ここ数年、100円ショップでのアウトドア用品の充実ぶりには、目を見張るものがありますね。ホントにこれが100円と思うようキャンプで使えるグッズが揃っています。
その中でも、最近キャンパーの間で話題となっているのが、ダイソーのメスティン。さすがに100円ではなく、500円(税別)ですが、本家のトランスギアやニトリのメスティンと比べると激安!この話題のダイソーのメスティン、今は売り切れで入手困難なようですが購入してあったので、今回レビューいたします。
ダイソー・メスティンのスペック
- サイズ:14.5×7.7×5cm
- 重さ:103g
- 容量:500ml
- 炊飯量
今回ご紹介するのは、ダイソーの「メスティン(ハルドル付き)」です。あのダイソーがついにメスティンを販売したと、ネットでかなり話題となったので、キャンパーの中には、すでの購入して使っている人も多いのではないでしょうか。価格は、さすがに100円ではなく500円(税別)です。
ダイソーと本家のメスティンのサイズを比較
では、本家トランスギアのメスティンTR-210とサイズや炊飯量などを比べてみましょう。
ダイソーメスティン (ハンドル付) |
トランギアメスティン TR-210 |
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価格(税別) | 500円 | 1,600円 |
サイズ(cm) | 14.5×7.7×5 | 17×9.5×6.2 |
重量(g) | 103 | 150 |
容量(ml) | 500 | 750 |
炊飯量 | 1合 | 1.8合 |
炊飯できるご飯の量は、ダイソーのメスティンが1合、トランスギアのメスティンTR-210が約1.8合と、ダイソーの方が値段も安いですがサイズも小ぶりになっています。
1合のご飯は、お茶碗で大盛り2杯なので、ダイソーのメスティンはソロキャンプか2人でのキャンプにおすすめのサイズですね。ファミリーキャンプの場合には、1度の炊飯ではご飯が足りないかもしれません。
ダイソー・メスティンは本家トランスギアとスタッキングできる!
実は、ダイソーのメスティンは、トランスギアのメスティンTR-210にシンデレラフィット!2つのメスティンがスタッキングできるのは便利ですよね。この辺りも、ダイソーのメスティンが人気となった理由の一つではないでしょうか。
ダイソーのメスティンの特徴
ダイソーのメスティンの外箱には、メスティンの調理器具としての特徴が書いてありました。まずは、最も便利なのが、固形燃料やアルコールバーナを使った自動炊飯。
炊飯器を使わずに、鍋でご飯を炊くには火加減か難しいのですが、メスティンの自動炊飯なら、固形燃料に着火したらあとは火が消えるまで待つだけで、ご飯が炊けます。
炊飯以外の用途についても、箱に記載されていました。炒め物や煮込み料理、小物の収納にも使えるとのことです。
ダイソーメスティンのシーズニングとバリ取り
本来は、メスティンを初めて使う前には、シーズニングとバリ取りをすることが推奨されています。メスティンのシーズニングには、焦げ付きや変色を防いで、金属臭を取る効果があります。
シーズニングのやり方
メスティンのシーズニングは、メスティンが入るぐらいの鍋に米のとぎ汁を入れて、メスティンを15分ほど煮ることでできます。
しかし、今回は購入してそのままキャンプ場に、持って行ったのでシーズニングせずに、食器用洗剤で洗うだけで使用しました。
バリ取りは必要?
購入したメスティンの縁の部分には、金属加工の際のできたバリがあるため、紙やすりなどできれいに削ると良いとされています。しかし、ダイソーのメスティンにはバリがなかったので、この処理もせずに使用しています。
ダイソーのメスティンを使って自動炊飯をしてみた
まずは、ダイソーのメスティンと固形燃料を使って自動炊飯してみました。
ダイソーのメスティンでご飯を炊くには、まずお米1合を洗米します。
お米の1合は180mlで重さにすると150gです。
今回は、セリアで買った計量カップを使ってお米と水の量を計りました。100均には何でもあってすごいですね!
お米を洗ったら30分ほど浸水させます。
この浸水の作業が重要で、これで芯のないふっくらと美味しいご飯が炊きあがります。
浸水が終わったら、水を加えます。
水の量は通常、お米の量に対して1~1.2倍です。
自分は少し固めのご飯が好きなので、気持ち水は少な目にしました。
後は、固形燃料(25g)に着火して、放置するだけです。
固形燃料には20gや30gもありますが、自動炊飯には25gがぴったりのようです。
ちなみに固形燃料もダイソーメスティンを乗せているクッカースタンドも100均で購入したものです。100均すごいですね。
クッカースタンドが気になる方はこちらの記事。
なお、アウトドアで自動炊飯する時には、風防を使って横からの風を防ぎましょう。
風によって火力が逃げてしまうと、固形燃料が燃え尽きてもご飯が炊けていないということになる可能性があります。
あとは固形燃料が燃え尽きるまで待ちます。火が消えたら、ダイソーメスティンをひっくり返して15分ほど蒸らしたら、美味しいご飯の炊きあがりです。
ダイソーメスティンで煮込み料理(おでん)を作ってみた
ダイソーのメスティンの外箱に書いてあった通り、ダイソーメスティンは煮込み料理にも使うことができます。箱の写真と同じく「おでん」を作ってみました。
準備するもの
具材は、お好みで用意してください。今回は、大根・ちくわ・シイタケ・うずらの卵の4点です。わざわざ材料を買わずに、家の冷蔵庫に余っている食材をキャンプに持っていくといいですよ。
味付けは市販のおでんの素
味付けは、面倒なことはぜず市販のおでんの素を使いました。
具材に昆布を入れると、さらに出汁がでて美味しくなります。
あとは、具材に火が通って味が染み込んだら完成です。寒い時期のキャンプや車中泊での食事やお酒のおつまみに最高ですよ。
ダイソーのメスティンで揚げ物料理(串揚げ)を作ってみた
今回は、ダイソーのメスティンを使って串揚げも作ってみました。キャンプ場で串揚げってのも、なかなかいいでしょ。
準備するもの
用意したのは、串揚げの具材であるシイタケ・うずらの卵(これは先ほどのおでんにも使った具材です)、それと魚肉の赤ウインナーです。そして小麦と卵、パン粉、サラダ油です。具材は、お好みで用意しましょう。
一口大に切って串に刺したら準備OKです。
串揚げの手順
衣は卵に小麦粉と水を合わせます。今回はアウトドアなので卵を省略して小麦粉と水だけ。それでも美味しく仕上がりますよ。ちなみにお皿もシェラカップも100均で買ったもの。100均てすごいですね。
小麦粉、卵、水を混ぜたバッター液に串に刺した具材をからませたら、表面にパン粉をまぶします。
本当は、この際パン粉をフードプロセッサーを使って細かく砕いておくと、パン粉が細かくなって具材に均等に付きます。
ダイソーメスティンの中の油が約170℃にまで熱せられたら、きつね色になるまで揚げて完成です。アツアツのまま、ウスターソースを付けて食べましょう。ヤケドに気をつけたら子供でも揚げられるので、ファミリーキャンプにもおすすめ。揚げながら食べると盛り上がってますよ。
ダイソーのメスティンを買って良かった点
ダイソーのメスティンの良さは、やっぱりなコスパです。小さいとはいえ、これだけ使えるメスティンが500円とは、お値段以上それ以上(これはニトリのCMでした)。
トランスギアのメスティンにスタッキングできるので、すでにトランスギアのメスティンを持っている人も、欲しくなりますよね。
また、箱にも書いてありましたが、アルコールストーブや固形燃料など小物を収納してもおしゃれです。
ダイソーのメスティンの残念な点
特に残念なところが見当たらないダイソーのメスティンですが、ご飯が1合しか炊けない小ぶりな容量のため、ファミリーキャンプで使用する際には、小さすぎるかもしれませんね。
しかし、500円と安いので2個買えば大丈夫。そして何より、ソロキャンプにはぴったりのサイズです。
ダイソーのメスティンのまとめ
ダイソーのメスティンと25gの固形燃料を使えば、半自動炊飯で簡単にご飯を炊くことができます。他にも炒め料理、煮込み料理、揚げ物とさまざま料理に活用できます。これで500円は絶対に買いだと思います。
超人気で現在は、売り切れのお店がほとんどで入手困難ですが、再販された時には逃さず買ってみてはいかがでしょうか。