初心者でも気軽に行けて、山頂からの眺めがよくて、花もたくさん咲いていて、ついでにおいしいランチも楽しめる山があったら行ってみたいと思いませんか?体力に自信がなくても大丈夫!東京から日帰りも可能な入笠山についてご紹介いたします。

入笠山ってどんな山?

入笠山(にゅうかさやま、にゅうがさやま)は、長野県中西部に位置する標高1,955mの南アルプス北端の山。
八ヶ岳連峰とアルプスに囲まれた入笠山の山頂からはアルプスの稜線と八ヶ岳、晴れていれば富士山まで360度の大展望が広がります。

入笠山は花の百名山

「花の百名山」「スズランの山」としても知られ、6月のスズラン、6月下旬~7月中旬のアヤメ、7月下旬のノハナショウブ、8月下旬~9月上旬のサワギキョウなどを目当てに多くのハイカーが訪れます。

山頂付近に光学観測所がある

山頂付近にはJAXA(ジャクサ)光学観測所があり星の観察にも最適。
山荘に1泊して満天の星空と街の夜景を楽しむのもいいですね。

冬はアクティビティが豊富

冬はスノーシューでの湿原散策が楽しい季節。
初心者向けガイドツアーやレンタルも充実しているので、雪山デビューにはもってこい!

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入笠山魅力その①花の百名山

初夏の適期 6月初旬~中旬
花の百名山でもある入笠山は、春からから秋にかけて約150種の山野草が咲き継ぐ天空の楽園。
例年5月頃から山野草が咲き始め、レンゲツツジやハナショウブなど季節の花が9月頃まで楽しめます。

特に有名なのが、入笠湿原に咲き誇る100万株のスズラン。
上品な香りを思い浮かべただけでうっとりとシアワセな気分になれますね。フランスではスズランを大切な人に贈る習慣があるそうです。
実は、天然香料は採取ができないというこの香り。
入笠山で本物のスズランの香りを胸いっぱいに吸ってみてはいかがでしょうか。

開花情報については富士見パノラマリゾートのウェブサイトで詳しく紹介されていますので、お出かけ前にチェックしてみてください。

入笠山魅力その②アルプスと八ヶ岳の大パノラマ

八ヶ岳とアルプスの山々に囲まれた入笠山からは360℃の大パノラマが広がります。
中央アルプスから北アルプス。南アルプスから富士山、奥秩父の大パノラマ。そして正面には八ヶ岳の峰々。
ガイドパンフレットには山頂からは22座見渡せるとありますが、条件がよければもっと多く見ることができるでしょう。
高い山からの眺めも素晴らしいものですが、名だたる名峰をぐるり見渡すのはなんとも贅沢なものです。

秋には雲海が見えることも

そして、10月頃には大迫力の雲海が出現します。
この時期運行される雲海ゴンドラを利用すれば、ご来光に染められた黄金の雲海を眺めながらモーニングコーヒー・・なんて至福のときを過ごせるかもしれませんね。

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入笠山魅力その③マナスル山荘(本館)の本格ランチ

入笠山といえばマナスル山荘。
ニンニクたれのきいたパリパリでジューシーな山賊焼き定食、食べ過ぎ注意のカレーバイキング・・。週末の昼時はたいへんな賑わい!

なかでもビーフシチューは売切れ必至の看板ニュー。
酸味の効いたデミグラスソースは野菜と肉の旨みがたっぷり溶け込んでいてごはんにもよく合います。
ホロホロに煮込まれたビーフの塊は箸で食べられる柔らかさ!

焼きたてのパンもおすすめ

毎朝焼いているパンもここでしか味わえないおいしさです。
とにかく、入笠山にはおなかを減らせて行きたいですね。

入笠山登山のおすすめシーズンは?

ずばり、年中おすすめです。
春の訪れとともに新緑に包まれる入笠山。
6月頃にはスズランの花が満開に咲き乱れ、ノハナショウブが咲き始めたら夏のはじまり。暑い夏も標高1734mの湿原では下界の猛暑を忘れて気持よく過ごせます。
そして、秋には雲海と紅葉。下山後の温泉も楽しみな季節がやってきます。

更には、スノーアクティビティが楽しめる冬。
ガイドツアーやレンタルをうまく利用すれば初心者でも雪山を楽しむことができます。

オールシーズン、いつ誰と行っても楽しめるのがここ入笠山です。

入笠山登山のおすすめの服装

基本装備

地図、コンパス、 笛、計画書、 水筒(保温)、ヘッドランプ、予備電池、筆記用具、ファーストエイドキット、日焼け止め、保険証、携帯、時計、モバイルバッテリー
夏は虫除け、雪の季節はアイゼン・スノーシューなど状況に応じて追加します。

おすすめの服装

ベースレイヤー:透湿性や速乾性に優れたシャツにドライインナーをあわせると更に快適です。

ミッドレイヤー:ウールのシャツやフリースなど季節によって調整します。

アウターレイヤー:レインウェアと兼用でもOK。

ズボン:夏場はショートパンツでもOKですがタイツなどで肌を隠し、思わぬケガやアブ・ブヨなどの危険な虫から守りましょう。

ソックス:靴擦れ予防にもなるので厚手のものを選びましょう。

靴:トレッキングシューズ。

帽子:季節に応じて、日よけ用と防寒用を使い分けて。

雨具(上下):山の天気は変わりやすいので必ず装備に加えてください。

ザック:夏場は~30L程度。装備が増える雪山は40L~。

そのほか(雪山):ウール手袋、アウター手袋、ゲイター、バラクラバなど

入笠山のおすすめ登山ルート①

ゴンドラ利用で山頂へ行く登山ルート

富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅~入笠湿原~入笠山~マナスル山荘~入笠湿原~富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅

ゴンドラ山頂駅に下り入笠湿原を散策しながらのんびり30分も歩けばマナスル山荘に到着。

【所要時間】休憩含めて約3時間
【累積標高差】登り 約200m、下り約200m
【距離】4.06km
【難易度】初級

山荘では看板犬の「アジ」が元気よく出迎えてくれます。
ここから山頂までは約30分。ランチにビーフシチューを頼みたければ予約をお忘れなく。
山頂へは岩場コースと迂回コースに分岐しますが、登りは岩場コースにチャレンジしてみましょう。岩場といっても難しい箇所はなく、少しきつい斜面ですが15分ほどで山頂へ飛び出します。
下りはゆるやかな岩場迂回コースでお花畑の中をマナスル山荘まで下ればおいしいランチが待っています。

登山口までのアクセスと駐車場

パンダの看板が目を引くJR中央本線富士見駅から富士見パノラマリゾートの無料シャトルバスが利用できます。
マイカーなら、中央道諏訪南IC駐車場まで約10km。無料駐車場(2000台駐車可能)が利用可能。
※シャトルバスの運行については富士見パノラマリゾートのウェブサイトを確認

ゴンドラの料金と時間

山麓駅から山頂駅まではゴンドラ(往復割引)で約10分。
大人:往復1,650円
子供:往復800円
※ペット利用可能
※季節により運行時間や割引サービスが異なる

富士見パノラマリゾート

入笠山のおすすめ登山ルート②

沢入登山口からの登山ルート

沢入登山口~入笠湿原~御所平登山口~入笠山~御所平登山口~入笠湿原~沢入登山口

【所要時間】休憩含めて約4時間
【累積標高差】登り約500m、下り約500m
【距離】6.36km
【難易度】初級

駐車場から1時間30分ほどでマナスル山荘のある御所平登山口。
スタートから登りなのでペース配分に気をつけてゆっくりと歩きましょう。斜面をトラバース気味に歩く箇所は足を滑らせないよう慎重に。
鹿よけのゲートをくぐれば入笠湿原です。山彦山荘の脇にきれいなトイレがあるのでここで一休み。
入笠山山頂まであと一登り。自分の足で歩いて登れば山頂から見える景色もまた格別なものでしょう。

登山口までのアクセスと駐車場

登山口まではマイカーまたはタクシーでのアクセスとなります。
マイカーなら諏訪南インターから沢入駐車場まで約10km(30分)。沢入登山口には20台程度の無料駐車場があります。
タクシーだとJR中央本線富士見駅から2,500円程度ですが、台数が少ないので予約しておくと移動がスムースです。

入笠山のおすすめ登山ルート③

入笠山から大阿原湿原とテイ沢散策をする登山ルート

富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅~入笠湿原~入笠山~大阿原湿原~テイ沢~御所平峠~入笠湿原~富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅

【所要時間】休憩含めて約5時間
【累積標高差】登り 約500m、下り約500m
【距離】約10km
【難易度】初級

時間と体力に余裕があればぜひ足を延ばして欲しいのが大阿原湿原とテイ沢。
真夏でも涼しい沢沿いの道は静かで人とも滅多に出会うことはありません。
新緑の季節はいっそう美しいテイ沢の苔むす森と清流。

神秘的な雰囲気が漂う雪の季節も格別ですが、トレースがないこともあるので注意してくださいね。

山頂から緩やかな下りを大阿原湿原へ。
広い湿原はぐるり一周できますが、木道をそのまま進んでテイ沢分岐を直進。
テイ沢から牧場を通ってなだらかな林道を登ればマナスル山荘が建つ御所平峠。ゴンドラ駅までもうすぐです。

まとめ

年中楽しみがいっぱいな入笠山。
小さいお子様連れから年配の方まで安心して行けるのがいいですね。次の休みに誰か誘って出かけてみてはいかがですか?

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