奥秩父に位置する大菩薩嶺は、標高2057Mある高い山です。
積雪時期である1月上旬から3月下旬を避ければ、初心者でもハイキングを楽しめる百名山のひとつです。

山頂の南側に位置する大菩薩峠は小説の舞台にもなった歴史深い山ということもあり、歴史好きにも人気の山です。
大菩薩嶺から大菩薩峠の尾根は360度の眺望を楽しめるのも魅力のひとつです。

今回は、そんな大菩薩嶺を満喫できるコースで、大菩薩峠登山口~丸川峠~大菩薩嶺~大菩薩峠~上日川峠のルートをご紹介します。初心者の方は上日川峠からのピストンがおすすめなので、下りの山行記録を参考にしてください。

大菩薩嶺の登山口へアクセス・駐車場情報

大菩薩嶺の丸川峠登山口

丸川峠入り口に無料の駐車場があります。台数は15台くらい停めることができます。
駐車場までのアクセスはこちらを参考にしてください。

大菩薩嶺の上日川峠登山口

上日川峠第三市営駐車場は無料で約120台停めることができます。
駐車場までのアクセスはこちらを参考にしてください。

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大菩薩嶺登山の難易度は?

大菩薩嶺は、初心者から中級者までのコースに分かれており、休日ともなると親子連れをはじめ多くのハイカーが訪れる人気の高い山です。

初心者の方は、白日川峠から登るルートをおすすめします。

>登山レベル:初級者から中級者までコースによって異なる
難易度:白日川峠→大菩薩嶺★☆☆初心者におすすめ
難易度:丸川峠→大菩薩嶺★★☆
難易度:柳沢峠→大菩薩嶺★☆☆
大菩薩嶺各コースからの参考タイムと距離

参考タイム

・大菩薩峠登山口(15分)→雲峰寺(2時間15分)→丸川荘(1時間20分)→大菩薩嶺山頂
・上日川峠(40分)→福ちゃん荘(70分)→大菩薩嶺山頂(50分)→大菩薩峠 初心者におすすめ
・柳沢峠→六本木峠(50分)→丸川荘(1時間30分)→大菩薩嶺山頂(1時間20分)

コースの距離

・大菩薩峠→丸川荘→大菩薩嶺山頂→福ちゃん荘→上日川峠(14km)
・上日川峠→福ちゃん荘→大菩薩嶺山頂→福ちゃん荘→上日川峠(10.7km)初心者におすすめ

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大菩薩嶺の日帰り登山コースを解説!

大菩薩峠登山口(15分)→雲峰寺(135分)→丸川荘(140分)→大菩薩嶺山頂→福ちゃん荘→上日川峠

大菩薩嶺登山口から雲峰寺までの登山道

バスで大菩薩峠登山口まで行き終点で下車すると、公衆トイレがあります。この先にも公衆トイレがもう一か所あるので、混雑している場合は、登山道を進んでも大丈夫です。

先へ進むと進行方向の左手に雲峰寺があります。
見るだけで気が遠くなりそうな長い階段を上りきると雲峰寺があります。アスファルトの登山道をひたすら道なりに進むと丸川峠登山口入口があります。

丸川峠登山口から丸川峠までの登山道

丸川峠登山道入口は、駐車場の奥が登山口となっています。広めの道を少し降りていく感じでスタートします。落ち葉が登山道を埋め尽くしており、最初は足への負担もなく膝にも優しい登山道となっています。

落ち葉の道を抜けると、自動車が一台通れるくらいの幅の登山道が続きます。砂利道ですが、比較的歩きやすい道となっています。

登山道の横には沢が流れており、清流の音を聞きながら気持ちいい登山ができます。暫くはジグザグしながら緩やかな登山道になっています。

ここから、本格的な道がスタートします。鋭い傾斜と岩の道が続き、岩は手を使って登る箇所もあり、軍手を着用して登ることをお勧めします。木の根に足をかけないように注意する必要がある登山道となっています。

登山道の進行方向を見上げて、思わずため息が出てしまう傾斜と、木の根とゴロゴロとした岩をひたすら登り続けます。

厳しい道のりが続いた後は、ほんの少しだけ緩やかな道が現れます。ところがこの先にある丸川荘までは、比較的厳しい登山道が続くので、気が抜けないので、疲れたら無理せず休憩をはさみながら自分のペースで進みましょう。

女性の一歩も、身体全体を持ち上げるようにして岩を登る箇所がいくつも出現します。

丸川荘が近くなると、緩やかな道となります。休憩エリアもあるので、長めの休憩を取ることが可能です。ロープが両側に引いてありますが、こちらは入山禁止エリアです。大菩薩嶺の自然を守るために立ち入らないよう警告されているので、入っていけません。

丸川峠の丸川荘です。トイレはありますが、山のルールで100円の徴収が必要となっています。トイレットペーパーの完備されていないので、ティッシュが必須です。丸川峠付近ではテント泊ができません。丸川荘の手前を右に曲がると、大菩薩嶺登山道が続いています。

丸川峠から大菩薩嶺山頂までの登山道

丸川荘を背中にして登山道を進むと、右手には富士山を一望できます。

丸川荘の裏側が大菩薩嶺山頂までの道のりです。緩やかに登りながら景色を堪能できる登山道です。

丸川荘までの登山道と比較すると、とても緩やかに感じる登山道です。ところどころに苔のある箇所や、林の中を通り抜ける登山です。なかには、大きな岩を横切る箇所もあり、自然の中を満喫できるコースです。

山頂が近くなると石が多くなり、木の根も張り巡らされています。比較的歩きやすい登山ですが、虫が多いのが特徴です。とにかくハエや小さな虫が飛んでいます。時期的に蜂も飛んでおり、「ブーン」という音が響いてくるので、苦手な方は虫よけスプレーをして虫よけ対策をすると良いでしょう。

大菩薩嶺の山頂です。山頂からは景色を楽しむことはできません。景色が楽しめないので食事を摂る人は少ないように感じました。写真だけ撮ったら、大菩薩峠を目指すハイカーが多いように思います。丸川峠から山頂までは緩やかな道なので、あっという間に到着して拍子抜けといった感じです。ここから、大菩薩峠へ行くには、下山していく感じなので、ハイキング感覚で進むことができます。

大菩薩峠と大菩薩嶺を結ぶ尾根

遠くには長野県の山々が、雪化粧をうっすらと残している様子を見ることができます。尾根から見下ろす風景は、ここまでの険しい道のりを忘れさせてくれる優美な景色が広がっています。

晴れていると、目の前には存在感たっぷりの富士山を見ることができます。手前にあるのは、ダムとその周りを囲うように緑が広がり、美しいとしか言いようがない景色です。

晴れていると八ヶ岳連峰を眺望できるのが、魅力である大菩薩峠と大菩薩嶺の間の尾根には、多くのハイカーが眼下に広がる景色を見ながら、ご飯を食べたり、昼寝を楽しんだりと各々の登山の楽しみを満喫しています。

周りに遮るものが何ひとつなく、標高2000Mともなれば心地よく吹く風がほんのり冷たく、もちろん虫もいません。

尾根伝いを下山していくのですが、見てのとおり木々が少ないので眺望を楽しみながら登山道を進むことができます。

大菩薩峠の方から登ってくるハイカーの一番の難所がこちらの岩場です。両手を使ってよじ登るため、軍手を着用すると滑りにくいのでおすすめです。

大菩薩峠近くには記念碑があります。

大菩薩峠にある介山荘です。食事やトイレお土産などもこちらで済ませることができます。

大菩薩峠からの景色

標高1897Mの大菩薩峠です。白日川峠から登ってきたハイカーと、大菩薩嶺から下山してきたハイカーが合流するエリアなので、写真を撮るのに渋滞もします。百名山で大菩薩というと、こちらの峠のエリアが写真スポットとしても人気です。

大菩薩峠からも、秩父の山はもちろん丹沢やアルプスを一望することができます。

大菩薩峠から白日川峠までの登山道

白日川峠までは道幅も広く、砂利道ですが多くの方が登られているせいか、地盤が固いのも特徴です。その為、歩きやすく、傾斜も比較的緩やかで、小さなお子様や初心者向けのコースでもあります。下山だけでなく登りの時間は、どのコースよりも短いので初めて百名山にチャレンジする方にもおすすめのコースです。


大菩薩峠や尾根からの景色に比べると、周囲の景色を楽しむことはできませんが、沢があり水場まで下りることができます。飲料にはおすすめできませんが、タオルを洗ったり、顔を洗うハイカーもいます。

沢を超えると、暫くはアスファルトの道が続きます。周りは新緑に囲まれており、鳥の声を聞きながら自然を満喫できる道です。

白日川峠から大菩薩峠までの間にある山荘が、福ちゃん荘です。寝泊まりもできますし、食事をして休憩することも可能です。福ちゃん荘までは車で来ることもできるので、駐車場もあります。

福ちゃん荘を背中にした時、右向い側にテント泊ができるエリアがあります。福ちゃん荘は温泉を楽しむことができるのも魅力のひとつです。

福ちゃん荘から、白日川峠まで舗装された道路と、登山道に分かれています。
白日川峠の登山口です。左手が登山道で右は舗装されていますが、このまま福ちゃん荘まで行くことができます。

白日川峠の山荘です。なかはウッド調でお土産や食事をとることも可能です。甲斐大和駅までのバス停は山荘の目の前から出ています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これからの季節は、初心者や小さなお子様連れにもおすすめなのが大菩薩嶺です。山頂からの景色を楽しみたいけど、険しいコースに懸念されている方にもおすすめしたい山なので、ご参考にして頂けたらと思います。

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