アークテリクス(ARC’TERYX)のアロー22は、アウトドアブランドでありながら、高い機能性とファッション性から人気を集めているリュックの一つ。
今や偽物が出回るほど人気のアロー22について、その魅力や使い方の注意点だけでなく、偽物との見分け方についても説明していきます。
アークテリクス(ARC’TERYX)とは?
1991年、「外部の状況に関わらず、人がアクションに熱中できる装備を創造すること」を目標に掲げ、カナダで設立されたアウトドアブランド、それがアークテリクスです。
始祖鳥を模したロゴがトレードマークのアークテリクスは、アウトドアブランドらしくバックパック・ジャケットなど登山で使うようなアウトドア用品を取り扱っています。
アウトドアブランドにも関わらず、オシャレなデザイン性が人気を集め一般のファッション誌などでも紹介されるなどし、普段使いとしてアークテリクスを愛用している人も多いようです。
優れた機能性と高いデザイン性を、見事に両立させたアウトドアブランド、それがアークテリクスなのです。
アークテリクス(ARC’TERYX)アロー22とは?
そして、そんな人気アウトドアブランドのアークテリクスで、特に高い評価を得ているバックパックが「アロー22」。
防水性はもちろん、使いやすさを考えつくした機能性と、街中で使っていても違和感のないデザイン性が実際の使用者から高い評価を受けています。その人気はすさまじく、偽物が出回るほどとなっています。
<アークテリクスアロー22のスペック>
サイズ:縦53cm 横32cm マチ19cm
重量 :1100g
素材 :ナイロン
容量 :22L
アークテリクス(ARC’TERYX)アロー22の魅力
アークテリクス(ARC’TERYX)アロー22の魅力をご紹介します。
デザインと独特のフォルムで普段使いもできる!
デザイン性にも定評のあるアークテリクスで人気のバックパックですから、当然アロー22のデザインも素敵な仕上がりとなっています。シンプルで品のある色使いに始祖鳥のロゴが素敵なアクセントになっています。
そして、注目してもらいたいのがそのフォルムです。ボトムは斜めにせり上がるようになっているのですが、これは荷物を入れて背負った際、重心の位置が自然と上の方へ来るよう設計されているからなのです。
また、背中が当たる部分には内側にプラスチックパネルが入っているので、荷物を入れても型崩れせず元のフォルムを保ってくれます。
防水性と耐久性で急な天候の変化にも対応できる!
天気が変わりやすく読みづらい山では、急な雨に対しての対策は必須です。しかし、アロー22の防水性は心配いりません。
その理由は「バリスティックナイロン」と言う高い防水性能を持つ素材を使っているからです。そしてファスナー部分には止水ファスナーを使い、さらに防水性能をアップさせています。
内側からは「ハイパロン」という合成ゴムでコーティングする事で、防水性に加え、耐久性も高めています。
防水性と耐久性は、アウトドアでは必須条件と言ってもいいでしょう。それと同時に、普段使いとしても大いに役に立つ性能でもあります。
アークテリクス(ARC’TERYX)アロー22の使い勝手は?豊富な機能をレビュー
使いやすさを徹底的に追及されたアロー22は、アウトドアだけでなく通勤や普段使いとしても、とても使いやすい機能が目白押しです。
使い勝手が良い所①止水ファスナー
ファスナー部分からの浸水を防ぐため、ラミネート加工された止水ファスナーが使われています。ちなみにこの止水ファスナーはアークテリクスが開発したものです。
使い勝手が良い所②カンガルーポケット
フロント部分にある大きめのポケットの事です。縦開きのファスナーになっていてチョットしたものを入れるにはちょうど良い大きさになっています。
また、カンガルーポケットの内側にはフックが取り付けられていて鍵などを付けておけるようになっています。これならバックの奥底で鍵が行方不明になる心配はありません。
使い勝手が良い所③大容量のメインポケット
メインポケットは22ℓの大容量に加え、伸縮性のある素材を使っているので、大きな荷物も出し入れに手間取りません。ノートパソコンなら15インチまで入ります。
また、ハイドレーションシステムを入れられるメッシュポケットも付いているので、過酷な登山やロードバイクなど、スポーツの場面でも使えます。
使い勝手が良い所④サイドポケット
サイドポケットは左右についています。片方はマジックテープで、もう片方はゴムによる締め付けのみと、左右で形状が違っているのが面白い所です。取り出しやすさを考えて左右で使い分けることが出来ます。
使い勝手が良い所⑤熱形成バックパネル
背面の熱形成バックパネルは、背中の形にフィットするよう作られていて、抜群のフィット感を感じられると共に、型崩れも防いでくれるので、常に快適な背負い心地を確保してくれます。
使い勝手が良い所⑥ショルダーストラップ
クライミングハーネスの技術を生かし2倍の密度にしたショルダーストラップは、肩に負担のかかりにくい構造になっています。荷物の多い人や、長時間背負う人には嬉しい機能です。
使い勝手が良い所⑦ハイドレーション用スリープ/ホースクリップ
ハイドレーション用のチューブを固定でき、登山用リュックとしても◎
使い勝手が良い所⑧ウエスト&チェストストラップ
二つのストラップで固定すれば、安定感とフィット感はさらに増します。登山はもちろん、自転車に乗る際にも必要な機能です。
アークテリクスアロー22のサイズ感
参考までに178cmの人が背負った写真です。
アークテリクスアロー22のデメリット
ここまで読んで、アロー22が使う人の事を考えて作られていることが良く分かると思います。
そんな高性能のアロー22ですが、購入する前に知っておくべき注意点があります。
フロントファスナーの劣化に注意が必要!
防水性・耐久性には定評があるアロー22ですが、防水ファスナーに関しては、他の部分と比べてやや耐久性が劣るようです。理由は素材にポリウレタンを使っているからです。
軽くて伸縮性のあるポリウレタンはとても便利なため、様々な用途で使われています。しかし、湿気や水、紫外線などの刺激で劣化を早める特徴があるのが難点です。
止水ファスナーとしても性能はとても優れた性能があります。それは疑いようがありませんが、高い防水性能と引き換えに耐久性能が目劣りしていると考えるのが良いでしょう。
一般的に、ポリウレタンの耐久年数は2~3年と言われていますが、アロー22のファスナーもまた、2~3年を目安に修理を考えた方が良いかもしれません。
フロントパネルに白い汚れが付く
何回か使っていると、フロントパネルに白い汚れが付きます。何かにすれたりしたときに、つくのだと思いますが、白い汚れはベースが黒なので目立ちます。そういう場合は、ウェットティッシュや濡れタオルでふけば、消えます。
日本で修理が出来ない
耐久性能の優れたアロー22ですが、それでも壊れないというわけではありません。ちょっと壊れたくらいなら修理して使い続ける人も多いと思いますが、日本ではアロー22の修理を正規に取り扱っている場所がありません。
アロー22に限らず、アークテリクス製品全般で言える事ですが、そもそもアークテリクスがカナダの会社なので、修理を依頼する場合はカナダまで郵送する必要があります。その為、当然修理に必要な期間も長くなりますし、送料を含めた修理代金も結構な額になります。
しかし日本で修理が出来ない以上、こればかりは仕方がない事でしょう。耐久性能の高いアロー22なので普通に使用していて壊れる心配はないでしょうが、あまり雑に扱って壊さないように気をつけましょう。
アークテリクスアロー22の偽物の見分け方
海外の人気ブランドであるアークテリクス。その中でも特に人気を集めているアロー22には、偽物も出回っています。
最近では、Amazonや楽天などネットで入手できるようになり、購入前に品物を手に取って確認できないことから、買ってみたら偽物だったという事も多いようです。
もちろん、Amazonの正規の販売元からの購入であれば、取り扱っている商品は、並行輸入の商品なので安心でき、さらに30日間の無料返品保証と特典も付くのでおすすめできます。ネットショップでアロー22を購入するのなら、こういった信頼できるところを利用しましょう。
楽しみにしていたアロー22がやっと手元に届いたと思ったら偽物だった。想像しただけで悔しいですよね。
ここからは、間違えて偽物を掴まされないように本物と偽物の違いを見分ける3つのポイントについて説明していきます。
偽物の見分け方①タグ
実は本物と偽物の違いはいくつもあります。しかし、それら一つ一つを把握しておくのは難しいでしょう。そこで簡単に見分けられるポイントが「タグ」です。
本物のアロー22だと、タグの部分に「アークテリクス」の名前が入っているのに対し、偽物の場合は、そもそもタグが付いていないことが多いです。タグがなければ間違いなく偽物です。
タグが付いているものでも、偽物では作りが荒いので「アークテリクス」の文字がずれていたり色が違ったりと、本物との違いはあります。あらかじめ本物のタグを公式サイトでチェックしておけば違いを見分けることが出来るでしょう。
偽物の見分け方②ファスナー
タグともう一つ、ファスナーも見ておきましょう。まず正規品のファスナーには「YKK」と刻印されています。
これはアロー22の止水ファスナーはアークテリクスとYKKで開発したものだからです。偽物だとこの刻印がされていないことが多いので、見ればすぐに見分けることが出来ます。
そしてもう一つ、アロー22の売りであるファスナーの防水性ですが、偽物だとカラーリングなどの作り込みが荒いので、これも見て違いが判るでしょう。
偽物の見分け方③縫製
アークテリクスに限らず、品質の評価が高いブランドはどこも縫製の完成度が高いです。
これは、アロー22も同じように良い評価を受けていますが、偽物だともちろん縫製が荒くなります。
縫製の完成度は実際の耐久性や使い勝手にまで影響するので、アロー22の購入を考えている人なら、絶対に譲れない所でしょう。
縫製の違いは、細かい所なのでタグやファスナーと比べて見分けづらい所ですが、よく見ると縫い目の荒さやほつれは見つけることが出来るので、チェックしておくと良いでしょう。
本物と偽物の見分けは、実際に手に取ってみないと判断がつきません。
楽天やAmazonなど、ネットショップは手軽で便利な反面、偽物のリスクもあるので、アロー22のように偽物が出回っている商品に関しては、Amazonなら正規の販売元、または店舗で確認してからの購入をおすすめします。
アークテリクスアロー22にはビームスの別注モデルも!
大人気のアロー22には、ビームスとのコラボ商品の別注モデルもあります。
よりおしゃれで人とかぶるらないものが欲しい方には、別注モデルがおすすめです。
アウトドアブランドは機能性と耐久性から普段使いとして愛用している人も多いです。
デザイン性でも評価の高いアークテリクスのアロー22は、登山やキャンプなどのアウトドアにはもちろん、ちょっとしたお出かけや通勤・通学にも便利なバックパックとなっています。
防水・耐久・多機能バックパックを探しているのなら、アークテリクスのアロー22は、候補の一つとして入れておくべきでしょう。
また、その際は偽物を掴まされないよう、しっかりとここで予習し、商品を手に取って見られる店舗での購入か、Amazonの正規の販売元など、信頼できる所で購入するようにしましょう。