。設営サイズは幅540×奥行470あり、ガイロープの使用を考えると8m×8m以上のサイトが必要となるので、広いオープンサイトがあるキャンプ場を選ぶようにしましょう。
焚き火は禁止
キャンプに欠かせない焚き火ですが、ゼクーLの取扱説明書には「薪ストーブは絶対に禁止」と非常に強い口調で明記されています。焚き火も同様で、ポリエステル素材なので火の粉が付くと溶けて液化し、液化部分に気づかず肌に触れてしまうと酷いやけどを負ってしまい非常に危険です。
楽しいキャンプの思い出になるようゼクーL内での薪ストーブはもちろん、近くで焚き火をしないようにしましょう。
まとめ
ゼクーLは発売日が未定で情報の少ない新作シェルターですが、情報が少ないにも関わらず、すでに抽選の受付を終了している店舗があるほど大注目されているシェルターです。
洗練されたデザインに、高い実用性、そしてコストパフォーマンスも良いゼクーLの今後のスケジュール開示に目が離せません!