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スノーピーク「HDタープ”シールド“ヘキサM」PROセットをレビュー!張り方やサイズ感も

数あるアウトドアギアのメーカーの中でも非常によく聞くメーカーの一つであるスノーピーク。生粋のアウトドアブランドだけあって、タープの種類も非常に豊富です。その数あるタープ中から、HDタープ“シールド”・ヘキサM(PROセット)をレビューします。

スノーピーク(snow perk)HDタープ“シールド”・ヘキサM

スノーピークのタープはモデルもバリエーションにも富みますが、主要モデルは以下となります。それぞれのモデルに形や大きさでラインアップが細分化されています。

  • HDタープ”シールド”(メインストリームモデル)
  • アメニティタープ(エントリーモデル)
  • TAKIBIタープ(焚き火対応モデル)
  • ランドステーション(多機能モデル)

HDタープとアメニティタープの違いは耐水圧とシールド加工の有無で大きさは同じです。またセット品(次項参照)の内容でも差別化されています。

耐水圧が高いので急に雨が降っても安心

まず耐水圧は、普通の雨に耐えられる目安が2000mmとされていますが、アメニティタープの1800mmに対し、HDタープが3000mmとなっています。

シールド加工で日差しをブロック

それ以上にありがたさを実感するのはシールド加工で、日射がだいぶ和らげられます。タープは「屋根」ですが、その下にいるのになんだか照らされている感じがするのは、特に日差しの強い初夏から初秋にかけては意外なストレスになると思います。

ヘキサタープとレクタタープの違い

HDタープ・アメニティタープの形は一般的なタープと同じく、ヘキサとレクタの2種類です。違いをまとめると以下のようになります。

ヘキサ レクタ
タープの形 六角形 長方形
必要なポール 2本 6本
広さ
(対応人数)
普通
(M:4人、L:6人)
広い
(M:6人、L:8人)
主な特徴 風に強い
張り上がりが美しくカッコいい
張り方のバリエーションが多い

*一般的な張り方です。張り方により異なります

HDタープ“シールド”・ヘキサM PROセットの内容

<PROセットの内容>
・ヘキサM
・自在付ロープ
・ポールケース
・ぺグケース
・キャリーバッグ
・アルミポール2本
・ソリッドステーク合計8本
・ぺグハンマーPro.C

HDタープ”シールド”・ヘキサMを単体で購入すると、自在付ロープ、ポールケース、ぺグケース、キャリーバッグのみが付属します。つまり、タープを張るのに必須のポールやペグはありません。

初めてタープを購入する場合に特にお勧めなのがPROセットです。PROセットは、アルミポール2本(280cm、240cm)、最強のペグとの呼び声も高いソリッドステーク(40cm4本、30cm4本)、打ち心地抜群のぺグハンマーPro.Cが付いてきます。

定価はヘキサM単体で29,800円に対し、PROセットは43,800円です。ですがポール2本が11,600円、ソリッドステークが5,000円、ペグハンマーPRO.Cが6,200円ですので、お得すぎるセットだと思います。

PROセットに付属するアルミポール

PROセットに付属するアルミポールのセット(左側4本で240cm、右側4本で280cm)です。径が同じなので、組み合わせ次第で120cm~280cmまで12通りの長さにアレンジできます。

PROセットに付属するペグとペグハンマー

PROセットに付属するぺグハンマーProとソリッドステークです。左はソリッドステーク用のケースです。

ちなみにアメニティタープのセットには、アルミポールの代わりにスチールボール、ソリッドステークの代わりにスチールペグが付属し、ハンマーはありません。

スノーピークHDタープ“シールド”・ヘキサM(PROセット)をレビュー

HDタープ“シールド”・ヘキサMの張り方(設営方法)

HDタープ“シールド”・ヘキサMの張り方は一般的なヘキサタープと同じです。慣れれば1人でも張れます(強風時は危険なので2人以上で張って下さい)。ここではPROセットの内容で張る前提で記載します。

①太陽の向きや風向き、テントの位置なども考慮し、張る向きを大まかに決めます。天候や太陽を考慮し両端の高さに差をつけてもいいと思います。

②タープを実際に地面に広げて、ポールを接続します。ポールはプッシュボタン式で簡単に着脱できるのもありがたいですね。

タープを広げたところです。サイドの張り出しが異なります。

③タープの稜線の両端からそれぞれのポールで弧を描いて、稜線からそれぞれ45°くらいのところにメインペグ(ソリッドステーク40)を打ちます。仮打ちで構いませんので2/3くらい打ち込んでから二又ロープの両端を引っ掛けます。この時ペグは地面に垂直ではなく、張り上がりのロープの角度から90°くらいになるように地面に対して斜めに打ち込んで下さい。

ペグは張り上がりのロープに対し90°くらいになるように打ち込みます。

二又用ロープです。右下部分にメインポールに引っ掛ける用の輪が最初から作られています。2本付属します。

④タープの下からポールを挿し、上から二又ロープの輪でタープを押さえるようにしてからポールを立ち上げるとポールが自立します。自立しない場合は自在で長さを調節して下さい。ポールは地面に垂直ではなく、上側を若干タープの内側に傾けるようにすると自立しやすいです。

ポールの先端に、タープ、二又ロープの輪の順で挿し込んで下さい。

片方のポールが自立したところです。

⑤反対側も同じ手順でポールを自立させるとタープの稜線が張れます。両方から軽くテンションを掛けなおし、遊びを残した状態で、ポールの上が外に向くように調節するときれいな張り上がりになります。

メインポール2本が自立したところです。

⑥タープの翼の角にロープをもやい結びなどで結びつけます。他の結び方でも構いませんが、引っ張ったときに抜けにくい結び方にして下さい。ロープは3mと2mの2種類あり、説明書通り全体のバランスが美しくなるように、ロゴのある角に2m、反対側の角に3mを付けてみましたが、こうでないとダメということはなく私は普段も結構適当です。

自在付きロープです。3m(上)2m(下)が2本ずつ付属します。

翼の部分にロープを結びつけます。

⑦結びつけたら、稜線の真ん中から一直線になるようにロープを引き、サブペグ(ソリッドステーク30)で仮打ちして引っ掛けます。このペグもロープと90°の角度になるように打つのがベストです。4つの角全てにペグを仮打ちしたら、8割程度の力でロープにテンションをかけて行き、最後にメインの両端のテンションをかけます。その後、再度すべてのロープのテンションをかけ、ペグを地面まで打ち込めば完成です。

ペグを最後まで打ち込んでおらず、シワも残っていますが、とりあえず完成です。

撤収のときは、基本的に設営の逆でいいのですが、ソリッドステークはかなりしっかり地面に刺さるので、普通に引っ張ってもまず抜けません。ハンマーの先をソリッドステークの穴に引っ掛け、ペグを軸にして左右に回転させるようにハンマーを回していると周りの土が緩んで抜けるようになります。

この状態でペグが軸に回るように動かすと抜けやすいです。

HDタープ“シールド”・ヘキサMのサイズ感

HDタープ“シールド”・ヘキサMの対応人数ですが、テントは寝るスペースがあるためある程度厳密に考慮しないといけませんが、タープのサイズは目安程度でいいと思います。スタイルにもよりますが、ずっとタープの下で過ごすとも限りませんし、実際に私の場合は基本的に寝る直前まで焚き火をしているので、大人しくタープの下で過ごしたことがほとんどありません…。

ヘキサMでは、テーブルを利用する想定でおよそ2m×2mの正方形がタープの下に入ります。角の部分を含めればもう少しタープの下に入りますので、露よけのスペースとしてならもう少し広くなります。

横から見た場合です。この並べ方だと十分にタープの真下に入ります。

縦から見た場合です。テーブルが少し小さい(横幅約90cm)のでテーブルも2つ並べられそうです。

ヘキサMの張り方の工夫で快適さもアップ

張り方でも記しましたが、ポールやロープの長さの組み合わせを変えるとまた違った張り上がりになります。特に雨天や強風、日差しがキツい真夏のキャンプなど、シチュエーションに合った張り方のアレンジが可能です。

一例として、張り上がりを元に少しアレンジをしてみましょう。先程の縦から見た場合の写真でもわかるように、太陽のある側の人は直射日光が当たってしまっています。

そこで角につけるロープを入れ替えてみました。ロゴのある方に3m、ない方に2mをつけて、太陽のある側を低くし、ペグを打直しました。すると、完成形の写真と比べると両翼が平坦になり、天井が広くなったように感じました。またタープ下で影になる部分が若干ですが増えました、しかし、まだ太陽の側の椅子には陽が当たりそうです。

ロープを入れ替えた状態です。

次に太陽のある側のポールを1本抜きました。ペグは打直さず、テンションは自在で調節しました。太陽のある側の天井が低くなってしまいましたが、日陰の部分はかなり増えています。

太陽のある側のポールを1本抜き、テーブルと椅子を戻しました。

最初の場合と比べると太陽の側にいる人にも直射日光が当たらなくなりました。
陽が高くなれば抜いたポールをまた挿し込めば元に戻ります。元に戻す際は誰かにポールを支えてもらってから(少し力が要ります)、自在を緩めてポール挿し込んでもう一度自立させ、ロープでテンションを掛け直します。

これはほんの一例ですが、例えば夏のデイキャンプなら南北方向に張って、さらに南側をポール2本にして影の面積を広くするなどの張り方もできますね。

スノーピークHDタープ“シールド”・ヘキサMの良い点、気になる点

ヘキサMの良い点

スノーピーク製品全般に言えることですが、製品のクオリティが非常に高いです。タープ本体も生地や縫製がしっかりしているのはもちろん、テンションがかかる頂点には補強がしっかりなされています。

PROセットでは、アルミポール、ソリッドステーク、ペグハンマーPRO.Cという最強装備が一気に手に入れられるのも嬉しいポイントです。ペグハンマーPRO.Cは適度な重さでペグを打ち込んでくれるだけでなく、ヘッド部に銅が使われているため、打撃の振動を吸収してくれて何とも優しい打ち心地になります。もちろん見た目も美しいのですが、使いこなれてくるとヘッドが少しずつ歪んできて、それがまた哀愁を誘って何とも愛おしい気持ちになります。

ヘキサMの気になる点

良い点の裏返しになりますが、お求めやすい値段ではないと思います。重量も同様に、単体では3.1kgですが、PROセットでは9.5kgにもなります。また収納サイズも横幅は80cmと決してコンパクトではありません。私はバイクでもキャンプツーリングをしますが、大きさと重さからバイクの時は基本的に持っていきません。逆に車の場合は必ず持っていきます。ですが、その値段、その重さ・大きさでないと実現できないクオリティであると考えれば納得できる範囲かな、と思います。

収納状態です。比較は先の写真で使用した椅子を収納したものです。重さは、、、重いです。

スノーピークのHDタープ“シールド”・ヘキサMをレビューのまとめ

キャンプギアはどれも値段も性能もピンキリで、選ぶのに苦労するかも知れません。ですが、HDタープは、価格は高いですがその分十分な性能を持っています。とりあえず1回キャンプをしてみようとタープを買おうとする方にはちょっとおすすめしにくいですが、これからもキャンプは止められないと思われる方には絶対におすすめのタープです。最初の値段は高くても回数を重ねれば、安い買い物になること請け合いです。

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学生時代にバイクのキャンプツーリングにはまり、全国各地を周りました。それから20年経った今も、車やバイクで、ソロでもツインでもグループでもキャンプを楽しんでいます。アウトドアで食べるご飯とお酒、そして焚き火が大好き。
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