日本が誇るアウトドアブランド「スノーピーク」がリリースするオゼンライトとは、ソロキャンプや登山、キャンプツーリングで使用する、折りたたみ式A4サイズの超コンパクト・ローテーブルです。
ソロキャンプやツーリングの時にあると何かと便利なテーブルですが、あまりかさばらないテーブルをお探しという方にオススメなのがスノーピークから発売されているオゼンライトです。今回はオゼンライトについて使用感や使い勝手も含めて紹介します。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」をレビュー
オゼンライトslv-171のスペック
ブランド:snow peak スノーピーク(日本)
商品名:Single Action Table Low Light オゼンライト
サイズ:297×210×85(h)mm
収納サイズ:297×120×25(h)mm
重量:270g(本体のみ)
材質:アルミニウム合金、ステンレス鋼
セット内容:セット内容:本体、収納ケース
オゼンライトの特徴①軽量
各メーカーがコンパクトテーブルを出している中、スノーピークのオゼンライトは公式では最軽量の270gと圧倒的な軽さです。それを可能にしているのが幅297㎜×奥行き210㎜×高さ85㎜というサイズと足部分と天板がそれぞれ分かれる事で一つ一つに無駄がなく、軽量化したパーツを使用しているからです。
実際に重さを量りましたが、8gの誤差が出ました。量り方に問題があったかも知れません。
オゼンライトの特徴②カッコいい
オゼンライトは軽量化のためもあり、天板はパンチングのような穴あきの仕様。さりげないスノーピークのロゴ、無駄のない足部分、マットな風合い、とにかくどこからみてもシンプルでスタイリッシュ。所有欲を満たしてくれる、ずっと色褪せないデザイン性は、瞬時に心を奪われます。
オゼンライトの特徴③耐久性や安定感抜群
軽くてオシャレ。ならばあとは機能性がキーになります。オゼンライトは組み立て式で、2枚の天板と2つの脚部をつないでいきます。ワンタッチ式ではないため多少手間がかかりますが、シンプルかつ考えられた構造なので、壊れる心配もまずありません。
また、一度組み立てるとぐらつかないしっかりとした安定感なので、テーブルの上にガスストーブなどのせたまま、テーブルごと場所を移動したいとき、片手でもってもビクともしません。
オゼンライトの特徴④パッキングしやすい
オゼンライトは、2枚の天板とステンレス製の足部2本のみの使用で専用のケースに入っており、折りたたんで収納すると、A4サイズハーフになります。厚みもないのでリュックに入れてもかさ張らないので、登山やキャンプツーリングのパッキングに場所をとらないです。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」の気になる耐荷重は?
公式ではオゼンライトの耐荷重は記載されてませんが、、フィールドホッパーの耐荷重が3kgなので、おそらくそれ以上の剛性があると感じます。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」が登山にもおすすめな理由
- 軽量
- コンパクトでパッキングしやすい
- 安定感がある
登山でもっていくもの。そこで重視されるのは、重さとコンパクトさです。その点、圧倒的な軽さを誇るオゼンライトは、登山に最適なローテーブル。登山のシーンでは、重さを気にせず薄いのでパッキングも簡単で、地面が凸凹でも四足型なら安定しやすいです。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」のメリット、デメリット
メリット①天板が固定されている
オゼンライトと比較される対象として多いのがSOTOのフィールドホッパーという商品がありますがオゼンライトとフィールドホッパーの最大の違いは天板が固定されているかいないのかの違いですがあります。
フィールドホッパーは真ん中で半分に折りたためる構成になっており、持ち上げたりすると上に乗せたものが落ちてしまう可能性があります。
しかし、オゼンライトは各パーツが分かれており天板が固定されているのでぐらつく事もなく置いたものを安定させる事ができます。
メリット②天板の穴のおかげで汚れにくい
オゼンライトは天板に穴が空いており、その穴抜け構造が軽量化に貢献しているわけですが、汚れが目立ちにくく片付けも簡単というメリットもあります。
例えば、コップの水をこぼしたとしても穴から水が落ち天板の汚れを最小限度に抑える事ができますし、それによりお手入れもとても簡単なので気がねなく使えるところもおすすめポイントです。
メリット③アルコールストーブとの相性がいい
オゼンライトは天板がアルミ合金なので、テーブルの上に熱いものをおいてもOKなので、足場の悪いところでも、安定感あるオゼンライトさえあれば、アルコールストーブやミニ焚き火もストレスなく使えます。
なかでも、アルコールストーブとオゼンライトの相性は抜群。その秘密は、オゼンライトの天板の穴にあります。天板に開けられた穴から、アルコールストーブへ吸気ができるのため、火力が安定します。
メリット④風防としても使える
オゼンライトの隠れた魅力、それが風防としても使えるというところ。風が強い時に、風が吹いている方向に天板を向けて、テーブルをストーブの前に立てると、簡易風防になります。足がストッパーになっていて、天板の穴からほどよく風も抜けるので倒れません。
デメリット①重すぎるものはNG
※画像の商品はユニフレームの6インチダッチオーブンとSOTOのGストーブです。
コンパクトテーブル最大の難点でもありますがあまり重い物を乗せる事ができません。オゼンライトの耐荷重は公式で発表されてはいませんがおそらくフィールドホッパーと同じように3kg程度だと思います。
そのため多人数用のスキレットやダッチオーブンなど重いものを乗せると変形や故障の原因になるのであまりそのような使い方はオススメできません。
デメリット②組み立てが面倒
オゼンライトは先ほども説明したように他のコンパクトテーブルよりも組み立てが少々、複雑です。4つのパーツを組み合わせるので慣れるまで練習と時間がかかる反面、慣れてしまえばそこまでのデメリットと感じる事がないです。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」の組み立て方
ネット上では、組み立て方がわからない、組み立てが面倒、という声をよく聴きますが、登山テーブル用で使おうと思い、軽いオゼンライトを購入して、女性の方に組み立ててもらいました。
天板2枚を並べる
こちらが表面
こちらが裏面
ワイヤースタンドをハメますので、裏面を上にして並べます。表面、裏面の違いはsnow peakの文字がある方が表面です。
ワイヤースタンドをハメる
ワイヤースタンドの赤丸部を天板の赤丸部の切欠きに差し込む
天板の赤丸爪部にワイヤースタンドをひっかける
反対側も同じようにする
完成
ワイヤースタンドを爪にひっかける時に、少し力が要りますが、なれれば女性でも3分程度でできます。
オゼンライトとフィールドホッパーと悩んだ点
ソロキャンプや登山でローテーブルをさがすと、最終的に候補として残るのは、スノーピークのオゼンライトとSOTOのフィールドホッパーです。
決め手は重さとデザイン
ソロキャンプや登山に最重要な軽さにも違いがあります。オゼンライトは270g。フィールドホッーパーは395g。どちらも軽量ではありますが、その差、125gはパッキングの際に大きな差となります。
また、どちらもシンプルで無駄のないデザインですが、スノーピークの天板の穴、さりげないロゴデザイン、ちょっと品のある佇まいに心奪われました。
スノーピーク「オゼンライトslv-171」をレビューのまとめ
コンパクトテーブルの決定版としてソロキャンパーに愛されるスノーピークのオゼンライトはソロだけでなくツーリングや登山などシビアな積載の状況でも問題なく持っていけます。