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モーラナイフ入門!種類の選び方からバトニングにおすすめも紹介!簡単な研ぎ方も解説!

モーラナイフはキャンプ好きの方であれば1度は聞いたことがあるであろう、絶大な人気を誇っているナイフです。実際に使ってみると、「なるほど人気があるわけだ。」と納得できる魅力がたくさん詰まっています。

今回は、初めてモーラナイフを買おうとしている方からベテランの方まで、特におすすめしたいモーラナイフをご紹介します。

さらに、初心者の方でもわかりやすいようにモーラナイフの魅力と種類の選び方や簡単な研ぎ方を記載していますので、ぜひご覧になった上で自分にとって最適な1本を見つけてください。

モーラナイフはなぜこんなに人気があるのか?

キャンプに関する雑誌やYouTubeのキャンプ動画では、モーラナイフが登場することが本当に多いです。なぜそれほど多くのメディアで取り上げられるほど注目されているのでしょうか? ここではモーラナイフが持っているたくさんの魅力の中でも、特に輝いている特徴をご紹介します。

モーラナイフは初心者でも買いやすい価格

モーラナイフの良いところは、まずなんと言っても価格が安いことです。安いもので2,000円から、最上位のモデルでも実勢価格が13,000円ほどとなっています。安かろう悪かろうではもちろんダメ、良いナイフでも高価であればなかなか買えない。

そのような、こだわりたいけど出費は抑えたいという多くの方にとって、モーラナイフはベストな選択と言えます。モーラナイフは安くて高性能な、コストパフォーマンス最強のナイフなのです!

モーラナイフは刃厚があるのでバドニングも安心

モーラナイフはどのモデルも総じてブレード(刃)が厚く作られています。この厚みのおかげで木で道具を作成するブッシュクラフトや、ナイフの背を叩いて薪を割るバトニングするなどハードな使い方にも耐えてくれます。

モーラナイフは火起しできる種類も

モーラナイフは種類にもよりますが、ナイフの背でファイヤースターターをこすって着火することができる種類のナイフもあります。

モーラナイフはフェザースティックも簡単に!

モーラナイフは頑丈なだけでなく、切れ味にも大変優れているので、焚き火の着火に必要なフェザースティック作成できます。

新品の状態であっても産毛が剃れるほどの切れ味を持っている上、研ぐのが簡単なので初心者であっても最高の切れ味を維持することができます。まさに切れ味も耐久性も一級品と言えるナイフです。

手によくなじむ握りやすいハンドル

モーラナイフのハンドル(柄)はほとんどのモデルがラバーでできています。ラバー特有のグリップ力、緩やかなカーブ、適度な太さの3つの特徴を持っているハンドルが、誰の手にもジャストフィットするように作られています。

ハンドルが握りやすいと力が要る作業も細かい作業もしやすく、さらに安全性においても大きなメリットになるので非常に重要なことなのです。実際にモーラナイフのハンドルを握ってみると、まるで自分の手の一部になったかのような握り心地を実感できます。

種類も豊富で飽きることのないデザイン

実用性重視の道具であっても、やっぱり見た目も大事です。見た目が良いと使う楽しさが一段と増し、キャンプから帰った後に家で研ぐのも楽しくなります。ですので、使う目的やナイフ自体の性能より見た目を重視した種類を選ぶというのもまた、正しい選び方と言えます。

モーラナイフはスウェーデンにて伝統的に作られているナイフで、日本とは違った北欧テイストあふれるデザインが魅力的です。シンプルでありながらお洒落でハイセンスな見た目が、多くの愛用者を飽きさせない理由のひとつとなっているのです。

モーラナイフの種類の選び方

モーラナイフにはたくさんの種類があるので、どれが自分に合っているのか迷ってしまう方も多いと思います。そこで、自分に最適なモーラナイフをイメージしやすくするため、モーラナイフを選ぶ際に考慮すべきポイントをご紹介します。

モーラナイフのステンレスとカーボンの違いは?

モーラナイフのブレードの素材には、主にステンレスかカーボンのどちらかが使用されています。ステンレスのメリットは錆びにくいことと刃こぼれがしにくいこと、カーボンのメリットは切れ味に優れていることと研ぎやすいことです。

一方でデメリットもあります。ステンレスのデメリットは上手に研ぐのに慣れが必要なことで、カーボンのデメリットは水濡れや汚れをそのままにしていると錆びてしまうことです。手入れに気を使わなくても良いナイフが欲しい方はステンレスを、とにかく切れ味にこだわりたい方はカーボンを選ぶと良いでしょう。

バトニングに使うならブレードが厚いものを選ぼう

モーラナイフをフェザースティックやバトニングなど、ナイフに大きな負荷がかかるブッシュクラフトで使いたい方はブレードが厚い種類のものを選びましょう。

モーラナイフのブレードの厚さは2.5mmが一般的で、それでも十分な耐久性を持っていますが、ブレードの厚さが3mmを超えるモデルを選ぶとより安心して使用することができます。

モーラナイフのガーバーグはフルタング構造

モーラナイフには「フルタング」という構造になっている種類のものがあり、バトニングで使用するナイフにはそちらを強くおすすめします。

ナイフの構造の中で最も耐久性に優れている造りで、モーラナイフの「ガーバーグ」というモデルがそのフルタング構造に当てはまります。ガーバーグに関しては、後ほど詳しくご紹介します。

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付属するシース(鞘)も使いやすさに影響する

モーラナイフに付属するシースには種類により、樹脂製のものと革製のものがあります。樹脂製のシースは汚れに強く実用的で、革製のシースは高級感があります。

また樹脂製のシースにはいくつかの形があり、可能な限りシンプルにしたもの、ファイヤースターターが付いているもの、様々な場所に取り付けられるものなどがあります。

ナイフ本体ほどには重要視されない部分ですが、シースの種類によっても使い勝手に違いが生まれるので考慮すべきポイントとなります。

モーライフ人気のコンパニオンとヘビーデューティーその違いは?

モーラナイフの中でも特に初心者に人気のコンパニオン、ヘビーデューティー(ステンレス)の違いを簡単にご紹介します。

重さの違い

  • コンパニオン   :84g
  • ヘビーデューティー:105g

約20gの違いがあります。

長さの違い

  • コンパニオン   :10.4cm
  • ヘビーデューティー:10.4cm

刃の長さは一緒です。

刃厚の違い

  • コンパニオン   :2.5mm
  • ヘビーデューティー:3.2mm

0.7mmの違いがあります。

使い方の違い

コンパニオンは軽く刃厚が2.5mmと薄めなのでフェザースティックが作りやすいですが、バトニングには多少不安があります。

ヘビーデューティーは慣れればフェザースティックも作りやすく、針葉樹のバトニングも安心してできます。しかし固い広葉樹では不安があり、フルタングのモーラナイフがおすすめです。

コンパニオン、ヘビーデューティーの違いを詳しく検証した記事はこちら

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モーラナイフのおすすめ4選【バトニングに最適な種類】

それではここから、モーラナイフの中でも特におすすめなナイフをご紹介します。まずはバトニングに最適な、耐久性に優れている種類のモーラナイフをご覧ください。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Bushcraft

<商品スペック>

  • サイズ:23.2cm
  • ブレード長さ:10.9cm
  • 刃厚:3.2mm
  • 重量:123g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:ラバー

名前の通り、ブッシュクラフトでの使用に最適化された種類のモーラナイフです。バトニングをするのにも十分な耐久性を持つ厚さ3.2mmのブレード、人差し指が当たる部分にくぼみを作ることでグリップ感を向上させたハンドルにより、ハードな使い方から細かい作業まで意のままに行うことができます。

汚れに強いプラスチックのシースにはファイヤースターターとダイヤモンドシャープナーが付いており、薪割りからフェザースティック作り、そして火起こしまでを1本で完結できるという優れた機能性がこのモーラナイフの強みです。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Garberg Leather sheath

<商品スペック>

  • サイズ:22.9cm
  • ブレード長さ:10.9cm
  • 刃厚:3.2mm
  • 重量:170g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:ポリアミド

ガーバーグはモーラナイフの中で最上位となる種類です。ブレードがフルタング構造となっており、数あるモーラナイフの中で最も耐久性に優れており、硬い広葉樹でも安心してバトニングをすることができます。普通のナイフだと根本から折れてしまうような使い方をしても、このガーバーグなら平気で耐えてくれることでしょう。

シースは高級感がある革製で、ズボンのベルトに提げている姿がとてもスタイリッシュです。モーラナイフの中では高価な種類のナイフですが、むしろモーラナイフだからこれほど優れたナイフがこの値段で手に入るとも言えます。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Companion Heavy Duty

<商品スペック>

  • サイズ:22.4cm
  • ブレード長さ:10.4cm
  • 刃厚:3.2mm
  • 重量:101g
  • ブレード:カーボン
  • ハンドル:ラバー

モーラナイフの中でもポピュラーな種類のコンパニオンのヘビーデューティーモデルです。普通のコンパニオンのブレードが厚さ2.5mmであるのに対して、こちらは厚さ3.2mmとなっています。厚みがある上に切れ味に優れるカーボンのブレードが、太めの木(針葉樹)も難なくバトニングすることができます。

カーボンのブレードは切れ味に優れている反面、錆びさせないようにお手入れをする必要があるので、初心者の方がナイフのメンテナンスを覚えるための最初の1本として選ぶのも良いでしょう。コストパフォーマンスに優れているモーラナイフの中でも、特にリーズナブルで買いやすいところが魅力です。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Kansbol Multi-Mount

<商品スペック>

  • サイズ:22.6cm
  • ブレード長さ:10.9cm
  • 刃厚:2.5mm
  • 重量:100g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:TPEラバー、ポリプロピレン

刃厚は2.5mmとモーラナイフでは一般的な厚さですが、これもブッシュクラフトにとても向いているナイフです。ブレードの根本から真ん中あたりまでは刃が厚く、そこから先端にかけて薄く作られています。これは力の要る作業と繊細な作業の両方に、このナイフ1本で対応できるようにした形状なのです。

そのためバトニングだけでなく、スプーンやフォークなどの小さな道具を木で作製したい方におすすめのナイフです。付属のマルチマウントシースはズボンのベルトはもちろん、リュックのストラップなど様々な場所に取り付けることができるシースであり、ナイフ・シースともにあらゆる場面に対応する万能さが魅力です。

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モーラナイフのおすすめ4選【オールラウンドな種類】

次はオールラウンドで活躍する種類のモーラナイフをご紹介します。ブッシュクラフトはもちろん、料理など様々なことに使いやすいナイフを厳選しました。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Companion Spark

<商品スペック>

  • サイズ:23.8cm
  • ブレード長さ:10.4cm
  • 刃厚:2.5mm
  • 重量:92g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:ラバー

モーラナイフのベストセラーであるコンパニオンにファイヤースターターが付いた、2019年の新しいモデルです。コンパニオンが気になっているけど他人とは違うものが欲しいという方にもおすすめです。

料理にも使いやすい厚さ2.5mmのブレードと100gを切る軽さ、そこにファイヤースターターが備わったことでさらに使い方の幅が広がっています。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Classic Original 125【125周年記念モデル】

<商品スペック>

  • サイズ:18.4cm
  • ブレード長さ:8.4cm
  • 刃厚:2.5mm
  • 重量:52g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:ラバー

ラバー素材のハンドルが特徴的な、クラシックシリーズの125周年記念モデルです。使い込むほどに味わいが増していく姿に、どんどん愛着が強くなるようなナイフです。他のモデルとは違った温もりのあるデザインがとても魅力的です。

ブレードに刻まれた125の数字と独特な模様があしらわれたレザーシースから、これが特別なナイフであることが感じられます。長年のエージングにより、どう育っていくのかが非常に楽しみになるナイフです。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Allround 731

モーラ・ナイフ Mora knife Allround 731
モーラナイフ(Morakniv)

<商品スペック>

  • サイズ:27.5cm
  • ブレード長さ:14.8cm
  • 刃厚:2.5mm
  • 重量:120g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:ラバー

モーラナイフの中でも特にブレードが長く作られている種類のモデルです。モーラナイフに多い長さ10cmほどのブレードは、料理の際に食材によっては何度も刃を入れないと切れないということが多々あります。

その点においてこのナイフは15cmほどもあるブレードが有利に働き、料理のしやすさが格段にアップします。他のモデルと比べて携帯性では少々不利ですが、それを補って余りある汎用性の高さが特徴です。

モーラ・ナイフ(Morakniv)Eldris Standard

<商品スペック>

  • サイズ:14.3cm
  • ブレード長さ:5.9cm
  • 刃厚:2.0mm
  • 重量:80g
  • ブレード:ステンレス
  • ハンドル:TPEラバー、ポリプロピレン

エルドリスはブレードがとても短く、ユニークなデザインが特徴のモーラナイフです。可愛らしい見た目をしていますが実はかなりの実力派で、真ん中から形状を変えているブレード、握りやすいハンドル、そして持ち前の優れた携帯性により使用する機会がとても多くなります。

エルドリス専用の「ネックナイフキット」

エルドリスは首から提げて携帯することも考慮されており、エルドリス専用の「ネックナイフキット」を購入するか、もしくはヒモでストラップを自作することでさらに使いやすくなります。モーラナイフの中でも代わりがいない唯一無二の存在なので、すでに他のモーラナイフを持っている方にもおすすめのナイフです。

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モーラナイフの研ぎ方を解説!

モーラナイフは手入れして使い続けるアイテムなので、ナイフは使えば使うほど切れ味は落ちてきます。
しかし研げば再びシャープな切れ味に戻ります。モーラナイフを研ぐ時に、初心者でも簡単に砥げる便利なグッズと研ぎ方を紹介します。

初心者も安心!モーラナイフを簡単に研ぐアイテム

ナイフや包丁を研いだことない初心者の方におすすめなのが、携帯にも便利なシャープナーブレードメディック。シャープナーブレードメディックは手のひらサイズですので、ナイフと一緒にアウトドアへ持っていくのに便利で研ぐのも簡単!

V字のシャープナーが2つ波刃対応セラミックシャープナーとダイヤモンドのロッドが付いています。簡単な使い方もでき、V字シャープナーに4~5回ほど刃をスライドさせるだけで初心者でも簡単にモーラナイフを研ぐことができます。

砥石の選び方

しっかり研ぎたい時はやはり砥石が必要です。

砥石には「#1000」などの表示があります。これは目の細かさをあらわしていて数字が大きい方が目が細かくきれいに仕上がります。#1000と#3000~#4000くらいの砥石が一つに合わさって両面使えるものがおすすめです。はじめに#1000の面で刃こぼれや傷を落として、#3000~#4000の面で仕上げます。

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モーラナイフを砥石で研ぐ時のポイント

モーラナイフを砥石で研ぐときのポイントを解説します。

①砥石で研ぐ前に、10分ほど砥石を水につけておき、砥石に水をしみ込ませます。

②まず、#1000くらいの砥石で研ぎます。
刃の部分を砥石に対して15度程度の角度で当ててスライドさせます。
力を入れすぎず角度を変えずに研ぐことがポイントです。

とぎ汁はそのままにして水が無くなったら少し足します。
砥石の縦幅いっぱいにスライドさせると効率よく研ぐことができます。

③次に#3000~#4000の砥石で同じ様に研いで仕上げます。

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モーラナイフの研ぎ方の参考動画

モーラナイフの種類の選び方やおすすめのまとめ

モーラナイフはそれぞれのモデルに違った良いところがあり、そしてどれもキャンプに適した造りをしているので何本も集めてみるのも楽しいメーカーです。初心者からベテランまで多くの人から愛されているのもうなずけます。

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