テンマクデザインのウッドストーブのサイズ選びや使い方をレビューします。
冬季のキャンプ泊は圧倒的に冷え込む朝晩を乗り越える為、過酷な環境を耐え抜かなければなりません。そんな厳冬時の季節でも快適なキャンプ泊を実現するアイテムが「ウッドストーブ」。お洒落な見た目と使い心地で売り切れが続出するテンマクデザインのウッドストーブについて当記事は解説していきます。
テンマクデザインのウッドストーブとは
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)とは、国内で展開するアウトドアショップである「WILD-1」のオリジナルブランドとなる商品。自社商品の他に有名人との数々のコラボレーションアイテムを発売しており根強い人気を誇っているキャンプギアメーカーです。
そんなテンマクデザインが販売するウッドストーブは、お洒落な見た目とキャンパーの遊び心を擽る設計が充実しております。更にストーブとしての機能だけではなく、2019年のグッドデザイン賞を受賞した世間が認めるルックスも魅力的。
また暖を取るだけではなく、料理や火遊びを更に充実させるための設計が売り切れを続出させる人気を誇る秘密となっています。
そんなテンマクデザインのウッドストーブについて、当記事は詳細を解説していきます。是非冬キャンプの暖房器具として採用に悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
テンマクデザインはウッドストーブサイドビューモデルも販売
出典:テンマクデザイン公式
テンマクデザインのウッドストーブの両サイドには、サイドビューと呼ばれる覗き窓が装着したモデルもあります。本来であれば鉄の本体に阻まれ出入り口でしか確認できないストーブの中で燃え上がる炭や薪を眺めながら、料理や火遊びを楽しみつつ暖をとる事ができます。
サイドビューモデルはMサイズとLサイズのみの販売で、Sサイズは設計上サイドビューの装着が不可能なため、販売はされないそうです。
サイドビューは火力調整がしやすい
またサイドビューは火力調整が簡単というメリットも生まれるので、料理の火加減も炎の大きさを見ながら薪の調整が可能。揺られる炎を眺めると、独特のリズムを出す「ゆらぎ」から心理的リラックス効果を得られる事ができます。
日々の忙しない仕事・生活に疲れ切ってしまった時には、冬場の凍てつく寒さをウッドストーブで温めながら炎に癒されるキャンプ泊を実現。癒しと快適性を上昇させてくれる、一度で二度嬉しいキャンプギアとなります。
テンマクデザインのウッドストーブのサイズ選びは?
テンマクデザインのウッドストーブのサイズはS〜Lサイズまで取り揃えられています。サイズ選びは持ち主の実現したいキャンプによって変動するので、どうしても選択が難しいのも事実。
そこでテンマクデザインで取り扱うウッドストーブのS・M・Lサイズを比較し、それぞれのメリット・デメリットについて解説してきます。購入の際にサイズ選びで悩みを抱えている場合は、解決の糸口として当記事を参考にしてみて下さいね。
テンマクウッドストーブSサイズのメリット・デメリット
収納サイズ:L320×W150×H160mm
総重量:6kg
・最も手軽な価格帯で購入可能
・通常で市販されている薪は、長さがサイズオーバーなのでノコギリが必要
・ソロキャンプや積載量が限られるバイクに詰めるほどのコンパクトさ
テンマクデザインのウッドストーブの中で、最もコンパクトな大きさに収納できるモデルがSサイズ。特に積載力の限られるバイクを利用したキャンプや、一度に運べるキャンプギアの数が限られるソロキャンプに最も向いているサイズとなります。
ただし一般的に市販されている薪の長さは、ギリギリ収納できず蓋が閉まらないトラブルが多発します。更に縦には割れやすい薪は、横からの衝撃には強い性質を持っているので中々理想通りに折れてくれません。
縦方向に薪を割ることを前提とした鉈やブッシュクラフト用のナイフは役に立たない事が多い為、ノコギリの持参が必要不可欠。アウトドアにおすすめのノコギリは以下の記事で解説していますので興味がある方はご参考ください。
テンマクウッドストーブMサイズのメリット・デメリット
出典:テンマクデザイン公式
収納サイズ:L380×W200×H200mm
総重量:9kg
・ちょうど良い価格帯
・薪も収まるサイズなので、次々と燃料を放り込む事が可能
・2〜3人程度の少人数のキャンプで最も活躍
・若干重たいので、荷物が限られる場面では注意
薪を難なく入れる事ができるサイズ感で、Sサイズではパワー不足となる数人程度のキャンプで活躍。丁度良い大きさで、使い勝手も良好なサイズとなります。
斧や鉈で薪を割ったそばから、次々と燃料を追加する事ができるので最大火力までスピーディーに調節可能。寒い季節に出番となるストーブで、暖を取るまでの不愉快な凍える時間を圧倒的に短縮する事が可能です。
積載量を十分に確保できる車を利用したキャンプから、カップルや少人数の家族連れでのアウトドアに最も活躍するモデルとなっています。
テンマクウッドストーブLサイズのメリット・デメリット
収納サイズ:L460×W250×H240mm
総重量:14kg
・最大容量で安定した火力を持続可能
・広々とした調理スペースで、ストレス無くアウトドアクッキングを楽しめる
・パワーも最大で、広々としたテントやタープを高出力で温める事が可能
・最大重量を誇るので、持ち運びには最も不便なモデル
テンマクデザインのウッドストーブで、最大の大きさとパワーを誇るのがLサイズ。ガンガン燃料を放り込み、自慢の容量内で燃料を燃やす事ができるので大型テントやターブでの活躍は間違えなし。特に集団で利用する場面では、最も重宝するモデルとなります。
ただし最大の大きさを誇っている反面、最大重量を誇り重量も14kgと車の利用は必須。場合によっては二人掛かりで運ぶ必要があるので、持ち運びには3つのサイズの中で最も不便なモデルとなります。
テンマクデザインのウッドストーブの使い方【設営の仕方】
長い煙突が装着されているウッドストーブは、設営が難しいイメージではないでしょうか。ですがテンマクデザインのウッドストーブは、想像以上に簡単な設計となっており初心者でも手軽に設営が可能。
とはいえ完成形と収納時だけでは、中々組み立てるイメージがわかないもの。そこで実際に使用するまでの設営方法や、使い方について解説。キャンプ場でのイメージトレーニングとしてお役立てください。
また設営には鋭利な金属部分で怪我をする恐れがあるため、グローブの使用がメーカーから推理されています。アウトドアグローブにはコストパフォーマンスに優れるキンコグローブ50がおすすめ。
詳細は以下の記事で解説していますので、興味がある方はご参考ください。
①脚部を立ち上げる
まずは折りたたみ式のストーブ底となる脚部分を立ち上げます。
②ロストル&煙突の設計
その後焼却炉へ収納されているロストル(焼却炉へ敷く網)や、煙突分を取り出し組み立てていきます。
この時のポイントは煙突の一段目に付属されている摘みはテント内での操作感を快適にするために、正面以外に配置する事。その後残りの煙突を繋げて、網状の煙突部分は最上部に設置しましょう。
③ペグダウン
最後に予期せぬ転倒を防ぐ為に脚部分をペグダウン。以上4ステップでウッドストーブの設計自体は終了です。
テンマクデザインウッドストーブの使い方【火入れ】
テンマクデザインのウッドストーブの火入れの仕方や使い方を説明します。
火入れで慣らしは特に必要なし
WILD1に確認したところ、テンマクデザインのウッドストーブは特に火入れで慣らしは必要ないと教えていただきました。
煙突が赤くなるのは温度が高すぎる
テンマクデザインのウッドストーブを使用中、煙突部分が赤くなることがありますが、それが普通ではなく高温になり過ぎていて変形や破損の原因となります。
煙突部分が赤くなった場合、ウッドストーブの庫内の温度を下げる必要があります。煙突についているダンパーを全開にして庫内の温度を下げるようにしましょう。
薪の入れすぎも高温になる原因の一つ
薪の量も高温になりすぎる原因の一つなので、薪の入れすぎには十分な配慮が必要です。S,M,Lと薪の適量が違うので、最初は薪の本数は少な目から初めてあとは経験で覚えていきましょう。
天板部分での加熱調理は吹きこぼれに注意
ウッドストーブ上部の天板部分は、鍋やフライパンを置いて高熱調理が出来ます。蓋を外せば、最大火力である直火に調節も可能。ただし吹きこぼれで付着した汚れは、こびり付いてなかなか落ちません。汚さないように気を配りながら、調理を行う必要があります。
テンマクデザインのウッドストーブに、あると便利なアイテム
非常に高温となるウッドストーブを、より安全に使用する為にテンマクデザインではオプションパーツが販売されております。併用して使用するタープやテントの破損を防止する予防だと思えば、購入資金は簡単に元を取る事ができるので追加購入が非常におすすめですよ。
プロテクター
出典:テンマクデザイン公式
ストーブの温度は200度近い高温となる為、煙突は熱で真っ赤に変色します。直接触れると大火傷の原因に繋がるだけではなく、テントやタープへ接触すると破損や火災といったトラブルへ発展火災の原因につながる事も。
そこで活躍するのが直接当たらないようにカードを行なう「プロテクター」です。品切れになる事が多い人気商品なので、在庫が有るうちに揃えてしまうのがおすすめです。
2重煙突
出典:テンマクデザイン公式
煙突の排気口部分は風の逆流や、雪や雨が逆流の原因となり、一酸化炭素がテント内に侵入し最悪の場合は死に繋がる危険と隣り合わせです。
そんな時に転ばぬ杖の先として機能するのが「二重煙突」。異物の侵入や風の逆流を防ぎ、安全にウッドストーブを使用する事ができます。
一酸化炭素チェッカー
テント内でのウッドストーブの使用は、一歩間違えれば大事故に繋がりかねません。そんなテント内の一酸化炭素が高濃度になるとアラームで知らせてくれる「一酸化炭素チェッカー」。
※テント内でのウッドストーブの使用はメーカーでも推奨されてません。自己責任でお願いします。
特に急に助けを呼べないソロキャンプでは必須アイテム。目に見えない空気の管理には一酸化炭素チェッカーを設置して、油断せずにウッドストーブを使用しましょう。
テンマクデザインのウッドストーブで薪ストーブデビュー!
一台揃えてしまえば、真冬のキャンプを実現可能とするテンマクデザインのウッドストーブ。ストーブを使用した寒さ知らずのテント内は、炎を扱う楽しみを感じながら家のような暖かさを実現します。
そんなテンマクデザインのウッドストーブの購入を検討中している際に、当記事が購入の参考となれば幸いです。