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テント泊の登山用ザックのおすすめ7選!必要な容量の大きさや選び方を解説!

登山用のザックもいろいろありますが、テント泊登山で使えるおすすめザックを紹介します。登山タイプの中で、荷物が一番多いテント泊。どれだけ大きいものが必要なのか?メーカーによって違いはあるのか?など大容量のザックの特徴と選ぶポイントも紹介します。

テント泊登山で使うザックの最適な容量の大きさは?

テント泊登山では、日帰り登山や山小屋泊登山と違って、荷物が多くなります。主にテントとシュラフです。また、マットやランタンなどのテント内のアイテムや、バーナーやクッカーといった食事のためのアイテムなど、持って行きたいものはどんどん増えます。初めてテント泊登山のザックはどれくらいの容量がいいのでしょうか?

夏場は55リットル冬場は65リットル容量の大きさが目安

ザックには必ず容量が表示しています。テント泊のためのザックは目安として55リットルから65リットルのものを選びましょう。アイテムによってはコンパクトなものもあり、夏場の比較的標高の低い山などでは、防寒着も少なめで、ザックも、もう少し小さくてもいいのですが、初めて買うのであれば55リットルから65リットルの間で選びましょう。

宿泊日数でもザックの容量の大きさは変わる

季節でも荷物は大きく変わりますが、宿泊日数でも変わってきます。宿泊日数が多いと、その分食料も多く持っていくことになりますので、より大きなザックが必要となります。時期や計画、また持ち物の選定でザックの大きさは変わってきます。

テント泊の登山ザック選びのポイントを解説

ザックの選び方は容量以外は基本的に大きいものも小さなものも同じです。一番は疲れにくい「フィット感」、そして自身の登山スタイルや嗜好に合わせた「機能性」や「デザイン性」です。それぞれの選ぶポイントを紹介します。

ザックと体のフィット感

ザック選びで一番重視したいのはフィット感、体に合っているかということです。背中とザックを結びつける背面パッドは厚みのあるもの、肩のショルダーストラップ、腰に巻くウエストベルトなどは幅が広くしっかりとしたものがいいでしょう。体と接触する部分はもちろん、全体のバランスなども考えて選びましょう。

ザックの機能性やポケットの数や位置

登山スタイルの合わせた機能性やポケットの数や位置で選びます。ザックには主に上から荷物を出し入れするだけの1気室と、上と下部など2箇所から出し入れできる2気室とがあります。2気室の下部はすぐに取り出せるので便利ですが、その分重量も重くなる傾向があります。また、ポケットの数や位置なども、行動食を入れたり、カメラを入れたりと、自身の登山スタイルで選べばいいでしょう。

ザックの色やフォルム

ザック選びで意外と大切なことは、気に入った色やデザインを選ぶことです。一日中体に着けて行動しますので、服と同じと考えていただきます。好きな色や、デザインは気持ちを明るく元気にしてくれます。お気に入りのザックと一緒に楽しく山を歩きましょう。

失敗しないテント泊用登山ザックの選び方

よくある失敗は、軽いザックのほうがいいと思われていることです。もちろん軽いアイテムは登山では有効ですが、ザック軽ければよいというものではありません。

最小でも容量は50リットル以上を選ぶ

ザックはメーカーや種類にもよりますが、大きなものほど重量も重くなります。だからと言って小さいサイズはパッキングしにくかったり、必要なものが入らず、あきらめてしまうこともあります。持ち物を厳選することは大切ですが、食料やエマージェンシーアイテムなど必要なものを持っていけないのは困ります。最小でも50リットル以上のザックを選びましょう。

ウルトラライトなテント泊用ザックは初心者に不向き

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ウルトラライト登山という非常に軽いアイテムで登山をするスタイルがあります。ザックにもウルトラライトのものがありますが、軽量化のためベルトが細かったり背中のパットが薄かったりと、背負い心地を犠牲にしているものもあります。いくらザックが軽くても背負い心地が悪ければ、一日中背負っていると疲れます。ウルトラライトのザックは初心者には不向きなものがあります。

テント泊登山におすすめのザック7選!

各メーカーがさまざまな工夫を凝らしたザックを出しています。それぞれの特徴を説明しながら、テント泊登山におすすめの大型ザックを紹介しましょう。

Millet(ミレー)MOUNT SHASTA 55+10

ミレーは1930年代からの続くフランスの歴史あるブランドです。古くから一流の登山家に信頼され、世界中の山で愛用されています。マウントシャスタは背面長の長さが調節可能な背面パッドをはじめ、ショルダーベルト、ウエストベルトなどのバランスもよく、背負い心地がいいです。また前面が大きく開き出し入れがしやすく、雨蓋が個別のショルダーバックになり、ポケットも多く、使い勝手も考えられています。

容量:55+10ℓ
サイズ:W32_H72_D20cm
重量:2,380g
背面長:U=46/53cm
構造:2気室
素材:N/300D ROBIC TWIN CHIP N/210D HT DYNAJIN

グレゴリー:スタウト65

アメリカで40年以上の歴史を誇るグレゴリーのザックです。さまざまなサスペンションで長さやテンションの調整により、一人ひとりに合わせてフィットします。「トレイルフレックス・サスペンション」という独自の背面構造で内臓されたワイヤーフレームが荷重を腰へ分散してくれます。大型ザックにしては軽量ですが、耐久性もあり40年の経験が蓄積されたザックとなっています。スタウトは男性用でアンバーは女性用です。

容量:65ℓ
重量:1,730g
積載重量:23kg
背面長:41~56cm
素材:本体/200D×900Dポリエステル、210Dポリエステル 
   底部/630Dバリスティックポリエステル 
   裏地/135D高密度エンボスポリエステル

OSPREY(オスプレイ)AETHER(イーサー)

1974年にアメリカで創立したオスプレイ、背面をメッシュ素材にする画期的なザックを作りました。イーサーAG60の背面はメッシュ素材で背中とザックの隙間を作る立体空中設計を採用。通気性、フィット感がさらにアップしています。またヒップベルトは個人に合わせて熱成型が可能で、長時間の使用でも疲れにくく、痛みなどのトラブルもありません。雨蓋が取り外せてデイバックになり、頂上アタックの時などに便利です。女性用は「エーリエルAG」です。

容量:S=57ℓ、M=60ℓ、L=63ℓ
サイズ:M=83cm×39cm×31cm
重量:S=2.26kg、M=2.34kg、L=2.36kg
積載重量:15kg~27kg
素材:メイン=210Dナイロンドビー
   アクセント=210Dハイテナシティナイロンシャドウボックス
   ボトム=500Dナイロンパッククロス

karrimor(カリマー)cougar 55-75

イギリスで70年以上の歴史のあるカリマー、登山家田部井淳子さんが世界女性初のエベレスト登頂で成功した時に使用していたメーカーです。ザックには独自のSAシステムを採用。ザック本体と背面パッドが上下に移動することで背面長を調整します。この調整は無段階でザックを背負ったままできるので、重心を背負いやすい位置にぴったり持ってくることができます。

容量:55ℓ~75ℓ
サイズ78cm×39cm×32cm
重量:2.68kg
背面長:43cm~54cm
素材:KS-N600d Twisted/KS-N210d Nailhead

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deuter(ドイター)エアコンタクト55+10

ドイターはドイツで120年以上続いている老舗メーカーです。その経験とノウハウが現在のザックに存分に生かされています。本体はアルミX字型フレームの採用で、軽量で丈夫なつくりです。背面パッドは、動くと空気がクッションを通して循環し、背中と背面パッドの通気性を向上させます。また荷重の力を分散するパッドの形状や配置、人間工学に基づいたヒップベルトの形状などで、疲労を軽減でき、長時間の使用を可能にしています。

容量:55ℓ+10ℓ
サイズ:82cm×30cm×25cm
重量:2.37kg
素材:100D PA HIGH TENACITY

MAMMUT(マムート)クレストS

1862年にスイスで設立されたマムート。当初はロープの会社でしたが、今では世界中に展開するアウトドア総合ブランドとなりました。ザックの背面が、しっかり背中を密着させるフルコンタクトバックシステムと、背中を浮かせて通気性をよくしたベンチレーションバックシステムの2種類があり、用途に合わせて変更することができます。前面が大きく開き、荷物の取り出しも簡単で、雨蓋は取り外してデイバックになります。

容量:55ℓ
サイズ:30cm×61cm×30cm
重量:2.06kg
素材:ナイロン300D

mountain dax(マウンテンダックス) ラトック70+10

容量70ℓ+10ℓと少しサイズが大きめですが、日本ブランド製品を紹介します。マウンテンダックスは1977年日本で産声を上げた国内ブランドです。日本人の体型に合わせたアイテムや日本の自然環境で使いやすいアイテムをつくり続けています。日本人にあわせて背面パッドやショルダーベルトなどの調節がスムーズにできます。また、隠れた部分のの縫製などの技術も高く耐久性もあり、日本人の繊細さがつくりだしたザックです。

容量:70ℓ+10ℓ
サイズ:78cm×36cm×27cm
重量:2.53kg
背面長:43cm~55cm
構造:2気室
素材:メイン生地:ナイロン420D B/F OX
   コンビ(ボトム)生地:ナイロン630D HD OX

ザックの背負い方

ザックは毎回背負うごとに調整します。中身の重量や重心の位置、着ている服の量などでと調整は変わってきます。背負う前にすべてのベルトをゆるめて、背負ったあとに毎回調整することがベストなポジションで背負うポイントです。よくある間違い例は、お店でフィッティングして調整してもらったザックを、そのまま使っていることです。いいザックを買ってもいいポジションで背負わないと意味がありません。

お気に入りのザックでのテント泊で山を満喫

テント泊登山は山の一日を感じるのには最高です。夕暮れの赤く染まった山々、満点の星空、夜明け前の神秘的な朝の空。そんな体験を全力でサポートしてくれるのが大型ザックです。自身の体や気持ちに合ったザックを選んでテント泊登山を楽しみましょう。