LUMENA(ルーメナー)は情報に敏感で目の肥えたキャンパー達からも高い評価を得ている人気のLEDランタンです。アップデートされるたびに話題を呼ぶ、注目アイテムですよ。
今回は他のLEDランタンとは一味も二味も違う”最強”と呼ばれるルーメナーのランタンをご紹介します!3種類のモデルのスペックの比較や、実際の使い心地について徹底レビューしていきますので、購入を検討中の方はぜひ、参考にしてください!
LUMENA(ルーメナー)ランタンとは?
今でこそLEDランタンとして有名となったルーメナーですが、始まりはクラウドファンディングです。
クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」でルーメナーの発売プロジェクトを実施したところ、開始たったの2か月で目標金額の1600%を達成し2017年に「ルーメナー7」が登場しました。
発売前から話題を呼んでいたルーメナーでしたが、一般販売されるとそのコンパクトさと明るさ、コストパフォーマンスの高さからキャンパーからは続々と高評価の声があがり、一時、入手困難になるほどLEDランタンとして確固たる地位を築きました。
その後も2018年には「ルーメナー2」、翌2019年には最新版の「ルーメナープラス」といった機能がさらに高まったLEDランタンが発表され、その度に話題を呼んでいます。アウトドア用品としてだけでなく災害時の備えとしての需要の高まりも相まって、ルーメナーのLEDランタンの人気はまだまだ続きそうですね。
ルーメナーランタン3種類の特徴
まず、3種類のランタンを通して分かる特徴をまとめてみます。
メインランタンとして使える明るさ
LEDランタンとして最も注目したい明るさの項目ですが、どの種類も最大光量【lm(ルーメン)】は1000lm以上となっています。キャンプのメインランタンとして使用できる光の目安は大体1000lmとされていますので、ルーメナーのランタンはどれもメインランタンとして十分使えるほど明るいということが分かりますね。
軽量・コンパクト
LEDランタンで1000lmを超えるものはそこまで種類が多くなく、あってもそれなりの電池の本数を要したり、重量も800~1,000g以上になってしまいます。
それがルーメナーのランタンは500g以下の軽量さがありながら明るさは十分確保できるので、コンパクトさ重視のバックパックキャンプやツーリングキャンプでも使いやすい機能を有していますよ。
光量は3パターン
どれも昼光色、昼白色、電球色の3色点灯で、暖色だと光量が落ちるLEDランタンも多い中で、ルーメナーのランタンは暖色点灯もしっかりと明るさが保たれるのも特徴です。
充電方法も簡単
充電端子がUSBなので移動中の車でも簡単に充電できますし、充電しながら点灯することも可能なので充電残量が少なくても安心して使用ができますね。
替えの電池を何本も持って行かなくていいので荷物の削減にもなります。充電回数は500回以上可能なので、長く使えるのも大事なポイントです。
モバイルバッテリーとしても使える
ルーメナーのランタンはモバイルバッテリーとしても使用ができます。ランタンとして以外にも使い道があるので、万が一の備えとしてキャンプに行く時は常備しておいても無駄になりませんね。
好きな角度から照らせる
ルーメナーのランタンには90度回転するハンドルが付いていて、好きな角度に調整することができます。微調整しやすく、角度をつけてもしっかりと固定されるので、照らしたい場所をより正確に照らすことができますよ。
ハンドルにカラビナなどをつけてテントのループ部分に引っ掛けたり、車の天井の取っ手部分に引っ掛けたりなど、様々なシチュエーションで使いやすいです。
付属品も充実
付属品が充実しているのもルーメナーのランタンの特徴です。専用ケースも付属しているので購入後すぐにキャンプに持って行くことができますよ。
ルーメナーのランタンはネジ無しの設計で、ドイツ技術の高強度プラスチック外部素材を使っているので衝撃や破損に強く、アウトドアでも安心して使える仕様になっていますが、使用しないときはケースに収納できると安心ですよね。
ちょうどいいケースを探したり、別売りのものを購入するのは意外と時間もお金もかかりますので、最初から付いているのはありがたいです。
ルーメナーランタンの3種類を比較!
ルーメナーのランタンには初代LEDランタンの「ルーメナー7」、アウトドア仕様の「ルーメナー2」、最新モデル「ルーメナープラス」の3種類あります。
どれもキャンパーから高評価を得ているLEDランタンではありますが、初見だと細かい違いが分からずどれを買ったらいいのか頭を抱えてしまいそうですね。
ここではルーメナーの3種類のランタンを一覧表で比較してみましょう!
商品名 | ルーメナー7 | ルーメナー2 | ルーメナープラス |
---|---|---|---|
サイズ | 縦9.2×幅9.2×厚さ2.8cm | 縦7.5×幅12.9×厚さ2.27cm | 縦9.6×幅14.6×厚さ2.8cm |
重量 | 220g | 280g | 440g |
明るさ | 260~1300lm (4段階調整) |
100~1500lm (4段階調整) |
150~1800lm (4段階調整) |
連続点灯時間 | 100時間(Low) 8時間(High) |
100時間(Low) 8時間(High) |
160時間(Low) 12時間(High) |
充電時間 | 5時間40分 | 5時間 | 8時間 |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh |
防水・防塵・耐衝撃 | × | ○(IP67) | × |
サイズを比較
- ルーメナー7:縦9.2×幅9.2
- ルーメナー2:縦7.5×幅12.9
- ルーメナープラス:縦9.6×幅14.6
iPhone12を横に並べて大きさに違いはありますが、どれもスマホぐらいのコンパクトサイズです。
重量や厚さを比較
- iPhone12:210g
- ルーメナー7:重量228g 厚さ2.8cm
- ルーメナー2:重量307g 厚さ2.27cm
- ルーメナープラス:重量450g 厚さ2.8cm
重さは公式より多少ズレがありますが実際の重量です。
ルーメナー2と7はサイズが違いますが、厚さも含む体積で考えると同じぐらいで、スマホと同じぐらいのサイズです。重量は7がスマホと同じぐらいで、2は若干ですが重量があります。
プラスは大きさもあり重量は2倍程度あるので、ずっしりとした重みがあります。
収納ケースの違いを比較
収納ケースの大きさは、ランタン本体2つ重ねて入るぐらいの厚みがあるので、少し大きすぎるぐらいのサイズという印象です。
収納ケースの厚みはほぼ一緒です。
ルーメナー3種類の明るさ比較
ルーメナーといえば気になるのは明るさですが、最大と最小照度で3種類の明るさを芝サイトとタープ下で同条件で撮影してみたので、違いがわかると思います。
タープ下
照らす範囲に違いはありますが、プラスや2の場合、眩しすぎて一段階落とした照度で使うのが実用的でなので、一番明るさが小さいルーメナー7でもテントやタープ内を照らすのに十分な明るさを持っています。
芝サイト
照らす範囲に若干差がありますが、ルーメナー7でも4人家族でも十分使える光量です。
※写真に色の違いがありますが、ルーメナーランタンは昼光色、昼白色、電球色どれでも明るさ(lm)は一緒です。
ルーメナーランタン3種類の使い勝手で比較
共通部分だけでも優秀なLEDランタンであることが分かりますが、今度はどの種類を購入するかの決め手になる、それぞれの特徴や使い勝手をご紹介します!
ルーメナー7
<ルーメナー7の特徴>
- ポケットに入るコンパクトさと軽量さ
- コンパクトながら1,300lmとパワフルな明るさ
- 10000mAhのモバイルバッテリーとなる
2017年3月末に発売された初代ルーメナーがこちらのルーメナー7です。ポケットにも余裕で入ってしまうコンパクトなサイズ感で、荷物としてかさばることがないので、バックパックキャンプや登山に適した種類です。
明るさは1,300lmと直視すると目が痛くなるような明るさがあり、メインランタンとして十分使うこともできますよ。懐中電灯代わりに使えば、夜トイレに行く時も足元が明るく照らせて安心ですね。
さらに220gとLEDランタンとしては超軽量なのでテントやタープなどに引っ掛けても、生地を傷める心配もありませんね。気になる点として、カラビナに引っかけるとバランスを崩して平衡を保つことが難しい時があります。
付属のパーツを付ければ解決する問題ですが、一手間がいることとパーツを忘れないようにしましょう。
ルーメナー2
<ルーメナー2の特徴>
- IP67の防塵/防水/耐衝撃性能
- 三脚穴が付いている
- マグネットフックが付属
3種類の中でキャンプで一番使い勝手がいいのがルーメナー2。
ルーメナーシリーズで唯一の防塵/防水/耐衝撃性能があるのがルーメナー2です。防塵・防水規格は、IP67で、これは水深1mで30分耐久が可能であることを証明する規格になります。
テント内やタープ下で使用するので、防水効果は必要ないと思われる方も、砂ぼこりも故障の原因となる場合があるので、天気が悪い中でもキャンプに行きたい、登山に出かけたいなど、より過酷な状況下でもアウトドアを全力で楽しみたい方におすすめの種類になりますよ。
三脚穴があるので、テント内で吊るす場所がない場合、三脚に取り付けて使用することができます。また、カメラと併せて使えば撮影用機材としても使えることができたり、自転車に取り付けて自転車用ライトとして使用することができます。
明るさは初代を超える1,500lmあるので夜間でも問題なく使用ができますね。
さらに、1.5kgまで耐えられるマグネットフックが付属していて、これを使えばテント内のループやフックがないところでもルーメナー2を取り付けることができます。
テント内では吊るす所が少なく、決まった場所でしかルーメナーを使用することができなかったり、カラビナをかける場所がなく、別にランタンハンガーやフックを用意する必要があります。マグネットがついているおかげで、好きな場所から照らすことができるので、この機能は選ぶうえで非常に大きなポイントです。
また、吊るす場合でもルーメナー自体の重さはわずか280gなので、テントやタープに過剰な負荷がかかることもありませんよ。
ルーメナー2は様々な用途や環境で使えますので、キャンプ中のちょっとしたトラブルにも対応できる安心感がありますね。
ルーメナープラス
<ルーメナープラスの特徴>
- 最大160時間稼働が可能
- 最大光量1,800lm
- 20,000mAhのモバイルバッテリーとなる
初代ルーメナー7を元に機能がアップデートされ、2019年に発売された新作モデルがルーメナープラスです。ルーメナープラスは最大連続点灯時間、最大光量、最大電池容量を誇る、ルーメナーシリーズの中でLEDランタンとしてもモバイルバッテリーとしても最も優秀なランタンですよ。
1,800lmの明るさというと、コールマンのガソリンランタンと同等の明るさでキャンプでのメインランタンとしてはもちろん、自宅での夜間作業や防災用品としても活躍しますね。
1,800lmの光量がありますが、ルーメナープラスでは最新のLEDパッケージを採用することで目に優しい光となっているので小さなお子さまがいるファミリーキャンプでも安心して使うことができますよ。
また、広範囲に光を拡散するよう設計されているのでファミリーキャンプ向けの大型テントであっても長時間全体を明るく照らしてくれます。テント内でガスやガソリン、灯油ランタンを使うことに抵抗がある方におすすめの頼りになるLEDランタンです。
さらに、他シリーズの倍にあたる20,000mAhのモバイルバッテリーとしても使用ができるのもポイントです。10,000mAh程度ですと多少はバッテリー残量を気にして使用しなければなりませんが、これだけ容量があればLEDランタンとして使いつつ、非常時にはモバイルバッテリーとして気兼ねなく使えますね。
ルーメナーランタン3種類の比較のまとめ
最後にルーメナーのLEDランタンについて、まとめていきましょう
- ルーメナーのランタンはコストパフォーマンスの高いLEDランタン
- ルーメナー7はコンパクトながら十分な明るさを発揮する
- ルーメナー2は防塵/防水/耐衝撃性能に優れたアウトドア仕様
- ルーメナープラスはシリーズ最大の点灯時間、明るさ、バッテリー容量
ルーメナーのLEDランタンは、知れば知るほど多くのキャンパーから高評価を得ている理由が分かりますね。LEDランタンはガスやガソリン、灯油ランタンと違い使用時のリスクが少なく、使い方も簡単なので初心者キャンパーの方でも非常に扱いやすいです。いざという時の防災用品としても活躍しますよ
発売から4年で3種類のLEDランタンが発表されていますので、今後、さらにアップデートされたルーメナーが発売されることも予想されます。ますます、目が離せないランタンですね。