アウトドアで折りたたみナイフと言えば「オピネル」が有名ですが、折りたたみパン切りナイフ「FDブレッドナイフ」がユニフレームから販売中なのをご存知でしょうか?
「アウトドアにパン切りナイフ?」という人もいれば、「持ち運びできるパン切りナイフ待っていました!」という人もいるでしょう。
アウトドアで使えるパン切りナイフが発売された背景には、最近のホットサンドメーカーブームがあるように思えます。また、ダッチオーブンでパン作りに挑戦している人も多いので、アウトドアにおいて「パン」そのものが主役であることが多くなってきたのではないでしょうか?
それでは、折りたたみパン切りナイフ「FDブレッドナイフ」のレビューを書かせて頂きたいと思います。
アウトドアにパン切りナイフは必要?
アウトドア用荷物を最小限にしたいのであればパンしか切れない「FDブレッドナイフ」は不必要なものでしょう。ただ、遊び心あふれるキャンプやピクニックをしたいなら一緒に持って行ってほしいアイテムです。
ホットサンドを作ったりダッチオーブンでパンを焼いたりと、最近はアウトドアでパン料理を楽しむ人が多いように見えます。
ということは、普通のナイフでパンを押し切るとつぶれてしまって残念だと思っている人も多いのではないでしょうか?それを解消してくれるのがパン切りナイフです。
ホットサンド、手作りパン、サンドイッチ、フランスパン、食パンなど何でもサクサク切れてしまいます。一度パン切りナイフの切れ味を知ってしまったら元には戻れません。「FDブレッドナイフ」はアウトドアに「必要」じゃないかもしれませんが、「必要に応じて」持って行くと楽しくなること間違いなしのアイテムです。
ユニフレームのパン切りナイフ「FDブレッドナイフ」
ユニフレームから2020年6月に発売された折りたたみ式のパン切りナイフです。折りたためるパン切りナイフは一般的にも見かけません。コンパクトになるのでアウトドアにも気軽に持って行くことができ、家でも簡単に収納できるので大変便利なアイテムです。
全長 | 42cm |
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刃渡り | 19cm |
大きい波刃部分 | 7cm |
小さい波刃部分 | 12cm |
重量 | 92g |
収納時長さ | 13cm |
刃はステンレス製で錆びにくく、お手入れが簡単。波刃の大きさが2種類に分かれているのが特徴で、固さの違うパンをしっかり切ることが可能です。
先端は大きい波刃でフランスパンなど固いパンを切るのに適しています。
柄に近い部分は小さい波刃で食パンなど柔らかいパンを切るのに適しています。
パン切りナイフ「FDブレッドナイフ」の使い方
基本的に柄から刃を出し、まっすぐに伸ばすだけです。刃はゆっくり動くので安全に取り出すことができます。
刃が90度くらいの角度まで来るとストッパーによって止まります。
少し力を入れるとストッパーが外れるので、角度が180度になるまできちんと伸ばします。
収納する時も同じように90度の角度でいったん止まり、最初から最後までゆっくりとなめらかに動くので扱い方は至ってシンプルで安全です。
パン切りナイフ「FDブレッドナイフ」の良い点
コンパクトになる
折りたたみ式なので持ち運びに大変便利です。収納時の長さが約13cmなので普通の包丁と比べても小さく、アウトドアに持って行ってもまったく邪魔になりません。
軽い
重さが約92gと大変軽いので、アウトドアに持って行く荷物の重量を左右することはありません。誰でも簡単に取り扱うことができます。
固さの違うパンもしっかり切れる
波歯が大小2種類あるおかげで、固いフランスパンでも柔らかい食パンでも何でも切れます。どんなパン料理にも対応できるので、いろいろなキャンプ飯にチャレンジしたくなるでしょう。
収納に優れている
折りたたんでコンパクトにできるので、どこにでも収納することができます。刃がすでに畳まれていることから包丁ケースなども必要なく、そのまま他のキッチン用具と一緒に置いておくことが可能です。
パン切りナイフ「FDブレッドナイフ」の残念な点
見た目が安っぽい
「FDブレッドナイフ」は軽くて良い反面、プラスチックの柄が安っぽく見えます。光の具合によっても見え方が変わるので、購入を検討される際には下の画像を参考にしてみてください。
上は、弱い室内光に当てたときの色合い。下は、強い日の光に当てた色合いです。大きな違いを感じるかと思いますが、実際の色はアマゾンなどで表示されているような濃いカーキ色と捉えていいでしょう。
隙間に水が入りやすい
洗い物をするとき気を付けないと刃を収納する柄の隙間に水が入ることがあります。それでも、そのままにしておけばすぐに乾くプラスチック製なのでお手入れは簡単です。
パン切りナイフ対決!ダイソー「パンスライサー」と比較してみた
ダイソーの「パンスライサー」と「FDブレッドナイフ」を比較してみます。
ダイソー「パンスライサー」の100円という値段は大変魅力的です。気軽に手を出せる商品ではありますが、大きな問題が2つあると考えられます。
まず、なんと言っても持ち運ぶことが大変。パン切りナイフの長さに合わせた包丁カバーはなくDIYなどする必要が出てくるため、手間と費用がそれなりにかかってしまうかもしれません。
また、ダイソー「パンスライサー」のは波刃が大きいため、大小の波刃によって固さの違うパンを繊細に切ることができる「FDブレッドナイフ」に比べると切れ味が劣ってしまうでしょう。
ダイソーの「パンスライサー」は安くて良いのですが、キャンプなどに持って行くとなると信頼のアウトドアメーカーであるユニフレームが作った「FDブレッドナイフ」の方が安心で効果が高いのではないかと思います。
パン切りナイフ「FDブレッドナイフ」のまとめ
私はパン切りナイフがずっと欲しいと思っていたのですが、「それほど使わないのに場所を取る」点がデメリットで購入を諦めていました。
ユニフレームの折りたたみパン切りナイフ「FDブレッドナイフ」が発売されたのを知ってすぐに私が買ったのは言うまでもありません。
切れ味抜群なので、買って以来いろいろなサンドイッチを作って、切って切って切りまくっています。それほど、パンを食べるのが楽しくなるアイテムです。
パンを押し切るときにちょっとでも残念な思いをしている方は、折りたたみパン切りナイフのユニフレーム「FDブレッドナイフ」をぜひご検討ください。