紅葉の名所として知られている栗駒山。秋になると多くの登山者で賑わいます。初心者が挑戦しやすいコースもあり、これから登山を始めたいと思っている方にもおすすめです。初心者におすすめの須川コースを中心にご紹介します。

栗駒山とは

栗駒国定公園の主峰栗駒山は、宮城・岩手・秋田の三県にまたがっており、岩手県では須川岳とも呼ばれます。

標高は1,626m。日本百名山には選ばれなかったものの、著者が「入れるべきであったかもしれない」と記したほど、存在感のある素晴らしい山です。

栗駒山の登山ルートの難易度は?

難易度別に9つの登山コースがあり、初心者から上級者まで楽しむことができます。

栗駒山の山開きはいつ?

山開きは毎年5月第3日曜日、いわかがみ平の栗駒レストハウス前にて行われ、たくさんの登山者で賑わいます。

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栗駒山の登山おすすめの時期

栗駒山のおすすめの時期はなんといっても紅葉を楽しむことができる秋です。
栗駒山の紅葉は「神の絨毯」と言われるほどの絶景。

栗駒山の紅葉シーズンはいつ?

栗駒山は、例年9月中旬に山頂から紅葉が始まり、10月中旬にかけてが紅葉シーズンです。この時期は登山客だけでなく、登山口周辺の紅葉を楽しもうとやってくる観光客もたくさんいるため、臨時駐車場からシャトルバスも運行しています。

栗駒山の初心者におすすめの日帰り登山コースは2つ

栗駒山には9つの登山コースがあり、宮城・岩手・秋田の各県から登山コースが通っています。

初心者におすすめなのが、いわかがみ平から登る中央コースと、須川高原温泉から登る須川コースの二つです。二つのコースとも日帰りが可能であり、駐車場が広くアクセスも良いため人気のコースです。

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いわかがみ平から登る中央コース

中央コースのコースタイムは、休憩なしで
いわかがみ平(90分)→栗駒山(70分)→いわかがみ平
となります。

いわかがみ平へのアクセス・駐車場情報

駐車場に隣接してレントハウスがあり、食事が可能で、トイレもあります。

駐車場台数:約100台

栗駒山の中央コースの特徴

中央コースは宮城県側から登るコースで、登山口はいわかがみ平です。石畳等で整備されており、初心者でも安心して登ることができます。

前半は展望が少なく単調な登りが続きますが、標高1,400mを超えたあたりから一気に視界が開けます。
眺望が良く、休憩できるスペースもあります。
東栗駒コースと合流したあとからは、階段が頂上まで続きます。

いわかがみ平の中央コース登山口に向かう途中に東栗駒コースの登山口がありますので、間違わないよう注意しましょう。
東栗駒コースから登り、中央コースで下山するルートもおすすめです。
しかし、東栗駒コースは沢があるため、雨の次の日は避けましょう。

須川高原温泉から登る須川コース

中央コースと同じくらい人気なのが岩手県側から登る須川コースです。湖や地獄谷など見どころが多いコースです。今回は須川コースを詳しくご紹介します。

※注意※
現在、昭和湖周辺の火山ガスが高濃度であることから、須川コースの一部が通行止めとなっています。昭和湖や地獄谷周辺が通行止めとなっているため、山頂に向かうためには産沼コース(自然観察路)が迂回路となります。通行措置は初めてであり、開通時期は未定です。

須川コースのコースタイム

登山口(10分)→名残ヶ原(10分)→苔花平(30分)→昭和湖(40分)→天狗平(20分)→山頂(90分)→登山口
休憩なしの場合
登り110分
下り90分

登山口

登山口である須川高原温泉は秋田と岩手の県境にあります。広い無料駐車場がありますが、紅葉の時期は早い時間から多くの車で埋まってしまうため注意が必要です。登山口には露天風呂や足湯もあり、硫黄のにおいが漂っています。

登山口~名残ヶ原(10分)

登山口からは温泉が流れる脇を進んで行きます。登山口周辺は観光客も多くいるため道も整備されています。

名残ヶ原までは3つのコースに分かれており、周遊することができますが、行きは最短コースの一番東(左側)を進んでいきましょう。

少し歩くと視界が開け、名残ヶ原を見渡すことができます。沢を渡ると名残ヶ原の入口に到着します。

名残ヶ原~苔花平(10分)

名残ヶ原はまっすぐ木道が伸びており、周囲の山を眺めながらゆっくり歩くことができます。
名残ヶ原は距離が短く、5分ほどで苔花台(たいかだい)に到着します。

苔花台には分岐があり、右のまっすぐのびる道が須川コースです。
左に曲がるコースは産沼(うぶぬま)を通る産沼コース(自然観察路)です。
産沼コースは須川コースよりも15分ほど長いコースとなっています。
※須川コースの通行止めが続く間は産沼コースを進みましょう。

苔花台~昭和湖(30分)

苔花台から昭和湖に向かう途中には地獄谷があります。
硫化水素(有毒ガス)の臭いが漂っていますので、あまり立ち止まらずに進みましょう。
柵の中は立ち入り禁止です。

地獄谷を通り過ぎ、昭和湖の手前まで来ると木道になります。振り返ると運が良ければ雲海が見えるでしょう。
昭和湖は青い乳白色の湖です。
トイレやベンチがあり、休憩することができます。
昭和湖から先は急な登りがしばらく続きますので、休憩しておくことをおすすめします。

昭和湖~天狗平(40分)

昭和湖から先は低木に視界が遮られ、階段がしばらく続きます。
ぬかるみやすいので特に前日が雨の場合は気を付けましょう。ゲイターがあると安心かもしれません。

時々視界が開けると、山頂にかけての紅葉が綺麗に見えます。
道幅が狭く、すれ違うのもやっとな場所も多くありますので、声を掛け合いながら進んでいきましょう。

天狗平は広く開けており、登山道の分岐となっています。山頂に向かう前に休憩を取りましょう。

天狗平~山頂(20分)

天狗平から先は木々が低く、見晴らしの良い道が続きます。

周囲の山を見渡しながら山頂へと向かいます。
天気が良ければ鳥海山も見ることができるでしょう。

紅葉シーズンは、ついつい足を止めてしまうほどの紅葉の絨毯が広がっています。
山頂手前には休憩できるスペースがあり、紅葉シーズンは休憩する人々で混雑しています。

栗駒山山頂

標高1,627m。山頂は広いスペースがあり、立派な標柱があります。
いわかがみ平方面も素晴らしい景色が広がります。
風が強いので、須川コースよりの場所が休憩におすすめです。

下山

体力がある方は、天狗平まで戻った後に天馬尾根を通って下山するのもおすすめです。
紅葉の時期は気持ちの良い草原が広がっています。

ただし、登山口まで下りた後に、登り口である登山口までコンクリート舗装された道路を歩く必要があるので注意が必要です。

もう一つ、おすすめなのが名残ヶ原の分岐で行きと違うコースを選んでみることです。
一番西側のコースは森を抜けた後に見晴らしの良い木道があり、さらに進むと岩と砂利に埋め尽くされた道が現れます。
はじめの登山口から少し秋田側の登山口に戻ってくることができます。

帰りに寄りたい温泉「栗駒山荘」

須川高原温泉登山口の駐車場から秋田側に少し行くと栗駒山荘があります。
露天風呂からは大自然が一望でき、登山の疲れを癒すことができます。
泉質は日本でもまれな強酸性のみょうばん緑ばん泉で、疲労回復効果などが期待できます。
入口には登山靴を洗うことができる水道があり、フロントに水道を使いたい旨を申し出ると使うことができます。

【栗駒山荘】
利用時間:9:00~16:00
利用料金:大人700円、小学生350円

いざ、東北が誇る栗駒山へ

栗駒山の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?紅葉の時期は必ず栗駒山に行く!というリピーターも多く、多くの登山者から愛されている栗駒山。東北を訪れた際は、ぜひ訪れてみてください。

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