GOAL ZERO(ゴールゼロ)ランタンは「コスパ最強!」と話題になっているランタンで、一時は入手困難となりプレミア価格で取引がされていました。「ゴールゼロランタンが欲しい!」と思って探している方の中には類似品を購入しようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事ではあえて、巷で”ゴールゼロランタンの偽物?”といわれている商品について取り上げます。比較レビューもしていくので「類似品=廉価版」というイメージから購入に踏み切れない方も、この記事を読めば「類似品=その商品ならではのメリットがある!」という発見に変わりますよ。
ゴールゼロランタンの類似品のおすすめ5選
ゴールゼロランタンの類似品として今回は
- Soomloom充電式2wayLEDランタン
- Soloplay
- SWAGGEAR
- Ledlenser(レッドレンザー) LEDランタン
- ユーコ(UCO) アウトドア キャンプ ランタン
を紹介します。どれもゴールゼロランタンに負けないキャンプで活躍するコンパクトなランタンなのでぜひ、それぞれの特徴を比較してみてくださいね。
Soomloom充電式2wayLEDランタン
サイズ | φ3.8×高さ9.8cm |
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重量 | 77g |
明るさ | ~150lm |
色温度 | 3800k |
調光 | 可能(無段階) |
連続点灯時間 | 7~170時間 |
ゴールゼロよりも明るく周囲を照らしてくれるので、夜間のアウトドア活動でも活躍しますよ。暖色味が少ないのではっきりと手元が見えるのも特徴です。
マグネットがアダプターとして別売りでなく初めから内蔵しているのも嬉しいポイント。調光は無段階でできるので、好きな明るさを選べます。
Soloplay
サイズ | φ3.8×高さ9.4cm |
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重量 | 75g |
明るさ | 14~250lm |
色温度 | 3000k |
調光 | 可能(無段階) |
連続点灯時間 | 7~350時間 |
コンパクトな見た目ですが、2ルームテントの前室といった広い空間でも食事をするのに十分な明るさを発揮してくれるランタンです。パワフルさはありますが従来モデルの昼光色から電球色に変わったので、優しい明るさになっていますよ。
点灯モードにもよりますが、最大で350時間点灯してくれるので緊急時や災害時にも活躍します。
SWAGGEAR
サイズ | φ3.8×高さ9.8cm |
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重量 | 77g |
明るさ | 14~250lm |
色温度 | 3000k-4000k |
調光 | 可能(無段階) |
連続点灯時間 | ~120時間 |
三脚スタンドや吊り上げフック、ゴールゼロランタンにも使えるマグネット付きエンドキャップと付属品が充実しています。1回買えばアレンジ自在なのでコスパも高いランタンです。
電池残量が上部のブルーライトで確認できるので必要な時に備えて充電をしておけますし、突然電池が切れる心配もありません。
Ledlenser(レッドレンザー) LEDランタン
サイズ | φ2.9×高さ9.7cm |
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重量 | 71g |
明るさ | 5~300lm |
色温度 | 2750k |
調光 | – |
連続点灯時間 | 2.5~45時間 |
過酷なアウトドアでも頼れるコンパクトなランタンをお探しの方にはおすすめのランタンです。
コンパクトで軽量ですが、蓄光素材で暗闇でも見つけやすかったり、万が一充電が切れても単三電池1本で使うことができるといった他の安価なコンパクトランタンにはない工夫が備わっています。
また、防塵防水性はIP66を誇っているので雨の日でも安心して使えますよ。
ユーコ(UCO) アウトドア キャンプ ランタン
サイズ | φ4×高さ13.2cm |
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重量 | 69g |
明るさ | – |
色温度 | – |
調光 | – |
連続点灯時間 | 2.5~7時間 |
白い光なので夜間でもはっきり物が見たいという方におすすめのランタンです。使用時は高さ13cmと今回紹介するランタンの中では大きい方ですが、手に馴染みやすく握りやすい程よい大きさとなっています。
3色展開となっていて、ブルーやレッドは逆にサイズ感が大きく存在感がある方が映えるカラーになっていますよ。
値段も3,000円以下で買えるので、手ごろさ重視の方にもおすすめです。
UCOはキャンドルランタンもキャンプの特別な時間のムードを高めてくれると人気のランタンです。気になる方はこちらの記事を参考にして下さい。
ゴールゼロランタンが人気の理由
ゴールゼロランタンがどうしてそこまで人気なのか、具体的な理由を知りたいという方も多いはず。主な人気の理由は4つ
- コンパクトで持ち運びに便利
- ソロなら十分な明るさ
- 充電時間が短い
- 耐久性に優れた設計
です。
ゴールゼロランタンが人気の理由を掴んでおくと、類似品との比較ポイントがより分かりやすくなるので簡単に解説しますね。
コンパクトで持ち運びに便利
まずはなんといってもそのコンパクトさ。ゴールゼロランタンはポケットに入るサイズ感なので、積載のコンパクトさを重視している登山やツーリング、ソロキャンパーを中心に人気が高まりました。
夜間トイレに行くときに持って行きやすいですし、重量が軽く持ち運びのストレスもないのでキャンパーはもちろんアウトドアを楽しむ方全般にとってこれ以上ないランタンです。
ソロなら十分な明るさ
最大光量は150lmと、懐中電灯より気持ち明るいくらいの明るさなのでソロキャンプであれば十分です。
ファミリーキャンプやグループキャンプなど人数が多い時のキャンプでは、料理中手元を照らす用のランタンとして、または就寝前のプライベート用ランタンとしてなど、サブランタンとして活躍しますよ。
充電時間が短い
ゴールゼロの充電時間は約3.5時間と他ブランドのLEDランタンと比較して充電時間が短いのが特徴です。この充電時間の短さであれば当日充電し忘れに気付いても、道中に充電できますね。
この充電時間の短さで、最大170時間も使えるのはアウトドアだけでなく災害時にも安心できるスペックです。
耐水性に優れた設計
ゴールゼロランタンは耐水性に優れた設計となっているので、急な天候変化が起こりやすい登山中でも安心して使うことができます。
ちなみに、その耐水等級はIPX6。あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がないとされているので驚きです。この耐水性は過酷なアウトドアでもタフに使いたい方に強くお勧めできるポイントになります。
本家ゴールゼロランタンの種類など詳しく知りたい方はこちらの記事
ゴールゼロランタンと類似品のSoomloomのランタンを徹底比較
>ゴールゼロのLIGHTHOUSE micro FLASHと類似品のSoomloom充電式2wayLEDランタンを下記の4つのポイントで徹底比較します。
- 外観やスペックの違い
- 防水性能の違い
- 明るさの違い
- 充電時間や連続使用時間の違い
ゴールゼロの類似品ランタンが本家と同じように使えるのか?実際に使い比べてみました。
外観やスペックの違い
外観やスペックの違いから見ていきましょう。
サイズ感や重量の違い
サイズ感はほぼ同じで、重量に1g程度の違いがありましたが、誤差の範囲内といった感じです。
使い方の違い
1回 | 懐中電灯モード |
---|---|
2回 | ランタンモード(High) |
3回 | ランタンモード(Low) |
4回 | 消灯 |
長押し | 無段階調光 |
使い方はどちらも一緒で、モード変更や調光などスイッチ1つですべての操作が行えるので、使い方については違いがありません。
スイッチの大きさや操作性の違い
本家ゴールゼロランタンもスイッチが小さいですが、Soomloomのランタンはさらに小さいので、暗闇の中で手探りで探すときは見つかりにくく、「小さすぎて見つからない」という事はないですが少し慣れが必要です。
コネクターや充電方法の違い
本家ゴールゼロランタンのコネクターは直接USBに挿し込める形状をしてますが、Soomloomのランタンは差込口がType-Cなので専用のコードを使用して充電をする必要があります。
フックの違い
吊りフック部分はゴールゼロランタンは自立しますが、Soomloomのランタンは緩い感じなので、風の影響がある屋外での使用は少しブラブラしてしまいます。
付属品の違い
ゴールゼロランタンは本体のみですが、Soomloomのランタンには付属で充電用のType-Cコードと磁石付きのカバーが付属してます。
磁石カバーを本体底にはめ込むことで、車のトランクを跳ね上げた場所など、磁石がくっつくとこならどこへでも設置できるようになります。
防水性能の違い
GoalZero | Soomloom |
---|---|
IPX6 | IPX4 |
いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
ゴールゼロのランタンはUSBの接続部分がむき出しの状態なので、濡れた場合はしっかりと乾かすことが必要です。Soomloomのランタンは差込口にゴム製のカバーがありますが、隙間があるので底部分からの水の侵入がありそうなので、防水規格の等級に違いがあっても、どちらのランタンも底部分はあまりぬらさない方が無難です。
明るさの違い
ほとんど変わりはありませんが、ゴールゼロランタンの方が光が強く、少しオレンジがかった柔らかい光です。
屋外で比べてみても光の強さや範囲にほとんど変わりはありません。
光の強さや範囲にはぼ違いはありませんが、Soomloomのランタンはスイッチを押さないとバッテリー残量を確認することができませんが、ゴールゼロランタンはバッテリー残量のLEDが使用中も常に点灯してくれるので、目視をするだけで確認できます。
連続点灯時間や充電時間の違い
GoalZero | Soomloom | |
---|---|---|
充電時間 | 3時間25分 | 3時間37分 |
懐中電灯モード | 9時間15分 | 10時間38分 |
ランタンモード(High) | 7時間30分 | 6時間25分 |
充電時間はどちらのランタンも3時間30分程度で充電できます。
懐中電灯モードでの連続点灯時間はSoomloomランタンの方が長く使用できましたが、ランタンモードではゴールゼロランタンの方が長く使用することができました。
何度か検証しましたが、ゴールゼロランタンの使用時間や充電時間は安定しますが、Soomloomランタンの使用時間や充電時間には少し誤差がありました。Soomloomランタンもキャンプで一晩使えないという時間ではなく、ソロキャンプでは十分使用できる明るさがありますが、やはり本家のゴールゼロの方が長く安心して使用できそうな印象です。
※Soomloomランタンは記載の時間の後も弱い光を発してましたが、使用できる明るさではないので、弱くなった時間を記載してます。
まとめ
ゴールゼロの類似品を”偽物”として購入候補から外してしまうのはもったいない!紹介したランタンはどれもそれぞれの特徴をしっかりもっていて、”偽物”という言葉だけで片付けられないほど高スペックとなっています。
人気が高いアイテムだからといって必ずしも自分のキャンプスタイルに合うわけではありません。ゴールゼロランタンの類似品の中には値段が手ごろなものも多いので、まずはコンパクトなランタンがどんな使い勝手なのかお試しで購入し、自分のスタイルでの使い心地を検証してみてはいかがですか?